無為転変のサブカルアカデミア   作:静かなるモアイ

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もうやめて!!相澤先生の胃は限界よ!!


個性把握テスト サブカル伝説の始まり

「ふー…えー、俺が君達の担任を勤める相澤消太だ。いきなりだが、1年A組には入学式を欠席してもらい、代わりに個性を用いてスポーツテストを行って貰う。安心しろ、親御さんには俺達から事前に伝えている」

 

胴上げから解放された相澤先生。普段からドライアイ気味で何処か疲れた目をしているが、先程の胴上げのお陰か開幕早々疲れてしまった先生は溜め息を吐きながら教えてくれた。

ヒーローに成るためには妥協は許さない。相澤先生は雄英高等学校の学生だった頃、インターンで親友を亡くした。その為に、自分が受け持つ学生には厳しく指導する。かつての自分のように力及ばず、大切な誰かが目の前に居たのにも関わらず救えずに後悔しないようにだ。

 

「入学式はないの!?」

 

「ガイダンスは!?校内案内は!?」

 

当然ながら相澤先生の方針上、入学式に割く時間は勿体ない。その為か1年A組には入学式は存在しない。だが、相澤先生も鬼ではない…事前に親御さんには伝えており、A組に在籍する子供達の親御さんはやって来ていない筈なのだ。

 

「何処だ!!焦凍!!なんで天子くんも出久も居ないのだ!?くっそう!!3人とも電話に出ないぞ!!燈矢も電話に出ない!?いっそのこと、職員室に乗り込むか!?オールマイトか燈矢…どっちか居るだろ!!」

 

なにやら体育館からスーツ姿のNo.2ヒーロー エンデヴァーがスマホを持ちながら出てきたが、気にしては行けない。因みにエンデヴァーの娘さんと嫁さんは事前にA組の入学式が無いことを知っており、自宅や職場に居る。

 

「残念だが、そのような時間はない。時間は有限で限られている。これも君達が立派なヒーローに成るためだ。

机のフックに体操服が入った袋がある。直ぐに着替えて運動場に集合だ。良いな?」

 

こうしてA組は入学式を欠席し、個性を用いたスポーツテストを行うことに成ったのである。

 

「親父!?1年A組は入学式は無いぞ!?母さんから聞いてないのか!?」

「燈矢!?入学式が無いとはどう言うことだ!?……どうりで扉間もインコさんも居ないではないか!!」

 

高級一眼レフを構えたエンデヴァーは雄英高等学校の教員であるプロヒーローの長男に説得されて、無事に帰っていった。

 

 

 

運動場。大学の陸上トラック以上の大きさを誇る運動場にやって来た1年A組の生徒達と相澤先生。

 

「さてと、全員揃ったな。ヒーローは有事の際は速やかに現場に到着しなければならない。そろそろか…」

 

相澤先生が腕時計を確認しながらそう告げると、相澤先生の隣に青い炎が一瞬燃えて1人の若い男性が降り立った。

 

「相澤先生。お待たせしました、少々保護者の対応をしてまして」

「燈矢兄!?」

「燈矢さん!?」

「おっ!!燈矢のあんちゃん!!此処で教師をしてたんだね!!」

 

その人物は白い髪をしたイケメンだった。プロヒーローという事も有ってか、スーツ姿ではなく青色のコスチュームを纏ったプロヒーロー兼雄英高等学校の教員でもある。

彼は轟燈矢。エンデヴァーの長男であり、個性はエンデヴァーの炎さえも上回る青い炎を操る蒼炎であり、蒼炎の作用で自分自身が燃えないように天子からトリトリの実モデル フェニックスを与えられた悪魔の実の能力者でもある。なお、泳げる。

 

「授業中は轟先生だ。俺は轟燈矢、トウヤという名前でヒーロー活動も行っている。君達の副担任をすることになった。

あと、俺は轟の兄であり、緑谷と千手とも家族ぐるみで2人が小さい頃から知ってるが…授業や成績に関しては依怙贔屓は一切しない。以後、宜しくね」

 

なお、燈矢こと轟先生は普段、焦凍と出久…そして恩人である天子の事は下の名前で呼んでいるが授業中に関しては公私混同を割けるために名字で呼ぶようだ。

 

「今から行うスポーツテストは君達が個性をどの程度、現時点で使えるのかを見る物だ。応用、個性の強さは勿論だが…個性は使い方を間違えれば人を殺してしまう事もある。

実際に俺の個性も人を簡単に殺すことが出来るし、それは君達の中にも居るだろう。だからこそ、スポーツテストとは言え、真面目にやるように。俺からは以上だ」

「それじゃあ、時間が勿体ない。先ずはソフトボール投げから行くか。今年の主席は千手だったな、千手、やってみろ」

 

先生2人がそう告げて、主席入学を果たした天子が手を上げながら前に出てきた。

 

「うぺい」

「返事はハイだ」

「「「「えぇぇぇーーー!!主席!?」」」」

 

そして出久と焦凍以外の生徒、天子が主席だった事を知るのだった。

 

「騒ぐな…事実だ。千手、ソフトボール投げの記録はなんだ?中学の頃、スポーツテストで個性を使わずにやっただろ?」

「500メートルでーす!!校舎の壁をぶち抜いてそれ以上は分かりませんでした!!」

 

中学や小学の頃は国の方針で個性を使わずにスポーツテストを行うことがある。その際に天子はソフトボール投げで校舎の壁を破壊した事があるのだ……まあ、パラポネラの筋力で投擲したのだから仕方ないだろう。

因みに出久は個性を使わずに200メートルほど投げられる。

 

「個性は…いや、お前の個性の都合上…普段から馬鹿げた力だったな。まあ、やってみろ…何でも使って良いぞ」

 

相澤先生はこの言葉を軽く後悔することとなるのだった。るんるん気分でソフトボールを握り、円の中に入るのだった。

 

「焦凍、出久くん。皆を天子くんの前に絶対に出すなよ…死人が出る」

「燈矢兄、公私混同してるよ……いや、そうだな。出久!!」

「勿論だよ!!皆、天子くんの後ろに下がって!!早く!!死人が出ちゃう!!」

 

そして天子のハチャメチャぐわいを知る3人は…他の人々が死なないように避難誘導を開始した。3人は知っている、絶対に大変な事に成ってしまうことを…

 

天子はソフトボールを思いっきり振りかぶり…渾身の力で投げた。

 

「上ロースゥゥゥゥゥ!!」

「「「上ロース!?」」」

 

パラポネラの筋力+チャクラブースト+呪力ブースト+ゴロゴロの実によるエンチャントで投げられたソフトボールは斜め上に綺麗な角度をつけながら遥か彼方に向かって飛んでいく。だが、千手天子という頭の可笑しい天使のような男の娘は此処では終わらない。

 

「スサノオであーる!!」

 

万華鏡写輪眼を発動し、上半身だけのスサノオを発動させる。スサノオは完成体では全員共通で烏天狗と成るのだが、通常のスサノオでは万人異なる形をしている。

天子のスサノオは龍の鎧を纏った龍騎士であり、左手には1本の聖剣が握られている。

 

スサノオは聖剣を両手で振り上げると、聖剣から莫大な光が解き放たれる。そう、その聖剣の名前は…

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!」

 

エクスカリバーである。エクスカリバーから解き放たれた光の斬撃は爆光としてのビームとして放たれ、遥か遠方で勢いを失いつつあったソフトボールを背後から突き出して更に飛距離を伸ばす。そして遥か彼方を越えた先で…爆発と共にソフトボールは塵に変わった。

 

「「「「えっ?」」」」

「……マジかよ……これ、個性じゃないじゃん」

 

イレイザーヘッド。見た者の個性を一時的に使用不可にする個性 消失を持つ。但し、常時発動の異形型には使えない。故に天子が個性を使ってないことを理解したのだ。

 

「出久…燈矢兄…天子のやつ、まだ本気じゃないな」

「地形変えて良いなら、真数千手+スサノオでエクスカリバー×1000使ってるからな」

「スサノオだけで良かった…地図が変わらなくて」

 

プロヒーロー 燈矢、そして轟少年と緑谷少年の言葉から天子はまだ全力ではないようだ。

 

「えー、次、緑谷」

「はい!!」

 

そして出久は6000メートルを越える遠投を披露した。

 

 

握力測定。

 

「生八つ橋!!」

「ふん!!」

 

「先生!!緑谷くんと千手くんが握力計を握り潰しました!!」

「予備は幾つもある」

 

出久と天子、測定不能。

 

立ち幅跳び。

 

「飛べばよかろうなのだぁぁぁあ!!ジュワッチ!!」

 

天子、個性を使ってウルトラマンに変身して遥か彼方に飛んでいく。

 

「敷地外に出るな!!くそ、俺の個性では変身は解けないのか!!」

 

天子の記録無限。

 

反復横飛び。

 

「飛雷神連続ワープ!!」

 

天子は反復横飛びで連続的に飛雷神を用いて、えげつない記録を産み出した。

 

「…忍術じゃなくて個性使ってくれよ…」

 

相澤先生、口から血を流す。

 

 

50メートル走。

 

「電撃の速度で動けるぜ?」

 

天子、ゴロゴロの実の力を使い、雷撃の速度で移動する。

 

「俺の完全上位互換じゃないか…」

 

なお、その際に上鳴電気というクラスメートが唖然としてしまった。

 

 

長座体前屈。

 

「身体伸びるんだよね」

 

記録800メートル。やっと個性をマトモにつかった為か、相澤先生は胸を撫でた。

 

 

1500メートル。

 

「ザ・ワールド!!ハハハハ!!ウリィィィ!!時を停めれば断トツで一位なのだ!!」

 

時を停める、時を動き出すを繰り返し、徒歩で1位!!

 

天子は総合1位でスポーツテスト王に輝いたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「オールマイト。こんな感じです」」

「うぅぅん!!私、明日大丈夫?」

 

そして明日はオールマイトの授業!!頑張れオールマイト!!教師としての初仕事が君を待っている!!

 

「オールマイト。緑谷も凄いですよ。どうやって鍛えたんですか?」

「相澤くん…緑谷少年は実質扉間がね…」

 

1組の未来は明るいだろう。




次回!!オールマイトの初授業…

「緑谷少年と轟少年、あと千手少年は戦わせないようにしよう!!学校が壊れる!!」

番外編書くとしたら?

  • 扉間&オールマイトの過去
  • チームアッセンブル 変態
  • チームアッセンブル ハジケ
  • チームアッセンブル 糖分
  • チームアッセンブル エロ仙人
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