寝て起きたらスーパーアースの草原でした   作:扶桑畝傍

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第20話 『教会』と言う存在

 

朝だ

 

「だ~っ!!くっつくなぁ~っ!!」

「や~だ~。」

「ひと時も離れたくない。」

「暑いんだよ!!」

 

コンコン

「すまねぇ旦那、

 家内と娘を見て貰えるか?

 『魔法が使えなくなっちまいやがった』」

 

「「「あ。」」」

 

そりゃそうだ

世界がそう変わったのだから

『今までのは使えない』

 

「ミャン!早速出番だ。」

「ふぇぇっ?!いきなり!?」

「なんだ?嬢ちゃんは使えるのか?」

「あぁ、『世界初の魔法使い』だからな!」

「やっ///やめて!恥ずかしいぃ///」

「なんだ?まほーつかいってヤツは?」

「まぁ、見りゃわかるよ。」

「あぁ、アンタ。」

「おとーさん。」

「今、嬢ちゃんが『魔法』を見せてくれるってよ。」

「え?」

「貴女は・・・使えるの?」

「ひゃっ?!ひゃぃ!

 やってみみゃすっ?!」

 

てい!

「ちょっ?!」

顎(あご)クイでキスをする

「ほれ、落ち着け、

 昨日の詠唱で大丈夫だ、

 『妖精』・・・気がついたら

 『精霊』呼びから『妖精』呼びになってたな。」

「あ!ほんとだ!!」

「な・・・アンタ達も変わってたのかい?」

「は、はぃ、つい、昨日の夜に。」

「お姉ちゃん!!どうしたら使えるのっ!?」

「うわわっ!?ちょっと!」

「こら!___!お姉ちゃん困ってるでしょ!」

「だって!!

 『ちかちかさん』が居ても

 『お話が出来ないの嫌なんだもん!!』」

 

「娘さん・・・見えてるんですね?」

「ぁ・・・

 言っちゃダメって・・・ごめんなさいっ!!」

「いや、今は見えても使えない

 つまり、『教会の連中も来ないだろう』」

「アンタ。」

「兎に角、

 『朝飯』が出来ないのは困るからな、

 ミャン!」

「うぅ、わかったよ、やって見る!」

 

『火の()()よ、

 我と共に顕現せよ

 ファイヤースターター』

 

「お。」

 

昨日よりも安定した火

いや、炎がかまどの薪に火を灯して行く

 

「あれ?なんか間違えた?」

「いや、正解だよ。」

その証拠に『貧血症状が起きていない』

 

「ぁ・・・『妖精さん』

 いいの?これからもお話して良いの?

 ほんと!」

 

『灯れ!ぷちふぁいや!』

 

今度は娘ちゃんが人差し指の先に

ライターの様な火を灯す事に成功した

 

「いきなり省略かい、

 娘さんは二人目の『魔法使い』だな。」

「・・・また、教会に追われるのか。」

「ぁ。」

「そぅ、だね、

 私らだけ使えるのは目立つしね、

 この宿も畳むしか。」

 

「教会、本拠地は?」

「キイ?」

「何する気?」

 

え?決まってるだろ?

ぶっ壊すんだよ『教会』を

 

 

大陸の何処か

 

「大変です『教皇様!!』

 全ての『伝道師』の『魔法』が

 使えなくなりました!!」

「バカも休み休み言いたまえ。」

 

使おうと詠唱するが

 

「・・・全ての大神父を呼び出せ、

 ワシから『天啓』を言い渡す。」

「はっ!!早馬を大至急手配します!!」

 

(なんて事だ・・・

 最後の天啓が、お告げが)

 

『むやみな洗導を辞めよ』

『二度と生き返らすな』

 

(いくら神と言えど

 莫大な裏金が動いてるんだ

 止める事なんて出来ない!!)

 

 

「こわす、本気?」

「あぁ、俺達の拠点の宿屋に

 手ぇ出して来てんだ、

 その時点で『敵だ』」

「きぃ。」

「・・・ミミ、嫌ならここを護ってくれるか?

 ミャンとふたりで「行く。」ミミ、

 お前も『魔法』が。」

「『妖精さん達』なら

 大丈夫って言ってくれてる、

 一緒に行く!」

「ミミが居るのは心強い。」

「・・・わかったよ、

 店主、『教会』の最大拠点は

 『この地図の何処だ?』」

 

「・・・この草原地帯を抜けて

 『コルト台地の中心』だ、

 ここに『教団中心区』があって、

 『教皇がいる』」

「そいつが親玉か。」

「あぁ。」

 

「お姉ちゃん、行っちゃうの?」

「うん、ごめんね、___ちゃん、

 『良くない事をする人達を

  懲らしめて来るからね!』」

「___ちゃん、

 『妖精さん達』と一緒に

 この街を護ってくれる?」

「・・・わかった!

 護る!!でも!!」

「でも?」

「またお泊りに来て!!絶対!!」

「うん、必ず!」

「店主、前金だ。」

今度は金貨を20枚

 

「貰い過ぎだ。」

「安心しろ、ギルドから

 しっかり報酬は貰ってるからな。」

じゃらっ

と、重い音を出す袋

「ま、まさか?」

「金貨はまだ沢山あるんでな、

 問題ない。」

「かぁ~おっかねぇなぁ。」

 

 

「『教皇様!』ご報告いたします!」

「うむ。」

「各『大神父』は出立、

 早くて30日後に全員が集合出来ます。」

「30日か、それまでは

 『神父』と『信徒』達に

 中央区から出ない用に通達せよ、

 『聖戦』の幕開けだ。」

「おぉ!遂にですか!!」

 

(信徒を束ねても所詮は平民、

 神父達も左程従軍経験は無い・・・)

「『新皇国』にも早馬を出せ。」

「『新皇国』にですか?」

「あぁ、指揮能力の高い人材を派遣して貰い

 『中央区の防衛指揮を執らせるのだ』」

「はっ!直ぐに文をしたため

 出立させます!」

「くれぐれも『機嫌を損ねぬようにな』」

「はっ!」

 




此処から

『精霊』→『妖精』となります

魔法に関しては全ての使用者が
変化に耐えられる物では無いと
これからの展開に書いて行きます
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