『生卵は嫌われる』
解せぬ・・・
生卵が嫌だと言われ、
渋々『親子丼』に切り替える
「黄色い!
お肉沢山だぁっ!!」
ホタル達も点滅を繰り返し嬉しそうだ
▽
スプーンを渡す
「混ぜて食べてみな?
後、掻っ込み過ぎると。」
ごほっ!?
「ほれ、水、水。」
「んぐ、んぐ、ふぁ~、美味しい!!」
「さ、さいですか。」
だから掻っ込むなって・・・
▽
もう徒歩圏内(3日)なので歩くしかない
「しっかし、良く喋るなぁ。」
「うん!精霊さん以外喋らなかったから
キミが居てくれてすっごく楽しいよ!」
「ぉう。」
ふむ、あの犬耳と人耳とは
ほぼ喋らなかったのか
「どーしたの?」
「んー、名前を考えてた。」
「そーだね、どうするの?」
そこなんだよなぁ
ハンドルネームもアレだし
本名もなんか使えないし
「紀伊かな。」
「きい?」
「キイ、キイ・スマラクトだ。」
「キィ君だね!」
ち・か・いっ!
「ぁ///」
「・・・せ、精霊さんと契約、
これで出来るんだよな?」
「あぁ!あぁうん!!出来るよね?ね?」
おい、やれやれ的な点滅すんな
「そもそも、契約すると何が良くて
何がダメなんだ?」
「ん~・・・あれ?なんだっけ?」
点滅が一瞬強く光ったぞ?
アレか?忘れてると不味い内容って事か?
「兎に角色々教えてくれるから
助かるよ?」
「・・・やるか、やり方は?」
「はい!」
いや、ナイフを出されてどうしろと?
「えっと?」
「手のひらの真ん中に。」
「ほいほい。」(まさか・・・)
「えい!」ぶすり
「のぉおおおっ!?」(いてぇえええっ!?)
ホタルが集まり
『一度、真っ赤に光る』
「おぉおぉ・・・お?
痛みが引いてく。」
「かんりょ~。」
カンリョ~
「・・・ん?」
ン?
「もしも~し。」
モシモ~シ
「・・・ミミ、さん?
これって、聞こえるで合ってるの?」
ノ~?
(あ、長いのは復唱出来ないのか?)
「聞こえたらそれで契約出来てる・・・筈。」
「まてぇいっ!!筈ってなんだ!はずって!!」
「だって私はコレで出来たんだもん!!
詳しくなんて知らないもん!!」
「知らないのにやったんかいっ!!」
「だって~っ!!」
〈ぁ~、キイ殿、聞こえるか?〉
「うぉっ!?なんか頭の中から聞こえる!?」
(念話にしちゃボリュームデカくね?うるさっ!!)
〈ふむ、この程度でどうだ?〉
「あ、はい、一応会話程度にって・・・ミミ?」
〈すまぬ、
私が話す時は周りの『時』が止まってしまうのだ〉
「・・・地球で言う『クロノス神』的なアレですか?」
〈クロノスと言うのか?地球の『時の神』は?〉
「まぁ、俺が知っている範囲で、そう呼ばれてますね。」
〈ふむ、ではそう呼んで欲しい〉
「地球の神様に一言、言わなくていいんですか?」
〈なぁに、
光が『50億年』飛んだ先に地球があったのだ、
確認の仕様もあるまいよ?〉
「ぁ~、神様に聞いてみます」
〈うん?〉
〔神様~〕
〔はいよ~〕
〔なんか精霊さんと契約したんですけど〕
〔うぇ?出来たの?〕
〔はい、出来ちゃいましたね〕
〔なんでだろ?〕
〔なんででしょ?〕
〔まぁ、保留でいいやメインの事は?〕
〔なんでも『契約した精霊さん』が、
地球で言う『クロノス神』の様に
『時を司るみたいで』
名前を『クロノス神』と名乗りたいそうなんですよ〕
〔ん~・・・ちょっと地球に聞いてみるわ〕
〔お願いしま~す〕
「聞いてみるって。」
〈ちょ・・・ちょっと、まて、
創造神様と話していたのかっ!?〉
「え?なんか不味い?」
〈ぁ・・・その〉
スマホが鳴る
(スピーカーホンにしよww)
「うぃ~っす、神様。」
《あ、聞こえてるよね?》
「もち、ちゃんと聞こえますよ?」
《さて、精霊君》
〈ひゃい!!〉
《やるからにはそれ相応の【仕事】を
して貰わないといけないんだけど
【サボらないよね?】ね?》
〈ご、ごごご、ごめんなさい!!
もう調子に乗った事はしません!!
ですので、じじ、辞退させて頂きたく!!〉
「なにしたん?」
《うん、この子が時を司る精霊なのはホントなんだけど、
例の『蘇生魔法』で
ちゃんと仕事をしなかったから
【人耳】達に【コピー】されちゃったんだ》
「へぇ。」
《結果、10万年近くに及ぶ
【人耳族】が増えまくってね
【大洪水】を起こすしかなくなっちゃったんだよ》
「な~る。」
《で?やるの?やらないの?》
〈・・・〉
《まぁ、地球も
【名乗るからには仕事してね?】って
言ってたし、やるんだよね?》
「だ、そうだけど?」
「泣いてるぞ。」
《泣いたって解決しないよ?》
「あ。」
《キイ君?》
「『分体』に任せれば良いのでは?」
〈え?〉
《ほぅ、続けて?》
「え?
とりあえず引き受けて、
『各分体』に一つずつ仕事を振り分ければ
『本体に仕事が及ばない』んじゃないかな~って。」
《それ、採用!》
「えぇっ!?大丈夫か?」
《行ける!!》
「だとよ。」
〈や、やってみます〉
▽
〈で、できた〉
「神様、どう?」
《確認完了、安定してるね
大手柄だよ!!キイ君!!》
「それは良かった。」
《って事で、『スーパーアースのクロノス神』君、
今後は彼にきちんとサポートする事、
勿論、寿命が尽きるまで》
〈はっ!はい!!〉
《もし、彼の要望を受けても
きちんと対応しなかったら・・・
わかるよね?》
〈はぃいいっ!!〉
「神様、なんか助かったよ。」
《良いの良いの、
おかげで【管理しやすくなったし】
【オシオキの内容も決めやすくなったから】》
ビクッ
(あ、相当オシオキがヤバイみたいだな)
「それじゃ、お忙しいところありがとうございました。」
《その喋り方、治らない?》
「まぁ、生前の仕事で使ってたので。」
《難儀な魂だねぇ、
ま、いいか、それじゃ》
「大丈夫?」
〈だいじょばない〉
「分体を指揮する副分体を増やせば?」
〈大丈夫かな?〉
「仕事、嫌なんでしょ?」
〈え?〉
「まぁ、俺も嫌になってたし。」
〈ぁ〉
「契約したからわかるでしょ?」
〈・・・うん〉
「なんだよ、急に子供っぽい話し方、
さっきのは?」
〈さっきのは、雰囲気作り〉
「そか。」
〈おこら、ない?〉
「ん?べつに~。」
〈へんな人耳族〉
「今は、キイだ。」
〈キイくん〉
「おう。」
〈これ、から、よろしく、お願いします〉
「うん、よろしくな。」