彼女が麦わらの一味に加わるまでの話 作:スカイロブスター
前話は過去一番、感想と御意見をいただけました。皆さんの御指摘を活かせるよう精進していこうと思います。
今後も拙い本作にお付き合いいただければ、幸いです。
心停止したエネルが大の字になって倒れている。
油断。といえばそれまでだろう。
練達の戦巧者を制し、女能力者を倒した油断。その間隙をついたワイパーはスケート型ウェイバーに秘匿していた海楼石で能力者のエネルを封じ、心臓の位置に重ねた排撃貝を放った。
ワイパーは排撃貝の暴虐的反動に軋み痛む体を押して屹立し、倒れ伏す雷神を見下ろす。
成し遂げたり神殺し。
果たしたり先祖の悲願。
叶えたり民族の宿願。
否。
否。否。否。
雷神が起き上がる。排撃貝の衝撃で止まった心臓を自らの異能で再度動かし、雷神は傲然と起立する。
戦慄の光景を前に、シャンディアの戦士ワイパーは両膝をつく。それは疲弊と負傷で肉体が限界を迎えたためか。切り札を用いた命懸けの一撃が無駄に終わったという現実に屈したのか。あるいは、眼前の“神”に心折られたか。
吐血の反動にすら体が堪えられず、ワイパーは跪くように身を折った。
そんなワイパーを見下ろし、エネルは嘲りを込めた冷たい微笑を浮かべる。
「哀れなものだな、戦士ワイパー」
「ぐぅ……っ! 俺の名を……っ! 気安く、呼ぶなっ!!」
ワイパーは不撓不屈の闘志で苦痛と疲弊に弱った体を起こしていく。
「800年前、この街の存亡を賭して戦い抜いた誇り高き戦士達、俺達はその末裔だ……っ! ある日突然、故郷を奪われた大戦士カルガラと父祖達の無念を継ぎ、400年……っ! 先祖代々ただこの場所を目指してきた……っ! やっと……やっと辿り着いたんだっ!!」
ふらつく体。痺れた腕。力のこもらぬ足。体中の傷口から血を流しながら、戦士はついに立ち上がる。
「後は貴様を倒すだけだ、エネル……っ!!」
その裂帛の意地をゾロはただ見守り、ナミは気圧された。
雷神は溜息を吐き、黄金の長棍を振るってワイパーの足を払う。海楼石入りのスケート型ウェイバーを砕かれて転倒したシャンディア戦士へ、告げた。
「海楼石。排撃貝。まったく小賢しいやら愚かしいやら……400年、だったか? それだけ戦い続け、辿り着いた者は結局、お前一人。そして、唯一のお前はその有様」
冷淡にして酷薄。だが、その顔に嘲笑はなく。
「もう立つな。そのままこの宿願の地で、最期の時を待つが良い」
されど、ワイパーは立つ。立ち上がる。神に抗うべく立ち上がる。食いしばった歯の隙間から血反吐を溢れさせ、限界超えた身体を振り絞り、立ち上がる。
「なぜ立つ」エネルは極めて平坦な声で問う「もはや腕を上げることも出来んというのに」
「先祖のため」拳を握りしめ「同胞のため」肚に力を籠め「誇りのため」体の震えを止め――
ワイパーは毅然と“神”を睨み据えて吠えた。
「シャンドラの火を燈すまで、絶対に諦めんっ!!」
「度し難いな」
エネルは辟易顔で息を吐き、黄金の長棍をくるりくるりと回し、背から生える小さな四連太鼓の一つを打つ。
「
直後、莫大な放電が起き、雷電の塊が巨鳥となってワイパーへ襲い掛かる。
ワイパーは微塵も恐れることなく、彼らも怯むことなく、毅然と雷撃を浴びた。
瞼を硬く閉ざしてなお目を焼く激烈な閃光。音速で突破した音波衝撃波。
電撃に全身を焼かれたワイパーが崩れ落ちていく最中。
ゾロが矢のように駆けだした。海楼石入りスケート型ウェイバーの断片を拾い上げ、そのまま躊躇なくエネルへ吶喊していく。
「! ダメよ、ゾロッ!!」
ナミの悲鳴が背に届くも、ゾロは振り払うように一層強く駆ける。
もはや敵う敵わないなど論外だ。生き残るには、斬るしかないのだ。
何より、居候とはいえ“仲間”の女を二人も倒されて、命懸けで船を守ってくれた老人を倒されて、本物の戦士が意地を貫き通す様を見せられて、ゾロは火が点いていた。
「うぉおおおおっ!!」
「愚か」
エネルは鼻息をつき、再び四連太鼓の一つを打ち鳴らす。
「
直後、膨大な放電が生じ、雷電の塊が巨獣となってゾロに襲い掛かる。
ゾロは止まらない。左手に海楼石を握りしめ、右手に刀を握りしめ、怯むことなく最短距離で駆け続ける。
周辺一帯の影が掻き消されるほどの閃光。大気が爆ぜ飛ぶ轟音の衝撃が辺りを舐め尽くす。
電撃に全身を焼かれながらも、ゾロはエネルを間合いに捉える。ゆっくりと刀を振り上げ。
そのまま仰向けに倒れた。
エネルは失神昏倒したゾロから目線を切り、倒れ伏した面々を見回して、
「やれやれ……見どころはあれど、物分かりの悪い者ばかりだったか」
酷く冷めた目つきをナミへ向けた。
「残るはお前一人。どうする?」
「わ、私は」
ナミは大きく慄きながら、即断する。
戦闘力なんて護身術に毛が生えた程度の自分が、ベアトリーゼすら倒す相手に敵う訳もない。ならば、選択肢など一つだ。
「い、いきますっ! 御一緒に行かせてくださいっ!」
今は従うしかない。本心を絶対に見抜かれないように気を付けて、こいつの隙を見て、逃げるっ!!
なんだかんだナミも麦わらの一味。
この状況下でもしぶとく図太い。
そして――
ナミが小型ウェイバーを押しながらエネルと共にその場を去ってから間もなく。
「出たァあ―――――――っ! 出られたぁ――――――――っ!!」
この男が帰ってきた。ウワバミの腹の中から、ついに帰ってきた。
麦わらのルフィが帰ってきた。
○
エネルがナミを連れ、秘密造船場へ赴く。
コニスがエンジェル島へ殴り込み、神の恐るべき大量破壊計画を告発し、全島避難を訴える。
そして、仲間達を傷つけられて激怒するルフィが、天馬?ピエールにしがみ付いたアイサに導かれ、神をぶっ飛ばすべく激走する。
空島を舞台に紡がれる大きな物語がいよいよクライマックスへ進んでいる頃―――
歓楽街の女王ステューシーは、豪奢なコンドミニアムの窓辺に立ち、快楽と享楽の欲望に満ちた街並みを見下ろしながら、盗聴防止措置を施した念波通信を行っていた。
『人造種族ヒューロンは高い身体能力で極限状況に耐え、発展性と拡張性を活かして過酷な環境に適応したという。事実、灼熱の砂漠でも極寒の凍土でも細菌兵器に汚染された地獄の底みたいな戦場でも、ヒューロンは適応し、働き続け、戦い続けた』
ドクトル・リベットは吃音を忘れるほど早口で言葉を並べていく。
『言い換えるなら、ヒューロンは認識した環境や状況に合わせ、肉体を最適化できるのだよ。机上の可能性を挙げるなら、ヒューロンは魚人族のように海中でも生存可能となれるし、“百獣”カイドウや“ビッグ・マム”シャーロット・リンリンのような突然変異的存在になることも可能ということだ。あくまで可能性であって、実現した例はないがね』
カイドウやリンリンのような規格外人類が増えたらこの世の終わりね。とステューシーはため息をこぼす。
「あの子がヒューロンの血統因子を持っていることはありえない?」
『そ、そそ、そうだ』
東の海のどこかに匿われているドクトル・リベットが電伝虫の向こうで言った。興奮が醒めたのか、吃音が復活した。
『わ、わ私が覚えている限り、ヴィンデ・シリーズをもも用いたヒューロン繁殖実験がお、行われたのは、あああの野蛮な娘っ子が生まれる数代も、ま、前だ。ヒューロンの純血種は既になく、混血種はは、はん繁殖能力を持たない以上、ヒューロンのけ、血統因子を持つなど、あ、ありえない』
「私達が把握していない純血の個体が今も生存していて、あの子の親である可能性は?」
『そんなことはありえ、な、ない』
ドクトル・リベットは強く即答した。
『いい今この時代に、純血のヒューロンがげげ現存するはずが、ない。そ、ソナン兄妹の討伐作戦はて、徹底的に行われた。そちらは君のほ、方が詳しかろう』
それはゴッドバレー事件よりも、ずっとずっと、ずっと前の大事件だ。
ソナン兄妹――数代前のシクシクの実の能力者とオペオペの実の能力者の兄妹は、シクシクの実の能力が製造したウィルスと、オペオペの実の能力による外科的アプローチにより、人間を細胞単位で弄り尽くしてヒューロンを開発した。
そうして量産したヒューロン一個大隊と、ソナン兄が作り出した多種多様なウィルス兵器を用い、ソナン兄妹は世界政府直轄領の一つを完全に滅亡させ、複数の加盟国に壊滅的な被害をもたらしたという。
ソナン兄妹の討伐作戦は多大な犠牲を払いながら“徹底的”に行われた。
兄妹は死体を確認され、ヒューロンの生産プラントも破壊され尽くした。フランマリオン家が鹵獲したもの以外に、生き残ったヒューロンは一体もいない。
純血のヒューロンが存在する可能性は、無い。
「あの子が本当にヒューロンの血統因子を持っていた場合、どういうことが起きる? 貴方の予測は?」
『ヒューロンの血統因子の濃度や純度に因るだろうが……仮に、仮にだぞ? 純血のヒューロンに準じているならば、だ』
リベットは吃音を放り投げるほど狂気的な興奮を込めて、
『あの娘は能力者で覇気使いであることを考慮すると……いつか、身体がその能力に対して最適化するかもしれない。覇気や異能を使える身体から、覇気や異能を使うための身体に』
言った。
『それはフランマリオンが求め続ける
ステューシーは全てを理解し、戦慄した。
なぜ、フランマリオン聖がベアトリーゼが捕らえられた時、処刑だけは許さなかったのか。逃亡後に野放しを許しているのか。
おそらく確信まではないが、ヒューロンの血統因子を持つ可能性を知っていたのだろう。
だから、放置して見定めている。
ベアトリーゼが超人類になるかどうかを。
純血のヒューロンのサンプルを必要としている理由は、確信を得るためだろう。
もしも……シキの下からヒューロンのサンプルを確保し、ベアトリーゼのサンプルと比較検証されて結論が出たなら。
ステューシーは通信を切り、一般人の年収並みに高額なソファにへたり込むように座った。遅まきながら自分が置かれた状況を正しく把握し、思わず額を押さえる。
「不味い事態になったわね」
○
傲慢な雷神が遊び抜きの本気で放った一撃は、上層遺跡を穿ち崩したものより遥かに強力な電圧と電流と電熱だった。確殺を図ったその電撃は然して、狙い通り蛮姫の武装色の覇気を貫いて体の芯まで徹っている。
それでも、ベアトリーゼは生きていた。
電撃傷は大きく全身に及び、接触部の肌が焼け爛れていた。末梢神経も麻痺したままで、意識が完全にトんでいる。
だけど、蛮姫はしっかり生きている。
貫徹されたとはいえ、武装色の覇気を巡らせたおかげか。熱損収縮してもおかしくなかった筋肉はほとんど無事で、血管と神経も末梢部以外は被害がない。煮立って破裂していたかもしれない眼球も損傷がない。何より、完全に止まっているべき心臓が稼働し、焼き切られているべき脳も脊髄も無事だった。
荒野の鼠はしぶとい。
ベアトリーゼにとって生命の危機は珍しくない。幼い頃から故郷で幾度も経験してきた。海に出てからも死にかけたことなど何度もある。
それでも、雷神から受けた一撃必殺の雷電は、今生25年の中で最大級の生命の危機であり、無意識閾の原始的本能を強く刺激していた。濃密な死の気配に誘われ、最深層域の意志が動き出す。
本能と意志に異質な血統因子が応え、血肉を蠢かせ始めた。
○
「お前かぁあああああああああああああああああああっ!! エネルって奴ぁあああああああああっ!!」
エネルの秘密造船所に怒号が響き渡る。
モンキー・D・ルフィは激怒していた。
電撃に焼かれた仲間達の姿に血が沸騰し、頭に昇った血で視界が紅く染まりかけたほどだ。
ゾロ。チョッパー。ロビン。バズーカの奴。変なおっさん。それに、ベアトリーゼ。
皆、”神”に倒されていた。
ウワバミの腹の中を巡り歩いていた時、アイサから
皆、”神”にやられた。
おまけに、”神”にナミを攫われた。
ルフィははらわたが煮えくり返っている。仲間を倒され、あまつさえ奪われたことに、鼻血が出そうなくらいブチギレていた。
民族紛争の渦中に首を突っ込み、黄金をかすめ取ろうというのだ。仲間が傷つくことも斃れることもあるだろう。その覚悟はルフィにだってある。
だが、それを仕方ないことと受け入れる気なんて更々ない。
なんたってルフィは海賊なのだ。世間一般の善良な皆さんが嫌悪し、忌避するワルモノなのだ。正論なんて知ったこっちゃない。自分達がワルくたって大事な仲間を傷つけられ、倒され、奪われたら、許せない。不条理だと罵られようと、わがままだとバカにされようと、関係ない。
造船場に鎮座する巨大飛行船――気嚢がなく両舷に並ぶ複数のバカでかいプロペラと櫂の推力で飛ぶらしい。甲板上に安宅船みたく構造物があり、諸々の金属部分が全て黄金製ときた。ベアトリーゼが見たら『こんなの飛んでたまるかっ!! 物理学を舐めんじゃねえっ!』とブチギレ必至の代物――の舷側胸壁に立ったエネルは、連絡通路の出入り口に立つみすぼらしい恰好の小僧を見下ろし、しかめ顔を浮かべた。
……この小僧、どこから現れた? それにあの物陰に居る子供と馬……シャンディアとガン・フォールの飼っていた畜生ではないか。今までどこに隠れていた?
「実に不愉快だ」
自身の心網とゴロゴロの実を用いた電波捜索に今まで掛かっていなかったという事実。自身の生存者予測がまたも外れた事実。何とも言えぬ不快感にエネルが顔をしかめている。
そんなエネルの心境を無視し、ルフィが再び吠える。
「お前、何やってんだ……っ! 俺の仲間によ……っ!!」
「どのゴミのことかな?」苦々しい面持ちで吐き捨てるエネル。
仲間達をゴミと侮辱され、ルフィはさらに憤慨して額に青筋を浮かべた。
「……っ!! お前、そこ動くなよっ! 今からぶっ飛ばしてやるからなっ!!」
「口を慎めよ、私は神だ」ぎゃあぎゃあと喚く様にエネルは不快感を一層募らせた。
「お前のどこが、神なんだっ!!!!」
瞬間、ルフィは猛然と駆けだす。巨大飛行船の舷側から伸びる櫂を怒涛の勢いで駆けあがり、びょーんっと腕を勢いよく伸ばしてプロペラシャフトに巻き付け、収縮する運動エネルギーを駆って舷側通路へ乗り込む。
「パラミシアか? 話にならんな。貴様如きが私の眼前に立つ自体、烏滸がましい」
エネルはルフィを侮辱的に睥睨し、右腕をかざして大雷撃を放つ。
「失せろ。
秘密造船所を閃光が包み込み、ルフィを襲った大雷撃は余勢を駆って船体後方の壁面を焼き穿つ。
「?」が、大雷撃を浴びた当人は何が起きたのか分からず目を瞬かせている。
「えっ?」「ピェッ?」物陰からアイサとピエールが目を丸くして驚いた。ルフィが大雷電に呑まれるところをたしかに見た。なのになんで……?
「――まさか」ナミが可能性を脳裏に浮かべた矢先。
「上手く避けたようだな……
鬱陶しそうに顔をしかめたエネルが背の四連太鼓の二つを打ち鳴らし、大雷電を放出。龍を形どった大雷撃が再びルフィを襲う。
「?」も、ルフィはケロッとしており、眩しそうに目元を擦っていた。
「回避だけは得意なようだな」エネルは舌打ちし、雷光速度でルフィへ肉薄して「一億ボルト……
ベアトリーゼを一撃で倒したものよりもさらに高出力の大電圧大電流だ。これほどの電気エネルギーを体内に直接流し込まれたら、即死どころではない。人体など完全に破壊されるだろう。血液や脳漿の沸騰圧力で体が破裂したり、脂肪が溶解引火しかねない。
ところが、
「ぴかぴかぴかぴか……っ! いい加減しろっ!! 眩しいだろーがぁああっ!!」
破格の大電撃を直接食らった本人が平然と暴れてエネルを振り払う。
「あああっ!!」「えええええええええっ!?」「ピエエエエエエッ!?」
ナミが吃驚を上げ、アイサと天馬ピエールが驚愕した。
エネルは顔面中の汗腺からドッと冷汗が噴き出し、両目は限界まで見開かれて眼球が海老のように飛び出しかけている。開いた口は顎が外れる寸前まで開かれて塞がらない。トドメに鼻水がぷらーんと垂れていた。
顔面が表現しえる表情の限界へ至ったその驚愕振りは、もはや神々しい。
エネルの思考と精神は眼前の事態を受け止めきれず、混乱の極致へ至っていた。
な……なにが起きている。どういうことだ。なんだ、なんなのだこれは。あの練達の女戦士ですら、私の雷電の前に屈したのだぞ。なのに、なぜこの青海のサルは私の雷電を浴びて髪の毛一本焦げんのだ。なぜだ。何が一体どうなっているのだ。
「うぉおおおおおりゃああああああああああああああああああああっ!!」
「! くっ!」
耳朶を打つ雄叫びに意識が内面の混乱から引き戻され、エネルは咄嗟に自身の肉体を雷電化させる。銃砲刀剣でも捉えることは叶わず、それどころか触れれば攻撃者が感電してダメージを負う、エネルの絶対防御。
が、ルフィの飛び蹴りは雷電化したエネルの鳩尾に深々と突き刺さり、
「ぐっおおおおおおおっ?!」
エネルを舷側通路から前方甲板へまで蹴っ飛ばした。
「や、やっぱり」
ナミは自身の推測が確定したことに、ごくりと息を飲む。
ルフィはゴムゴムの実のゴム人間。絶縁体のゴムに電気は一切通じない。ゾロやベアトリーゼ達すら倒したゴロゴロの実の力も、ルフィは完全に無力化できるんだ。
「ルフィはこの世界でたった一人の、エネルの天敵なんだ……っ!」
Tips
ヒューロン
オリ設定。元ネタは砂ぼうず。
砂ぼうずにおけるヒューロンは、文明崩壊した世界の過酷な環境下でも活動可能な労働力として開発された、生物学的人造人間。
驚異的な身体能力と極限環境への高い適応能力を持ち、生殖による繁殖も可能だった。
後に人類とヒューロンと混血化が始まり、関東大砂漠の人々は大なり小なりヒューロンの遺伝子を持っているらしい。
本作のヒューロンも、上記の砂ぼうず世界の設定を概ね踏襲しているけれど、混血すると生殖能力を失うことや、環境や状況に最適化するなど特徴をいろいろ変更。詳しくは続きで。
ソナン兄妹
オリ設定。元ネタは銃夢:火星戦記。
ソナン兄妹は考古学者の父と共に、火星の秘宝を巡る陰謀に巻き込まれ、過酷な運命を辿った。
ソナン兄――イタル・ソナンは人面種に罹患させられた後、脱走。バロン・ムスターと名乗る狂気の復讐鬼となり、数々のおぞましい凶行を繰り返す。
ソナン妹――ノリン・ソナンは人面種に罹患させられた後、凌辱と拷問を受け、人格崩壊。見世物にされているところを兄に救出され、安楽死させられた。
詳しくは原作を。かなりグロい。
本作では、兄がシクシクの実の能力者、妹がオペオペの実の能力者として、世界政府に反旗を翻し、ヒューロンを開発した。既に死亡済み。
ルフィ
野暮なことを言うと、ゴムの絶縁抵抗は一般的な電力にこそ無敵だが、落雷ほど強力な電力には絶縁破壊されてしまう。
よって、ルフィに電撃が通じない理由は、ワンピ世界のゴムが地球のゴムと違って完全絶縁性能を持っているか、『ゴム以外の要因』が完全絶縁を実現していると思われる。
エネル。
作者の文章力であの芸術的な表情を表すことは無理。