さて
「ねぇ、キイ、この人、臭い。」
「同意。」
「ぁ~・・・どうすっか。」
先の密偵君だ
どうやら『精神魔法』で
漏らしたので臭うのだ
街までの行程は歩きで3日かかり
バイクだと4人は無理だ
かと言って『同じ空間に居て欲しくは無い』
誰のせい?はいはい俺のせいですね
「牽引して行く何かか、
ひとっ飛びして一気に行くか・・・。」
「とぶ?」
「とべるの?」
「ん?
そう言えば、空に脅威は?」
「私は知らない。」
「噂なら。」
「もしかしてこんなヤツ?」
スマホでドラゴン(翼竜タイプ)を見せる
「たぶん、見た事ない、
噂だけ、だから。」
「そっか。」
「ごめん。」
「別に悪かねぇよ、
噂でも情報の一つだ。」
「えへへ///」
(あれ?なんでだろ?
ミャンを可愛いって思っちゃう)
「ん?」
「ミミ?」
(ちょっ!?コテンって
首を傾げないでっ!?
可愛い過ぎだから///)
「だ、大丈夫か?ミミ?」
「なんか、こわい。」
「はっ!?私は一体・・・。」
(な、何かに目覚めそうな気がした!!)
▽
ざっくり換算
歩く速度を時速8kmとして
一日12時間歩ける程度と仮定
んで3日だから・・・
「ざっくり300km弱かそれ以下か。」
「きろ?」
「さんびゃく?」
『錬成・川崎/ユーロコプター BK117』
「「なにこれ?」」
「さくっと空で行きます。」
(彼はクロノスに時を止めて貰えばいいだろ)
〈さらっと投げつけないでよ!!〉
「え?ダメ?」
〈せめて臭いを何とかしてよ!!〉
「あ、そっか、
ミミ、あの『魔法』よろしく。」
「そうだ、アレがあった。」
「アレ?」
『悪!臭!消!断!』
「うし、臭い消えた!!」
「おぉ~、コレがエルフの
『消臭魔法』」
「なにそれ?」
「え?
エルフの噂、
『お風呂入らない』
だから、臭いを消す魔法作ったって。」
「普通にお風呂入るよ!!
何処からそんな噂出たのっ!?」
「吟遊詩人。」
「教えて、
『メテオストライク』でぶっ潰すから。」
「『大洪水』の前
今は、わからない。」
「そんな~。」
「ミャン。」
「キイ?」
俺にも教えてくれるか?容姿とか
「キイ、めっ、こわい。」
ブハッ
「ちょっ、ミミ?
なんで鼻血出してんだよ。」
「が。」
「が?」
「か゛わ゛い゛す゛き゛ぃ。」
「うわっ。」
「・・・ミャン、
大人しくミミに喰われててくれ。」
「ちょっ。」
「ほれ、さっさとコイツをギルドに連れてって
『国をゆする材料』にして貰うんだから。」
なんかブツブツ言って固まってる
「さわりたくない。」
「後ろで固定しとくから大丈夫だろ。」
「だと良いけど。」
「ミミ、(*´Д`)ハァハァしてないで
さっさと乗れ。」
「う゛ぁ゛~い゛。」
仕方なく鼻に布を細くして詰めて置く
「隣座って寝てろ。」
「ぞ~する。」
這うように副操縦席に座るミミ
「これでいいの?」
ミャンは後ろの客室座席に座らせる
「あぁ、このベルトでこうする。」
カチリ
「おぉ。」
「アレは。」
搬送用ストレッチャーにしっかり固定して
『麻酔薬』で眠らせた
「飛ぶぞ~。」
甲高いタービン音は更に鋭さを増し
飛翔を始める
「ローテイト、だっけ?」
この世界での錬成メリットは
『自身が操縦した事が無くても
普通に操縦出来るように
直接頭に叩き込まれるのだ』
「まぁ、デメリットは
『変な頭痛がするんだけどな』」
〔錬成し過ぎないでね?
魂が壊れるからね?〕
と、お叱りを喰らった
マジか・・・