「「づっかれだぁ~。」」
と、たどり着いた宿でようやく休めた
「なぁ?やっぱりギリギリまで車で行かない?」
「うん、改めて思ったけど
移動手段って大事。」
「だな。」
先に述べた通り
『徒歩で10日』の行程はマジで遠い
「問題は。」
「咄嗟の襲撃や、奇襲に弱い、かな?」
「ん~。」
(実を言うと
愛車AZワゴンを使っているのは
生前の癖で使ってるだけで
他のアレでも良いんだよなぁ)
「ね?キイ?」
「おわっ?!
急に乗っかって来るなよ!?」
仰向け状態の俺に乗っかるってさ・・・
「ん?どうし・・っ!?」
「ごめん。」
「わ、わたしも///」
すまん俺のムスコ君、まだだ
シュ~ン
「そ、それで?」
「あ///あのね?
あの乗り物以外ってあるのかな~って。」
「ぁ~・・・明日
ギルドで適当な依頼を受けよう、
薬草採取とかな?」
「ぇ~。」
「手持ち、いくらだ?」
「うぐっ、はい、お金稼ぎます。」
「わかればよろしい。」
金貨一枚大体1万円ぐらい
銀貨一枚大体1000円ぐらい
銅貨一枚大体10円ぐらい
OK? ズドン!!
一応100枚毎に繰り上がる
100銅貨は銀貨1枚
銀貨100枚で金貨1枚と交換できる
悪魔で出来る場所に限る
一泊100銅貨又は銀貨1枚
これでも『まだ安い宿』であり
これ以下となると『防犯問題』が出て来る
残金が金貨6枚と銀貨3枚は泣けるので
流石に稼がないと
食料品も買えないし
装備品の修繕費も馬鹿にならない
▽
「はい、パンと肉入りスープで50銅貨だよ。」
「二つ頼む。」
銀貨を渡す
「お、助かるよ、銀貨1枚確かに。」
「おまけでさ。」
更に銀貨1枚を追加する
「お兄さん何をお求めで?」
「ギルドの依頼の偏りの情報が欲しい」
(今、季節的に夏季でな、
薬草が足らねぇんだけど
水不足が響いてな?井戸掘りとか
森林周辺の薬草採取が稼ぎ所だぜ?)
(討伐系は?)
(盗賊の討伐は年中あるが
薬草よりは少し低いけど
捕らえた数よりも『首』を
持ってきた方が高く買って貰えるぜ?)
(・・・そうか、ありがとな?)
「はい、パンと肉入りスープ二人分だ。」
「あぁ、貰って行くよ。」
▽
「キイ?どうしたの?」
「あぁ、情報を仕入れてたんだ。」
「明日の依頼?」
「あぁ、薬草と『井戸掘り』をやろうと思う。」
「井戸掘り?」
「水不足で畑や薬草畑に水が足りないんだそうだ。」
「ぁ~、精霊さんも
元気ないって言ってたね。」
「ん?そうなのか?」
「うん、
風精霊さんもなんか暑すぎて
うまく風が流れないって言ってるし、
水精霊さんは
『雨が降らないから余計に元気が出ない』って。」
「ん?土は?」
「土精霊さんは
『カラカラでヒヌ』って。」
「ヤバいな。」
「ね。」
パンと肉入りスープを掃除機の様に
吸い込んだミミは足らない顔をしていたので
俺の分を半分にしてあげた
▽
二人部屋
「ん~・・・たんないよぉ~。」
「ほれ、コレ食っとけ。」
ストレージから
『完全栄養食』の黄色い箱を取り出す
「なにこれ?」
「まぁ、クッキーみたいなもんだ、
牛乳は飲める?」
「牛のお乳?平気だよ?」
「そか。」
(はて?エルフ系統って
食文化に偏りあるんじゃないのか?)
「ミミって食べれないものあるのか?」
「なに言ってるのさ?
『食わず嫌いで餓えたらエルフの恥』って
言われてるんだよ?」
そう言っている間に一箱空けやがった
「・・・ねぇ?キイ?」
「はぁ、今出すよ。」
「わ~い!!キイだ~いすきっ!!」
道中のクマ型モンスターを倒したよね?
ドロップアイテムに
『クマ肉』があったので
牛乳で臭みを抜いて
焼肉のタレで漬け込んで
ストレージにしまっておいたのだ
「流石に街中で焼いて良いのか?」
「大丈夫じゃない?」
「大丈夫かなぁ~?」
と、BBQセットで焼いて行く
ベランダがついてて良かった
▽
「ほいひ~///」
「さいですか。」
「なっ?!肉が焼ける匂いっ!?」
「どこのどいつだ!!」
「畜生!!美味そうな匂いさせやがってっ!!」
「やめろぉっ!!
腹が鳴るぅっ!!」
と、阿鼻叫喚が広がっていたらしい