彼女が麦わらの一味に加わるまでの話 作:スカイロブスター
条約が締結された翌日から、ビッグマム海賊団兼万国は迅速に、何かに駆り立てられているかのようにお菓子工場建設と稼働に向けて動き出した。
万国バター大臣を務めるガレットは本国からブリュレの鏡世界を通じて派遣されてきた技師達を連れ、リュウグウ王国の役人が案内したギョバリーヒルズとサンゴヶ丘の中間地辺りで、お菓子工場の用地検分に取り掛かっている。
万国の技師達とリュウグウ王国の役人達が真剣な顔でやり取りしていた。
なんせ用地確保に始まり、基礎工事、上物の建設、設備や機材の搬入と設置、労働者の習熟訓練に原料と生産物の品質管理……これを一月で実現しなければならないのだ。一分一秒たりとも無駄に出来ないし、わずかなミスも許されない。全てを完璧かつ完全に進行させても最初の納品に間に合うか分からないのだから。
ストレスフルな責任を負うガレットは思わず嘆息をこぼす。
ガレットがお菓子工場建設へ向けて差配している頃、ポワールはテカテカマッチョおじさんなシュラスコと共に、高級住宅地ギョバリーヒルズの一角に用意されたビッグマム海賊団用の屋敷を拠点化していた。
拠点化工事はビッグマム海賊団の者達だけで行われ、外部の手は一切借りていない。
ポワールは豪奢な屋敷の見取り図から顔を上げ、現場監督と化したテカテカマッチョおじさんなシュラスコへ告げた。
「鏡の間は最も頑丈にして。ここが肝よ」
「心得てますぜ」
仮にリュウグウ王国側や誰かしらの慮外者共が滞在中のビッグマム海賊団を襲撃してきても、この鏡の間さえあれば、ブリュレのミラミラの実の力で万国から救援や増援を派遣できるし、避難や撤収も易い。ゆえに、鏡の間は最も秘匿性を高くしつつ、堅牢かつ頑丈な造りにしなければならない。
重要ではあるけれど、どこか退屈な仕事。ポワールは思わず嘆息をこぼす。
双子の美女がそれぞれの場所で同じように嘆息をこぼしていた時。
竜宮城の大きく広い――国王の巨躯を収められるほどに――執務室でも、嘆息がこぼれていた。それも3つも。
ネプチューン王と両腕たる大臣2人。
3人の目は大きな執務机に置かれた書類へ注がれていた。
血浴のベアトリーゼが内々に寄越した書類――2通の紹介状と提案書だ。
紹介状の一通は世界政府加盟国の大国アラバスタ。砂漠の国で当代国王は仁君にして賢君と評判であり、王女は未曽有の国難を解決して『砂漠の聖女』と讃えられているらしい。麦わらの一味やベアトリーゼと縁が深く、紹介状を持った正使を送れば無下にされることは無いだろう、とのこと。
もう一通は世界政府が自治権を認めている実質的な都市国家のウォーターセブン。国主同然の現市長兼世界最大の造船会社社長は、魚人に微塵も偏見を持たぬ傑物であるという。麦わらの一味やベアトリーゼと縁が深く、紹介状を持った正使を送れば丁寧に応対されるだろうとのこと。
これまで陸の諸国と国交を結ぶことができなかったリュウグウ王国にとって、亡き妻の願いである陸と融和・異種族共存を実現したいネプチューン王にとって、この紹介状の価値はとてつもなく大きい。
同時に、ネプチューン王は紹介状を前に苦い感情を禁じ得ない。
血浴のベアトリーゼが語った言葉は、リュウグウ王国という国家の舵取りを担ってきた者達を鋭く刺した。辛辣な内容にフカボシ王子を始めとする三王子達や若い官僚達は憤慨していたが、ネプチューン王には峻烈な批判として突き刺さっていた。
そして、紹介状と共に提出された『提案書』が問題だった。まるで呪物並みに。
提案書の内容は紹介状を用いた外交政策と貿易のプラン。それと国軍と国防体制の改革計画。腹立たしいことによく出来ている。
しかし、最終目標を目にした時、ネプチューン王は慄いた。
――リュウグウ王国の国民皆兵化。
『魚人と人魚は魚人島以外に行き場が無いのだから、老若男女を問わず全リュウグウ王国民は兵としてこの地を護るため、子々孫々のために戦って死ぬべきである』
あまりにも乱暴な一理。到底受け入れられない。こんな案を受け入れるものなど、いるはずがない。
しかし、現実はネプチューン王の考えを否定する。
ベアトリーゼは提案書に事例として、陸で行われてきた、いや、現在進行形で行われている暴力を紹介していた。
陸の紛争では当たり前のように児童が殺し合いに投じられているという事実。犯罪結社や革命軍の工作で発生した大規模叛乱と悲愴な内戦。海賊王の妻子捜索に端を発する憎悪と怨恨の連鎖。全島民が殺し尽くされ、島そのものまで焼き尽くされたオハラ。政府と王族に食い物にされた挙句、情報操作で国民の根絶に追いやられたフレバンス。
東の海で魚人海賊のアーロン一味が起こした事件。
多数の魚人が参加していたレッドポート事変。
自分達が容れられないことを、世界と時代はとっくに、それもより苛烈に実現している。
「……我らは変わるべき時を迎えているのかもしれん。それは認めるのじゃもん。しかし……ここまでせねば、ならんのか」
まるで血を吐くように、ネプチューン王は誰へともなく呟く。
実際、ネプチューン王の心が血を流していた。“血浴”の蛮姫の提言は激動するこの時代に必要な変化かもしれない。リュウグウ王国の未来をより良きものへ変えられるかもしれない。同時に、亡き愛妻の美しき理想へ背を向けるにも通じる。
「否。断じて否ですぞ!!」
ナマズな左大臣が苦痛を堪えたような顔で言った。
「このような政を行わずとも、リュウグウ王国は存続して参りました! 確かにこれまで多くの犠牲を出してきました。救えぬ同胞も数多くおりました。しかし、この提案書を受け入れたら、リュウグウ王国は何もかも変わってしまいますぞ!」
「まさしく。このような獰猛な国策を行うくらいならば、陸の海賊の庇護下にあらねば国体を保てぬ屈辱と惨めさに耐え忍ぶ方がマシですっ!」
タツノオトシゴな右大臣が拳を固く握りしめながら言った。
“血浴”の提案書を否定しながらも、両者も心の内では分かっている。リュウグウ王国の現状を本気で変えるなら、ここまで深い傷を負う覚悟で挑まねばならないのだと。
ゆえに、ネプチューン王は想像してしまう。
もっと早く“血浴”が語るように陸と交流を図り、より強固な国防体制を整えていたならば、自分がもっと王たるべき政を行っていたならば、最愛の妻を喪わずに済んだのではないか。
真に彼女を死へ追い込んだのは、自分が暗君だからではないのか。
自身の想像力に心を抉られ、ネプチューン王は俯いて大きな手で顔を覆う。
王の苦悩を察し、左大臣が忠言する。
「そう性急に答えを出す必要はありますまい。ところで、陛下。ここ数日ドタバタが続き、しらほし姫様とお会いになっておられませんぞ。難問はひとまず脇に置き、姫様とお会いになられては如何ですかな?」
「……ですな」右大臣も賛同して「姫様もお寂しく思っておられるはずですから。御休息を兼ねて姫様にお会いください」
両腕の心遣いに、ネプチューン王は顔を上げ、幾度か小さく頷いた。
「そう、だな。そうするじゃもん」
○
原作改変を引き起こしかねない文書を竜宮城へ放り込んだ当人は、魚人島の南西にある“海の森”にいた。
ここは潮の流れにより沈没船や白骨化した生物の骸が流れ着く終着地であり、陽樹イブの恵みと豊富な養分によって美しい珊瑚が森のように重なり広がっていて、多様な魚達や鯨達が集う場所だった。
ただし、“海の森”は魚人島の外でありながら、一部にシャボンによる機密区画が設けられているようだ。
海中に備え、ベアトリーゼは爪先から太腿の半ばまでを蛍光イエローで彩るヤマハブルーのハイテク潜水服を着こみ、複眼の昆虫面ヘルメットを被っていたが、機密区画内に入り、ヘルメットのバイザーを上げた。
海流によってゆらゆらと煌めく光。彩り豊かな珊瑚と海藻の森。様々な海生生物達。鯨達の優しい歌。
全方位に広がる幻想的で荘厳な美景を眺めながら、ベアトリーゼは思う。
――ロビンや皆と一緒に来たかったな。
感傷的な気分を抱きながら、ベアトリーゼは機密区画を進んでいく。
ひと際大きな珊瑚礁の陰に太陽紋の海賊船が停泊していて、付近には急拵えの簡素な建物やテントが並んでおり、勇壮な魚人や男性人魚達があれやこれやと作業している。
「麦わらの一味“血浴”のベアトリーゼ。魚人海賊団船長“海侠”ジンベエの招きに応えて参上した。案内を求む」
ベアトリーゼが口上を並べると、魚人の一人が『こっちだ』と手を振り、四阿(あずまや)染みた建物へ案内する。
建物内には、ジンベエがどっしりと構えていた。手振りで座布団へ腰を下ろすよう促される。ベアトリーゼはヘルメットを脱ぎ、うなじ下辺りのホルダーへ掛けてから、座布団へ胡坐を掻く。
「招きに応じてくれたこと、感謝する」
丁重に一礼するジンベエ。
「こっちも幾つか話したいことがあったから」
ベアトリーゼは窓の外を一瞥し、
「なんでこんなところに拠点を?」
「あんな形で王下七武海を辞めたからの。街におっては迷惑を掛けるかもしれん。仲間の皆には苦労を掛けることになったが、しばらくここで過ごすことにした」
「気にし過ぎのように思うけど」
説明を聞いて小さく肩を竦めていると、若い衆が茶を運んできた。
湯呑に緑茶か。ベアトリーゼは若い衆に礼を言い、いただきますと断ってから迷うことなく茶を口に含む。“仕込み”はないようだ、と茶を呑み込む。
ジンベエも茶を口に運ぶ。
しばしの沈黙。海の森の上から注ぐ鯨達の歌がよく聞こえる。
ゆっくりと深呼吸した後、ジンベエは湯呑を置いた。眉間に深い皺を刻んで口を開く。
「今日、お前さんを招いたのは聞きたいことがあったからじゃ。本来なら王宮で聞こうと思っておったのじゃが、想定外の話を聞かされて機会を失くしてしまったからな」
「聞きたいこと、ね」
ベアトリーゼは整った片眉を上げ、小さく鼻息をつく。
「それは私が東の海でアーロン一味を血祭りに挙げたことか?」
ジンベエを試すかのように地雷を踏み潰しに掛かる蛮姫。
「……東の海で、お前さんがアーロン達を手に掛けたことは聞いとる。あの大馬鹿モン達が東の海で大変な悪さをしとったこともな。じゃから、アーロン達のことは因果応報じゃと思うとる。お前さんに思うところはない」
心からの慙愧を浮かべる海侠。
ベアトリーゼは艶やかな唇の端を薄く曲げる。
――なるほど。この様子だとナミちゃんが私に殺しの依頼をしたことは聞いてないな。なるほどなるほど。なら……
「思うところは無い? よせよ、海侠。情に篤いあんたが、兄弟分やかつての同志達を壊滅させた私に含むものがない、てのは無理がある。この際だ。胸のわだかまりを開陳しなよ」
「……ならば聞く」ジンベエは重たい威圧感を放ちながら「――なぜ、アーロン達を狙った」
「奴らを狙った理由は単純に金だ。私は西の海から今の今に至るまで、陸海のクズ共にタタキをして稼いできたからな」
ベアトリーゼは湯呑を口に運び、舌を湿らせて続ける。
「あの時は色々あって物入りだった。ところが、東の海は海軍が上手いことをやっているから、シケた小悪党ばかりでね。その意味で、アーロン一味は適度に肥えた獲物だった」
精確には、当時アーロン一味に虐げられていたナミと出逢い、殺しの依頼を受けたからだが、この場でそれを教えてやる必要はない。2年後にナミ本人から“真実”を知れば良い。
「……殺さずに済ませられなかったのか。お前さんの実力ならば命を取らずとも済ませられたはず」
ジンベエが射るような目つきで質す。が、ベアトリーゼは本心から不思議そうに小首を傾げる。
「? ? ? なんで? 皆殺しにした方が後腐れなくていいだろう?」
あまりにも無邪気な調子で返されて唖然とするジンベエを余所に、ベアトリーゼは続けた。
「まあ、アーロン一味の時は要らぬ横槍が入ったけどね。奴らがアーロン達の身柄を攫わなければ、後々にルフィ達がアーロンと戦うことも無かったろうね」
ジンベエはぴくりと反応した。
「そやつらは何者じゃ。いったい、どこの誰がアーロン達にあんな惨い真似をした」
「あいつらは多分…… “抗う者達”だろうな」
ベアトリーゼは憶測のように語る。確たる情報を与える気はない。
「“抗う者達”……」
ジンベエは太い腕を組んで唸った。その名には覚えがあった。白ひげ海賊団に出入りしていた時、彼らから聞いたことがある。
「その名は聞いたことがあるが……裏社会の与太話じゃろう?」
“新世界”では四皇と絡めた陰謀論的ジョークがある。
たとえば、百獣海賊団やビッグマム海賊団がなんとか島を襲ったら、『あれは“抗う者”達と取引したからだ』といった具合の。同じく“白ひげ”や“赤髪”も良くネタにされていた。白ひげや赤髪が何の旨味もない貧乏な島を縄張りにしたのは、“抗う者達”と取引したからだ、と。
「確かに実在するよ。私も奴らの詳細は知らないけど……世界政府を壊滅させ、天竜人を抹殺し、世界を0に戻すためにこの800年、延々と暗躍してるんだとさ。先のレッドポート事変も奴らが真犯人だ」
ベアトリーゼは気だるげに息を吐く。
「奴らは人間を改造して兵器化している。特に固有身体特徴を持つ各種族を好んで素材にしているようだ。レッドポート事変の半人半馬の巨人、手長族と足長族の混血種、魚人。いずれも改造された人間兵器だ」
「兵器……素材……」ジンベエは額に青筋を浮かべ「奴隷ですらないのか……っ!」
「この世界はとっくに道徳や倫理を失くしてるのさ」
激怒したジンベエを余所に、ベアトリーゼは嘯く。
「海軍にしても、王下七武海のくまを複製してサイボーグ化した人間兵器を、頂上戦争へ投入していた。ちなみに海軍と協力してテロリスト共と戦っていた単眼ゴーグルの黒ずくめ共は、天竜人が造った改造人間兵器だ」
「陸のもんは狂っとる……っ!」
激しい怒りに生理的嫌悪を加え、ジンベエは心底憎々しげに吐き捨てた。
「……あの魚人達はどこから用意されたものか、お前さんは心当たりがあるか?」
「常識的に考えるなら、調達先は魚人島だが……その質問が出るあたり、魚人島でそれらしい連中は確認されていないわけだ。となると」
ベアトリーゼはアンニュイ顔を倦厭に歪めた。
「“複製”か、あるいは……“養殖”だな」
「養殖?」
生理的嫌悪がこもる言葉にジンベエは訝り、次いで、察しが付いたようにハッとし、顔を大きく歪ませた。
「まさか、そんな――」
「言ったが、この世界はとっくに道徳も倫理も失くしてる。それに、人間が空想しうる全てのことは起こりうる現実っていうだろう?」
湯呑を口に運び、ベアトリーゼは思う。
あんたがドン引きしているその行為を、フランマリオンのクソが今もやってんだよなぁ。
「あくまで可能性の話だ。いずれにせよ、かなり以前から研究開発と製造が進められていたはずだ。ここ数年で集中的に行われたとは考え難い」
「許せん……っ!」ジンベエは大きな拳を強く握り込み、強く憤る。
ベアトリーゼは怒り心頭のジンベエを説くように言葉を紡ぐ。
「あんたの気持ちは分かるけれど、今は足元に集中した方が良い。王宮で言ったように、レッドポートのテロは魚人社会へ大きな影響を与えた。下手を打てば、スラム辺りが過激派の巣窟になる。そして、過激派にとって、あんたは良くも悪くも目の上のたん瘤だ。隙を見せたら背中を刺されるぞ」
「そこまで血気に逸るとは思いたくないが……」
否定もしきれない。魚人の陸に対する憎しみと恨みは深い。この海底よりもずっと。
ジンベエは気分を変えるよう茶を飲み、大きくとても大きく息を吐く。心を焼く怒気をなんとか抑えてから、ベアトリーゼに問う。
「話は変わるが……お前さんは麦わらの一味なんじゃろう? なぜルフィ君の許へ向かわん?」
「ルフィと皆には時間が必要だ」ベアトリーゼは残り僅かな茶を飲み干し「敗北と失意を癒し、力を蓄える時間がね。その間、私は自分の“物語”を進めたいんだ。可愛い彼らが関わるべきではない不吉な“物語”は、私だけで始末をつけたい」
ジンベエには“物語”が意味するところが分からなかったが、眼前の娘っ子が何やら難儀な事情を抱えており、仲間達に関わらせたくないと考えていることを、理解した。
渡世に生きるオトナであるジンベエは、大切な仲間だからこそ巻き込みたくない、と考える人間もいることを知っている。そして、侠客たるジンベエは女子供には慈しみ深い。
故に、純粋な老婆心から忠告する。
「その手の道は独りで歩むには辛く苦しいぞ」
「だから独りが良いのさ」柔らかく微笑むベアトリーゼ。
なるほど、そういう人柄か。ジンベエは麦わらの一味船長ルフィを知っているためか、ベアトリーゼの発言を好意的に解釈する。眼前の小娘が『お人好しの麦わらの一味が一緒にいたら拷問とかやり難いし』とか考えているなど、想像もしない。
「とりあえず、あの双子達と共に“新世界”入りして、海上へ出た後に別れる。万国にもビッグマムにも用はないし、これ以上関わってビッグマムの倅と結婚話を持ち掛けられたりしたら目も当てられない」
ベアトリーゼは腰を上げた。窓辺に立って海底の美景を眺めながら、誰へともなく言葉を紡ぐ。
「出立までもう少しかかるらしいから、少しばかり暇潰しと資金稼ぎに勤しむかな」
蛮姫の呟きに渡世人として不穏なものを嗅ぎ取り、ジンベエはすらりとした背へ問いかけた。
「……何をする気じゃ?」
「特技を活かすだけさ」
肩越しに笑顔を向けてきたベアトリーゼに、ジンベエは飢えた海王類を見た。
Tips
ガレット&ポワール
原作キャラ。
交渉を成功させ、盟約を締結させたが、おかし工場建設の段取りを付けるまで帰れません。
ネプチューン王。
原作キャラ。
ただでさえ苦い思いをしているところへ、追撃の爆弾を放り込まれた。胃に穴が開きそう。
ベアトリーゼ・ファイル
外交政策、貿易案、国軍の増強と国防体制の改革案、最終的に国民皆兵政策を実現させる提案書、という名の爆弾。
こんなもんを採用したら、リュウグウ王国は『1センチ譲ったら、100メートル奪われる』とか言い出す国になってしまうだろう。
ジンベエ
原作キャラ。
ベアトリーゼの取り扱い経験が乏しい。この世界のおぞましさを聞かされ、社会正義と義憤に駆られた。
ベアトリーゼ。
リュウグウ王国を、特にネプチューン王を苛む爆弾を投げ続ける野蛮人。
ジンベエにお気持表明されるも、全然気にしてない。
サボ達と交わした約束のことも覚えているんだかいないんだか。