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「ギャハハ!死ねぇ!」
ロックス海賊団の面々は船長、副船長に続きロジャー海賊団を殲滅するべく攻撃していたが中でも特定の二人は異常にやる気に満ちていた。
「ヘルフレイム!」
「斬破!」
ルナとシキは戦場の最前線に立ちその災害とも呼べる力を惜しげなく振るいロジャー海賊団を圧倒していた。
「うわぁ!」
「くそ!船長、副船長以外にもこんな化け物がいるのか!」
ロジャー海賊団の面々はルナとシキの二人を相手にしてなすすべがなかった。
「ねぇ、全然大したことないんだけど。本当に期待していいのかしらシキ?」
「ジハハ!こいつらはただの雑兵さ。こうやって最前線で暴れてりゃ強いのが出てくるさ。」
ルナはシキから聞いていたほどの強さが感じられないロジャー海賊団に失望しかけていた。
「それじゃ、もう少し暴れますか。それ!ディザスターブレード!」
「ヤベェ!皆よけろ!」
「あなた達如きにかわせるほど柔な攻撃じゃないのよ!雑魚はとっとと死になさい!」
「うぉら!」
ディザスターブレードはロジャー海賊団の船員に当たる手前で二つの斧を持った男に止められた。
「おい!てめぇらよくもやってくれたな!」
「ふふふ、シキあなたの言う通りだったわ。本当に強いのが出てきた。私のディザスターブレードを止めるなんて。」
「だから言っただろう。あいつはスコッパーギャバン。今のお前じゃ勝てる確証はねぇがどうする?」
「決まってるじゃない、私一人でやるわ。手出してきたらあなたも敵認定するからね!」
「ジハハ!そいつは怖いな。俺は高みの見物でもさせてもらおう。」
ルナは目の前に現れた強敵スコッパーギャバンと一人で戦うことを決め、シキはルナの希望をのみ下がった。
「俺は子供だからと言って容赦はしねぇぞ。」
「あなたこそ私を可愛い子供だと思ってみくびらない方がいいわよ。」
「言うじゃねぇか!そういう大口はこいつをどうにかしてから言いやがれ!」
ギャバンはそう言うと二振りの斧に覇気を纏わせルナの目の前に急接近し攻撃した。
「早いわね!でもそれじゃ私は殺せないわよっと!」
ルナはギャバンの攻撃を同じく刀に覇気を纏わせ受け止めてみせた。
二人の攻撃の衝撃波により爆風が生じ周辺の物は吹き飛んだ。
「くらえ!ヘルレーザー!」
「ぬぅん!」
ルナとギャバンの実力は拮抗していた。技の威力と手数は能力者であるルナが上だったが、ギャバンは長い戦闘経験で得た勘によって能力による未知の攻撃も的確に対処していた。
「ハハ!レーザーに炎となんでもありだな!」
「能力による攻撃ばかりに気を取られてたら怪我するわよ!」
ギャバンがレーザーを弾いたと同時にルナは接近して刀による攻撃を仕掛けた。
「うぉ!危ねぇ!」
「今のを躱すとはやるわね。」
ルナは完璧に相手の隙を突いて攻撃したつもりだったため躱されたことに驚いていた。
「やるな!お嬢ちゃん!仲間のために戦い始めたつもりがつい楽しくなっちまった!」
「ふふ、私もよギャバン。もっと楽しみましょう。」
「ああ!そうだな!」
ルナとギャバンは互いの武器に覇気を纏わせ接近戦に移行した。
「マンママンマ!ロジャー海賊団ってのも大したことないね!」
「ウォロロ!全くだ。これじゃあの時の海軍と変わらねぇな。」
リンリンとカイドウはルナとシキが先ほどまで相手にしていた船員たちを相手に圧倒していた。
「ハァハァ!くそ、まだこんなのもいんのかよ!」
「雑魚はとっととくたばりな!ヘブンリーフォイアー!!」
「うわぁ!」
リンリンのプロメテウスによる攻撃によりロジャーの船員達は甚大な被害を受けていた。しかし、彼らの敵はリンリンだけではない。
「ウォロロ!よそ見してる暇はねぇぞ!雷鳴八卦!」
「ぐはぁ!」
リンリンの攻撃をかろうじて避けた者たちもカイドウにより追撃を食らった。
「カイドウ!いつものやるよ!」
「ウォロロ!了解だババア!」
リンリンとカイドウはロジャー海賊団の残りを一気に倒すべく最強の技の構えを取った。
「気をつけろ!何か来るぞ!」
ロジャー海賊団の船員達はただならぬ気配を感じ全員身構えた。
「マンマ!マンマ!何人生き残るか見ものだね!」
「「覇海!!!」」
「だめだ!避けきれねぇ!」
「ちくしょう!ここまでか!」
ロジャー海賊団の船員はリンリンとカイドウから放たれた攻撃を避けることも受けることもできないと悟り死を覚悟した。
「壁雲」
覇海は突如として現れた雲により防がれた。
「お前は大将シュナ!」
「なんで海軍が俺たちを庇ったんだ!?」
ロジャー海賊団の船員達は海軍が海賊を庇った事に困惑していた。そしてその困惑はリンリン達もであった。
「シュナ!なんで海軍のてめぇがロジャー海賊団の味方をする!?」
「ふふ、簡単なことですよ。このままだとロジャー海賊団が滅んでしまうからです。この雑魚達がどうなろうと構いませんがこれで船長のロジャーがショックを受けて立ち直れなくなりでもしたら楽しみが減ってしまいます。」
シュナは他の海兵とは違い合法的に戦うためだけに海軍に所属している。ここでロジャー海賊団の船員が生き残りその後なにをしようがどうでもよかった。
彼女にとっては民衆よりも強い海賊の方が大切なのである。
「ウォロロ!なんだ海軍にもイカレタ奴がいるんだな!」
「あなたに言われたくはありませんね。見習いの弱虫さん。」
シュナはあからさまな挑発をカイドウに対して行った。当然それに黙っているカイドウではない。
「弱虫だと!テメェ殺してやる!」
カイドウは挑発されるやいなやすぐに金棒を握りしめシュナに襲いかかった。目の前まで一瞬で迫りカイドウは渾身の一撃を振るった。
「雷鳴八卦!!」
「よいしょっと!」
しかしそれはシュナの腕によりあっさりと防がれた。
「な!?」
「見習いにしては中々のものですが私を殺すつもりならまだまだ未熟ですね。」
「いいものを見せてくれたお礼です。私を殺したいならこのくらいはできるようになってください。」
シュナはカイドウを誉めた後自分の腕に黒い稲妻を纏い攻撃の構えに入った。
「雷神拳」
「ぐぉぉ!?」
カイドウは触れられることすらなくシュナの一撃により遥か彼方に飛ばされ意識を失った。
「な!?カイドウが一撃で!?」
リンリンは自分が認めているカイドウが一撃でやられたことに驚きを隠せないでいた。
「さて、次はあなたの番ですよビッグマム。」
「は!カイドウをやったぐらいでいい気になるなよ!」
「やるよ!ゼウス!」
「はい!ママ!」
リンリンは自らの魂で作ったホーミーズである雷雲ゼウスを手に持ち攻撃の構えに入った。
「雷霆!!」
雷霆はリンリンの巨体による強烈な打撃と雷の力がかけ合わさった強力な一撃である。しかし今回は相手が悪かった。
「雷神砲」
シュナは動じることなく雷雲を生み出し、それを大砲の形に変えそこから雷のエネルギーを雷霆めがけて打ち出した。
それにより雷霆は打ち消されリンリンは雷神砲の直撃を受けた。
「がはぁ!!」
「ほう、今ので意識を失わないのは流石ですね。ですが今後は私に雷では挑まないことです。」
「ハァハァ、そうかオメェは確か雲の能力者だったね。」
「そういうことです。今回は同僚の目がないので生かしてあげますが一応全治数ヶ月程度の怪我は負ってもらいますよ。」
シュナは今回一人で来ているため自分のやりたいようにすることができた。そのため将来確実に強くなるであろうリンリンをここでは生かすことにした。
「雷神拳」
「ぐはぁ!!」
リンリンはカイドウと同じく雷神拳により意識を失った。
「さて、主力になっていた二人は始末しましたし雑魚の殲滅でもやりますか。」
シュナは強敵二人を始末し後は作業のようなものだと思い一息ついていた。しかしロックス海賊団の真の主力がシュナに近づいていた。
「グララ!あいつらが主力とは甘ぇこと言うじゃねぇか!」
「そうでした。ロックス海賊団にはあなたもいるんでしたね、白ひげ。」
「一応うちの仲間を傷つけた報いは受けてもらうぞ大将。」
「面白い。私もあなた相手ならぎりぎりの戦いができそうです。」
シュナとニューゲートは互いに戦闘態勢に入った。
「うぉら!!」
「雷神の鉄槌」
シュナとニューゲートは互いに覇王色と能力を拳に纏った一撃を打ち合った。二人の攻撃は戻りかけていた天をまた二つに割った。
流石にロジャー海賊団だけだとロックス海賊団にはとても敵いません。
また、リンリンとカイドウはこの時代では並の人間よりは遥かに強いですが最高幹部や海軍の極一部に比べればまだまだ未熟者です。