彼女が麦わらの一味に加わるまでの話   作:スカイロブスター

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お待たせしました。
佐藤東沙さん、烏瑠さん、誤字報告ありがとうございます。


129:御伽噺の舞台は悲劇の舞台でした

 酋長のテントで俄かに会食というか懇親会というか、そんな昼食が催される。

 饗された料理は、ハーブや香辛料で煮込まれた具沢山の赤いスープ、豆の揚げ団子。

 

 白々海で採れる魚介と海藻に魚卵。空の海獣らしき肉。穀物は豆類やアブラナに似た植物で米や麦の類はない。野菜は葉菜類と果菜類ばかりで根菜類は無し。全体的に穀物と野菜より魚介が主。

 狩猟民族型の食事だな。伝統的なものか、こうせざるを得ないのか。窮乏具合は白骨海域の蛮族共より酷いかもな。

 

 年季の入った器に盛られた料理を口に運び、ベアトリーゼはアンニュイ顔を綻ばせた。

 ピリ辛の赤いスープは脂の乗った魚介と海獣肉らしきベーコン、キャベツとズッキーニに似た野菜。赤いからトマト味かと思ったら違った。香辛料とパプリカ粉みたいなものの赤みらしい。魚介とベーコンの出汁と野菜の甘みにハーブと香辛料が効いていて美味い。豆の揚げ団子には干した海藻が混ぜられており、外はカリカリ中はホクホクした団子にコリコリとした食感が楽しい。

 

「! 美味いっ! いくらでも食べられそう」

 ベアトリーゼは上機嫌で食事を進めていく。その健啖ぶりに料理を作った酋長の身内らしい女性達が嬉しそうに笑う。

 異邦人の監視役として昼食に参加した女戦士ラキの傍らで、アイサが得意げに宣う。

「当然だよ。シャンディアの料理は一番なんだから」

 

 かくして他愛ない話題で談笑しながらの昼食が済み――

 食後のお茶を嗜みながら、酋長は語り始めた。

 

 それはシャンディアの物語だ。大戦士カルガラと偉大な冒険家モンブラン・ノーランドの出会いと友情。天変地異の悲劇。

 400年に渡る苦難と戦い。

 そして、新たに現れたエネルという脅威。

 

 村を見守るように立つ大戦士の像を一瞥し、ベアトリーゼはほっそりとした顎先を撫でる。

 こんなちっぽけな世界で400年もまあ、よぉやるわ。私の故郷の連中だったら、とっくにどちらかが滅ぶか共倒れになっていただろうな。

「なるほど……理屈としては分かるけど、私は故郷を捨てて海に出た人間だから、心情的な理解が難しいかな」

 

「素直な感想だな」

 酋長は茶を口にし、ふっと小さく息を吐く。遠くを見つめる老いた瞳には、不撓の意志が宿っている。

「彼の地は我らの故郷。我らの聖地。そして、我らそのものである。必ず取り戻さねばならぬ。どれほど血を流してでも」

 

「気を悪くしたら謝るけれど」ベアトリーゼは居住まいを正して「武力闘争以外の解決を模索したことは?」

「もちろん、模索したとも。400年。あまりに長い時間だ。民族の使命と祖霊の悲願より、傷つき、餓えた同胞を救うことを優先した者達は少なくなかった。終わりも希望の見えぬ戦いや、餓えと病で死にゆく同胞を看取ることに疲れ、矛を置くことを考えても仕方ないことだ」

 酋長は超然とした悲しい微笑みを湛え、小さく息を吐く。

 

「だがな。この空の世界で大地はあまりにも、あまりにも価値があり過ぎた。空の民は一度手に入れた大地を決して、決して手放そうとしなかった。少なくとも……先代の神ガン・フォール以外は。そして、ガン・フォールの手を取るには、我々も恨みと憎しみを重ね過ぎた」

 酋長だけでなくテント内の誰もが苦しげな面持ちを作る。400年に渡る戦いと犠牲。千年紀の半分に届きそうなほど続いた艱難辛苦。

 

 部外者がそうそう立ち入って良い話ではなかった。ルフィや麦わらの一味の面々なら、自分の感情と信念に則って恐れず踏み込むだろう(そして、解決してしまうだろう)が、ベアトリーゼはそこまで関わる気はない。

 ベアトリーゼはバツが悪そうに癖の強い夜色の髪を弄り「不躾なことを聞いた。謝罪する」

「構わんとも」鷹揚に応じ、酋長は静かに茶を飲む。

 

「それにしても、島の半分がまるっと高度10000メートルまで吹き飛ばされるとはなぁ。しかもほぼ原形を留めたまま……途方もない話だ。実際に目にしなきゃ信じられない」

 ベアトリーゼは話の向きを変えるようにしみじみと呟く。

「ノーランドは海底に沈没したと考えたらしいけれど、流石に行き先が空とは想像できなかったか」

 

「お主、ノーランドを知っておるのかね?」

 関心を露わにした者は酋長だけではない。傍らのアイサや酋長の身内達もじっとベアトリーゼを窺う。

「地上の、北の海では有名な童話になってる。うそつきノーランド。在りもしない黄金郷の話で王を騙し、処刑された男ってね。彼の一族や子孫は随分と迫害されたそうだ。一族の汚名を払拭しようと黄金郷……シャンドラを探すために海へ出た者達も少なくなかったと聞いたよ。皆、志半ばにして消息を絶ったともね」

 

「昔、青海から訪れた者から聞いたことがある。英雄ノーランドと彼の子々孫々の悲劇を。不憫なことだ。あの天変地異さえなければ、彼らも我らも……」

 酋長はどこか沈痛な面持ちを湛えつつ、どこか切なげに告げる。

「ただな……父祖の想いを継ぎ、シャンドラを取り戻さんと戦い続けたように、英雄の一族もまた、英雄の想いを果たそうと戦い続けている。この事実に心慰められることも事実なのだ。400年に渡って空と海に隔てられても、大戦士カルガラと英雄ノーランドの絆は途絶えていないと」

 

 絆、ね。ベアトリーゼは顎先を撫でながら密やかに想う。

 ノーランド自身は意図していなかっただろうが……王がシャンドラを目指した理由は間違いなく金だ。少なくない数の兵士を率いていたらしいし、穏当な手段で金を得るつもりだったとも思えない。その場合、アラビアのロレンスが直面したような、悲劇的葛藤に苛まれたのではなかろうか。

 ま、考えたところで詮無いことだけども。

 

 しんみりした雰囲気を変えるように、酋長が話を再開する。

「して、青海人の娘よ。お主はこれからどうするのかね?」

「先に言った通り、(ダイアル)の調達に行くよ。貴方達と取引できるならここで済ませても良い」

 

「取引できるほど貝の備蓄に余裕はないが……そちらは代価に何を出す?」

 酋長の問いに、ベアトリーゼは女戦士ラキに預けていた装具ベルトの雑嚢から防水処理された包みを並べていく。

「青海の植物の種だ。食用から薬用、その他色々に利用できるもの。ついでに生育や管理のマニュアルを付けちゃう。どう?」

 

 土の存在しない空島世界において、青海の――大地の産物は非常に高い価値を持つ。その一方で鉱物資源が皆無に等しい関係から黄金や鉄などの価値を正しく分かっていないらしい。しかし、鉱物資源が得られないとするなら、エンジェル島の文明はいったい……?

 

 話を戻そう。

 酋長は難しい顔を作った。島雲でも生育できる青海の植物は金穀より価値がある。即効性に乏しいが、喉から手が出るほど欲しい。

 ベアトリーゼは並べた種の包みを指差し、にやり。

「さて、酋長さん。取引する気になったかな?」

 

 少女アイサが口端を曲げるベアトリーゼを見て、思う。

 わっるい笑い方する奴だなぁ。

 

 と。歳若い戦士が慌てた様子でテントへ駈け込んで来た。

「長! 大変だっ!」

 

「客人の前だぞ。何事だ」と酋長が戦士を宥める。

 礼儀上の苦言もあるだろうが、大事を部外者に聞かせるなという釘刺しも兼ねた注意だったが、歳若い戦士は気づかなかったらしい。

 

「ガン・フォールがアッパーヤードに侵入した!」

 歳若い戦士は説明する。青海人の船がアッパーヤードに連れ込まれてしばらく経った後、ガン・フォールが空からアッパーヤードへ入っていったという。

 

 テント内の面々が大なり小なり驚きを浮かべる中、ベアトリーゼは戸惑いを見せるだけ。もちろん、演技だ。内心では原作通りか、と薄笑いしている。

 

「酋長。あたしはここで」

 女戦士ラキはちらりとベアトリーゼを一瞥してから腰を上げ、歳若い戦士と共にテントを出ていく。気づけば、アイサも居なくなっていた。どうやら、ラキに付いて行ったらしい。

 

「あー……その青海人の船っていうのは、私の連れだね」

 ベアトリーゼはくすりと微苦笑をこぼし、ジト目を向けてくる酋長達へ説明した。

「連れ達はヤンチャな海賊でね。略奪とかそーいう悪いことはしないんだけど、冒険とかそういうのとびっきり大好きなの。大方、エンジェル島の方でアッパーヤードのことを聞いて、入り込んだんじゃないかな」

 

「いや、おそらく違うだろう」と酋長。

「違う、とは?」

「エネルの残忍な享楽だ」

 ベアトリーゼが小首を傾げると、酋長が説明する。

 

 神エネルは青海からやってきた者達をアッパーヤードへ攫い、神官と呼ばれる最精鋭達によって試練と称した処刑ゲームを行うらしい。

 

「いい趣味してんなぁ」

 ベアトリーゼはアンニュイ顔で茶をしばく。

「……仲間達が心配ではないのか? エネルも神官達も恐ろしい者達だぞ」と眉をひそめる酋長。

 

 原作を知ってるから心配する必要がない、とは言えない。ベアトリーゼはカップを置いて酋長を見据える。

「彼らは相当に強いからね。生半な相手なら片手間でやっつけちゃうよ。それに、余所者がアッパーヤードに入って欲しくないのは、貴方達も同じだろう?」

 

「若い戦士達はそう思う者が少なくない」酋長は顎髭を弄りながら「しかし、お主とその仲間は別にアッパーヤードを、我らの故郷を奪う気はないのだろう?」

「まあね。私は貝以外に興味ないし、彼らは旅の途中だ。観光が済めばさっさと出ていくと思うよ」

 黄金をいくらか頂いていくけど、とベアトリーゼは心の中で呟く。

 

「ん?」

 テントの外から物々しい喧噪が聞こえてきた。どうやら、戦士達が広場に集まり始めたようだ。ベアトリーゼだけでなく酋長も怪訝そうに眉をひそめたところで、ワイパーがやってきた。

 

 ワイパーはベアトリーゼを睨み据えてから、

「長。ガン・フォールによって神官の一人が倒された。この好機を逃さず、アッパーヤードへ総攻撃に出る」

 余りにも物騒極まる報告に、酋長を始めテント内の全員が顔を強張らせた。

 

「止めたところで聞くまいな」

 酋長の言葉に、ワイパーは闘志を込めた眼光で応え、踵を返して去っていく。

 

 勇壮な背中を見送り、ベアトリーゼは鼻息をついた。短絡的な奴だな。典型的な猪武者だ。

 同時に、ちらりと酋長を盗み見る。

 総攻撃が上手くいけば良し。しくじって戦士達が斃れても最強硬派が消えて部族をまとめ直せる、とか考えてるなら、食えない爺様だな。

 

「私もアッパーヤードへ行かせてもらうよ」

 ベアトリーゼは腰を上げた。

「放っておくと、仲間達まで狩られかねないからね」

 

「止めはしない」酋長は淡々と応じ「だが、用心することだ。先ほども言ったが、エネルと神官達は非常に危険だ」

「忠告を肝に銘じるよ」

 ひらひらと手を振り、ベアトリーゼはテントを出ていった。

 

       ○

 

 空島の夕暮れ。

 白い汽水湖の中心に建つ生贄の祭壇。その祭壇に載せられたメリー号に、船番として残っていたチョッパーが神官シュラとの戦いに傷ついた自身と空の騎士ガン・フォールと愛馬?ピエールの手当てをしていると、島の探索からロビンとゾロとナミが戻ってきた。次いで、連れ去られた仲間を救うべく、小型遊覧船カラス丸でアッパーヤードへ乗り込んだルフィとサンジとウソップが現れた。

 

 シュラに壊されたメリーの痛ましい姿に驚いたり、チョッパーが無事だったことを喜んだり、タダでくれた笛一つのために戦ってくれたガン・フォールに感謝したり。

 

 そして、一味が湖畔でキャンプの準備を始めたところで、空から何かが降ってきた。

 神官シュラの再襲撃かとチョッパーが悲鳴を上げ、ウソップが吃驚を上げる中、水柱を上げて着水したそいつは、

「やぁ。皆。半日振り」

 ツギハギの赤黒トビウオライダーに跨った、タイトな赤黒潜水服姿のベアトリーゼだ。

 

「ベアトリーゼ!? あんたって奴はホントにもう」ナミは驚きと安堵。

「ベアトリーゼさん♥ 御無事で何よりです♥」安定のエロコック。

「遅刻よ、ビーゼ」ロビンが微苦笑で親友を迎える。

 

 トビウオライダーを岸辺に停泊させ、ベアトリーゼは陸に上がって皆の許へ。

「今までどこに居たんだ?」

「君らとはぐれた後、白々海に上がったら空島人に出会ってね。さっきまで彼らの村に居たんだけど……君らはまたボロボロになってどーしたの?」

 ルフィに問われ、ベアトリーゼは小さく肩を竦めつつ答え、戦闘で傷ついた面々を見回して問い返す。

 

「俺達はどうもハメられたっぽいんだよ、ベアトリーゼさん」サンジが苦い顔で言った。

「ハメられた?」

 訝るベアトリーゼへウソップが説明しようとした矢先、

「待った。各々が情報を手に入れたみたいだし、腰を落ち着けて話し合いましょ」

 ナミが提案し、そういうことになった。

 

 生贄の祭壇がそびえる汽水湖のほとり。テントが張られ、煌々と火が焚かれてデカい空鮫が丸焼きにされており、焼けたものから順次、面々の胃袋に収まっていく(とはいっても、主にルフィとゾロの、だが)。

 

「おーし、お前らー! ちゅーもーくっ!」

 ウソップが焚火の傍に船の備品の小さな黒板が置き、皆に呼びかける。

「それじゃー、先生がまとめるからー、それぞれが掴んだ情報を発表しなさい!」

 

 まず別行動していたベアトリーゼのため、麦わらの一味が空島に到着してからの”冒険”が説明される。

 

 それから、神エネルの奸計によってメリー号がこの生贄の祭壇に運び込まれ、ルフィ達は救出に来たのだという。

 

 サンジがチョッパーの指示で負傷したガン・フォールのために生薬を煎じながら、迷いの森で神官サトリをぶっ飛ばしたことと、心網(マントラ)について報告。

 続いて、チョッパーが神官シュラと空の騎士を呼んだ経緯について報告。

 次に、ナミがこのアッパーヤードがジャヤ島の片割れであることを告げ、黄金郷が空にあったことを説明する。

 

 最後に、ベアトリーゼが空の民がゲリラと呼ぶ者達――シャンディアの民と接触したことを報告。ここスカイピアの歴史と、空の民とシャンディアの関係を語って聞かせる。

 

「なるほど……あのゲリラの野郎にはそういう事情があったのか」

 サンジが汽水湖へ向かう道中にワイパーと遭遇した時のことを思い出し、しみじみ。

 

「その心網(マントラ)ってのはなんだ?」

「よく分かんねェ。えらく当たる勘みたいなもんじゃねぇかな」

 ゾロの問いにサンジが小首を傾げながら応じたところへ、珈琲を口へ運んでいたロビンがふと呟く。

「……ビーゼの使う覇気に似てるわね」

 

 ありゃここで触れちゃうか。ロビンの隣で飴を舐めていたベアトリーゼは、アンニュイ顔で素早く思案する。

 原作だとたしか新世界編まで一味が覇気を習得しなかったよね。どーすっかな。はぐらかしても良いけど……ま、いいや。どーせそう簡単には習得できないし。

「多分、見聞色の覇気と同じだろうね。ただ、そのサトリってのが使ったものは、先読みに特化したクチだと思う」

 

「待て待て待て。なんだそりゃ」

 世界最強を目指す男が即座に食いつく。一味の武闘派サンジとルフィはもちろん、非戦闘員を自称するナミとウソップとチョッパーも興味を隠さない。

 

「覇気とは意志の力を顕在させる技能だ。知覚野に用いる覇気を見聞色。肉体や武具に用いる覇気を武装色。そして、ごく限られたものが覇王色と呼ばれる特異な覇気を扱えるが……私は使えないからよく分からない」

 ベアトリーゼは滔々と語り、

「覇気は練度や慣熟度、方向性によって大きく異なる。たとえば、見聞色の覇気。ある者は広域の捜索追跡が出来るし、サンジ君が出会った神官のように先読みに長けた使い方も出来る。高練度の使い手なら数秒先の未来視や他人の感覚野に同調させることも可能だ」

 足元の小石を拾い上げ、

「武装色の覇気は服や鎧をまとうように使うことで、強化する。たとえば」

 肘から先が漆黒に染まっていき、指先から手中にある小石まで漆黒に塗り潰されたところで、小石を大樹に向けて指で弾く。

 

 パンッ! と銃声のように空気が炸裂音が響き、漆黒の小石が大樹の太い幹に深々とめり込んでいた。

「す、すげえ……っ」

 唖然と呟くウソップを余所に、ゾロが飢えた狼のような顔でベアトリーゼに問う。

「――どうすりゃその技を使えるようになる?」

 

「実のところ、覇気の習得や開眼の仕方ははっきりしてない。生まれながらに扱える者がいる一方で、長く修行しても扱えない者もいる。体内の気の流れを掴むことが大事という話を聞いたこともあるし、私に訓練を施した教官は『危機的状況を重ねることで開花修得が促される』とか言ってたけど……おそらく個々人の適性に沿った正しい方法じゃないと、使えるようにならない」

 ベアトリーゼは武闘派の面々へ向け、にっこり。

「今はそういう技術がある、程度に覚えておけばいい。軽々に修得できるもんでもないからね。まぁ、私は君らの歳には使えてたけど。君らの歳には既に使えてたけど」

 

「わざわざ繰り返して言いやがった……っ」ゾロが眉目を吊り上げる。

「いつか強くなるゾロはともかく」とナミが口を挟み、

「その言い方はやめろ!」

 苦情を申し立てるゾロを無視して、ルフィに問う。

「これからどうするの? 船長」

 

「そんなん決まってるじゃねーか」

 ルフィはシシシと不敵に白い歯を見せ、太陽のような笑顔を皆に向けて宣言した。

「黄金探しの冒険だっ!!」




Tips
シャンディア料理
 インディアン料理を参考にしてみた。

アラビアのロレンス的葛藤
 第一次大戦の中東戦線で活躍したイギリス軍将校エドワード・ロレンスのこと。
 ロレンスの遺稿には、祖国とアラブ世界の板挟みとなった立場の葛藤や苦悩が数多く記されている。

ラキ
 シャンディア戦士の紅一点。アイサを可愛がっており、年の離れた姉妹みたいな関係。
 CV富沢美智恵。声優業だけでなく女優やスタントマン、歌唱などでも活躍する超実力派。
 代表作はセーラームーンのマーズやサクラ大戦の神崎すみれ、ブラクラのロベルタなど。

ワイパー
 シャンディア戦士の隊長というか頭目というか。アッパーヤード総攻撃の判断がちょっと短絡過ぎるように感じたのは、作者だけだろうか。
 CVは相沢正輝。アニメから吹替まで活躍する超実力派。特に、チョウ・ユンファの吹替といえばこの人。

覇気
 まあ、口頭で教えたくらいじゃ、使えるようにはならんわな。
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