真・恋姫†無双~夢空飛譚~   作:ジャックIOVE

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お待たせしました。ここまで短めです。


第三十三話

 

「あの阿保!馬何進が!な!あんたもそうおもうやろ?なぁ!」

 

「もきゅ……もきゅ……もきゅ……もきゅ」

 

「ささ恋殿、まだまだ沢山ありますぞ。店主!早く追加を持ってくるのです。」

 

あれから一刻ほどたち店の中は酒のせいで少し……いや大分騒がしくなり始めた。昼からの酒だ、気分もいつもより舞い上がってしまっているのだろうな。

 

「貴様はやはり飲まんのか?」

 

華雄殿が喋りかけてくる。

 

「あぁ、やはり酔うわけにはいかんよ。」

 

そういい茶を飲む。

 

「華雄殿の方こそあまり酔っていないようだが……」

 

「いや、私はあまり酔えないのでな。心配されずとも量は飲んでいる。」

 

といい盃を呷る。確かによく飲んでいるな。

 

「だぁーーー!!酒が足りん酒が!もっと持ってこいやーー!」

 

張遼殿はやけ酒をしているな。

呂布殿はあれだけあった肉饅頭を追加の分まで、もうたえらげている。

季衣殿よりも食べているな。たいした胃袋だ。

陳宮殿も呂布殿のそばにずっとおり食事をしながらも呂布殿を気にかけし続けている。

なかなかの愛の深さ恐れ入る。

誰もがまぁ楽しげに酒を飲んでいる。

 

「平和なものだな。」

 

「そうだな。戦いがないのは少し残念だが。」

 

「ははは、ここまで闘争のことを考えるとはよほど好きなのだな。平和は少し嫌いかな?」

 

「嫌いではないが、やはり刺激がないとな……

こんなことをいっては董卓様に怒られかねないがな。

だが貴様も結構な軍好きだろうになぜそれを聞く?」

 

「どうしてだろうな。だが聞かざる得ないと思ったからとでも言っておこうか。」

 

「やはり貴様気持ち悪いぞ。」

 

といい盃を再び傾ける。

そして目を店の入り口に移す。

誰もいないが流石の私にもわかる。既にこの建物は囲まれている。官軍か……?

陳桂殿が言っていたようになかなか厳しい場であるのは確かなようだな。

 

「少し外に出るとするか。華雄殿もついてくるか?」

 

「あぁ同行しよう。体が火照っていたところだ。」

 

華雄殿とともに外に出ようとするが

 

「気ぃつけてなーー!」

 

「………」

 

「まったく、飲み過ぎですぞ。」

 

と言ったようにわかってはいるようだが気にしていないようだな。

さて少しばかり動こうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「華雄殿、こちらは終わった……そちらも終わっていたようだな。」

 

「なにこれぐらいの雑兵など何人いようが問題ないな。」

 

襲ってきた人物は4名それほどの実力はなかったように思う。ただの様子見いや実力行使に来たということは私の殺害いや誘拐が目的といったところか。

 

「だが拍子抜けだな少しは体を冷ませると思ったが……」

 

「仕方があるまい。こんな大通り近くで全力を出すわけにもいくまいさ。それより、こ奴らは誰だ?」

 

「官軍の格好はしていないようだが衣服などいくらでもごまかせる。正直わからんな。」

 

そうなるか。曹操殿に個人的恨みを持つものの線も考えられるが、今それを判断する時間はないか。

 

「こ奴らは任せてもいいか?今の私では手に余る。」

 

「そうだな。ここでお前が出てきては、董卓様が曹操と手を組んで何かしていると思われても仕方ない。

任されよう。」

 

といい警邏の兵、恐らく董卓派の兵に引き渡した。

そして先ほど言っていた店に戻ると

 

「おぉ、戻ったな!」

 

「………もきゅ……もきゅ」

 

と少し酔いが覚めた張遼と、未だに食べ続ける呂布殿。そして傍らには5人縄で括られた人が気絶していた。

 

「こちらにも来たのだな……」

 

「そうなんよ~あんたら出ていったらこいつらすぐ来よった。わいと恋を襲うちゅう命知らずや。」

 

ということは官軍の線は薄いか……

 

「陳宮は今兵を呼びに言っとるわ。そっちは大丈夫なん?」

 

「今の貴様には言われたくはない。こちらはもう終わっている。」

 

「もう華雄そんな邪険に扱わんといてや~」

 

といい少し危ないことは起こったがどうにかなった昼下がりであった。

 

 

 

 

 

 

ただの飲みを経て城の入り口に戻ると守衛は何人かいるようだが華琳殿たちはまだ終わっていないようでまだ来ていない。中で何もなければよいが……

 

「おい!そこのお前!」

 

そうして城の入り口を回っていると守衛の一人が何人かの兵をつれ話しかけてくる。

 

「私に何かようかな?」

 

「あんたそこで何をしていた?主上様のいる城に、異国の者が何かようか?」

 

どうやら少し怪しまれてしまったようだ。

 

「何をしていると言われても曹操殿を待っているだけだ。今任命式が行われている。私は曹操殿の将であり全うな理由がありここにいる。」

 

「曹操の?あぁ、あの金髪の娘か。今日だったか?」

 

隣の兵と話しはじめる。言葉遣いも突っ込みたいがどうやらそういった確認すら回っていないらしい。腐敗は上だけではないということか。

確認が終わったようで私の元に戻ってくるが

 

「確かに任命式の予定は入っているようだ。だが貴様が曹操殿の将だという証拠がない。だから……なぁ」

 

といい私を囲む。どうやら大分低く見られたらしい。

賄賂を渡せと

何をそのような虚弱なものがしなければならないことを私がする必要があるのか!

と昔の私なら一蹴りしていただろうが……流石にここではそんなことも言えまい。

 

「いや、なら結構。手を煩わせたな。」

 

そういい引く。あくまで低姿勢は崩さず。

にしたつもりだったのだが

 

「いや、ちょっと待ちなって。」

 

と肩を捕まれる。

 

「俺らはここの守衛をしてるんだ。あんたが怪しいからって捕まえることも出きるんだ。」

 

脅しか……正直逃げたいところだが騒ぎは起こせないな。

 

「わかった。」

 

「なんだ。話がわかるじゃないかあんたも曹操殿に迷惑をかけたくないだろ?」

 

「そうだが後ろを見た方がいい。」

 

私が怒られてしまうからな。

 

「私の将に何か用かしら?」

 

しかも大分不機嫌ときた。

私を囲んでいた兵も呆気にとられている。

これからどうなるか察すると少し申し訳ない気分になるが

自業自得といものなのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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