恋のキューピット兼中身野郎の千束   作:キ65

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プロローグ

やあ!

 

突然だけどみんなは、百合に挟まる男ってどう思う?

 

 

僕はねぇ…百合の花に囲まれているんだなーと思うよ()

 

これには理由があるんだ。

僕の持論になっちゃうんだけど、

百合って女の子と女の子の間に出来るものなんだと思うんだよね。

 

つまり百合は一つしかないんだ。

百合は一つなんだ。

百合は一つしかないのだから、挟まれるわけがないよね?

 

そう、男は百合に挟まる事なんて宇宙の法則が出来ないって証明しているんだよ!

 

だから百合に挟まる男なんていない!

空想、フィクション、ファンタジーな存在なんだよ!

僕らの脳みそが溶けて爆発四散する事なんてなかったんだ!

 

…失礼。

 

ちょっと興奮しちゃったね。

謝るよ、ごめん。

 

いきなりこんな話するから驚かせてしまったね。

これまた、これにも理由があるんだ。

 

今、百合の定義について、再認識せざるを得ない状況にいたんだ。

そんな状況にどうやったらなるのかって?

説明するから待っててよ。

 

これから話す事はみんなには信じられないと思うけど頑張って話してみるよ。

 

事の発端は、僕が女児になっていた事から始まった。

当然ながら混乱したよ。

混乱し過ぎて、ちびったくらいさ。

だが、泣きっ面に蜂、負い目に祟り目、最悪な事に僕は、リコリス・リコイルというアニメの主人公に、錦木千束になってしまったんだ。

人によって最悪かそうでないかは、別れると思う。

ハードな世界観だし。

先天性の心疾患だし。

怪しい組織あるしで、敬遠する人もいると思うが、多分少数派だ。

自分の事を棚に上げるけど…

 

僕が最悪だと思う理由は、前に挙げたどれでもない。

 

ちさたき…

 

ちさたき…

 

分かるだろう?

俺の気持ちが…僕の気持ちが…

 

僕は、錦木千束になり得ない。

 

見たかった…

生のちさたき。

 

僕は男なんだ。

男と女の子の間には百合は咲かないんだ。

 

僕が錦木千束の演技をしたとしよう、ダメだ無理だごみだぁっ!!

 

だから百合について考えていたのさ。

だから最悪なのさ。

分かるだろう?

 

僕はリコリコの常連客でよかったんだ。

いや…

床でも…

いいや。

チーズ蒸しパンになりたい。

強いて言うなら、たきなちゃんが食べるやつ

さらに言うなら、千束ちゃんが食べるやつ

胡桃でもミカでも行き遅れが食べるやつでもいい、

 

「チーズ蒸しパンになりたい…」

 

「なんだよ千束、いつもの様に陰気臭いな」

 

「話しかけるんじゃぁない!僕は真剣なんだ」

 

「…はいはい」

 

ううう

どうすれば…

いいんだ

 

どうすれば……

 

 

 

…ハッ!?

リコリス・リコイルの世界だからと言ってちさたきにこだわる必要性はあるのか?

 

ここDAは、女の子の宝庫…

ちさたきは身の丈に合わずとも…

見れるのでは?

創れるのでは?

 

僕にだって…

そうだやれる!

 

「僕は恋のキューピットになる!」

 

「ち、千束ぉ…本当に大丈夫か…特に頭が…」

 

「やってやるぜーこのぉ僕がぁ!!!」

 

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