彼女が麦わらの一味に加わるまでの話   作:スカイロブスター

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216:光と闇の渦巻く島で。

 シャボンディ諸島41番グローブの岸辺にひとまず錨を落とす。

 ルフィはチョッパーとブルックを連れ、ハチ達の案内で『コーティング職人』の許へ。

 ナミは途中までルフィ達に同行し、ロビンとベアトリーゼと一緒にショッピングモールへ。

 

 居残り組は、スリラーバークで大量のお宝をゲットしたためサンジが船番(いつものようにナミの口車に乗せられた)、フランキーはトビウオライダーズに傷つけられた船体の修理で、ウソップも作業を手伝う。

 

 そして、ゾロは独りで散歩に出かけ、案の定、迷子になった。流石はファンタジスタ。皆の期待を外さない。

 

      ○

 

 コーティング職人の許へ向かっていたルフィ達は、その道すがらに“見た”。

 

 天竜人が奴隷に爆弾首輪を付けて家畜のように扱う様を。

 天竜人が逃亡奴隷の元海賊を虫けらのように虐げ、撃ち殺す様を。

 

 誰も彼もが地面に膝をつき、天竜人が去るまでの間、息を潜めていた様を。

 誰一人として天竜人の暴虐的な振る舞いを止めることも、異を訴えることもなく。まるで怪物を前にしたみたく恐れ怯え、嵐の通過を待つように。

 しかも一般市民だけではなく、賞金稼ぎや海賊らしき連中まで跪き、顔を伏せていた。

 

 観光気分を台無しにされ、ルフィ一行は町から離れて小休止。

「……あの海賊の奴、あんな奴らくらい簡単に倒せただろ」

 ルフィが目撃したことを振り返り、苛立たしげに呟く。

 

「黒髪の姉ちゃんとおっかない姉ちゃんが言ってたこと忘れたのか? あいつらに手を出したら、恐ろしいことが起きるんだよ。だから皆逆らわねェんだ」

 パッパグが達観した面持ちで言った。

「あいつらは災害みてェなもんだ。目をつけられねェようにして、通り去るのを待つしかねェ」

 

 ルフィは酷い不機嫌顔で唸る。気に入らない。物凄く気に入らない。“あいつら”に対してだけでなく、もっと大きな“何か”――ルフィ自身も上手く言語化できないけれど――とにかく気に入らなかった。

 

 いつもの陽気な快活さを忘れたかのようなルフィに、ハチが宥めるように声を掛ける。

「これから向かうところには天竜人がまず現れねェから、安心していいぞ」

 

「代わりにゴロツキやチンピラがうじゃうじゃいるような場所だけどな」

 パッパグの追補にチョッパーが嫌そうに顔をしかめた。

「全然安心できねえ!」

 悲鳴を上げるチョッパーのコミカルな様子に、ルフィ達はようやく笑顔を浮かべた。

 

 

 そんな塩梅でルフィ達が目的のコーティング職人がいるところへ向かっていた頃。

 美人3人組が賑わうショッピングモールを散策していた。

 花柄Tシャツにホットパンツがよく似合う、蜜柑色の髪と橙色の瞳がキュートな美少女。

 神秘的な美貌を黒いノースリーブシャツと七分丈スリムパンツ、テンガロンハットで包んだ黒髪碧眼の長身美女。

 小麦肌の長身を白いチュールとレーススカートで飾った、アンニュイ系の夜色髪美女。

 

 野郎共はもちろん女達も思わず振り返る美人3人組は、目につく店をひやかしたり、店員と値段交渉したりした後、ボンチャリと呼ばれるシャボンを利用した人力移動器具へ、買い込んだ着衣やコスメグッズを積んでいく。

 買い物に一段落つき小休止。売店でソフトクリームを購入し、通りのベンチに腰掛けて味わう。

 

 冷たく甘いソフトクリームで涼を取りつつ、ナミは思い出しようにロビンへ尋ねる。

「ねえ、ロビン。さっき言ってた“悪い歴史”が残ってるって、どういう意味?」

 

 ルフィ達と別れ、ショッピングモールに向かう際、ナミがケイミーを誘ったけれど、ケイミーはナミの誘いを丁寧に、けれどどこか頑なに謝絶した。

 そのことにナミが訝しんだ時、ロビンが言ったのだ。『この島には“悪い歴史”が残っているのかも』と。

 

 ロビンは上品にソフトクリームを舐めてから、告げた。

「簡単に言えば、差別よ」

 

「え?」

 眉間に皺を寄せたナミへ、ロビンが語って聞かせる。

「200年前まで、魚人と人魚は“魚類”に分類され、世界中で迫害を受けていたの。世界政府が魚人島への交友を発表し、公式には種族差別が撤廃されたけれど、人々の魚人や人魚に対する差別意識が解消されたとは言い難い。そんな歴史的背景に加えて、この諸島では人身売買や奴隷が依然として続いている。だから……もしかしたら、魚人と人魚に対する差別がかなり強いのかもしれない。そう思ったのよ」

 

 ロビンの長広舌を聞き、ナミの脳裏に眉無し老人――純粋ヒト種以外を強烈に差別していた自称『生命学者』がよぎった。あの爺様みたいなのが、この島には大勢いるってこと? 最悪じゃない。

 

 ナミの健やかな心に不快感が疼く。

「……それでハチもケイミーも変装したのかしら」

 

 ハチは大きなジャンパーを着こんで2対の腕を隠し、額のタイヨウのタトゥーを絆創膏で覆った。ケイミーもロングスカートを穿いて尾びれに靴を装着して誤魔化していた。ちなみにパッパグはぬいぐるみの振りをしている。

 

「ただの思い過ごしだと良いけれど」

「いや、ロビンの推理通り、面倒を避けるためだと思うよ」

 ベアトリーゼはロビンの希望的観測を否定した。

「ただ、差別を避けるためだけじゃなく、人攫い屋から身を守るためでもあると思う。道中にもこのショッピングモール内にも、ロクデナシ共があちこちに居たから、諸島内でも拉致誘拐の危険があるんだろう」

 

 蛮姫の指摘に、美少女航海士は眉を大きく下げる。

 光と泡に満ちた幻想的で美しい島。シャボン玉が生活に根付いたユニークな文化。このショッピングモールも地元の人間に加え、世界のあちこちからやってきた多様な人々で賑わっており、平和な活気と華やかで明るい雰囲気に満ちている。

 しかし、見えないところは真っ黒だ。種族差別や人身売買が公然と横行し、他者を食い物にすることを当たり前としている。この諸島内には海軍駐屯地がありながら、『無法地帯』と評されるような場所がいくつもある。

 

 そりゃこれだけ発展した島なら影や闇の一つもあってもおかしくないけど……。

 ナミは無自覚ながらハチとケイミーに感情移入した立場からシャボンディ諸島を見て、思う。

 あまり長居したくないわね。コーティングが済んだらさっさと発った方が良さそう。

 

「さてと」

 ソフトクリームのコーンを平らげ、ベアトリーゼは腰をあげた。

「私、ちょっとナンパしてくるわ」

 

 ナミとロビンは一瞬、宇宙猫みたいな顔になった。

 

 次いで、『コイツまたぞろ何かやらかす気か』とナミの美貌が猜疑に歪む。コワイ。

「ひょっとして……」ロビンが碧眼を鋭くして「何か不味い状況なの?」

 

「どうかな」

 ベアトリーゼは2人から顔を背けるように往来を窺った。

 見聞色の覇気を広域展開。視界内にマルチディスプレイの同時表示のように複数の視点を浮かべ、気取られぬよう『超新星』達を捕捉する。

 

 ――アプー。ホーキンス。ドレーク。ウルージ。キッド。キラー。ボニー。この辺はよく知らん。

 

 カポネ・“ギャング”・ベッジ。コイツは知っている。西の海を牛耳っていた5大ファミリーの一つ『カポネ・ファミリー』の頭目(ゴッドファーザー)。サド趣味のサイコパス野郎でマフィア稼業から海賊へ鞍替えしたアホだ。

 直接の関わりはないが、西の海に居た頃、傘下の組織やビジネスを襲ったことが幾度かある。

 

 そして、スーパードクターのトラファルガー・ロー。

 彼は命の恩人だから、こちらから挨拶に伺わねば失礼というもの。

 

 で……いや、こいつが居ることは原作で知っていたけれど……

 バーソロミュー・くまがそのデカい図体にマントを被り、こそこそとレストランの店内を窺っている。

 

 ――見ているのは……ジュエリー・ボニー? ギャル系の若い女が好みか? 意外な趣味だな……

 まぁ他人の性癖なんてどうでもいい。

 いや、どうでも良いと言えば、くまも『超新星』連中もどうでもいい。

 問題は“こいつら”だ。

 

 駐屯地に向かう天竜人の一行。輿に乗ったハンプティダンプティみてェな天竜人。その背後に続く黒いデカブツ共……こいつら、改造人間(モッズ)だろ。

 この原作には現れなかった天竜人。ひょっとして……

 

 ――こいつがフランマリオンか?

 

 瞬間、ベアトリーゼは故郷の光景を幻視した。

 乾ききった大地。血の味がする荒野。ウォーロード達の終わりなき抗争。あらゆる場所に蔓延していた暴力と死。飢えと渇きと苦痛に満ちた艱難辛苦。繰り返される理不尽と不条理。

 幼い自分を守り育ててくれた少女の顔。

 

 飢えと渇きに負けて彼女の亡骸に食らいついた時の食感が、彼女に湧いた蛆を貪った時の味が蘇り、無慈悲とは何かを思い知らされた時の感覚が身体を細胞単位で震わせる。

 

 怒り。憎しみ。恨み。敵意。悪意。害意。殺意。あらゆる負の情念で本能が燃える。今すぐ奴を殺せと狂い叫ぶ。

 

 冷酷冷徹冷静な理性が冷血を巡らせ、頭の芯を凍てつかせる。今は“大きな物語”を優先しろと冷淡に告げる。

 

 かくてせめぎ合う本能と理性の狭間で、心は凪いだ水面みたくフラットを保つ。自意識がそんな己を俯瞰的に見つめ、自嘲的な気分を抱く。

 

 ベアトリーゼは唇を細めてゆぅっくりと息を吐いた。

 振り返り、ナミとロビンへ向けられたベアトリーゼの顔は、完全にいつも通りだった。物憂げな微笑を湛えたアンニュイな細面は、どこか艶めかしさすら感じさせる。

 

「魚人島行きを妨げるようなことはしないと約束するよ。その証拠にブレードを置いていくから」

 ベアトリーゼは腰に巻いていた装具ベルトからダマスカスブレードの鞘を外し、ボンチャリの荷台に置いた。

「買い物が済んだら、私の子電伝虫に一度連絡してちょーだい。じゃ、また後でね~」

 ひらひらと右手を振り、ベアトリーゼは雑踏に消えていく。

 

「またぞろ騒動を起こさなきゃいいけど」

「ブレードを置いていったし、大丈夫だと思うわ」

 ナミとロビンはベアトリーゼの真意にまったく気づかなかった。

 

     ○

 

 ルフィ達がシャッキーのボッタクリバーでいくらか過ごした後、遊園地『シャボンディパーク』へ繰り出した頃。ルフィ達にボコられた賞金稼ぎ達が人攫い屋“ハウンドペッツ”に人魚ケイミーのネタを持ち込んでいた。

 

 そして、同じ頃。海軍シャボンディ諸島駐屯地に天竜人が行幸視察に赴いていた。緊張する海兵達を無視し、輿から降り立った醜悪な肥満体男は整列する“それ”へ歩み寄った。

「ぐふふふ……これがベガパンクのこさえた人型兵器かえ」

 

「はい、フランマリオン聖。名はパシフィスタ。制式ナンバーはPXとなっております」

 直答を許された海軍特殊科学班の技術者が緊張で汗塗れになりながら告げた。

 

『平和主義者』と名付けられた人型兵器は、王下七武海“暴君”バーソロミュー・くまの完全な、怖気を覚えるほど完璧な生き写しだった。

 

 フランマリオン聖は技術者の説明を聞き流しつつ、思考する。

 主兵装の熱光学兵器以外はあまり見るべきところが無いな。バッカニア族の複製改造(クローン・サイボーグ)と聞いて、多少は期待したが……500年先を行く天才にしては仕事がぬるい。

 血統因子を発見し、クローンを“発明”した時のような革新性が見られん。

 まぁ、ベガパンクは自らの欲に抗えん性質だ。より高性能なものを勝手に作るだろう。

 

「ぐふふふ……」

 贅肉を揺らして笑う様は邪神のようで不気味極まる。とはいえ、扱いが非常に危険な天竜人が上機嫌であることに、技術者は安堵した。

 そんな技術者へ、フランマリオン聖はねっとりと告げる。

「この“玩具”、一つ欲しいえ」

 

 絶対権力者の発言に技術者が凍りつく。

 パシフィスタは1体あたり大型戦艦1隻並みの費用が掛かった海軍の、政府の所有物だ。相手が天竜人とはいえ譲渡する権限など、技術者にはない。この要望を受け入れて譲渡したら、責任問題は逃れられない。かといって、要望を拒絶すれば良くてこの場で即処刑、下手すりゃ奴隷墜ちもあり得る。詰みだ。

 

 白目を剥いて失禁昏倒しそうな技術者。哀れ極まる彼のために助け舟を出す者が、一人だけいた。

 

「フランマリオン聖。発言をよろしいでしょうか」

 視察の案内をしていた駐屯地司令がおずおずと申し出る。フランマリオン聖は司令ではなく、黒服の侍従に目線を走らせた。

 侍従が基地司令へ告げる。

「聖様は発言を許されます」

 

「ありがとうございます」司令は恭しく頭を垂れ「こちらのパシフィスタは海軍、ひいては世界政府の所有物でございます。私共如きではフランマリオン聖へ贈らせていただく権限すら持っておりません。もちろん、フランマリオン聖がパシフィスタをお持ち帰りいただくことは御意のままでございますが、その旨をご了承ください」

 

 司令は巧妙に言った。

 チャルロス聖あたりなら『ごちゃごちゃとうるさいえ!』と癇癪を起して司令を撃ったかもしれないけれど、フランマリオン聖は薄気味悪い目つきで司令と技術者をねめつけるだけだ。

 

「ぐふふふ……」フランマリオン聖は愉快そうに顎肉を震わせ「政府の所有物かえ。五老星辺りに小言を言われてもつまらんえ。此度は我慢するえ」

 

 ピンチを回避できて、技術者は安堵のあまり腰が抜けそうになったが、必死に堪える。粗相を働いたら死ぬことになるのだから。デスゲームはまだ終わっていない。

 

 フランマリオン聖は思い出したように言った。

「そう言えば……近頃、海賊の取り締まりが追いついていないと聞いているえ」

 

「それは……」

 咄嗟に言い繕おうとする司令を手で制し、フランマリオン聖は続ける。

「そこでワチキが少しばかり手を貸してやるえ」

 

 戸惑う司令へ、ニタニタと嗤うフランマリオン聖は冒涜的邪神そのものだった。

 

     ○

 

 ルフィ達が遊園地『シャボンディパーク』でアトラクションを堪能している頃。

 

 海軍が制している60番台グローブに近い0番台グローブの一角。ネオフェミニンな装いの蛮姫が通りのベンチに腰掛け、日向ぼっこしながら海軍駐屯地を見聞色の覇気で探っていた。

 

 特に、フランマリオンらしき肉塊男に随行している黒いデカブツ共を。

 黒いデカブツの数は8。おそらく人造人間(モッズ)。金獅子狩りに投入されたフランマリオン製モッズより小柄だ。

 身長は大まかに3メートル強。二重廻しも着衣もブーツも笠のような被り物も、その下の起伏が無い覆面も、全てが真っ黒。例外は覆面の目元に装着された単眼ゴーグルで、鉛色のプレートに赤いレンズ光が浮かぶ。

 

 あまりにも怪しすぎる大柄な黒づくめ共へ、海軍の兵士が何やら渡していく。

 海軍の鴎紋入りの腕章だった。モッズ達は腕に腕章をつけ、武器――”箱庭”で流通していたカートリッジ式銃火器の具合を確かめた。

 

 ――何かの作戦? でも、海兵達に動きが無いな。モッズ達の独自行動か?

 ベアトリーゼは訝りつつ、黒いモッズ達の戦力評価を図る。

 ――銃を必要とするなら、パシフィスタのような内蔵兵器は無い。“抗う者達”の魚人モッズ共のように種族身体能力を強化したタイプか。あのタイプなら問題なく対処できる。が……私も豚もこいつらも、本来の物語に存在しなかったイレギュラーだ。何が起きるか分からんな。

 

 やり過ごすか、さっさと始末するか。

 ベアトリーゼが思案していると、見聞色の覇気で捉えている視界に、ゾロが皆大好きチャルロス聖をぶった斬ろうとし、ジュエリー・ボニーに止められたところが映った。

 遊園地では人攫い屋によって人魚のケイミーが拉致され、ルフィ達はまだ気づいてない。

 

 ベアトリーゼは小さく首肯し、思考を切り替えて別件のことを考える。

 ――人攫い屋から情報を集めたいのよね。

 

 金獅子狩りの後、ステューシーから聞いた話では、ベアトリーゼの母親は“新世界”に拠点を置く総合企業ムスターのヒューロン再現実験のための実験動物だったという。実験中止に伴う処理の過程で、母親を始めとする実験動物達は手癖の悪い奴に人身売買業者へ売られ、“箱庭”へ辿り着いたそうだ。

 

 人身売買のような“業界”は狭い。そして、ここシャボンディ諸島は人身売買と奴隷商いのメッカだ。古い――ベアトリーゼが生まれる以前から続けている人身売買業者やその関係者を知る者が“必ず”いるはず。

 

 ムスター社や顔も名前も知らぬ母のことはともかく、母と同じく“箱庭”へ売られただろう少女『621』の情報を得たい。

 

 幼い自分を守り育ててくれた彼女のために、彼女を実験動物にした者達も、彼女を奴隷として売り飛ばした者達も、一人残らず見つけ出して、殺す。既に墓の下に居るなら、引きずり出して犬のクソにする。奴らが彼女や母へしたように、奴らの命も尊厳も全て奪って踏み潰す。

 

 ベアトリーゼは見聞色の覇気で捉えているフランマリオン聖を睨む。

 ――今日はお前を見逃してやる。

 この世界の“大きな物語”を進めるために。

 

 だが、彼らの物語の先に“機会”を得たら。

 無慈悲とは何かを思い知らせてやる。徹底的に。

 その時が訪れるまで、せいぜい下らない妄執に浸っているが良い。

 

 ベンチから腰をあげ、ベアトリーゼはケイミーが運び込まれる人間オークション会場へ向かって歩き出す。

「さて、と。スーパードクターをナンパするか」




Tips

『超新星』
 原作設定。
 この年、新規にグランドライン入り/グランドライン内で旗揚げした新米海賊達の中で、億越えの大物達を指す。

 原作では『超新星』筆頭はユースタス・”キャプテン”・キッドだったが、拙作ではオリ主を傘下に収める器量を危険視され、原作よりルフィの賞金が高額になっているため、ルフィが『超新星』の筆頭。

 描写は全てカット。詳しくは原作を読んで。

シャボンディ諸島の人身売買
 原作設定。
 シャボンディ諸島の『主要産業』の一つ。人間オークション会場を筆頭に、様々な人身売買業者が店舗を構えており、そこかしこに人攫い屋が拠点を置いている。

 世界政府は人身売買を法で禁じているけれど、非加盟国の人間や海賊は法の保護対象外。また、シャボンディにおいては『職業斡旋』と『人材紹介』であり、人身売買ではない。というのが公式見解。

フランマリオン聖の現行モッズ。
 オリ設定。
 外見のモデルは『砂ぼうず』に登場する人造人間。西オアシス政府の秘密兵器で、アンデッドやガーディアンと呼ばれている。
 
 『砂ぼうず』では、非常に高性能で、頭を半分ふっ飛ばされても、身体に大穴開けられても、首を斬り落とされても、死なない。
 おまけに、人間並みの思考能力に加えて個性を獲得している上に、自らのレゾンデートルまで解している。とデタラメな奴だった。

ベアトリーゼ。
 オリ主。
 『復讐という料理は冷ましてから食うのが一番美味い』
  フランスのことわざ。
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