無為転変のサブカルアカデミア   作:静かなるモアイ

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天子くんちゃん。鼻血を吹き出す。


戦闘訓練 前座

「天子くん!!天子くん!!しっかりするんだ!!」

「全く…こう言う時、眼が良すぎるのはデメリットになるな。八百万、服を作ってくれ」

「分かりましたわ!!」

「私……千手くんから見たらドスケベだったんだ……お嫁にいけない!!」

 

屋内演習場。そこは生徒達が受験生だった時に実技試験を受けた屋内に再現された町並みの演習場なのだが、授業で使う事も多くあり、ヒーロー科はヒーローとしての訓練も授業で行われるためか利用する機会が多い。

勿論、それは1年A組も当然ながら利用し、実技演習や戦闘の訓練は原則的に入学内定後に提出したコスチューム案を元に製作されたコスチュームを纏って授業を行うのだ。

 

だが、それがある意味喜劇であり…天子にとっては眼福な悲劇を産み出してしまったのだ。

緑色を基調としたコスチューム(原作2代目)を纏った出久、兄と良く似た青色のコスチューム(原作2代目)を纏った焦凍が鼻血を吹き出して倒れた天子を介抱していた。

 

「千手!!羨ましいぜ!!オイラの瞳もお前と同じくらいに改造してくれよぉぉおお!!」

「千手ちゃんは事故だから仕方ないけど、峰田ちゃんはダメね」

「「「同感!!」」」

 

そして天子の眼が羨ましいと感じた峰田は血涙を流していた。

 

 

 

時は遡ること15分前に遡ること。

 

「私が普通にドアから来た!!」

「全員、席に着いてくれ。授業が始まるぞ」

 

入学から翌日。今日はオールマイトが受け持つ授業があり、コスチューム姿のオールマイトと燈矢がA組の教室にやって来た。

 

「今日はオールマイト先生が授業を行ってくれる。オールマイトは御存知、ヒーローとしては素晴らしいお方だが、教師としては今日が初めてだ。教員免許も持っておらず、正式には講師だが…オールマイト先生の話を聞くようにな」

 

生徒達が席に座ったのを確認すると、燈矢こと轟先生は教え子達を見回してそう言った。

そう、オールマイトは教員免許を持っていない。轟先生や相澤先生……そして皆大好きなミッドナイト先生は教員免許を持っているが、オールマイトこと八木先生は持ってないのだ。

 

「轟くん…悲しいことを言わないでくれ。私は大学を出てないのだ」

「まあ、それは良いでしょう。今日の戦闘訓練ではコスチュームを着て貰う。皆が入学前に希望を出した通りに作って貰ったから安心してくれ」

 

燈矢がそう告げ、リモコンを押すと背後の壁が動き出して棚が出てきた。その棚には生徒達の出席番号が書かれたアタッシュケースが納められており、そのアタッシュケースには生徒達のコスチュームが入っているのだ。

 

「形から入るのも大事だぞ?では有精卵ども、コスチュームに着替えるんだ!!演習場で会おう!!」

 

そしてオールマイトと轟先生はお先に演習場所に向かい、ヒーローの卵達もアタッシュケースを持って更衣室に向かっていった。

 

 

 

男子更衣室。

 

「しかしよ…スポーツテストの時は急いでたから分からなかったけどよ」

 

そう言ったのは肘が丸くなっており、テープを射出したり巻き戻したり出来る個性を持つ瀬呂範太。

 

「だよな…緑谷…お前……」

 

そう言ったのは切島鋭児朗。固化と呼ばれる全身の強度を上げる個性を持っているのだ。

 

「筋肉の現人神か!?」

 

そう言ったのは頭が鳥のように成った常闇踏影。ダークシャドウと呼ばれる意識を持った存在を操る個性を持っている。

 

その3人は唖然とした。着替え途中の出久の筋肉を見て、唖然としてしまったのだ。砂糖や障子のように筋肥大をして筋肉繊維を太くして鍛え上げた生徒はいるが、出久は筋肉の質を高めており…服を脱げば筋肉の化身だったのだ。

 

「うん。小学生の頃から天子くんのお義父さんから鍛えられたからね」

 

扉間ブートキャンプ+グルメ細胞、そして千手の家で自生しているグルメ食材のお陰である。

 

「それはそうとして、千手……その背中の火影ってなんだ?」

 

太い尻尾が生えた生徒、尾白猿夫。個性は尻尾であり、太い逞しい尻尾をもう1つの手足のように使う武闘派の人物だ。

 

「おっちゃん譲りさ!!」

 

天子のコスチューム。脹脛が全部隠れる程のブーツを履いており、ズボンはホットパンツ。後ろ腰にはポーチがあり、上半身は黒い長袖の衣類を纏い…その上からポケットがあるベストを羽織る。そして一番上に…背中に「火影」の2文字が刺繍された羽織を羽織っているのだ。

 

「火影?」

「うん、おっちゃんは二代目火影だからね。火影ってのは人を守る影だからね。んじゃ、お先~」

 

コスチュームに着替えた天子は最後に、扉間から直接貰った木ノ葉隠れの額当てを額に巻いて更衣室を後にした。

 

 

「新八はなんだかロボットと鎧を合わせた感じだね!!」

「ああ、兄さんのコスチュームを参考にしたんだ。あと、俺は新八じゃないぞ?」

 

生徒達は各々、自分に似合うコスチュームを着こなしていた。

それは女の子も同じであり、峰田なんて女の子達を見て鼻の下を伸ばしている。

 

「ヒーロー科最高!!あと、千手が女の子だったらもっと最高だよ!!男なのに脛毛がない絶対領域なんて出しやがってよ!!」

 

あと、峰田に万華鏡写輪眼で()()()()()()()()の幻術を見せてやろうかと本気で思った天子であった。その証拠に瞳が万華鏡写輪眼に変化している。

 

「皆お待たせ~」

 

すると、葉隠さんが遅れてやって来た。葉隠さんのコスチュームは手袋と靴だけ、普通の人なら手袋が浮いてて靴が有るように見えるだけだ。だが、天子から見れば……

 

「女神級の裸体をありがとうございまーす!!」

 

巨乳スタイルの良い超絶美少女が全裸で立っているという、恐ろしい眼福光景であった。

 

そして…天子は鼻血を吹き出して倒れてしまい、話は最初に戻る。

 

 

 

「えっ?これ、どういう状況?」

「はぁ……大体分かりましたよ」

 

そこにオールマイトと轟先生が到着した。

血涙を流し、セクハラ発言した峰田が女子4人に足蹴にされてしまい…八百万が産み出した服を受けとりながら何処か落ち込む葉隠さん。そして、鼻血を出して倒れた天子とその介抱を行う出久と焦凍であった。

 

「千手少年!!後でオジさんが和菓子を奢るよ!!」

「ボク、復活!!かるかんと生八つ橋、わらび餅が待っている!!だが、落雁はいらねぇぇ!!」

 

そして天子、オールマイトから和菓子を奢る事を約束され無事に甦る。但し、落雁はダメだ。

 

「これから君達は籤引きで2人1組に別れて貰うよ!!

2人1組に別れ、2組づつヒーロー側とヴィラン側に別れて戦闘訓練だ!!」

 

だが、これが後に尾白と峰田の悲劇に成ることをオールマイトは知らなかった。




次回!!戦闘訓練…尾白くんと峰田に天子が襲い掛かる。

オールマイト「千手少年…君、プロより強いんだから加減してね?」
燈矢お兄ちゃん「やっぱり出久くんと焦凍、天子くんは別枠にするべきだった」

???「やらないか?ところで見てくれ、どうおもう?」

作者の千手一族を知っている皆様……はい……彼の出番です。男では誰もヤツに勝てない……オールマイトさえも!!

番外編書くとしたら?

  • 扉間&オールマイトの過去
  • チームアッセンブル 変態
  • チームアッセンブル ハジケ
  • チームアッセンブル 糖分
  • チームアッセンブル エロ仙人
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