寝て起きたらスーパーアースの草原でした   作:扶桑畝傍

9 / 20
第9話 名前ど~しようっかね?

白状しよう

 

お腹が膨れた彼女に対して

クル

 

さて、起きたのは良いんだけど

 

「あっつい。」

 

彼女か貼り付いていて

更に『精霊さん?』も

張り付いていたので尚暑い

(緑色のホタル見たく光ってて本体が見えない)

 

猫腕枕に彼女を任せ

「クーラーつけよ。」

 

エンジンをかけ

キュキュブォン

ツマミをぐりぐり

ブォオ!!

「あ゛ぁ゛~い゛き゛か゛え゛る゛ぅ゛~。」

 

冷たい風は本当に人類の英知の結晶だね

 

「ほぇ?冷たい風?」

「お、起きたか。」

「おあよ~。」

ぁ~・・・話す相手が居るのはありがたいな

じゅ~

「ごきゅ。」ゴキュ

「もうちょっとだから待ってね~。」

ストレージは見せたい相手、

パーティーメンバーや、『夫婦』でも

共用して拡張出来るそうだ

 

そして見つかった『ステーキ肉』を

朝から焼いている

なんの肉?さぁ?

 

ついでに言えば

『地球は爆発して綺麗さっぱり消えたそうだ』

では、ウィキとか地球の情報をどうして得られるのか?

『宇宙船で逃げ出した生き残り』が居るわけでも無い

じゃぁどうなっているのか?

 

『地球の神様自体は生きているそうで』

再び人類種を育てるのに

『情報』は保存してあるそうだ

『今度は壊されない様に』

ある程度調整された生命と人類種を創る予定だと

この『スーパーアースの神様』と

ラインで連絡を取っている

 

いや、使えるんかい

 

「はい、焼けたよ~。」

だば~っと涎が出る彼女を見て

餌付けしたい訳じゃ無いんだけどな~っと思う

 

精霊さん達には小分けしたのをお皿に盛りつける

 

ご飯、さっと茹でた野菜、

メインの謎ステーキ肉があっという間に消えて行く

 

「はやっ、誰も取らないからゆっくり食べろよ。」

「はに?」

あ、食べるのに全力で全然聞いて無い

「いえ、お好きにどうぞ。」

「うん♪」

はぁ、惚れた手前、強く言えない

「ほれ、口元。」

「ほえ?」

別のハンカチで口元を拭いてあげる

「ぁ・・・ありがと。」

「いえいえ。」

しっかし、昨日食べた分は何処に消えたのか

食べる前には元のストンとしたお腹になっていた

「そうだ、精霊さんと話して見る?」

「え?」

なんでも『スーパーアースの妖精さん』は

『一個の主人格と分体で構成されている』そうで、

「つまり、集合生命体って事か。」

「ん~、分体も本体と同じ知識があるから

 ほぼ変わらないって。」

「は~。」

「契約するにも『名前が無いとダメなんだけど』」

「なまえ、ねぇ。」

「・・・私のなまえ、知りたい?」

「・・・知りたい、です///」

「えへへ///うん、教えてあげる///」

 

ミミ

 

「え?」

「だから、私はミミって言うの。」

「ぁ、そうか、家名は。」

「そ、エルフの里から逃げたから

 『家名が使えないの』」

「なら、『俺が家名を付けても?』」

「ふぇ?」

あ、精霊さんも一緒に反応してる

「俺が居た『地球』だとな、

 大抵は家名持ちなんだ、

 まぁ、一個の家族を判別するのに

 使ってたようなもんだ。」

「だ、大分家名の価値が低かったんだね?」

「近年はな?

 時代を遡ると『家柄重視の社会構造がざらだったぞ?』」

「つまり、廃れちゃったんだ?」

「国の構造とか法律が色々変わって来たからな、

 時代の流れってのと

 『寿命が精々50年時代もあったから尚更だな』」

「ぁ。」

「・・・ごめんな。」

 

彼女を前で抱え頭を撫でる

「この話題はもう止める。」

「ぁぅ、ごめん、なさい。」

「俺も考え無しに喋ってたからな、

 さて、『家名と名前か』

 どうすっかな~。」

「どんなのが『候補なの?』」

「ん~、あ、コレで見るか。」

ストレージから

『苗字辞典を引っ張り出す』(一部)

「・・・魔導書?」

「いや、日本に登録されてた

 『苗字』の辞典の一部。」

「こ、これで?」

既に太陽は真上

「・・・多すぎ。」

「だな。」

半分読んでも『コレだ!』となる苗字が無かった

「そうだ、他の国の人は?」

「あぁ、それなら。」

辞書を入れ替え適当なページを開く

「すまらくと?」

「あぁ、鉱石の名前で『エメラルド』だ、

 気に入ったのか?」

「ぇ?あ、うん、これかなって、

 何となく、感、です、はい。」

「遠慮すんなよ、『俺達の家名』なんだから

 『ミミ』が決めてくれた方が

 『晴れて俺もこの世界の住人に成れそうだからな』」

「・・・そ、そうだよね!

 うん!

 『ミミ・スマラクト』

 コレがこれからの私の名前!!」

 

さらっと読んでいるが

精霊さんが頑張って翻訳しているらしい

精霊さんには『甘味』を渡さねば・・・

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。