真・恋姫†無双~夢空飛譚~   作:ジャックIOVE

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第八話

 

我等曹軍は陳珪殿から知らされた賊がいると思われる地域に兵を引き連れて向かおうとしている。今はそれの最終確認だ。

陳珪殿たちが帰られた後早々に戦の準備に取りかかった。

半月で遠征の準備というのは厳しいものであった。私も自分の隊の準備だけではなく、他の部署の仕事の手伝い、遠征のための鍛練等に駆り出された。他の皆も大変なようであった。曹洪殿は、たまに死んだ目をしながら手を動かしており、香風殿が話しかけてもいつもの嬉々とした声を出さずに挨拶だけをしていた。

春蘭殿と華侖殿はいつも通りだったが、妹である秋蘭殿と柳琳殿は大分苦労をしていたようだが……

各々が信頼しているのはよいことだが一部の武官や文官の負担が多いいように思う。帰ったら他部署の手伝いに行けるよう相談してみるか。今の我が隊は少し手持ち無沙汰ではあるからな。

華林殿に関してはさすがの一言といえよう。我等の軍には軍師がいない。軍師は華林殿が兼任しているのが現状であった。大将としてのすべての決定を下しながら、軍師の仕事もしている。

だが今の表情からは疲労の色は見えない。この半月の間そういった表情は見たことがない。

というか今は口角をあげ嬉しそうにしている。

 

「最高よ、桂花私を二度も試す度胸と知謀気に入ったわ。」

 

「恐れ入りましてございます。」

 

「ならばこれからは、我が覇道のためその全身全霊をもって私に尽くしなさい。いいわね?」

 

「はっ!」

 

 華林殿の足下で跪いているのは荀彧という者である。曹軍の軍師になるために、予定の糧食を半分にし華林殿を試した。

華林殿に得物を突きつけられようとも自分の意志を貫き通した。

この軍師は非力ながらに自分の道の最短を選んできたのだ。どのような人物なのか気になるものだな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「近づかないで!穢れがうつるわ!気持ち悪い!」

 

うむ。

なぜ初対面でこのような反応なのだろうか…

秋蘭殿春蘭殿や、シャン殿、凪には普通に挨拶をしていたのに私だけこの対応である。

 

「あの、桂花様一応グラハム隊長は私の部隊の隊長で将の一人なのですが……」

 

と、凪が助け船を出してくれるが

 

「まさか!あんた部下を…!」

 

という、あらぬ誤解を受けそうになったため止めさせた。

凪は不服そうな顔をしていたが言うことは聞いてくれた。

ようやく手に入れた軍師なのだ。変に反感を買って非協力的になってはたまらないからな。

 

「お兄ちゃん。大丈夫?」

 

「シャン殿。私はあぁ言われた程度では折れんよ。だからシャン殿も気にするな。私は人に嫌われやすいようだからな。

それよりも今は賊の退治が優先だ。」

 

「うん。お兄ちゃん いいこいいこ」

 

「シャン殿恥ずかしいのだが……」

 

私もさすがに恥ずかしいという感情はある。この年で年下に頭を撫でられることがあるとはな

シャン殿の手をどけて、今度はシャン殿の頭を撫でてやると

 

「…………」

 

荀彧殿がものすごい形相で引いていた。一方のシャン殿は気持ち良さそうな顔をしている。

わかり会えるはずなのだ。そのはずなのだ。

 

「おーい。」

 

春蘭殿がこちらに馬で駆けてくる。

私か?私は徒歩だ!

 

「姉者、どうした?」

 

「華林様から、将の者と桂花を連れてこいといわれてな。偵察の兵が戻ってきてな、前方に何者かわからない集団を見つけたらしい。」

 

「集団……賊の可能性も捨てきれんか。わかったすぐに向かう。」

 

秋蘭殿の返事で私達も華林殿のもとに向かう。華林殿は先頭を馬で歩いているが、距離はそう遠くもない

 

「なんであんたもついてくるのよ!」

 

荀彧殿が絡んでくる。どうやら私のことが相当気に入らないらしい。

 

「私も一将なのでな向かうのは当たり前であろう。」

 

「あんたみたいな役立たず来なくていいって言ってるのよ。どうせ曹操様に泣きついて将として残っているだけなんでしょ?」

 

まぁ私の実力は知らないだろう。私も新参者であるからな。この年で名を挙げていないとなるとそう思われても仕方ない。見る目はあるのだろうが、何か別のもので私を差別しているように感じる。それを知るまで触れるのは止めておいたほうがよいだろう。

 

「言わせておけば……」

 

凪が前のめりになる。

 

「凪」

 

「隊長!ですが!」

 

凪は相当苛立っているのだろう。

認めた者が下に見られるのは苦しいものだろう。

だが荀彧殿の口は止まない

 

「隊長も隊長なら部下も部下ね!部隊も少人数だし囮にしかなれない部隊でしょう?」

 

「桂花!そこら辺で……」

 

秋蘭が止めるが少し遅かったな。

まぁ、私も大人だ。しかも相手は今日入ってきたばかりの

新参者ではないか

 

「秋蘭殿、言わせておけばいい。私を知らぬものがいくら言おうと構わん。

部下のことに関しても仕方ない。私を案じてのことだったが大声を出してすまなかった。非礼を詫びよう。」

 

私は頭を下げる。後ろから凪の声が聞こえるが気にしない。

 

「あら、性根は腐っていないようね。」

 

「だが……」

 

顔をあげる。周りが静まり返る。

何故なのだろう笑顔を浮かべているはずなのだが…

 

「言い過ぎだな。そんなことを言ってしまえば軍全体の意識が下がる。そんなことを考えることのできぬ荀彧殿ではあるまい。言うならばせめて少人数の時にいってほしいものだ。

おっと、こんなところで話している場合ではなかったな。

春蘭殿案内を。」

 

「あ、あぁ。そうだな。皆私についてこいよ。」

 

一向は微妙な空気で華林殿のもとに向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「た、隊長お待ちください!」

 

「お、お兄ちゃんーー」

 

あの男と親しいものはこの空気に耐えられなかったの男の身を案じてかすぐさまについていった。

 

「な、何なのよあいつ……」

 

なんであいつは……

 

「桂花。あれは言い過ぎだったぞ。」

 

夏侯淵が私に注意してくる。

 

「何よ。事実をいったまでじゃない」

 

そう事実なのはずなのだ。私が曹洪様のもとで働いている時に軍の内情を探ったが、あの男に目だった功績はなかった。それどころか他の兵にはあまり知られていないようだった。彼が書いたと思われる書簡もない。名前も珍しいくせに聞いたこともない。なのに一将としてつかわれている。そしてその隊は30人にも満たない部隊ときた。これは囮に使うための部隊だとすぐに思った。少人での陽動、偵察それをする部隊なのだと。それなのに側近である夏侯姉妹や、曹操様の従姉妹である者とも仲が良い。それが気にくわない。

 

「それが事実でないから言っているのだがな。」

 

「どこが事実じゃないのよ。」

 

「全てだ。」

 

全て?

私が間違ったというの。私の考えが。

 

「曹洪様のもとで働いていた時の働きを見れば確かな目をもっているようだが。グラハムに関しては曇るのだな。」

 

「あなたこそ曇ってるんじゃないの?」

 

私は絶対的自信をもって微笑を返す。

 

「そうか。では良いことを教えてやろう。」

 

彼を擁護する言葉がでるのだろう。私は何を言ってきても反論できるよう準備を整える。どうせ小さな功績や過去のことを語るのだろう。

 

「グラハムはこの軍の中で現状二番目に強い。」

 

「嘘」

 

咄嗟に反論ではない言葉が出た。

 

「いや、真実だ。あの男は強いぞ。姉者を一回下したのだからな。その後の鍛練では負けているようだが。」

 

あの男が?あり得ない。

そんなこと一回も聞いたことがない。何か汚い策を使ったに違いない。証拠も…

 

「華林様と私が見届けたのだ。」

 

「曹操様が!?」

 

曹操様が汚いまねを許すわけがない。なら本当に。

いや、だったらなぜあの時彼は武器をださなかった。それほどの実力があるのだ。雰囲気だけで、殺気だけで、黙らせることもできただろう。なのに

 

「なんであんな悲しいい目を……」

 

私は見た。あの目を。悲しそうな諦めたような。

あの顔を。無理に笑顔を作っている顔を。

あれは強者のする表情ではない。

あれは

 

「桂花。あれは違う。

もっと深く黒い何かだ。」

 

なにもできない弱者がする表情だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何よ。この空気は。」

 

確かに空気は悪いが気にすることではない。まずは目の前のことだろう。

華林殿は最初少し何がおこったのか考えていたが。そのような様子を見て春蘭殿、秋蘭殿、荀彧殿が姿勢をただし

 

「いいえなにもありません、華林様。」

 

そう言われると、華林殿は皆の目を見て最後に私の目を見ると何かを察したのだろう

 

「なら話し始めましょうか。」

 

と、本題に入り始める。

どうやら前に何十人かの集団がいる。

ということであった。

 

「そうさて、どうするべきかしら桂花。」

 

「はっ!もう一度偵察を出し状況次第で迅速に撃破すべきかと。

将の選抜までお任せいただけるなら……夏侯惇、徐晃、ぐらはむこの三名を中心に据えるのが良いでしょう。」

 

「おう。」

 

「まかせて」

 

「了解した。」

 

と春蘭殿とシャン殿は返事をする。

守りは秋蘭だけで良いのだろうかとも思ったのだが。

 

「そちらでの判断はグラハム、あなたにまかせるわ。あと一応凪も連れていきなさい。」

 

華林殿がなにも言わないということは大丈夫なのだろう。

凪の件に関しては経験なのだろう。

 

「了解。それではすぐにいくとしよう。」

 

「お前が命令するなグラハム!というか何故私ではないのですか!?さすがに私も偵察なのに突撃などは……」

 

それは

 

「するでしょうね」

 

「するだろうな」

 

「するわね」

 

「華林様までーー」

 

満場一致である。

 

「じゃあ華林様いってきます。」

 

「さぁ行くか。凪いくぞ。」

 

「はっ!」

 

「わ、私をおいておくなーーーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それで私たちは華林殿の部隊の少し前を先行している。

 

「まったく。賊ならば突っ込んで残らず蹴散らせば良いだろうに」

 

春蘭殿は少しの苛立ちを含みぶつぶつと呟いている。

 

「春蘭殿、奇襲されようとも私達であれば賊など一捻りであろう。」

 

「心配しないで春蘭様。」

 

「心配なさらないでください。春蘭様」

 

「そこは心配していないのだが……」

 

皆に言われても納得できないようであった。恐らく一人でも大丈夫と言いたいのだろうがそれは差し迫った時にしかしてはならない。何者かわからぬもに突撃するなど。それではただ死ににいっているようなものだ。

恐らく春蘭殿は無事であろうが……

 

「隊長前方に集団を発見!なにやら騒いでいるようですが……」

 

「なんだ?宴でも開いているのか?」

 

確かに春蘭が言うように宴を開いているように騒がしい。

だがさすがにこんなに荒地の真ん中で宴など開かないだろう。

 

「あ、なにかとんだ。ほらあそこ。」

 

シャン殿がなにか飛んだものを確認したらしい。指を指された方向を見ると確かになにかが集団からとんだようだ。

あれは……

 

「隊長!あれは人間です!人間が空を飛んでいます!」

 

 

「わぁ。シャンもあそこにいけば飛べるかな?」

 

すると私達よりも先行した兵の一人が状況を伝えにくる。

 

「十人以上の賊と一人の少女が戦っております!」

 

「なんだと!」

 

というと春蘭殿は乗っていた馬に鞭を当て一気に加速する。

 

「春蘭殿!

シャン殿共に春蘭殿を追うぞ。

凪は後ろからついてきて、あぶれた賊の追跡だ。恐らく私達の追う賊の一部なはずだ。」

 

「了解しました。」

 

「深追いはするなよ。ではいくぞシャン殿!」

 

「りょうかい」

 

と、私達は全速力で春蘭殿の後を追う。

 

 

到着すると桃色の髪をしている少女が賊に囲まれているところに春蘭が切りかかっている。

 

 

「でええええええい!」

 

「私共も負けてられんシャン殿!」

 

「うん。

はあぁぁぁぁぁ!」

 

「うをぉぉぉぉぉ!」

 

という私達も囲んでいる賊の二人を斬る。私は殺さないようにしているが春蘭はその気はないようだな。

 

「待たせたな!勇敢なる少女よ。」

 

「えっ。はい!」

 

少女は驚いた顔で一瞬固まったがすぐに返事をする。どうやら怪我などもないようだ。

 

「子供相手に大人数で囲むなど卑怯というのに生温い!貴様らの相手はこのグラハム・エーカーと」

 

「シャンがひきうけた?」

 

「おい。私を忘れるな!?」

 

そう名乗ると

 

「ちっ!増援だーー!退却ーーー!退却ーーー!」

 

と同じ方向へと逃げていく。

 

「く、逃がすかーーー」

 

春蘭殿は追おうとするがそれを私は手で押さえる。

 

「何故だ!離せグラハム!全滅させて良いと桂花も言っていたではないか!」

 

「まぁ待て。そこは凪が動いてくれている。凪の経験のためだ。少し押さえてくれ。」

 

「凪のためか……なら仕方ないのか?」

 

それよりも

 

「あ、あの……」

 

桃色の髪の少女が話しかけてくる。

 

「ありがとうございます。助けてくれて。」

 

「おぉそれよりも怪我はないか?」

 

「はい!おかげさまでピンピンしてます!」

 

「それは何よりだ。しかし何故こんなところで一人で戦っていたのだ?」

 

「それは……」

 

春蘭殿と少女が話していると後ろから本隊が合流してきた。

 

「グラハム。謎の集団はどうしたの?あなたたちが殲滅だたと聞いたのだけれど……」

 

「それならばもう逃げている。一応凪を追跡に回した。恐らく本拠地もすぐ見つかるだろう。」

 

 

「あら、気が利くじゃない。」

 

「あたりまえのことをしたまで。」

 

そして華林殿は一人で戦っていた少女に目を向ける。

 

「この子は?」

 

少女は緊張はしているのだろうが先ほどと雰囲気が違う。

 

「お姉さんもしかして国の軍隊……?」

 

「えぇ、そうなる……っ!」

 

華林殿が言い終える前に少女の得物である刺のついた大きな鉄球が華林殿の眼前に迫る。一発目は躱しただが

 

「てやぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

二発目を間髪いれずに放つ。

一発目を急すぎて反応できなかったが二発目は華林殿の前にたち剣で受けた。

 

「くっ!!」

 

重い!

がなんとかはねのける。

 

「華林様に何をするか!」

 

「国の軍隊なんて信用できるもんか!ボク達を守ってもくれないくせに、税金ばっかり重くして……!」

 

前方で今度は春蘭殿と少女が戦い始める。

 

「国が守ってくれないから邑で一番強いボクがみんなを守らなきゃいけないんだ!盗人からもお前ら役人からも……!」

 

「くっ!こいつなかなか……」

 

春蘭殿が押されているだと!

しかし手をだすわけには……

あの少女は自分の正義のために戦っている。そのものに春蘭と私の二人がかりでは殺してしまいかねない。

何か解決策は……

 

「…………」

 

すると後ろにいた華林殿がゆっくりと少女と春蘭が戦っている方へと歩みを進める。

 

「曹操様!」

 

「……お姉様」

 

一緒についてきたであろう荀彧殿と柳琳殿も意外そうな声を挙げた。何をするきなのだろう。私は止めようと手を伸ばしたが彼女の後ろ姿ががそれを防いだ。

その後ろ姿は王の衣を纏っていた。

 

「二人ともそこまでよ。

剣を引きなさい!そこの娘も、春蘭も!」

 

「あ……はい!」

 

華林殿の圧に負けたのだろう。少女も武器を落とす。

あれほどの得物を振るうまでにどれ程の鍛練を積んできたのだろうか?しかもこの年端もいかない少女が。

いつの世もこのような場所はあるのだな……

 

「あなた名前は?」

 

「き……許緒といいます。」

 

少女は華林殿の放つ圧に呑み込まれており今までのような敵意はない。

そして華林殿は少女の前に立つと

 

「許緒ごめんなさい。」

 

頭を下げた。

その行動に私を含めた曹軍一同驚愕し驚いた。

王のまま頭を下げたのだ。この世界私がいた世界よりも身分の格差は広い。一軍を率いるものがただの少女に頭を下げたのだ。

 

「名乗るのが遅れたわね。私は曹操、山向こうの陳留の地で太守をしているものよ。」

 

「え!?山向こうの?それじゃあ……こ、こちらこそごめんなさい。山向こうの噂は聞いています!向こうの太守様は立派な人で、悪いことはしないって。もしかして商人の人が言ってた賊を退治する陳留の太守様って…」

 

「……」

 

華林殿は黙ったまま頷く。

すると少女は頭を地につくまで下げて謝る。

 

「本当にごめんなさい!!」

 

「構わないわ。今の政事が腐敗しているのは私が一番よく知っているもの。官と聞いて憤るのも無理のない話だわ。だから許緒。あなたの勇気とその憤りこの曹孟徳に貸してくれないかしら。」

 

「え?ボクの……」

 

「私はいずれこの大陸の王となる。けれど今の私の持つ力ではあまりにも小さすぎる。だからあなたのその力私に預けてはくれないかしら。」

 

王になるという発言。覚悟の決まっている言葉だった。それがどれほど重い覚悟なのか私でもわかった。

 

「この大陸の皆が安心して暮らせる私はこの大陸の王となる。」

 

「この大陸の……皆が……」

 

「あぁ、曹操様……」

 

後ろでは荀彧殿な恍惚な表情を浮かべていた。

そして私も自然と笑みがこぼれた。

この王に拾って貰えて良かったなと

 

「うん。曹操様。私も皆が安心して暮らせる大陸にしたい!私にもお手伝いさせてください!」

 

「ふふっ……ありがとう。春蘭、香風。許緒はひとまずあなた達の下に付けるわ。」

 

「はっ!」

 

そして華林殿はこちらに戻ってくる。

少女は春蘭殿と香風殿と話をしているようだ。

 

「華林殿……」

 

「何?」

 

「私は運が良かったようだ。」

 

このような優しい王に拾われて。

 

「あたりまえでしょう。」

 

含んだ笑みを向けてくる。

 

「このグラハム・エーカー改めて、華林殿の覇道の為に落ちた命使いましょう。」

 

「前の宣誓は飾りだったのかしら?」

 

覚悟を言うと悪戯な笑みを浮かべてくる。

 

「なに。覚悟がさらに決まったまで。」

 

「本当暑苦しい男……

ではこの後の戦いでその覚悟示して見せなさい!」

 

「はっ!」

 

そうして初の戦へと進む。

私の王のために……

 

 

 

 

 

 

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