白状しよう
お腹が膨れた彼女に対して
クル
さて、起きたのは良いんだけど
「あっつい。」
彼女か貼り付いていて
更に『精霊さん?』も
張り付いていたので尚暑い
(緑色のホタル見たく光ってて本体が見えない)
猫腕枕に彼女を任せ
「クーラーつけよ。」
エンジンをかけ
キュキュブォン
ツマミをぐりぐり
ブォオ!!
「あ゛ぁ゛~い゛き゛か゛え゛る゛ぅ゛~。」
冷たい風は本当に人類の英知の結晶だね
「ほぇ?冷たい風?」
「お、起きたか。」
「おあよ~。」
ぁ~・・・話す相手が居るのはありがたいな
▽
じゅ~
「ごきゅ。」ゴキュ
「もうちょっとだから待ってね~。」
ストレージは見せたい相手、
パーティーメンバーや、『夫婦』でも
共用して拡張出来るそうだ
そして見つかった『ステーキ肉』を
朝から焼いている
なんの肉?さぁ?
ついでに言えば
『地球は爆発して綺麗さっぱり消えたそうだ』
では、ウィキとか地球の情報をどうして得られるのか?
『宇宙船で逃げ出した生き残り』が居るわけでも無い
じゃぁどうなっているのか?
『地球の神様自体は生きているそうで』
再び人類種を育てるのに
『情報』は保存してあるそうだ
『今度は壊されない様に』
ある程度調整された生命と人類種を創る予定だと
この『スーパーアースの神様』と
ラインで連絡を取っている
いや、使えるんかい
「はい、焼けたよ~。」
だば~っと涎が出る彼女を見て
餌付けしたい訳じゃ無いんだけどな~っと思う
精霊さん達には小分けしたのをお皿に盛りつける
ご飯、さっと茹でた野菜、
メインの謎ステーキ肉があっという間に消えて行く
「はやっ、誰も取らないからゆっくり食べろよ。」
「はに?」
あ、食べるのに全力で全然聞いて無い
「いえ、お好きにどうぞ。」
「うん♪」
はぁ、惚れた手前、強く言えない
▽
「ほれ、口元。」
「ほえ?」
別のハンカチで口元を拭いてあげる
「ぁ・・・ありがと。」
「いえいえ。」
しっかし、昨日食べた分は何処に消えたのか
食べる前には元のストンとしたお腹になっていた
「そうだ、精霊さんと話して見る?」
「え?」
なんでも『スーパーアースの妖精さん』は
『一個の主人格と分体で構成されている』そうで、
「つまり、集合生命体って事か。」
「ん~、分体も本体と同じ知識があるから
ほぼ変わらないって。」
「は~。」
「契約するにも『名前が無いとダメなんだけど』」
「なまえ、ねぇ。」
「・・・私のなまえ、知りたい?」
「・・・知りたい、です///」
「えへへ///うん、教えてあげる///」
ミミ
「え?」
「だから、私はミミって言うの。」
「ぁ、そうか、家名は。」
「そ、エルフの里から逃げたから
『家名が使えないの』」
「なら、『俺が家名を付けても?』」
「ふぇ?」
あ、精霊さんも一緒に反応してる
「俺が居た『地球』だとな、
大抵は家名持ちなんだ、
まぁ、一個の家族を判別するのに
使ってたようなもんだ。」
「だ、大分家名の価値が低かったんだね?」
「近年はな?
時代を遡ると『家柄重視の社会構造がざらだったぞ?』」
「つまり、廃れちゃったんだ?」
「国の構造とか法律が色々変わって来たからな、
時代の流れってのと
『寿命が精々50年時代もあったから尚更だな』」
「ぁ。」
「・・・ごめんな。」
彼女を前で抱え頭を撫でる
「この話題はもう止める。」
「ぁぅ、ごめん、なさい。」
「俺も考え無しに喋ってたからな、
さて、『家名と名前か』
どうすっかな~。」
「どんなのが『候補なの?』」
「ん~、あ、コレで見るか。」
ストレージから
『苗字辞典を引っ張り出す』(一部)
「・・・魔導書?」
「いや、日本に登録されてた
『苗字』の辞典の一部。」
「こ、これで?」
▽
既に太陽は真上
「・・・多すぎ。」
「だな。」
半分読んでも『コレだ!』となる苗字が無かった
「そうだ、他の国の人は?」
「あぁ、それなら。」
辞書を入れ替え適当なページを開く
「すまらくと?」
「あぁ、鉱石の名前で『エメラルド』だ、
気に入ったのか?」
「ぇ?あ、うん、これかなって、
何となく、感、です、はい。」
「遠慮すんなよ、『俺達の家名』なんだから
『ミミ』が決めてくれた方が
『晴れて俺もこの世界の住人に成れそうだからな』」
「・・・そ、そうだよね!
うん!
『ミミ・スマラクト』
コレがこれからの私の名前!!」
さらっと読んでいるが
精霊さんが頑張って翻訳しているらしい
精霊さんには『甘味』を渡さねば・・・