「パーティーブレイクだ」
トリガーを引いた………
5時間前……
「護衛任務?」
「そう。護衛任務。貴方の大の苦手な部類だけど、今回ばかりは手を貸して。狙撃手が必要なの」
ブリーフィングルームに着いたと同時に言われた護衛任務。しかも強制参加。
そして俺の立ち位置はスナイパーらしい。
だが……
「俺よりも良いのは居ただろう?たかが93点の奴に頼む事か?」
「その93点が最高点なのよ。それにあの狙撃だって本気じゃないでしょ?変態銃使いさん」
「やめろ。普通にグロックも使える」
「でも実際に使ってるのはShAK-12とかの変態銃撃ててるだけでも人間やめてるわ」
「そりゃどうも。つまり大物って事だな?」
「そうよ。対象は……これよ」
そう言いテレビを点ける。歌のお兄さんが映った。
「あら?これじゃなくて……これでもなくて……そう、これ。これよ」
何度かチャンネルを変えて現れたのは外国からの歌姫という題名と飛行機から降りるミス.ミスリル。
彼女についてなら有名だ。正義を歌う
その分影が濃ゆいのは言わずもがな。それでも歌姫を止めない。俺からすれば迷惑以外何者でもない。
「なるほど。確かにスナイパーは必要だな。だが、ゲームマスターも必要じゃないか?」
「ゲームマスター?」
「そうだ。全てを知ってる人。ゲームを操る黒幕。俺達はエネミーだからな。ゲームマスターが居なけりゃ何もできずに負ける。だろ?」
「つまり隊長が必要だと……?」
「いや……指揮官がチームに必要だ」
少数精鋭。
アトラスの基本である。
――
「で、情報を寄越せと?」
そう言い踏ん反り返る上司。一応理由としては有力だと思うが……どうだろうか?
「ええ。その……お願いします」
「無理だ」
即だった。まあ、だろうな。
「ッ!……そうですか。わかりました。お時間を取らせてすみませんでした。失礼しまs「本当によろしいので?」え、ちょ!?おい!!」
だがあんたはそうせざるを得ない。そうさせてみせる。
「我々の成果は知っているでしょう?今や少数精鋭部隊として認められ任務に単独で出撃する事もあります。そのような部隊を今更下の者達に組み込んだとして効力を発揮するとでも?いいえ。答えはNOです。BADでもあります。少数精鋭はやはり別働隊としてあるべきです。一定の値を取るのであればいいですが、最高を叩き出すのであれば優秀な部隊を自由に行動させるべきです。最善を尽くし、必ず良い成果をお見せするでしょう。どうです?考え直して頂けますか?」
ここまで言えば良いだろう。後は何もなければ良いが……
「………もし」
「は?」
「もし、最低値を出した時は?」
そう来たか。アホが。
「その時は他で最高値を出せば良いでしょう」
「………責任は取らないと?」
「責任転換は良くないですよ?」
「………………………」
そもそも責任は全て上が受け持つのが当たり前だ。それを分割してこそ社会だが、元を辿れば上司。あんたに行くんだ。俺
「………良かろう。ただし覚えていろ。この借りは返して貰うぞ」
「ありがとうございます。それではこれにて……失礼します」
「ああ、それと……」
ドアから出ようとしたその時。止められた。
なんだ?
「………アイ・アム・アイ。それで行け」
つまり自由行動権を与えられた。
「………勿論です。それでは」
そして次こそドアを閉めた。
首も締められた。
スランプなので許して……(そもそも誰も見てない)