「あ~っ!!
お兄ちゃんお嫁さん
増やして帰って来た~っ!!」
間違っちゃないんだけど
んなデカい声で言わないで頂戴な
「おおぉおよめさん///」
「うぐっ、
こうもはっきり言われると恥ずかしい///」
▽
「なんだい、依頼を受けて来たんじゃないのかい?」
「えぇ、達成報告を済ませて来てますよ?」
「ん?じゃぁ
なんで嫁さんが増えてんだい?」
「ぁ~・・・。」
宿屋の奥さんから色々聞かれたが
色々はぐらかした
『密偵君の件は』ギルドに任せたので
巻き込みたくない
▽
流石に5人部屋変えられた
「はぁ~。」
「ミミ?」
「たりないよぉ~。」
「わかったからくっつくな。」
ぺりぺりとミミを引き剥がし
『晩飯用の具材をストレージから漁る』
さて、どしたもんかね?
『ストレージ』を見て行くが
めっちゃ入ってる
「そうか、スマホと同期して
種別に分ければいいのか。」
「すまほ?」
「なに?その板?」
ミャンは『使徒』を
表に出さなければ構わないそうで
どうにも、『どちらの方が優れているか』で
『大洪水』前からずーっと
争っているそうだ
因みに
『魔導士』は
闇を司る魔力が『魔法』の根源とし
光・火・水・土・風属性は
(細分化すると
光は火の上位互換
火は光の下位互換
水は光より下とされ火に勝るとされる
土はここに『植物・鉱物』が入り
土精霊は3つの役職を担っている
風は文字通りなのだが
ここに『空属性』が入る
空属性は『呼吸する空気』と判断されているが
正しくは『気体に属する物質を操る』らしい)
全て『闇』が起原と主張する
『教会』は
光が起原と主張しており
何万年も平行線のままだそうだ
俺は
神様に聞いて確認しちゃったのだが
『無属性』なる『核』が存在し
全ての属性は『無属性の派生』と
知ってしまっていたりする
「うし、『てりたまチキン丼』に決定!」
『世界一美味しい手抜きごはん』に載っている
これはマジで美味い
「お肉~っ!!」
そして、今まで姿を隠していた『妖精』達が点灯し出す
「ほ、ほんものだぁ~。」
「あぁ、ミャンは初めて見るのか。」
「そうだねぇ、
妖精さんの都合をガン無視して
『事象を起こす魔導』だから、
あんまり好きじゃ無いって。」
「そ、それ、ほんと?」
なんだか顔色が悪い
「うん、
確かに詠唱で呼ばれるけど
『強制的に力を使われて』
挨拶も無しに『帰される』から嫌なんだって。」
「・・・魔導士、辞めようかな。」
「まてまて、
妖精と和解して
『同調できる魔導』を開発出来ないのか?」
「同調?」
「どーちょう?」
「あぁ、お互いに必要な物があるんだろ?」
「うん、
魔法を発動する時
『各々の魔法陣』を展開して
『周辺の魔力を収集』それで発動するの。」
「その魔法陣に『妖精からの要求』を
追加できないのか?」
「追加は出来ないとされてる、
オリジナルなんて
4、5000年は創られてないって聞いてる。」
「これまた長いスパンなこって。」
「ん~、私は『お願いして』
『借りてるから』な~。」
「まぁ、自然に近い『エルフ系統の特権だろうな』
ミャン『発動寸前』で止められるか?」
「やった事無い。」
「ミミ、BBQセットの火付けに
やらせてみても?」
「きいてみる。」
「『やって見て』だって、
やんなきゃわかんないしって。」
「えぇ・・・それで良いの?」
「ミャンが初めてかもな?」
「え?」
「『妖精』に認められた『新の魔導士』
いや、『魔法使い』になれるかもな。」
「まほう、つかい。」
「まほーつかい?」
「んん?言わないの?」
「「いわない。」」
「そーなのかー。」
▽
って事で『炭』に着火すべく
種火を作って見ます
「じゃ、じゃぁ、いくよ?」
「うん!」
「はいよ。」
『深淵の闇を照らす光よ
その姿を変え我に新たな力を与えたまえ
フレア・ビット』
「ん~?」
「なるほど。」
「あ、あれ?発動しない?」
「『それ、ほんとに火を呼ぶ魔法?』
だって?」
「えぇ、今までこれで発動したんだけど。」
「あ。」
「キイ?」
「もしかしてだけど、
『発動条件が変わったんじゃね?』」
「は?」
ミャンは何度も発動させようと
様々な呪文を行使したが
『何一つ発動しなかった』
「そんな。」
「っ!?とと、ミャン、動くな。」
「つ、つかえない
まほう、が、つかえない
いやっ!?いやぁあっ!?」
「ミャン・・・『泣かないで』って
妖精さん言ってるよ?」
「やだぁ、やだよぉ~
わたしは、まほうは、
ずっといっしょに・・・うわぁあん!?」
「はぁ、ほんとは先にミミにするつもりだったけど。」
キスでミャンの口を塞ぐ
「・・・きい。」
「ミャン、大丈夫だ、
俺達が居る、『新しい魔法』は
きっと使える。」
「うん!『妖精さんも』
任せろっ!!って
いっぱい言ってるよ!!」
ホタルの光が点滅を繰り返している
▽
取り敢えず食べ終え
再挑戦を始める
「先ずは魔法陣の見直しだな。」
グズッ「ぅ゛ん゛。」
「ミャン!がんばろ!」
さて、こう見るとアレに見えるな
「確かストレージにあったな。」
『鉛筆式コンパス』を引っ張り出す
「これ、は?」
「なにこれ?変なの~。」
「こうやって『円』を書くのに使うんだ。」
白紙の紙に円を書く
「先ずはコレが基本で良いんだな?」
「そう。」
「きれーな円だね!」
「今までに使われていた言葉を
『円の外に意味のある順番』で
書き出してくれるか?」
「わかった。」
「うぅ、読めない。」
「ミミは読み書きの練習だな。」
「えぇ~っ!?」
▽
「書けた。」
「バラして見るか。」
深淵
闇を照らす光よ
その姿を変え
我に新たな力を与えたまえ
フレア・ビット
(ここからどう変えるか・・・)
「ね~キイ~!」
「なんだい?ミミさんや?」
「『これなら読める』って
妖精さんが言ってるよ?」
「んん?」
(円の外に書いた文字を読める?
つまり『意味は通じてるのか』)
「妖精さんに聞いて貰えるか?」
「なんて?」
『シンプルでいいのか?』
「しんぷる?」
(まぁ、予想が合ってれば良いんだけど)
「『それって一つの事?』だって。」
「あ、わかった!」
「ぇ?キイ、ほんと?」
「えぇっ?!わたしわかんない!!」
「まぁ、騙されたと思って
やって見てくれるか?」
「っ、わかった。」
「きーいー!
わーかーんーなーいーっ!!」
「ほれ、少し喋るな。」
ストレージから『チーズ入りかまぼこ』を取り出し
口に押し込む
「ほふっ!?」モグモグ
「ほひし~///」モグモグ
▽
(今の内に)
「ミャン、詠唱はこうな?」
『火の聖霊よ
我と共に顕現せよ
ファイヤースターター』
ぽっ
小さな火が灯る
「で、できた。」
「わ~!可愛い火だね!」
「今まで、属性が幾つも混ざってたけど
『今度から属性毎に言い換える』事が
『発動条件』なんだろうな。」
「っ?!」
小さな火は消え
真っ青なミャンが倒れる
「あぶなっ!?大丈夫か!?」
「・・・わか、ない、
きゅう、に、ちか、ら、でない。」
「『慣れない力だから拒否反応かも』だってっ!?」
「それ、でも。」
「あぁ、ゆっくりでいい
慣らして行こう、ミャン、
お前が『世界初の魔法使いだ』」
「うん!」
「お~!!凄い事?凄い事だね!!」
「ミミ、ステイ!!」
「なんでぇっ?!」
「もう夜中だからだよっ!!」
「なんとっ!?」
「ぷっ?!アハハハ!」