次は早めに出します!
「ちょっとここで待っとき。すぐつれてくるわーー」
数日かけて到着した洛陽はとても静かなところだった。だが思ったよりは大分ましなものだ。いつもどおりの生活をしいつもどおり暮らしている。いないのは客や旅人。民はまだこの地に数多くいる。帝のいる場所といえこるから戦場になるというのに残っているということは、やはり上が信頼できるものなのだろう。
「間違ってはいなかったようだな。」
「はい。そのようですね。ですが……どうやら怪しい噂も間違ってはいなかったようですね。」
その通り。今や大陸に悪名高く響いている大粛清。それは事実であった。我々がここに来るまでに聞こえた叫び声そしてその後すれ違った捕縛されたもの。彼もこれから同じ運命を辿るのだろう。
「流石に床は赤く染まってはいなかったがな。」
「それでこれからどうなさりますか?」
「それは董卓殿しだいになるだろう。いつでも出られるよう準備を。」
そう几箋と喋っていると扉が開き
「お待たせしました。」
「…………」
外見はとても幼いが纏うものはとても大人びた少女と、明らかに私達をいぶかしんでいる目を向ける少女そして護衛である張遼殿が入ってくる。
我々は立ち上がり礼をとる。
そして上座に座る。
「どうぞお座りになられてください。」
「失礼する。」
「失礼します。」
「それでこちらではどのようにお呼びすれば良いでしょうか。」
「私は羅破と、そしてこちらは几箋とお呼びください。」
「そうですか……それでは羅破さん、几箋さん。よくぞここにいらっしゃいました。ここに来るまで多くの苦難があったと思います。ありがとうございます。」
といって頭を下げる。
「月(ゆえ)!!」
恐らく彼女の真名を叫ぶ隣に立つ少女。
確かに異例なのだろう。国の大将軍ともあろうものが感謝こそすれ頭を下げるなどこの時代ならば特にあり得ないのだろう。
「詠ちゃん大丈夫彼等は信用できるよ。」
「でも……」
「確かに其方の疑いの目も仕方があるまい。急にきたうえ仮面で顔を隠している。そのようなものを信じるというのもおかしい。そうでしょう董卓殿。」
「………」
「ならばこちらの真意を伝えるしかあるまい。」
ここに必要なのは少しの覚悟だ。
「ただ私達はこちらが全面的に正しいという理由できたのではない。逆に言うなればここまでの争乱を巻き起こした張本人を弾圧始末しに来たといったほうが正当性がある。しかも今や反董卓連合というものができ、勝ちも薄い。」
「あんた言わせておけば......!」
「だが............その自身の正義を信じる姿勢に敬意を表する。
今回大将軍になったのもこのような法外な粛清を行っているのもこの国のため。しかもこのあと董卓殿が勝とうが、敗れようがこの国は良い方に転ぶざる得ない......その決断に至るまで並々ならぬ思いがあったのだろう。その思いにただならぬ思いを感じたからこそ我々はここに来たのだ。」
「................」
「そして仮面をつけている理由だが」
といい仮面を少しづらし顔の傷を見せる。
「このような傷を見せるわけにもいかん。しかも今見た通りだが私は異人だ。この国の軍に正規の方法で入れるとは考えていないさ。」
「今までの話を信じろって?」
「あぁ。我々の真意は話した。これ以上はなにもでてこんよ。」
「もういいでしょ、詠ちゃん。」
「月……」
「はい。我々は貴方とその部下を客将として迎えいれます。」
「そうか。良かった、では几箋準備を。張遼殿も大丈夫かな?」
といい立ち上がる。
「は、了解いたしました。」
「おう!準備しとくわ。ちょっと待っとき!」
「あ、あんた何をするつもりよ!!」
するとこれまで話していた限り恐らく軍師殿であろう女性が慌てている。
「まずは我々を受け入れてもらい感謝する。だが我々が信用を得るべきは董卓殿や将たちではない。いや、軽んじているわけではない。だが最も重要なのは兵への信頼だ。董卓殿達は私の過去をしているから客将という席を与えてくれた。だが兵にとっては急に部外者が入ってきて自分達の上に立つなどたまったものではない。
ならば私達がとる行動は一つ」
ここからは得意分野だ
「仕合だよ。」