彼女が麦わらの一味に加わるまでの話   作:スカイロブスター

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10:荒野の土は血を呑み続ける。

 剣戟と銃撃の合奏。怒号と悲鳴と罵倒と断末魔の合唱。

 夕暮れの荒野に戦闘交響曲が終わりなく流れ続ける。

 

 昆虫面の不気味なヘッドギアに砂漠戦用装備をまとった小柄な兵士達が、カートリッジ式の小型連発銃を手に少人数ごとに分かれ、無言のまま移動と射撃を交互に繰り返し、距離を詰めた後に白刃を煌めかせて銃剣突撃を行う。

 

 海賊達の迎撃に仲間が斃れても、臆することも激することもなく、ただただ戦闘行為を遂行し続ける。海賊達を殺し、両手を挙げて投降を訴える奴隷達も容赦なく命を奪っていく。

 まるで自分達以外の動くものは皆殺しにするとでも言うように。

 

「このクソチビ共がっ!」

 海賊が銃剣突撃してきた小柄な兵士の一人をサーベルで袈裟にぶった切る。斃れしな、小柄な兵士の不気味なヘッドギアが脱げ落ちた。

 

 夕陽に晒された死体の顔立ちは、10歳前後の子供のもの。

「ガ、ガキじゃねえかっ!? まさか、こいつら全員が――」

 

      ○

 

 時計の針を少し戻す。

 

 無法なる完全な自由市場は世界政府にとって不都合であり、同時に表沙汰に出来ない密やかなビジネスを行う上で極めて好都合だった。

 これは世界政府隷下の海軍や諜報機関サイファー・ポールにとっても同様で、海軍やサイファー・ポールはマーケットで非公式、非公然、非合法の情報収集や資金調達を行っている。軍隊や諜報機関にとって政府から支給される予算――使い道を監査される資金――以外の金はいくらあっても困らない。なんせ公に出来ない仕事は金が掛かる。

 

 よって、サイファー・ポールにとってマーケットは諜報任務の要所の一つであり、組織の秘密資金を獲得する大事な金の鵞鳥だった。軽率な真似をして問題を起こしたら免職や懲罰では済まない。

 

 ゆえに、マーケットへ派遣されるサイファー・ポールの諜報員は、伝統的に有能であることを当然として世界政府の法や組織の規則、社会正義の正否よりも、政治的かつ組織論的な是非の判断が下せる者が選出してきた。どれだけ戦闘能力や工作能力に長けていようと、マーケットにおける政府や組織の利権を台無しにするようなバカは選ばれない。

 

 そうしてマーケットに派遣された諜報員達を管理統括するケースオフィサーの“ジョージ”はうってつけの人物だった。

 

「――そうか。状況次第では今日中に動く。マーケットで調達した傭兵に準備させろ」

“ジョージ”は電伝虫の通信を切り、手元の書類仕事へ戻る。

 

 表向き、とある商社の出先事務所長を務めている彼は、本当に所長としてあれやこれやの雑務を行い、サイファー・ポールの『密やかなビジネス』とは別に相当の利益を上げていた。

 スパイマスターとしてだけでなく、ビジネスマンとしても非常に有能らしい。

 

 応接ソファに座る貴婦人が皮肉っぽい微苦笑をこぼした。

「状況次第で動くというのは、些か短絡的すぎない?」

 

 大きな薔薇飾りが付いた白い帽子に白いコートを羽織り、可憐な容姿を裾丈の短い青のミニワンピースと白いロングブーツで包んでいる。

金髪のボブヘアとサファイア色の瞳が印象的な若い美女へ、“ジョージ”は書類から顔を上げずに応じた。

 

「否定はしない。ただ……ここはいろいろ事情が入り組んだ土地だ。おまけに能力者も覇気使いも少なくない。臨機応変に動くことが一番“安全”だ」

「だとしても、エージェントでなく傭兵を利用する理由は? 傭兵自体はともかくとしても、わざわざ児童歩兵を選ぶなんて。趣味が悪いわよ」

 

「マーケットに展開しているエージェントはあくまで諜報任務が優先だ。“この程度”で存在が露見されるリスクは冒せない。それに、あれらはマーケット内で調達できる傭兵集団でも、一番費用対効果の良い部隊だ。旧ガルツバーグ国軍の元将校が経営する『児童歩兵隊(スクール)』で、下手な海兵より陸戦に長けている」

“ジョージ”はちらりと貴婦人を窺い、言った。

「立ち寄っただけ、と言っていたが……私の仕事の監査にでも来たのか? ステューシー」

 

 ステューシーと呼ばれた若い貴婦人はおどけるように肩を竦め、白磁のカップをクルミ材製の応接テーブルに置く。

「ここへは本当に貴方の顔を見に寄っただけよ。ただ“旧友”として指摘させてもらえるなら、あの小さな傭兵達がどれだけ使えようと、能力者や覇気使いを倒せないわ。ヌーク兄弟に殺されるだけよ」

 

「元よりあれらは露払いと弾避けの消耗品だ。本命は別に用意してある。目ぼしい脅威以外を排除できれば良い」

「子供の命を何だと思ってるのかしら。まったく酷い人ね」

 言葉はもっともらしいが、貴婦人の整った顔には一片の憐憫も同情もない。それどころか酷薄な冷笑すら滲んでいた。

 

 ステューシーの皮肉にも“ジョージ”は眉一つ動かさず、淡々と書類仕事を続ける。

「我々が日々血と汗を流して護持している体制が、あのような子供達を生み出し、その命を使い潰している。この現実に不満があるなら、君から政府や天竜人に改善を働きかけてはどうだ? 上手くいけば、君や私の仕事で犠牲になる憐れな子供達が減るかもしれない」

 

 穏やかな口調に含められた反感の強さに、ステューシーはからかうように口端を歪めた。

「相変わらずの叛骨心ね。もう少し従順になれていたら、もっと“上”に行けるのに」

 

「君のようにCP-0へ行けとでも? 私は世界政府の犬であることは受容できても、マリージョアの豚共のためにあくせく働くなど御免被る」

「子供達の命を鼻紙のように使い潰す悪徳は許容できても、気に入らない連中に頭を下げることが出来ない。まるで駄々をこねた子供ね。流石に見苦しいわ」

 喉を鳴らしながら毒舌を放つステューシー。

 

「容姿は昔と変わらず美しいままだが」“ジョージ”が顔を上げ「“中身”は年相応に陰険になった。すっかりやり手婆だ」

 

 刹那、ステューシーが弾丸無き銃撃――“飛ぶ指銃”を放ち、“ジョージ”の万年筆を打ち砕く。飛散したインクが“ジョージ”の手と執務机を汚した。

 

「……酷いな。この万年筆はお気に入りだったのに」

「万年筆で許してあげたのよ。貴方が旧い友人で無かったら頭を撃ち抜いてるところだわ」

 微かに煙をくゆらせる右手人差し指の先へ、ふっと息を吹きかけ、ステューシーは瑞々しい脚を組み直す。

 

 ステューシー。世界政府の諜報機関サイファー・ポールにあって天竜人直属のCP-0に籍を置く世界最高峰の女諜報員。世界の闇の帝王の一人『歓楽街の女王』として裏社会に君臨し、四皇のビッグマムとすら交流を持つ悪女。そして、“ジョージ”の旧き友である年齢不詳の女。

 

「悪かった。失言を謝罪しよう」

“ジョージ”はハンカチで手と卓を拭いながら、無機質に詫びる。

 

 その様に小さく鼻息をつき、ステューシーは話を再開した。

「ニコ・ロビンが血浴を伴ってこの島に来ているのでしょう? 確保しなくていいの? 後で怒られても庇ってあげないわよ?」

 

「問題ない」“ジョージ”は淡々と「五老星から言質と許可を得ている。少なくともマーケット、いや、この島の中でニコ・ロビン捕縛のために我々が騒ぎを起こすことはない」

 

「へえ」ステューシーは興味深そうに「彼女に御執心の老人達をどうやって説き伏せたの?」

「ニコ・ロビン捕縛を強行した結果、マーケットにおいて我々の存在が暴露することの不利益を説いた。『密やかなビジネス』を日の目に晒すことは得策ではないと」

 

「確かにね。『密やかなビジネス』は誰にも知られず気付かれずが鉄則だもの。ニュース・クー辺りに感づかれたら大騒ぎになるでしょうし」

 裏社会の女王でもある女スパイは大きく首肯して先を促す。

「そのうえで、五老星に注進した。加盟国が荒れる程度ならともかく、政府の機密資産が明らかになり、マリージョアの豚共が騒ぎだした場合、非常に面倒なことになると。豚共は金があれば、あるだけ蕩尽に費やすからな。政府の機密資産を自分達の遊興のために差し出せと言い出しかねないと指摘した。五老星は誰も反論しなかったよ』

 

 実際はもっと散々な言い様だったが、五老星の誰も反論しなかった。天竜人がこの世界に君臨して800年。その幼児退行的な劣化はもはや五老星自身が諦観を抱くほどなのだから。

 

 ステューシーはくすくすと心底楽しそうに笑い、

「貴方のそういうところ、本当に変わらないわね」

 青い双眸を冷ややかに細めた。

「それでも、ニコ・ロビンがポーネグリフ関係の情報を入手する懸念は拭えないけれど?」

 

「その件も問題ない。ニコ・ロビンが入手した資料は『ヴァイゲル草稿』。それと、ヌーク兄弟と事を構えてまで入手しようとしているのは『ハッチャー日誌』だ」

「ああ。そういうこと」

“ジョージ”の言葉に、ステューシーは思わず嘆息した。

 

『ヴァイゲル草稿』は中身の大半が的外れな推測と妄想に過ぎない。脅威性が低いからこそ、これまで放置されてきた資料だ。今後も問題になることはなかろう。

 そして、ハッチャー日誌だが、アレに記されたポーネグリフ関連の記述は毒にも薬にもならぬ、無害な記録に過ぎない。だからこそ、冒険家ハッチャーは暗殺も粛清もされず天寿を全うし、その日誌が古書市場に流通していたのだ。

 

「今回の件で問題として重視すべきは、ニコ・ロビンではなくハッチャー日誌を用いてフランマリオンの眠り姫を発掘しようとしているヌーク兄弟だ」

“ジョージ”は淡々と言葉を紡ぎ、

「天竜人の屍を満天下の晒し者にするだけならば、ともかく」

「いえ、それは大問題よ。ともかく、なんてレベルじゃないわ。物凄い大問題になるわ」

 苦言を呈す旧友から目線を外し、呟くように言った。

「私は天竜人の遺骸が技術的に悪用される可能性を懸念している」

 

「天竜人の血統因子を利用するかもしれないと?」

“ジョージ”の見解に、ステューシーは端正な顔を強張らせた。

「流石に……妄想的じゃないかしら。たかが海賊に血統因子を利用するほどの技術があるとは思えないわ」

 

「どうかな。既にヴィンスモークのジェルマ66という前例があるし、同様に高度な技術を持つ海賊などいくらでもいる。カイドウの許にいる元MADSのクイーン。ゲッコー・モリアの海賊団には天才外科医ホグバック。シャーロット・リンリンやドンキホーテ・ドフラミンゴなど優秀な人材を揃えた海賊は少なくない」

 それに、と“ジョージ”は憂鬱そうに続ける。

「世界政府の管理下にあるとはいえ、ドクター・ベガパンクもシーザー・クラウンも本質的には道徳倫理を持たない人間のクズだ。連中が天竜人の血統因子を密かに入手して悪用しない、と君は断言できるか?」

 

「出来ないわね」

 ステューシーは即答してカップを口に運ぶ。ぬるくなっていた御茶に眉をひそめた。

「ヌーク兄弟が高度な技術を持つロクデナシに天竜人の遺骸を提供する可能性、か。泳がせて取引相手を確認した方が良いんじゃない?」

 

「その策も考えはしたが、大昔の遺骸とはいえ天竜人だ。諜報活動の材料として利用したとなれば、面倒臭いことになる。私の職責にそこまで厄介なことを背負う義務はない」

“ジョージ”はしれっと『これ以上は面倒臭いからやらねえ』と宣う。

 

 旧友のふてぶてしい物言いに、

「この業界では必要以上に背負い込まないことが鉄則だものね。まして、厄介なことは避けるに越したことはないわね」

 ステューシーがくすくすと上品な笑い声をこぼしていると、電伝虫が鳴り響く。

 

 鼻息をつき、“ジョージ”は電伝虫を手に取り、

『ジョージ、大変ですっ! 発掘現場がっ!』

「どうやら臨機応変が求められるようね」

 鈴のように喉を鳴らし、ステューシーは腰を上げた。

「そろそろ行くわ。食事に行こうと思ったけれど、この調子じゃ難しそうだし」

 

「少し待て」

 電伝虫の先にいる部下へ告げ、

“ジョージ”は新たな万年筆をメモ用紙に走らせ、ステューシーへ差し出す。

「ここに立ち寄って行くと良い」

 

「あら、なあに?」とステューシーは興味深そうにメモ書きを受け取る。

 

「アップルパイの専門店の場所だ。私のツケで受け取れるようにした。土産にすると良い」

 わずかに表情を和らげ、“ジョージ”は言った。

「アップルパイは好物だったろう?」

 

「……貴方のそういうところは好きよ、“ジョージ”」

 ステューシーは邪気の無い微笑を返し、メモ紙を大事そうに懐へ収めてから旧い友に別れを告げた。

「それじゃ、お仕事頑張って」

 

“ジョージ”も退室していく旧友を見送り電伝虫へ向き直って、

「詳細に報告しろ」

 部下の報告を聞いた後、

「大崩落か……分かった。黄昏と共に作戦を開始しろ」

 淡白に命じる。

「ヌーク兄弟とその一味を潰せ」

 

       ○

 

 昆虫面のマスクを被った児童歩兵達はどれだけ仲間が斃れようと恐怖も怯懦もせず、仲間の死に憤怒も憎悪もせず、カートリッジ式の小型連発銃を撃ち、銃剣を煌めかせて突撃し、無抵抗の奴隷を撃ち殺し、銃剣で刺し殺し、海賊達に弾丸を叩き込み、銃剣で滅多刺しにする。

 まるで捕食性の昆虫のように。

 

「クソガキ共がぁ……っ!」

 コッカはシュワシュワの実の能力を使って児童歩兵達を薙ぎ払い、

「なめンじゃあねェぞっ!!」

 ペップは武装色の覇気を身にまとって児童歩兵達を薙ぎ倒す。

 

 周囲に子供の死体が積み重ねられるも、怒れる兄弟は気にも留めない。

 敵ならば子供相手だろうと暴力を一切鈍らせない。ヌーク兄弟は人間的にクズであるが、紛れもなく本物の戦士であった。

 

 しかし、彼の船員達が同じく本物の戦士とは言い切れない。

「船長、不味いヤモッ! 押されてるヤモッ!!」

 包帯塗れのジューコが重傷を押して叫ぶ。

「ダセェ泣き言抜かすなっ! ガキ共なんぞ蹴散らしやがれっ!」

 

 コッカが怒鳴り飛ばすも、児童歩兵達は死を恐れる素振りすら見せず、仲間の遺骸を平然と踏み越え、手足をもがれようとハラワタをこぼそうと命ある限り戦闘を継続する。

 まるで火に向かって行進する昆虫のように。

 

「なんなんだ、このガキ共ぁ!? 死をまったく恐れてねえぞっ!」

 船員達は死傷を一切恐れぬ児童歩兵達の不気味さに気圧され、慄き、その隙を突かれて撃たれ、刺され、死んでいく。

 

「船長っ!」ジューコが悲鳴のように叫び「このままだと、私達以外がもたないヤモッ!!」

「兄貴、ジューコの言うことが正しいぜェッ! 皆、こいつらの勢いに呑まれちまってるよォッ! このままじゃあヤベェッ!」

 ジューコとペップの喚き声にコッカが歯噛みして唸った。

「クソッタレがぁっ!!」

 

     ○

 

 絶え間なく聞こえてくる戦闘交響曲はロビンの許にも届いていた。

 ハナハナの実の能力を用い、耳目を生やして状況を確認。ロビンは眉間に深い皺を刻む。

 

 昆虫面のヘッドギアと砂漠戦装備をまとった小柄な兵士達が、ヌーク兄弟海賊団を襲っていた。無言のまま少人数単位で戦闘を続けている。

 小柄な兵士達は射撃と移動を繰り返し、カートリッジ式の小型連発銃を構えて銃剣突撃していく。海賊達の反撃で仲間が斃れても一顧にしない。仲間の屍を踏み越え、蟻がたかるように海賊達へ襲い掛かり、銃剣で滅多刺しにしていた。

 武器を持たぬ奴隷達に容赦ない。両手を挙げて命乞いする奴隷へ銃弾を撃ち込み、銃剣で刺突する。小柄な兵士達は無言のまま淡々と虐殺を重ねていく。

 

 何者か分からないけれど……酷いことを。

 ロビンは眉根を寄せながらも、状況を分析する。小柄な兵士達の襲撃によりヌーク兄弟海賊団は混乱の極みにあり、大穴周辺の警戒網は穴だらけ。間隙を突いての脱出は可能だろう。

 

 まだ動けないベアトリーゼはハナハナの実で背負えば良い。あの小柄な兵士達と遭遇しても倒せないことは――

 その時。仲間に踏み越えられた亡骸からヘッドギアが脱げ落ちた。

 

 ――っ! 子供、ですって……っ?

 

 涙に濡れた目を見開き、息絶えている児童歩兵の骸を目の当たりにし、ロビンは凍りつく。

 

 まさか、この兵士達全員が子供なの……っ!? 

 昆虫のように戦い、死んでいく子供達の姿に、ロビンは戦闘の光景とは別種のおぞましさを覚えていた。

 

 




Tips
”ジョージ”
 オリキャラ。原作サイファーポール関係者がCP9ばかりだし、作中時期のCP9は既にアイスバーグの許に潜入中。オリジナルに頼らざるを得ない。

 名前の元ネタはスパイ小説の大家ル・カレに登場するスパイマスター、ジョージ・スマイリー。

 児童歩兵隊(スクール)
 銃夢;ラストオーダーに登場する小悪党ペイン大佐が率いる児童歩兵。
 同作品世界は人類が不老長寿技術を確立しているため、出産や子供の存在が違法になるという極端な人口抑制策がとられている模様。

 ステューシー
 原作キャラ。CP0のエージェントで、裏社会の大物で、ビッグマムとも知己がある、という冷戦時代のCIA工作官みたいな女。彼女の実年齢は最高機密らしい。

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