彼女が麦わらの一味に加わるまでの話 作:スカイロブスター
登場人物が多いと描写がとっちらかって・・・難しい。難しいよ。
佐藤東沙さん、サトーノ♢金剛石♢さん、シャバノフさん、誤字報告ありがとうございます。
きっかけは悪魔の実――ゾオン系ウシウシの実モデル・ジラフの力を得たカクが、その力を発揮したことだった。
黒服と黒キャップをちょこんと着こんだ首長の巨獣が顕現した直後。
驚愕する麦わらの一味。外野のココロ婆さんが喝采し、チムニーとゴンベが大喜び。
同僚の狼男ジャブラが『お子様に大人気で良かったじゃねえか』と大笑い。カリファも小さく苦笑い。“犬”の2人も『気が抜けるぜ』と言いたげな失笑。
周囲の反応に憤慨し、カクは獣形態から人獣形態へ変化。なんだかやけに直線の多いキリン人間に化けた。
あまりにもビザールでユーモラスなデザインに、ジャブラが腹を抱えて大爆笑。カリファも顔を背けて肩を小刻みに震わせ、“犬”2人がげらげらげら。
麦わらの一味にしても、船長が腹を抱えて笑い転げ。
緑マスクの長鼻と金髪グル眉とオレンジ髪美少女が思わず『なんかおかしいだろっ!』とデザインにツッコミ。
フランキーが『そーいう目立ち方はどーなんだ?』とちょっぴりジェラシー。
チョッパーは内心で『ランブルボール食わせたらどんな変身するんだろう』と好奇心を疼かせた。
ココロ婆ちゃんとチムニーとゴンベがやんややんやと大喜び。
トドメに、ゾロが真顔で『かっこ悪っ!!』と叫ぶに至り――
カクはキレた。
「嵐脚……
ゾオン系悪魔の実の人獣形態を取ったことで飛躍的に強化されたフィジカルから、六式奥義が繰り出され。
ず ん ば ら り ん 。
司法の塔が斬られてズレた刹那。
スナイパーマンが鉛玉と火薬玉のミックス乱射をばら撒き。
闇鳥マスクの仮装男ホーガンが羽根型クナイを投げ。
大きな鷲鼻マッチョマンのガヴィトが眼前のフランキーへ襲い掛かり、ゾロが三刀を繰り出してキリン人間へ斬り掛かる。
「ルフィッ! ここは俺達に任せてロビンちゃんを追えっ! ハトヤローをぶちのめしてこいっ!」
「分かったっ!!」
サンジの叫びに背中を押され、ルフィが駆け出す。
「行かせるものですかっ!」
カリファが無防備なルフィの背中へ鞭を振るう。が、ナミの長棍によって妨げられた。
「ウチの船長の邪魔すんじゃないわよっ!」
「無礼者……っ!」
カリファの端正な顔が苛立ちに歪む。
○
複数の戦いが司法の塔内を縦横無尽に駆け巡る。
「テメェ、邪魔すんなっ!」
「テメェこそよく見てヤッパ振りやがれっ!!」
「邪魔をするな、ジャブラッ!」
「カクッ! お前こそすっこんでろっ!」
ぎゃあぎゃあと喚き合う麦わらの一味の両翼と、ぎゃんぎゃんと怒鳴り合うCP9のキリン男と狼男。戦っているのか内輪揉めをしているのか判断に迷う有様で、四人は大暴れして建物を大きく壊しながら、より激しく運動できる上階へ戦いの場を移していく。
「おりゃあああああっ!! 必殺、鉛星っ! 必殺、鉛星っ! 必殺、鉛星っ! スナイパーマッ輪ゴームッ!! 必殺、鉛星っ!」
スナイパーマンもまた、塔内を移動しながら在庫一掃セールの如く鉛弾丸の乱れ撃ちをかます。
「えぇい、鬱陶しいっ!!」
長っ鼻を追いかけるカリファは得たばかりの異能――悪魔の実アワアワの実の力を使い、鉛玉の雨を防ぐ。六式遣いのカリファは銃弾を防ぎ、避けることなど難しくない。いわんや初速と威力で劣るパチンコの鉛玉など異能を使って防ぐほどではないのだが……
緑の覆面と緑黒の全身スーツを着込んだ長っ鼻野郎は、恐ろしいことにカリファの高速移動術『剃』を“先読み”して鉛玉を放ち、『鉄塊』や『紙絵』に対してはこちらの“目”を狙ってくる。全身を硬化したり、ひらひらと薄くしたりできるとはいえ、目を狙われることは動物的本能から動きを鈍らせてしまう。
そして、わずかでも動きを鈍らせると――
「スナイパーマッ、ワイヤーッ!! スナイパーマッ、オクトパクツッ!」
全身あちこちに仕込んだギアでたちまち距離を取る。腰から放ったロープで吹き抜けを高々と跳び上がったり、タコさんブーツ(かわいい!)でなんと壁に貼りつき駆けたり――
カリファはスナイパーマンを追い、月歩で宙を駆けあがりながら、思わず毒づく。
「なんという曲者……っ! 海列車の時とまるで別人じゃない……っ!」
麦わらの一味の野郎三人とCP9の三人が縦横無尽に司法の塔内を巡る中、正面ホールではド突き合いが始まっていた。
「ストロング・ライトォッ!」「刻蹄“
“鉄人”フランキーの鉄拳と腕部強化版チョッパーの必殺技が同時に繰り出される。
が、デカ鼻マッチョマンの刺客ガヴィトは両者の攻撃を滑らかに捌くや、フランキーの横っ面に右拳を叩き込み、チョッパーの腹へ左拳を打ち込み、両者を大きく吹っ飛ばす。
戦えぬ老婆と幼子を狙った卑劣漢ながら、ガヴィトの戦闘力は紛れもなく一級品。フランキーとチョッパー二人同時に相手取り、圧倒している。
「ぐぅっ?! この俺様に効くだと……っ!? コーラが足りねェのかっ?!」
「つ、強い……っ!」
フランキーとチョッパーが全身の痛みに苦悶しながら身を起こす。
「他の“犬”共をヤッたくらいでチョーシ乗ってんじゃあねぇぜ~。所詮、奴らは裏社会のイロモノ。このガヴィト様を同じく見たら死ぬぜェ~」
ガヴィトは嘲り笑い、拳ダコで盛り上がった拳を握りしめながら、横たわる試作海列車ロケットマンに近づき、ごんっ! 殴りつけた。大きくひしゃげるロケットマンのボイラー。
「……テメェッ! 何しやがるっ!」
敬愛する師匠の『作品』を殴りつけて壊すという狼藉に、フランキーが青筋を浮かべる。
「俺はよぉ~ガキの頃にスカラベって呼ばれててよぉ~」
ごんごんとロケットマンを殴りながら、ガヴィトは歯を剥いて笑い、涎を垂らし始めた。
「なんでもかんでも……モノでも“人間でも”、殴って殴って殴って殴りまくってぇっ! まぁるくしたくなるのよぉ~~っ!」
ぎょろりと血走った眼をフランキーとチョッパーへ向け、ガヴィトは吠えた。まるでいきり滾った猛犬のように。
「テメェらもまん丸になるまでぶっ叩いてやるぜェ~~~~~っ!!」
「上等だコラァッ!!」「ぶっ飛ばしてやるっ!」
鉄人と変身トナカイが意気軒高に吠え返した。
そして、ナミは――司法の塔内を逃げ回っている。
「いぃやぁぁあああああああっ! 殺されるぅ――――っ!!」
「ええい、小娘っ! 往生際の悪いっ!! 大人しく殺されぬかっ!!」
ちょこまかちょこまかとあちこちを逃げ回るナミを追いながら、仮装男ホーガンが苛立ちを込めて怒鳴った。
負けん気の強いナミは、即座に振り返って怒鳴り返す。
「大人しく殺されるわけないでしょっ!! バカじゃないのっ! そんな変な
「おっ……親を持ち出すな、親をっ!!」
仮装男ホーガンは覆面の下で顔を真っ赤に染め、バッとマントを翼のように広げて宙へ跳び上がる。
「と、飛んだっ!?」ぎょっと目を丸くするナミ。
「冴天狗流に掛かれば布切れも翼に早変わりよっ! 無礼な小娘め、膾にしてくれるっ! くらえ、地摺り滑刀ッ!」
闇鳥仮面はマントの翼をピンッと張り、ミサイルのようにナミへ向かって急降下突撃する。如何なる術か如何なる素材か、マントに触れた石壁や瓦礫がざくざくと斬られていく。
「きゃあっ!」
咄嗟に飛び伏せてホーガンの攻撃をかわしたものの、露出の多い恰好があだとなり、珠のお肌が擦り傷だらけ。身体のあちこちがヒリヒリ痛む。
「いったぁ……っ!」
痛みがナミの意識にキックを入れた。
尊厳のためなら死も恐れぬココヤシ村人の気質か。愛する者のため迷わず己を犠牲にした母譲りの気質か。この理不尽で不条理な世界に抗ってきたナミ自身の気質か。
戦意。闘志。士気。気合。根性。怒り。仲間達への信頼。仲間達への愛情。あらゆる感情が力に代わり、ナミは新型クリマタクトを構えた。
「もう、あったまきたっ!! ぶちのめしてやるわっ!!」
心から信頼する仲間達が絶対に負けられない戦いを繰り広げている中、ルフィは心から信用している仲間達に送り出され、連れ去られたロビンを追いかけていた。
「どこだ、ロビーンッ!! ハトの奴、出てこ――いッ!! ロビンを返せーッ!!」
ルフィくん。ルフィくん。相手をひとり忘れてるよ。
○
司法の塔4階。
ゾロは黒布を巻いた頭から伝う血を拭い、三刀を構え直す。キリン人間カクの人獣形態を目の当たりにした時は衝動的に『かっこ悪っ!!』と口走ってしまったが……見た目に騙された。こいつは充分立派に怪物だ。
「相棒がおらんようになってしまったが、一人で良いのか、ロロノア」
いろいろ直線的なデザインのキリン人間が小首を傾げる。
「そっちこそ。愉快な動物仲間が居なくて寂しくねェのか?」
ゾロが不敵に切り返せば、カクはふんと鼻を鳴らす。
「寂しいことあるか。ようやく一対一の決闘が出来て願ったり叶ったりじゃ」
「違いねェ」
同意の笑みを浮かべ、ゾロはカクへ向かって切り掛かった。
では、共に戦っていたサンジとジャブラはどこへ?
騎士道精神豊かなサンジはナミの悲鳴が聞こえるや否や、ジャブラとの戦いを放り出していて、
「ナミさんに何してくれてんだ、テメェッ!!」
「ぎゃああああっ?!」
ナミを追い回していた仮装男ホーガンの横っ面を思いきり蹴り抜き、壁に叩きつけた。
「やってくれたな、小僧……っ!」
ホーガンはダメージを感じさせず、ブレイクダンスみたく身を捻り込みながら跳ね上がり、マントを翼のように広げて宙へ飛ぶ。
「そりゃこっちのセリフだ、コスプレニンジャ。ナミさんへの狼藉……三枚下ろしじゃ済まさねェぞっ!」
サンジは煙草をくわえて火を点け、紫煙を燻らせながら吐き捨てた。
「コスプレニンジャだとぉ……っ!? 冴天狗流は
「カラテ島ぁ?」サンジはグルグル眉毛をひそめ「海列車に居た黒服ヤローもそんなこと言っていたな……その島はイロモノの巣窟かなんかか?」
「わ、我のみならず故郷まで愚弄するとは……っ!」
ホーガンは激怒した。この傲岸不遜な金髪小僧をぶち殺さねばならぬと固く決意した。
「八つ裂きにしてくれるわっ!!」
そして、相手が突然居なくなったジャブラがぶつぶつ文句を言いながら廊下へ出たところ。
「必殺、真・
カリファに追い回されていたはずのスナイパーマンが上階天井に貼りつきながら、大型パチンコで素早く狙撃。弾丸は吸いつくように
激辛香辛料を詰め込んだ催涙弾――ブチギレた熊さんだって冷静にしちゃう強烈な刺激が、目や鼻の粘膜から直接ジャブラの痛覚をぶん殴る。
「なん……だぁあああああ、ぃっ!? イィッッ! 痛ぇええあああああっ!?」
ジャブラは秘密機関工作員として対拷問訓練を受けている。催涙スプレーでブレスケアできちゃう男だ。
しかし、人間時よりもはるかに鋭敏で強力な嗅覚を備えた人獣形態で、興奮状態の羆すらベソを掻くレベルの刺激に耐えきれず、顔面を押さえて激しくとても激しく悶絶する。
「おっ! おま、おまえっ! こ、これはダメだろっ! これは反則だろっ! いくらなんでもっ!! 越えちゃいけない一線ってのがあるだろっ!!」
ジャブラがマジ泣きしながら叫ぶも、
「お前、童話を読んだことねェのか?」
スナイパーマンは既に大型パチンコの弦を強く引いていた。
「狼退治に卑怯もへったくれもねェっ! 食らえっ! 必殺、火の鳥星っ!」
激しい爆発音が響き渡り、傷だらけの司法の塔が身を震わせる中。
「野菜ジュースや御茶じゃねえっ!! コーラだコーラッ! 俺のエネルギー回復にゃあコーラが要るんだよっ!! 分かったら、さっさとコーラを寄こしやがれ、このシカゴリラッ!!」
青痣だらけになったフランキーが、同じく傷だらけのチョッパーへ怒鳴った。
「シカでもゴリラでもねぇっ!! トナカイだっ! 今度は御汁粉ドリンク渡しちゃうぞっ!!」
許容し難い罵声を浴びせられ、チョッパーは憤慨しつつ大きな冷蔵庫を漁ってコーラを探す。
司法の塔食堂/調理室でぎゃあぎゃあと喚き合う面白サイボーグに変身シカゴリラ――失敬、トナカイの様子に、デカい鷲鼻マッチョマンのガヴィトがげらげらと笑い、極太の首をゴキゴキ鳴らす。
「お前ら面白れェけどよぉ~そ~ろそろ死んでもらうぜぇ~」
めきめきと音を鳴らしながら拳を握り固め、ガヴィトは大きく踏み込んで一気にフランキーへ肉薄。そして、秒間40発の拳密度を誇る高速連打を放つ。
「ファランクスッ!!」
気づけば最上階付近まで駆けあがっていたナミは、金髪眼鏡女と対峙する。
「海列車でウチの男共が世話になったみたいね」
「それは金髪眉毛くんの方? それとも今、仮装中の長鼻くんかしら?」
カリファは豊かな金髪を悠然と掻き上げて薄く微笑む。
「長鼻くんは意外に曲者で驚かされたけれど、金髪くんの方はどうってことなかったわね。滑稽なほど一方的に殴らせてくれたわ。彼、口は達者だけど実力の方は大したことないんじゃない?」
仲間を貶され、ナミはカチンッときた。
「……勘違いしてるみたいね。あんたはサンジ君の“騎士道”に見逃されただけよ」
ひゅんっ! とクリマ・タクトを勢い良く回して構え、宣告する。
「私は優しくしないわよ」
「あら」
カリファは笑みを大きくし、舌先で唇を艶めかしく舐めた。
「気が合いそうね」
○
スパンダムがルッチを伴い、ロビンを引きずりながら『ためらいの橋』を目指して地下通路を進んでいた時。
ベアトリーゼはプルプルの実の力でプラズマジェットを生み出して海を飛び越え、既に『ためらいの橋』と停泊していた護送船を制圧。船着き場を海兵達の屍と血で彩っていた。
生意気なFカップを持ち上げるように腕を組み、ベアトリーゼは船着き場の先端に立って、海上に傲然とそびえる超巨大な鋼鉄門扉――通称『正義の門』を睥睨していた。
たかだか800年程度前に少々上手くやった豚共が、天の竜を称して人々を跪かせ、世を恣に弄ぶ。
そんな豚共の権勢を守るためなら罪なき者達も焼く犬畜生共が、どの面下げて正義を担ぎ、世の平和と無辜の民を守るなどと宣うか。
貴様らは知るまい。
人と認められず、人と扱われず、ゴミと泥水で飢餓を慰め、ボロで暑さと寒さを堪えることがどれほど惨めなことか。
貴様らは考えもすまい。
誰一人信じられず、世の全てから嫌われ、貶められ、辱められ、蔑まれることがどれほど心を削ぎ減らし、心を歪め壊していくか。
貴様らは想像したこともあるまい。
唯一心許せる者の亡骸を弔ってやることも出来ず、あまつさえその死肉を齧り、腐肉に湧いた蛆を食らう絶望を。己が所業のあさましさに抱く自分自身への失望を。
世界の無慈悲を思い知らされる痛みを。
「……いや、こういうのは私のガラじゃないな」
ベアトリーゼは自嘲的に呟く。滾った血を冷ますようにゆっくりと深呼吸し、後ろ腰から二本のダマスカスブレードを抜き、両腕の装具に取り付ける。
「邪魔だから殺す。それで良い。私の命を懸ける理由も奴らが死ぬ理由も、そんなもんで十分だ」
満月色の瞳で正義の門を真っ直ぐ睨み据えた。
海流さえ変える超巨大門扉が緩やかに、だが、着実に開いていく。
○
そして――
ルフィはチムニーの案内で海底通路を駆け抜け、
「うぉりゃああああああっ!!」
門扉を蹴り破り、ためらいの橋の支柱内部へ突入。
「来たのは貴様か」
待ち受けたるはCP9最強の男、ロブ・ルッチ。
「あっ! ハトの奴っ!!」
ルフィは拳を握り固めて構える。
「どけよっ! 俺はロビンを取り戻すんだっ!」
「出来ない相談だ」
ルッチは帽子を投げ捨て、冷酷非情の眼差しをルフィへ向けた。首をこきりと鳴らす。海列車でベアトリーゼに抉られた傷は、栄養補給と生命帰還で治療済み。不具合は一切ない。
「相手が“血浴”ならば、今度こそ俺も死んだかもしれんが、貴様ではな」
「オメェでもリーゼに勝てなかったんか」
ルフィがからかうように口端を曲げた。
明け透けな物言いだが、ルッチは別に気を悪くしない。
「俺に言わせれば、お前があの化物を従えている方が不思議だ」
「従えてなんかねェ」ルフィはルッチを睨み返し「リーゼは俺の仲間だ」
「そこが謎だと言っている」
ルッチは小さく鼻息をつき、淡々と話を続ける。
「ニコ・ロビンがお前の一味に身を置いた理由はまだ理解の範疇だ。あの女はこれまで多くの組織や集団に潜り込み、身を隠してきた。お前の一味もそうした例の一つだろう」
迂遠にロビンが麦わらの一味を利用している、と言われ、ルフィがムカッとした。が、ルッチは無視して言葉を編み続けた。
「逆に“血浴”は仲間を必要としない。ニコ・ロビンと組んでいた時期を除けば、あの女は常に一匹狼だった。対峙し、戦ったからこそ、俺には分かる」
氷のように冷たく無情動に、ルッチはルフィへ告げた。
「あの女は本質的に誰も必要としていない」
「知らねーよ、そんなこと」
ルフィは即座に言い切り、
「
これ以上の問答は不要とばかりに体を躍らせ、ルッチへ挑む。
Tips
CP9の皆さん。
カク:四角い長っ鼻のスパイ。
ゾオン系ウシウシの実モデル・ジラフによってキリン人間となった。
ジャブラ:長髭のスパイ。
ゾオン系イヌイヌの実モデル・ウルフの狼人間。鉄塊拳法を駆使する。
カリファ:金髪眼鏡美女のスパイ。
パラミシア系アワアワの実による石鹸人間。原作だと鞭を使わなくなった。
コントラクター
ガヴィド:元ネタは銃夢:LOのネームドモブ。マーシャルアーツ系の空手家。
本作では女子供を容赦なく狙う卑劣漢ながら、強力な格闘家。
ホーガン:元ネタは銃夢:LOのネームドモブ。忍術遣い。
本作では鳥の仮面やらマントやらコスプレしてる。南の海のカラテ島出身。
麦わらの一味。
原作と同様にワチャワチャやってる。
ベアトリーゼ
珍しくこの世界の在り方に対する怒りを見せている。