とある軍人は世界最強   作:湯タンポ

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ども、お久しぶりですね☆

私は最近ニケがエロいと知りました。

なのでラピの首をへし折って良いですか(?)

以上です。


あ、ちなみに原作からかなり?変わってる気がします。




第二話 召喚(特殊部隊を添えて)

両手で顔を庇い、目をギュッと閉じていたハジメは、ざわざわと騒ぐ無数の気配を感じてゆっくりと目を開いた。そして、周囲を呆然と見渡す。

 

 

まず目に飛び込んできたのは巨大な壁画だった。縦横十メートルはありそうなその壁画には、後光を背負い長い金髪を靡かせうっすらと微笑む中性的な顔立ちの人物が描かれていた。(こっち見んなカス)

 

 

 

背景には草原や湖、山々が描かれ、それらを包み込むかのように、その人物は両手を広げている。

美しい壁画だ(適当)素晴らしい壁画だ(鼻ほじ)

 

だがしかし、ハジメはなぜか薄ら寒さを感じて無意識に目を逸らした。

 

 

よくよく周囲を見てみると、どうやら自分達は巨大な広間にいるらしいということが分かった。

 

 

素材は大理石だろうか? 美しい光沢を放つ滑らかな白い石造りの建築物のようで、これまた美しい彫刻が彫られた巨大な柱に支えられ、天井はドーム状になっている。大聖堂という言葉が自然と湧き上がるような荘厳な雰囲気の広間である。

 

 

ハジメ達はその最奥にある台座のような場所の上にいるようだった。周囲より位置が高い。周りにはハジメと同じように呆然と周囲を見渡すクラスメイト達がいた。どうやら、あの時、教室にいた生徒は全員この状況に巻き込まれてしまったようである。

 

 

そして………

 

「Ха! ? Что случилось! ?

Вернее, где это место!? Вы только что были в японском классе! ?」(シルフィ)

 

「落ち着きなさいシルフィ、母国語が出てますよ。

まずは現状把握です。」(後藤)

 

「いや、これで落ち着けは無理があるっしょ後藤中将」(中村)

 

「まぁ空間転移などの現象でしょうが……まずは落ち着きましょう。」(佐藤)

 

「ねぇ大輝、ここって可愛いお姉さんいると思う?」(西園寺)

 

「愚問だな勇儀、いるに決まってんじゃん!」(九条)

 

冷静()に小銃を構えたままの戦略自衛隊の人達。

 

 

彼らは銃を向けながらも、おそらくこの状況を説明できるであろう台座の周囲を取り囲む者達への観察に移った。

 

 

そう、この広間にいるのはハジメ達だけではない。少なくとも三十人近い人々が、ハジメ達の乗っている台座の前にいたのだ。まるで祈りを捧げるように跪き、両手を胸の前で組んだ格好で。

 

 

 

彼等は一様に白地に金の刺繍がなされた法衣のようなものを纏い、傍らに錫杖のような物を置いている。その錫杖は先端が扇状に広がっており、円環の代わりに円盤が数枚吊り下げられていた。

 

 

 

 その内の一人、法衣集団の中でも特に豪奢で煌かな衣装を纏い、高さ三十センチ位ありそうなこれまた細かい意匠の凝らされた烏帽子のような物を被っている七十代くらいの老人が進み出てきた。

 

 

 

 もっとも、老人と表現するには纏う覇気が強すぎる。顔に刻まれた皺や老熟した目がなければ五十代と言っても通るかもしれない。

 

 

 

 そんな彼は手に持った錫杖をシャラシャラと鳴らしながら、外見によく合う深みのある落ち着いた声音でこちらに話しかけた。

 

 

 

「ようこそ、トータスへ。勇者様、そしてご同胞の皆様。歓迎致しますぞ。私は、聖教教会にて教皇の地位に就いておりますイシュタル・ランゴバルドと申す者。以後、宜しくお願い致しますぞ」

 

 

 

 そう言って、イシュタルと名乗った老人は、好々爺然とした微笑を見せた。

 

 

だが、その笑顔を意に返さず、ハジメの弟《龍驤》がいきなり話し始めた。

 

「自衛隊法第一条八項、及び国防法第二十八条二項に基づき、戦略自衛隊特別権限における非常事態宣言 S-27を発令、現時刻を持って調査任務、及び私の潜入任務を破棄。

 

最優先任務を国民の保護とし、武器の無制限使用を許可する。

 

また、これより私、南雲龍驤が指揮を取る。」

 

『『『『『『了解。』』』』』』

 

突然の出来事に生徒達は唖然としていたが、自衛隊員達は即座に反応し、銃を構えたまま生徒達を守るように並んだ。

 

 

「お待ちくだされ、我々は決して貴方々勇者様とそのご同胞の皆様に危害を加える気は有りませぬ、むしろ我々こそが救っていただきたいのです!」

 

しかし、イシュタルは両手を前に突き出して必死の形相で訴え始めた。

 

「……ではまず座れるとこへ案内しろ、話はそれからだ。」

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

現在、ハジメ達は場所を移り、十メートル以上ありそうなテーブルが幾つも並んだ大広間に通されていた。

 

 

この部屋も例に漏れず煌びやかな作りだ。素人目にも調度品や飾られた絵、壁紙が職人芸の粋を集めたものなのだろうとわかる。

 

 

おそらく晩餐会などをする場所なのではないだろうか。

 

上座に近い方に畑山愛子先生と光輝達四人組が座り、後はその取り巻き順に適当に座っている。ハジメは最後方だ。

 

 

戦自の人はいつ何があっても動けるようにか、全員立っている。

 

 

全員が着席すると、絶妙なタイミングでカートを押しながらメイドさん達が入ってきた。そう、生メイドである!

 

地球産の某聖地にいるようなエセメイドや外国にいるデップリしたおばさんメイドではない。

正真正銘、男子の夢を具現化したような美女・美少女メイドである!

 

 

こんな状況でも思春期男子の飽くなき探究心と欲望は健在でクラス男子の大半がメイドさん達を凝視している。

もっとも、それを見た女子達の視線は、氷河期もかくやという冷たさを宿していたのだが……(特に兼定。まるで養豚場の豚を見る目だった。)

 

 

ハジメも傍に来て飲み物を給仕してくれたメイドさんを思わず凝視……しそうになってなぜか背筋に悪寒を感じ咄嗟に正面に視線を固定した。

 

 

チラリと悪寒を感じる方へ視線を向けると、なぜか満面の笑みを浮かべた香織がジッとハジメを見ていた。ハジメは見なかったことにした。

 

 

あとひとつ問題があったとすれば……

 

 

「ねぇねぇメイドのお姉さん、どうせこのあと暇でしょ?…だったら僕とイイ事し…ゴハッ!」

 

「任務中に女口説いてんじゃねぇボケが」

 

 

任務中にナンパしようとした西園寺が、龍驤に全力で蹴り飛ばされて床を転げ回っていたことだろう。

 

全員に飲み物が行き渡るのを確認するとイシュタルが話し始めた。

 

 

 

「さて、あなた方においてはさぞ混乱していることでしょう(前科一犯)。一から説明させて頂きますのでな、まずは私の話を最後までお聞き下され」

 

 

そう言って始めたイシュタルの話は実にファンタジーでテンプレで、どうしようもないくらい勝手なものだった。

 

 

クソ長かったので3行でまとめると、

 

 

 

トータス「ファッ!?ちょっと見んうちに魔人族強なっとるやんけ!」

トータス「せや、神頼みして人間族救ってもらお!」

トータス「落ち着いて聞いてください、貴方が寝ている間に、貴方は異世界転移しました!」

 

……という事だそうだ。

 

「あなた方を召喚したのは〝エヒト様〟です。

我々人間族が崇める守護神、聖教教会の唯一神にして、この世界を創られた至上の神。

おそらく、エヒト様は悟られたのでしょう。このままでは人間族は滅ぶと。

それを回避するためにあなた方を喚ばれた。

あなた方の世界はこの世界より上位にあり、例外なく強力な力を持っています。召喚が実行される少し前に、エヒト様から神託があったのですよ。

あなた方という〝救い〟を送ると。あなた方には是非その力を発揮し、〝エヒト様〟の御意志の下、魔人族を打倒し我ら人間族を救って頂きたい」

 

 

イシュタルはどこか恍惚とした表情を浮かべている。おそらく神託を聞いた時のことでも思い出しているのだろう。(普通にキモくて不快である。)

 

 

イシュタルによれば人間族の九割以上が創世神エヒトを崇める聖教教会の信徒らしく、度々降りる神託を聞いた者は例外なく聖教教会の高位の地位につくらしい。

 

 

ハジメが、〝神の意思〟を疑いなく、それどころか嬉々として従うのであろうこの世界の歪さに言い知れぬ危機感を覚えていると、突然立ち上がり猛然と抗議する人が現れた。

 

 

 

愛子先生だ。

 

 

 

「ふざけないで下さい! 結局、この子達に戦争させようってことでしょ! そんなの許しません! 

ええ、先生は絶対に許しませんよ!

私達を早く帰して下さい! 

きっと、ご家族も心配しているはずです! あなた達のしていることはただの誘拐ですよ!」

 

 

 

ぷりぷりと怒る愛子先生。彼女は今年二十五歳になる社会科の教師で非常に人気がある。百五十センチ程の低身長に童顔、ボブカットの髪を跳ねさせながら、生徒のためにとあくせく走り回る姿はなんとも微笑ましく、そのいつでも一生懸命な姿と大抵空回ってしまう残念さのギャップに庇護欲を掻き立てられる生徒は少なくない。

 

 

 

"愛ちゃん〟と愛称で呼ばれ親しまれているのだが、本人はそう呼ばれると直ぐに怒る。

なんでも威厳ある教師を目指しているのだとか。

 

 

 

今回も理不尽な召喚理由に怒り、ウガーと立ち上がったのだ。「ああ、また愛ちゃんが頑張ってる……」と、ほんわかした気持ちでイシュタルに食ってかかる愛子先生を眺めていた生徒達だったが、次のイシュタルの言葉に凍りついた。

 

 

 

「お気持ちはお察しします。しかし……あなた方の帰還は現状では不可能です」

 

 

 

場に静寂が満ちる。

重く冷たい空気が全身に押しかかっているようだ。誰もが何を言われたのか分からないという表情でイシュタルを見やる。

 

 

 

「ふ、不可能って……ど、どういうことですか!? 喚べたのなら帰せるでしょう!?」

 

 

 

愛子先生が叫ぶ。

 

 

 

「先ほど言ったように、あなた方を召喚したのはエヒト様です。

我々人間に異世界に干渉するような魔法は使えませんのでな、あなた方が帰還できるかどうかもエヒト様の御意思次第ということですな」

 

「そ、そんな……」

 

 

 

愛子先生が脱力したようにストンと椅子に腰を落とす。周りの生徒達も口々に騒ぎ始めた。

 

 

 

「うそだろ? 帰れないってなんだよ!」

 

「いやよ! なんでもいいから帰してよ!」

 

「戦争なんて冗談じゃねぇ! ふざけんなよ!」

 

「なんで、なんで、なんで……」

 

 

 

パニックになる生徒達。

 

 

 

ハジメも平気ではなかった。しかし、オタクであるが故にこういう展開の創作物は何度も読んでいる。それ故、予想していた幾つかのパターンの内、最悪のパターンではなかったので他の生徒達よりは平静を保てていた。

 

 

 

ちなみに、最悪なのは召喚者を奴隷扱いするパターンだったりする。

 

 

 

誰もが狼狽える中、イシュタルは特に口を挟むでもなく静かにその様子を眺めていた。

 

 

 

だが、ハジメは、なんとなくその目の奥に侮蔑が込められているような気がした。今までの言動から考えると「エヒト様に選ばれておいてなぜ喜べないのか」とでも思っているのかもしれない。

 

 

 

『異世界の知らねぇ神に選ばれて誰が喜ぶと思ってんだボケ』とハジメは内心思ったりしたが、口に出すと確実にめんどくさい事になるので心の中に封印しておく。

 

 

 

未だパニックが収まらない中、光輝が立ち上がりテーブルをバンッと叩いた。その音にビクッとなり注目する生徒達。光輝は生徒達全員の注目が集まったのを確認するとおもむろに話し始めた。

 

 

 

「皆、ここでイシュタルさんに文句を言っても意味がない。彼にだってどうしようもないんだ。

……俺は、俺は戦おうと思う。この世界の人達が滅亡の危機にあるのは事実なんだ。

それを知って、放っておくなんて俺にはできない。

それに、人間を救うために召喚されたのなら、救済さえ終われば帰してくれるかもしれない。

 

……イシュタルさん? どうですか?」

 

「そうですな。エヒト様も救世主の願いを無下にはしますまい」

 

「俺達には大きな力があるんですよね? ここに来てから妙に力が漲っている感じがします」

 

「ええ、そうです。

ざっと、この世界の者と比べると数倍から数十倍の力を持っていると考えていいでしょうな」

 

「うん、なら大丈夫。俺は戦う。人々を救い、皆が家に帰れるように。俺が世界も皆も救ってみせる!!」

 

 

 

ギュッと握り拳を作りそう宣言する光輝。無駄に歯がキラリと光る。

 

 

 

同時に、彼のカリスマ(かりちゅま)は遺憾なく効果を発揮した。絶望の表情だった生徒達が活気と冷静さを取り戻し始めたのだ。

光輝を見る目はキラキラと輝いており、まさに希望を見つけたという表情だ。女子生徒の半数以上は熱っぽい視線を送っている。

 

 

 

「へっ、お前ならそう言うと思ったぜ。お前一人じゃ心配だからな。……俺もやるぜ?」

 

「龍太郎……」

 

「今のところ、それしかないわよね。

……気に食わないけど……私もやるわ」

 

「雫……」

 

「え、えっと、雫ちゃんがやるなら私も頑張るよ!」

 

「香織……」

 

 

 

 いつものメンバーが光輝に賛同する。後は当然の流れというようにクラスメイト達が賛同していく。愛子先生はオロオロと「ダメですよ~」と涙目で訴えているが光輝の作った流れの前では無力だった。

 

 

 

 

だが……

 

 

「……盛り上がっているところ悪いが、君達学生は、私達戦略自衛隊に保護されているので勝手な行動は許容できない。」

 

今まで情報収集に集中し、傍観していた龍驤が発言した。

 

そう、忘れては行けない事だが、今回異世界召喚されたのはハジメやクラスメイトだけでなく、戦略自衛隊 特務師団の特務作戦群 第一分隊 7名と言う、戦闘と戦争のプロ達も一緒なのだ。

 

 

「そ、そうですよ! 自衛隊の方がいらっしゃるのですから、こういう事はプロに任せて守ってもらうのが1番です!」

 

 

愛子先生がここぞとばかりに賛同した。

 

「で、でも、この世界の人達は俺達に助けを求めてるんですよ!?それを見捨てて何もしないなんて、俺には出来ません!彼らを救える力が俺達にはあるんです!」

 

光輝の言葉に更に賛同の声が大きくなる。正義感に酔っているようだ(いつも通りだな。)

 

そして、そこへイシュタルが口を挟む。

 

 

「そうですなぁ、我々としても救って頂かなければ大変困ります。

お引き受けいただけるなら衣食住の保証はいたしますし、救っていただいた暁には対価も用意してあります。

どうですかな? 勇者様とその後同胞の方々。」

 

イシュタルがニヤリと笑みを浮かべながら言った。

 

 

 

 

 

「…イシュタルと言ったか、貴様は随分と大きな勘違いをしている様だな。

 

私達が貴様らの願いを聞くのではなく、貴様らが私達の要求を飲む側なのだ。

 

……我々を下に見ている気か?

分を弁えろ、異界人が。」(龍驤)

 

 

突然口を開いたと思えば、異世界人を威圧するかのような口調で言う龍驤に周囲の者達は驚き、光輝は顔を真っ赤にして怒り出した。

 

 

しかし、ハジメはなんとなくこの展開は予想できていたので(未来予知)特に動揺はない。

 

まぁうちの弟にそんなこと言ったらそらそうなるわって感じである。

 

 

「龍驤!つまりお前はこの世界の人達がどうなっても良いと思ってるのか!?」

 

 

「当たり前だ、日本国民や同盟国の人間ならまだしも、敵国の人間など塵芥同然だ、殺されようがどうなろうが知った事では無い。」

 

光輝の問いに平然と答える龍驤。

 

その言葉に絶句する光輝達。

 

 

「……君達は戦争という物を学ばなかったのか?」

 

「何?」

 

 

「浅学な君達に、戦争とは何かを教えてあげよう。」

 

 

その瞬間、凄まじい銃撃音が響く。

 

一瞬、銃声だと理解出来なかったイシュタルが音のした方を見ると、そこにはおびただしい量の血を吹き出して倒れるメイドの姿があった。

 

龍驤がデザートイーグルをぶっぱなしたのだ。

 

 

「このように、戦争とは殺しが基本だ。

 

君達はそれを理解していないにも関わらず、よく知りもしない世界の人間の為に意気揚々と戦争に参加しようと言う表明をしていたのだ。」

 

淡々と語る龍驤。

 

だが周りは状況についていけず唖然として固まる。

 

光輝達も例外ではない。

 

 

そんな中、龍驤はイシュタルへと話しかける。

 

 

 

 

「…さてイシュタル、お前は死者1人の講和会議と生存者が1人の講和会議、どちらが良いかな?」

 

 

そう問い掛けた龍驤の顔は、無情に人を狩る軍人ではなく、骨の髄までしゃぶり尽くそうとする財閥当主としての笑みだった。

 

 






メ イ ド さ ん が 可 愛 そ う 。
(ちなみに言っておくけど咲夜さんじゃないよ!)



え?民間人を殺して大丈夫なのかって?

…まぁ国際法と言う概念すら無い国での出来事だし、そもそも確認のしようがないから……。


そんな事よりラピちゃんだ!(!?)


凄く…虐めたいです…(凄く…可愛いです)


では。




え何、次回の更新?


…未定に決まってんだろ!(逆ギレ)
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