「あっつい・・・。」
扇風機を回している筈なのに・・・
「ぁ~、ミミ?おりてぇ~。」
「ん~。」
おかしいなぁ、
隣のベットで寝てた筈なのに
「お~き~て~
お肉焼くから~。」
「お肉っ!!」
がばっ!!と起きる、つまり?
ごち~ん!!
「ぐぉ~・・・。」
「い、いたぃ。」
顎と頭が凄い音を鳴らした
暫くお互いに悶えた
コンコン
「お客さ~ん?なんかすげぇ音したけど
家の物壊さないで・・・。」
店主は見たっ!!
「ぁ~・・・大丈夫か?」
「大丈夫なら。」
「もだえない~。」
「だろうな?
朝飯はどうすんだ?もう終わりにするが?」
「スープだけ二人分貰えるか?」
銅貨を50枚出す
「ん?いいのか?」
「ん?そっちこそ。」
「まぁ、余ってる肉も入れてやるよ、
待ってな、持って来てやる。」
「あだだ・・・助かるよ。」
▽
コンコン
「ほれ、持ってき・・・
犯人はお前らだったのか。」
「なんのだ?」
「お肉!お肉!」
聞く所によると
肉を焼いた際『肉の焼ける匂い騒動』が
起きていたそうだ
「店主も食うか?」
「え?そっちの食材だろ?
家はこれから食うから良いよ。」
「ん?従業員は?」
「嫁と娘だけだ。」
「呼べよ、偶には肉食わせてやれよ。」
「本気で良いのか?」
「暫くここを拠点とするからな、
少しサービスをよろしく。」
「食えねぇ奴だな、
わかった、呼んでくるから
『先に喰うなよ?』」
「ミミ!ステイ!!」
「えぇ~っ!?」
▽
「偶には言うか。」
「きぃ~・・・まだぁ~?」
「プフッ!!お姉ちゃん変な顔~!」
「ミミ。」
頂きます
「なにそれ?」
「あぁ、聞いた事がねえな?」
「まぁ、俺の故郷の古い風習でな、
『命を頂きます』で頂きます、
『アナタの命で生きながらえます』って意味で
『ごちそうさまでした』があるんだ。」
「貴方?良い風習ね?
家でもやろうかしら?」
「そうだな、
命を頂きます、か、
成程、その通りだな。」
「き~い~!」
「はいはい、
娘ちゃん、号令よろしく。」
「うん!
それじゃ!」
『頂きま~す!』
▽
『ごちそうさまでした!』
「いや~、肉なんてしばらくぶりだな。」
「そうね、最近モンスターも活発だから
家畜も襲われてるから家も
柵とか直さないとね。」
「それじゃ、お掃除はじめるね!」
「お、娘ちゃんは良い子だね
お父さんお母さんのお手伝いか。」
「うん!
うまくできたらお小遣いも貰えるの!」
「おぅ、そうか、なら。」
ストレージから『飴玉』を取り出す
「故郷のお菓子だ、
おやつを食べる時食べるといい、
最初はこの紙を取って、
中の飴玉を口に含んで
少しずつとかして食べる物だ。」
「いいのっ!?」
「こら___ちゃんとお礼を言いなさい。」
「ありがと!お兄ちゃん!」
「いいさ、
ほれ、お掃除頼んだよ?
お兄ちゃん達は依頼を受けて
また『ここに泊まるお金を稼いでくるからな?』」
「わかった!待ってるね!!」
そう言って扉から出て行く
「良い子、だね。」
「ミミ?」
「良い子でしょ?」
顔はすぐれない
「あぁ、いい子だ。」
「店主、言わなくていい、
先払いだ。」
そう言って金貨を置いて行く
「おいおい。」
「ミミ、行くぞ。」
「え?ちょっ?!」
▽
「気づかれちゃったかしら?」
「かも、な。」
夫婦には『もう一人子供が居た』
ただ『もう居ない』
▽
「ねぇ?」
「なんだ?」
「キイ、どうして金貨を渡したの?」
「・・・これからも泊まるからな。」
「そか。」
「あぁ。」
▽
扉が無い入り口を入る
「・・・なに?」
これまた目つきの悪い受付さんだ
「依頼を受けたいんだけど、
代筆頼める?」
(俺も言葉は解るけど書けないからなぁ)
「20銅貨。」
「はいよ。」
(金取るんかい、まぁ、そうだよな)
「薬草と、噂で『井戸掘り』に
金が出るって聞いてな?」
「あるわ。」
そう言って幾つか用紙を出して来る
「お、紙媒体なんだな?」
「それだけ重要案件なだけ。」
「そか。」
あ
「読める、な。」
「あら?貴方は學所出?」
「がくしょ?さぁ?
とりあえず『井戸掘り』この3枚だな、
距離があるから遠い方からで?」
「そうね、
コレが日数が経ってて
上乗せが期待出来る依頼ね。」
そう言って期待出来る順番に積み替えてくれた
「了解、この3件受けるよ、
なんか証明は?」
「コレ、持って行けば大丈夫。」
タグを渡される
「へ~、これで受注中って証明なのか。」
「そうね、
道中で死んでたらソレでアンタの荷物を
補填分に割り当てるから。」
「これは手厳しい。」
「さっさと行ってくれば?」
「そうするよ。」
▽
「やなかんじ。」
「言うなよ、
ミミ、この『グォフ』って地域はどこなんだ?」
「え?地図、持って無いの?」
「え?ちょ、知らないで受けたのっ!?」
「宿屋さんに聞いてから行くか。」
▽
「お、お兄ちゃん
けっこうおバカ?」
「ぐはっ・・・まぁ、そうかもな、
それで、___ちゃん、
この『地図』で
どっちに向かえば良いかな?」
「持ってるじゃん!!」
「えっと・・・お兄ちゃん?
こんな詳しい地図、どうやったの?」
「内緒で、飴玉あげちゃうから。」
「わ~い!」
「えぇっ!?キイ!私には~っ!?」
「はいはい。」
号外!!
街中で子供に『飴玉』なるお菓子をあげる
不審者が目撃された!!
ナニカを聞いてその代金代わりとして
『飴玉』を上げている模様!!
さらなる情報を求む!!