渋谷事変阻止隊   作:jlake

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渋谷事変阻止し隊

 

 

映画の上映中、思わず言葉がこぼれた。

 

「素晴らしい……」

 

男は映画を1人で見る事が好きだった。

今年で12歳になる小学6年生である。

 

「生きてて良かった……」

 

素晴らしい映画やアニメ、漫画などのサブカルチャーに不意に出会えた時、心から幸せを感じられる、根っからのオタクであった。

 

「守らなければ……このサブカルをメロンパンの暴虐から…」

 

転生して12年。

男は決意を固くした。

 

 

〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

やあ、みんな。転生して12年、通算39歳の小学6年生だよ。

まあ、仮の名として、ゆたぽんって呼んでくれ。

 

前世でありふれた理由で死に、気づいたら転生していたんだ。

神様に会ったりって事は無かったよ。

 

そんで転生して10年位経つと、この世界がどんな所なのか判明した。

なんと、、、呪術廻戦の世界でした!

まさか現代ファンタジーの世界に転生するとはなあー。

この世界がどんな世界か簡単に説明すると、悪さをする幽霊、通称呪霊達を高校生の主人公達が退治する、っていう世界観である。まあ、呪霊より悪さする人間の大人のがタチ悪いんだけどね。

 

なんで呪術廻戦の世界って分かったかと言うと、母が窓をしていたからである。

代々うちは、見える系の家系らしくて、ゆたぽんも呪霊が見える感じでした。

そんで、母からこの世には呪霊ってのがいて、悪さをしてるから近づいてはいけないよってレクチャーされました。

母は、ただ見えるだけで、術式も戦闘能力も無いので、高専に通ってたってなんて事もなく、主婦の合間、窓として活動してるらしいです。一回通報すると数千円のバックがあるってニンマリしてましたわ。

 

そんな見えやすい家系に生まれた俺なんだが、どうやら術式を持って生まれたみたいです。

 

名付けて、『強化睡眠』

ルビは、寝る子は育つって所かな。

術式効果は、夜寝るときに頭の中に浮かぶ前世の物語の中に出てくる武器や道具を選択すると、夢の中でその武器や道具を装備した敵が現れて、戦う事になるんだ。

で、そいつに勝つと見事その武器や道具を術式として扱えるっていう訳。

 

うん。まさにチートである。実質最終的にはめちゃくちゃ強くなれると思う。

 

ただ、問題がある。それは、敵が容赦ないって事です!

対峙する仮想敵は、選択した武器を十全に扱える上に、身体能力は俺と同じなのである。

つまり、ゲームで例えると、スマブラで操作テクニック知らないキャラVSキャラコントロール激ウマ武器持ちニキが戦うようなものである。

マリカで例えるとアイテムなしショートカット知らない中戦う感じ。

もう、勝ち目ないよね。

しかも倒すって、気絶させるとかじゃなくて息の根止めるって事だから。夢の中で殺されて、痛みも普通に感じた。

 

あとは、細かい説明になると、

・開始時は敵と10メートル離れてる。

・寝るときに持っている道具や武器をこちら側は使える。

・選択できる物語は前世に所有していた物に限る。

・呪術廻戦は選択できない。

って所かな。

 

普通に無理ゲーのトラウマ製造機なんだよなあ。

10歳の時にあれ?俺今術式使えるな、って直感的に思って使ったら術式のルールを頭に入れられて、仮想敵に一方的に殺されて、起きたら朝になってておねしょしてたのである。

それから一回も使ってないんだよね。痛すぎて。

ただ、このままだとメロンパンに日本の東京が壊されて、サブカルチャーを破壊されるんだよなあ。

 

なんとかして、この能力を攻略しないとだわ。カギは寝る時に身につける道具や武器と、相性のいい仮想敵の選択か。

 

これからしばらく悪夢が続きそうだわ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜One week later〜〜〜

 

むりむりむりむり!!!

強すぎるって!仮想敵半端ないって!

この1週間、キングダムに出てくる普通の小盾を仮想敵に選択して、こっちはシャベルとか、投石用の石とか用意して戦ったけど全部撲殺されたわ!

 

…これは、道具を持たせた仮想敵から攻略しないと無理ゲーか??

ただ、たいした事ない道具持ってるやつ倒しても、何の特にも何ねえし、無手だと格闘技使ってくんだよこれ……。

 

というか、せめてもの救いは相手が呪力を使ってこないって事だよなあー。

俺って呪力で身体強化とか出来ないから、相手に使われてたらさらに無理ゲーになってたわ。

おそらく俺と同じ身体能力って所で、制限かかってるんだろうなあ。

これ俺が呪力操作覚えても、相手も同じに呪力操作してくるっていう糞ゲー感極まってるわ。

なお今俺は、直感で術式のみ使用できる模様です。

 

 

 

 

 

〜〜〜2 week later〜〜〜

 

 

キングダム ノ タテ ツヨイ。

メロンパン ゆるすまじ。

 

 

 

 

〜〜〜3 week later〜〜〜

 

倒した。

奇跡起きて、投石が相手の急所に当たって、何とか倒した!!!

当たった瞬間、盾構えた腕が下がったから、シャベルでどつき回して、息の根を止めたわ……。このゆたぽん容赦はしない…。

 

長かった………。

これで、メロンパンに一歩近づいたか………。。。。

 

って、近づいてねーよ!!!!

相手は術師の最高級で、呪霊数万体扱える敵だぞ!!!!

こっちは3週間かけて、何の能力もない小楯一個だぞ!!

あと4年くらいしかないのに勝てるわけないわ!!!

ばーかばーか!無理ゲーだわ!!!

やめてやるわ!こんなもん!!

 

 

ちくしょう。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜Many months later〜〜〜

 

 

 

 

 

ID非公開さん

2015/10/4 20:01

 

友達が作ったすっごい難しいtrpgのゲームがあって、クリアできません。このままだと僕の大事な物が破壊されてしまいます。助けてください。

 

ルールは、対戦回数を重ねていくごとに主人公を強化していき、最終的に激つよボスを倒す、ハクスラの様なゲームです。

対戦ルールなのですが、相手の武器や道具などをこちらが選べて、それに勝つとこちらは次の対戦からその武器が扱えるというルールです。

空想上の武器でも良く、エクスカリバーや、エリクサーなどでも大丈夫です。

ただ、相手は選択された武器を十全に扱えて、無手の場合は格闘戦を仕掛けてきます。

ただし、身体能力はどちらも同程度です。

あと対戦回数の上限は最高千回位です。

 

こちらの初期スペックは

・一般人的身体操作技術(格闘経験なし)

・一般人が入手できる物なら使用可能(スコップや石等)

 

と、こちらがかなり不利です。

どうか私にあなたの知恵を貸してください。

よろしくお願いします!!

 

カテゴリ エンターテイメントと趣味 | ゲーム

 

 

 

「……ヤホー知恵袋投稿っと。」

 

……

………

【悲報】全世界に術式開示【デジタルタトゥー】

 

…ま、まあtrpgって書いてるし!セーフだろ!誰も呪術師が術式のこと相談してるって思わないだろ!

 

「頼む…あとは知恵袋が頼りだ。。何とか攻略法見つけてくれ!」

 

ゆたぽん、一か八かのYαhoo!知恵袋の質問展開!!

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜Three hours later〜〜〜

 

 

回答(1件)

 

10102437564さん

2015/10/4 22:10

とても特殊なtrpgをされてるんですね。

面白そうなので、自分もその友達にゲーマスしてもらいたいです笑

 

選択するといいだろう武器を考えたのですが、ハーメルンの笛などはどうでしょうか?

初期装備はある程度用意できるということなので、耳栓を用意して戦い、ハーメルンの笛を勝ち取ったら、次からその笛を使って相手を操作すればさらに良い武器を勝ち取れるのではないでしょうか?

 

 

 

 

………

 

きちゃー!!!!

「ベストアンサー!!!!」

 

きた!きた!これでかつる!!

流石知恵袋だ…

家の本棚にも昔子供の頃読んでもらってたグリム童話の本があったから行けるぞこれ!

これはマジでハメ技かもしれない。

今夜早速ハーメルンをぶっ倒す!

 

「ハーメルンをぶっ壊す!」

 

 

 

 

 

 

〜〜〜the next day〜〜〜

 

勝てた。

何とか俺のスコップ術で笛吹いてる中倒し切った。

よし!

順調順調!

ここらか俺の快進撃が始まる!

 

今夜の対戦相手はエクスカリバーだ!!

 

 

 

 

 

 

術式発動!

 

 

 

 

 

 

 

『芳文社

→伝説の武器防具刀剣

→エクスカリバーが選択されました。

仮想敵の召喚を行います。

…召喚完了。

10秒後に戦闘を開始します。

準備を行なってください』

 

 

きたきた。

ハーメルンの笛顕現!

獲得した武器の顕現は呪力操作使えなくても直感的に出来るぜ。

 

『3』

 

耳栓もつけた。

 

『2』

 

スコップも一応持ってきたぜ。

 

『1』

 

いくぜ!

 

『let's go ahead!』

 

 

笛「ぴゅーーー!」

 

 

 

…へ?

 

 

 

ザンッ!

恐ろしいほどの切れ味で、身体が真っ二つに切り分けられた。

身体が切られた事を認識してないのか不思議と痛みは無かった。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

「はっ!?」

 

 

次の日飛び起きたら朝だった。

 

はははは…

そりゃそうか…

笛吐くのにもある程度技術はいるよな。。。

 

 

ふう。。。

クールに、クールにいこう。

 

 

よし。

 

 

次回!中学吹奏楽部編!

「俺たちの戦いはこれからだ!」

 

 

 

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