彼女が麦わらの一味に加わるまでの話 作:スカイロブスター
麦わらの一味が放棄された町エルマルに上陸した頃、ベアトリーゼはさらに上流の沿岸集落に上陸した。サンドラ大河の水で辛うじて維持されているこの集落にも難民が押し寄せ、四苦八苦していた。
「数日の間、このトビウオちゃんと荷物を預かってちょうだいな」
ベアトリーゼは集落の人間に札束を三つばかり渡し、更に二つ札束を見せて言った。
「それと馬かラクダを売ってくれない? 二頭ね」
こうして調達した馬二頭に砂漠越え用の水と糧食、野営道具を積んでいく。
「ここで待ち伏せするんじゃないの?」
戸惑い顔のチレンに、ベアトリーゼはにやりと口端を吊り上げた。
「ここから少し内陸へ行ったところに、砂に呑まれて放棄されたオアシスがある。待ち伏せするにも水の調達し易い方が良いだろ」
「? 砂に呑まれてるんでしょ?」戸惑いを強くするチレン。
「枯れたわけじゃないさ」
ベアトリーゼはほっかむりするようにシュマグを巻きながら、からからと笑う。
「それにまあ、面白い出会いがあるかもしれない」
〇
かつて緑の町と呼ばれたエルマルに上陸後、ビビと麦わらの一味は反乱軍の根拠地になっているというオアシス都市ユバを目指すべく、灼熱の砂漠を進む。
その頃――
「ダンスパウダー……世界政府が製造も保有も禁じてる降雨剤ね」
「エグいもん使われたなぁ」
砂に呑まれ、放棄されたオアシス都市ユバに到着していたベアトリーゼとチレンは、ユバに唯一残っていたトトなるおっさんから、諸々の事情を聞いていた。
「2年前、国内に持ち込まれていることが偶然発覚されてな。調査したところ、王宮からも大量に発見された」
トトはベアトリーゼから貰った水を口にし、大きく溜息を吐く。
「当時、既に首都アルバーナ以外で雨が一切降らぬという異常な旱魃が起きていた。浅慮な者達は騒いだよ。王が雨を奪っていると」
ふぅんとベアトリーゼは相槌を打つ。原作知識として真実を知っているが、そんな素振りは微塵も見せない。
「王が自分の国を干上がらせて、衰退させたい理由でもあったの?」
「そんな理由など無いっ! 国王様が民を虐げるなど絶対に!」
トトは大きく深呼吸し、頭を振った。
「声を荒げてすまない……しかし、この町にいったい何の用だい?」
チレンが答え難そうに目を逸らすも、ベアトリーゼはあっけらかんと笑う。
「や。この町でバケモノを待伏せしようと思ってね。ここはちょっと大立ち回りするのに丁度良いから」
「……は?」
トトは目を点にして固まった。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。化物? 待ち伏せ? 大立ち回り? 何を言って」
ベアトリーゼは狼狽えるトトへ、悪びれることなく続ける。
「代わりに埋まっちゃった水を出してあげるから、大目に見てよ」
「はあっ!?」
トトは目を剥いて吃驚する。思考が追いつかない。
「み、水を出す!? ど、どういうことなんだ!?」
で。
ベアトリーゼはチレンとトトを連れて砂に呑まれたユバの町を歩いて回り、歩きながら振動波を放ち、反響から地中の水源を探る。
そして、オアシスの貯水池だった場所に立ち、ベアトリーゼは頷く。
「ん。やっぱり水は無事だわ。砂に埋もれてるだけだ」
「分かるのかね?」トトが怪訝顔を浮かべる。
「ま、いっちょやってみますか」
ベアトリーゼはアンニュイ顔で嘯き、その場に屈みこんで両手を地面に添え、高周波の衝撃波を叩き込んだ。
「
ずどんっ! と強烈な衝撃波を地面に打ち込み、大量の砂を吹き飛ばした。
「のわーっ!?」「きゃあああああっ!?」
衝撃波の余波と大量の砂塵を浴び、トトとチレンも吹っ飛ぶ。
「な、なんなんだっ!?」「やる前にひとこと言いなさいよっ!!」
びっくり仰天のおっさんと拳を振り上げて抗議する女科学者。
「んー……完璧」
地面に大穴を作ったベアトリーゼは、穴の底を見下ろして満足げに白い歯を見せる。
「な、な、な、な」
身を起こして大穴の底を窺い、トトは目を丸くする。
深々と掘削された大穴の底は湿っており、早くも水を滲ませていた。
「お、お嬢さんはいったい……」
唖然としながら凝視してくるおっさんに、蛮姫は人差し指を艶やかな唇に添えた。
「内緒」
〇
麦わらの一味が砂漠を征く。
狡賢い鳥畜生に荷物を盗まれたり。
山のようにデカいサンドラ大トカゲを仕留めて食ったり。
通りすがりのエロラクダを拾ったり。
ルフィが幻覚サボテンを食ってラリッたり。
ウソップが暑さに倒れたり。
ドデカい蛙に襲われたり。
そんな冒険をしながら彷徨するように進んで進んで進んで、酷暑の日中が終わり、酷寒の夜を迎えた。
頭上には満天の星が煌めき、月が爛々と輝く絶景が広がっていたけれど、完全に疲弊しきった一味は夜空を楽しむ余裕などない。
砂漠用マントをすっぽりと被ったビビとナミは、ラクダ(ナミの命名『マツゲ』)の背から周囲を見回す。
ラクダの手綱を握るビビが、疲れ切った顔できょろきょろ。
「そろそろ見えてくるはずなんだけれど……」
「サンジ君が手に入れてくれた地図だと、そうね。もう見えてもおかしくないわ」
ナミはナノハナで調達した地図を確認し、辺りを窺う。
「砂が舞っててよくわっかんねェな」枯れ木の杖を突くルフィが眉根を寄せ。
「あれじゃねェか? 明かりが見えるぞ」
ぶっ倒れたウソップを肩に担ぐゾロが、背の低い砂丘の先を指差す。
ゴールが見え、少年少女が表情を和らげたその時。
「……なんだ、ありゃあ」へばっていたサンジが絶句する。
「すっげェ……」雪の国の出身であるチョッパーは初めて見た。
視界に収まりきらぬほど巨大な砂嵐を。
「そんな、ユバの町が―――」
ビビが口元を押さえて戦慄した、刹那。
ずっがああああああんんんん!!!!
夜が消し飛ぶような鮮烈極まる白光が走り、ビビ達が悲鳴と吃驚を上げた直後、天地をひっくり返すような轟音と衝撃の大瀑布が砂漠に激走し、ビビ達をひっくり返した。
唖然茫然している麦わらの一味の中で、ラクダの背から転げ落ちたナミが身を起こし、夜闇の中をキラキラと煌めく仄蒼い粒子や赤い粒子を見つめていた。
「大気がイオン化して、砂粒が焼けてる……雷が生じて、いえ、砂嵐そのものが雷になって爆ぜたんだ……こんなのあり得ない」
そして――
ビビと麦わらの一味が恐る恐るユバに足を踏み入れてみれば。
ユバは砂に呑まれ、無人になっていた。
「そんな……ユバが放棄されてるなんて」ショックに身を震わせるビビ。
「こりゃひでェな。エルマルって町と変わらねェぞ」眉をひそめるゾロ。
「水はっ!?」ルフィが泣きそうな顔で叫ぶ。
「この有様じゃ水なんてねェだろ……」肩を落とすサンジ。
「あるよ」
不意に声を掛けられ、全員がビクッと身を震わせる。弾かれたように声が聞こえた方へ顔を向ければ。
夜色のショートヘア。暗紫色の瞳。小麦肌。砂漠用着衣に身を包んだ美女がアンニュイ顔で微笑んでいた。
「水。あるよ」
「誰だ?」「さあ?」
小首を傾げるルフィとチョッパー。
「ああっ!? ナノハナの町で出会った素敵なレディッ!」
「っ! あの女は――ッ!」
喜色を浮かべるサンジと対照的に、顔を強張らせるゾロ。
「ベアトリーゼさんっ!?」「ベアトリーゼッ!?」
目を真ん丸にして吃驚を上げるビビとナミ。
3億8000万ベリーの女賞金首は呆気に取られているビビへ丁寧に一礼し、
「お久しぶりです。ビビ様」
びっくりしたまんまのナミへ悪戯っぽく笑いかける。
「ナミちゃんも元気そうだね」
かくして、原作主人公一行と異物は出会った。
月が笑っている。
〇
「込み入った話は一服入れてからにしよっか」
ベアトリーゼは麦わらの一行を街の貯水池の辺りへ案内していく。
貯水池の傍で、チレンとトトが焚火を囲み、ユバの水で淹れたお茶を呑んでいる。
「「水だ――ッ!!」」
ルフィとチョッパーが大穴にじわじわと広がっている水溜まりへ顔を突っ込み、ごくごくと喉をうねらせる。
「「うめ――――――――――ッ!!」」
「お茶にする? 飛び込む?」
「お茶で」
ナミが代表して答え、ベアトリーゼは無人となっている宿へ入っていき、勝手にカップを持ち出してきて、焚火に掛けていた薬缶を傾けて御茶を淹れた。
サンジとゾロは温かい御茶をじっくりと味わいつつ、先客の美女2人を窺う。前者は若干鼻の下を伸ばして。後者は警戒心を露わにして。
ナミはビビに付き添い、唯一ユバの町に残っていた住民――トトから話を聞いていた。
なお、ウソップは倒れたままだ。
「……っ」
ビビはトトと再会し、息を呑んだ。記憶にあるトトは恰幅の良い男性だった。それが今や骨と皮のような有様で……
トトも驚いていた。
なんせ一般には王女ビビは難病を患い、ここ数年宮廷の奥で療養中と報じられていたからだ。そのために立太子も先延ばしされていたのだから。
「ああ。よかった……長く病気を患っていると聞いて心配していたんだ」
「あの」ナミが口を挟む。「この町に反乱軍が居ると聞いていたんですけど」
ナミは離れたところに控えるベアトリーゼを横目にしつつ、トトに問う。
「御覧の通りだ」トトは嘆息し「反乱軍はもういない。ここが砂に呑まれて放棄された後、あの
『なにぃっ!?』麦わらの一味はトトの言葉に吃驚を上げ、
「おい、ビビッ! カトレアってどこだ!?」
ルフィが穴から飛び出してきて問い質し、ビビは狼狽えながら答えた。
「カトレアは……ナノハナの隣にあるオアシス都市よ」
「はあっ!? ナノハナって……それじゃ俺達は何のためにここまで……っ!」
思わずゾロが不満に近い感情を吐き出す。他の面々も口に出さないものの、似たような気持ちを抱いていた。無理もない。丸一日を費やした過酷な砂漠越えが、全て無駄だったのだから。
「ナノハナを出立する前に、反乱軍の情報を集めなかったの?」
ベアトリーゼが微苦笑と共に指摘するも、麦わらの一味は誰一人答えられない。ただただ徒労感に項垂れている。
「……3年、雨が降らず多くの開拓村や地方都市が放棄された。しかし、国民の大半は国王様を信じてる。だから、何度も何度も止めたんだ。だが、若い連中は何を言っても聞かん。反乱軍はどんどん規模を大きくしている」
トトは話を続け、
「だが、奴らももう限界だ。反乱は起こしたものの、水が手に入るわけでもないし……王国の鎮圧作戦で物資もろくに得られない。追い詰められて、首都へ総攻撃に出るつもりだ」
カップを放りだしてビビの手を握り、涙ながらに頭を下げて懇願する。
「ビビちゃん。いえ、ビビ様。お願いです。あのバカ共を止めてください……っ! どうか、どうか……っ!」
痩せ衰えた身体から絞り出された哀願に、ビビはトトの手を強く握り返した。
「大丈夫。大丈夫よ、トトおじさん。反乱はきっと止めるから」
気丈に優しい笑みを湛え、ビビはトトを慰める。
麦わらの一味はただ黙してその様子を見守っていた。
・
・・
・・・
「食料を分けて貰って助かったよ。俺達の荷物は……まあ、色々あって失くしちまって」
サンジはトトとベアトリーゼから食料を分けて貰い、ホッとする。なんたって全ての荷物を鳥畜生に奪われていたのだから。
「水も食料も移動のアシも無しに砂漠越えを図るとは……砂漠の遊牧民達だってしないぞ」
トトが呆れ顔を返す。サンジはまったく反論できない。
そして、適当に選んだ無人の宿を借り上げてサンジの料理を食べ、麦わらの一味とオマケは宿の食堂でなんとなく一緒にいる。
一味の視線は主に夜色の髪の美女へ注がれていた。
懸賞金3億8千万ベリーの凶悪犯。“血浴”のベアトリーゼ。連れの美女が何者か分からないが、ベアトリーゼの立ち位置は重要だ。
なんせベアトリーゼはビビを恩人と尊崇する一方で、敵であるバロックワークスの最高幹部ニコ・ロビンの親友。
アラバスタに居る理由次第では……
ナミが代表して切り出す。
「この国で何してるの?」
心中の複雑さが滲み出ている声音だった。
一年振りに会えた嬉しさ。『次はグランドラインで』という約束が叶った歓び。
仕留めると言っていたくせに、アーロン達を仕留めていなかった件に対する不満と鬱憤。
争乱真っ只中のアラバスタに、この危険極まる野蛮人が居るという不吉極まりない現実。
おかげでナミは感情と気持ちがまとまらない。
それはビビも同じことで、不安と期待――親友のロビンのためアラバスタに来たのか、手助けに参じてくれたのか、で気持ちがぐちゃぐちゃしている。
ルフィは世経記者のコヨミから色々聞いていたため単純な好奇心を、ゾロはかつてアラワサゴ島で一蹴された過去から警戒心を、それぞれベアトリーゼに向けていた。ちなみにチョッパーとウソップは懸賞金4億ベリー手前の凶悪犯を前に腰が引けている。
「私は今、依頼仕事でこちらのチレン女史を護衛してる」
ベアトリーゼの説明に少年少女の視線が注がれるも、チレンは目礼を返すだけだ。
「それでまぁ、ちょっと鬱陶しい追手に狙われててね。アラバスタに逃げ込んできたの。この町には追手を返り討ちにするために来た。放棄されて無人。元がオアシスだから水の調達も易い。大立ち回りするのに丁度良いかなって」
「相変わらず無茶苦茶ね……」ナミは目元を覆う。
「この町で暴れるのか?」ルフィがしかめ面で「……あのおっさん、水が出たって喜んでたぞ」
トトは再び湧き出し始めた水を守るべく、今も休まず穴を掘り広げている。
「あの水は迷惑料の先渡しで、私が掘削して出してあげたんだよ」
さらっと応じたベアトリーゼへ、
「……ベアトリーゼさん。知ってるんでしょう?」
ビビは真っ直ぐにベアトリーゼの目を見つめながら質す。
「バロックワークスの最高幹部が、貴方の親友ニコ・ロビンだということを」
「はい。ビビ様。存じ上げています」
ベアトリーゼはあっさりと認め、
「蛇の道は蛇、ではありませんけれどね。私の親友が大恩あるビビ様に仇なしていることはまことに心苦しい限り。ですが」
これまたあっさりと宣う。
「私がロビンを止めることはありません」
「―――」
ビビが息を呑み、ナミは眉目を吊り上げて噛みついた。
「なんでよっ! あんた、ビビのことが大切なんでしょう? あんたがニコ・ロビンを説得すれば」
「それは私とロビンの約束を破ることだし、ロビンの選んだ決定に違える。それは絶対に出来ない」
ベアトリーゼはナミを宥めるように、しかし、そこには決して翻意しないという明確な意思が込められていた。
ナミは歯噛みし、挑むようにベアトリーゼを睨み据える。
「……なら、取引よ」
「取引」ベアトリーゼは面白そうに「具体的には?」
「私はあんたに貸しがあるのよ。それを返して貰うわ」
はて? と小首を傾げるベアトリーゼを、ナミは声高に糾弾する。
「アーロン達の件よ! あんた、海の果てまで追いかけて狩るって言っておいて、仕留めてなかったじゃない! おかげでココヤシ村が大変なことになったんだから! 私達が間に合ったからいいものの……これはデカい貸しよ。そうでしょう」
「ああ。そうだった」ベアトリーゼはバツが悪そうに「アレね。あの女のせいで追跡に失敗しちゃったんだよなあ……そっか。あのノコギリザメ達は結局、ナミちゃん達が倒したのかぁ」
夜色の髪を弄りながら、ベアトリーゼはナミへ尋ねる。
「確かにそれは貸しだ。どう返して欲しい?」
「ビビを助けて」
「まぁ……そう来るよね」
ナミの要求に、ベアトリーゼは渋面を浮かべる。
「その要求に応じる場合、チレン女史の安全確保が絶対条件だ。私が追手を始末するまで待ってもらう」
ベアトリーゼの条件提示に、ナミは追手に狙われるリスクやベアトリーゼの滅茶苦茶さを考慮しても、同行してもらうメリットは大きいと判断し、チレン女史を横目にしつ対案を挙げた。
「私達もその人を守るから一緒に来られない?」
しかし、ベアトリーゼの反応は渋い。
「追手なんだけどね。身長は3メートル以上で、肉体は打撃、斬撃、衝撃に対する防御能力が異様に高い。体表面から毒性分泌物と電撃を発生させられる。しかも生命力が凄まじい。私が胴体を真っ二つにしたけれど、死ななかった。そういうバケモンなんだよ」
蛮姫の説明を聞き、麦わらの一味は呆気にとられた。
「そりゃバケモンだ……チョッパーみたいなパチモンじゃねえ、マジのバケモンだ……っ!」
「誰がパチモンだ、コノヤローッ!」
ウソップとチョッパーのやり取りを脇に置き、ベアトリーゼは説明を続ける。
「ちなみにそいつと事を構えると、自動的に金獅子っていう海賊界のレジェンドを敵に回すかもしれない」
「レジェンド?」「ほぅ?」
海賊王を目指す少年と、世界最強の剣士を目指す少年がそわそわと反応する。
血の気の多い野郎共を無視し、ナミはベアトリーゼに確認を取る。
「その化物はいつ頃現れるの?」
「そこまでは分からない」ベアトリーゼは小さく肩を竦め「だから、ここを待ち伏せ場所に選んだんだ。長丁場になっても水を調達できるし、巻き添え被害が出ないからね」
「私達には時間が無いわ……反乱軍がいつ動いてもおかしくないもの……」
ビビが表情を曇らせた。今は一分一秒でも惜しい。
「あくまで私達を同道させるなら、巻き添え被害は覚悟はしてほしい。先頃に襲われた時は、住民が巻き込まれてかなりの被害が出た」
ベアトリーゼの説明に、今まで黙っていたチレンが追補を加えた。
「事実よ。少なくない人達が死傷したわ。私達を連れて行くことにはそういう危険を伴う」
「ま、明日の朝までしっかり考えて決めると良いよ」
労わりがこもった優しい声音だったが、少年少女の表情は晴れない。
ビビと海賊達は朝までに決断しなくてはならない。
Tips
ベアトリーゼ。
ついに麦わら一味と出会った。
お姉さんぶってるけど、内心は芸能人に出会ったファンみたいなもん。
チョッパーをモフりたい欲求を堪えてる。
チレン。
本編では触れてないが、蛮族女が珍しくオトナぶっていることに凄く怪しんでいる。
麦わらの一味の皆さん。
原作の主役達。
賞金3億8千万の凶悪犯と出くわした。
ビビ。
いろいろあり過ぎて余裕が全然ないけど、それでも気丈に振る舞い、冷静を装う。
健気な王女様。