彼女が麦わらの一味に加わるまでの話 作:スカイロブスター
天井に大穴が空いた保管庫。大量のダイナ岩のケースが収められた鋼鉄製ラック。その大量のダイナ岩を一斉に吹き飛ばし、ツァーリ・ボンバ並みの大爆発を起こそうとカウントを刻む時限爆弾。慄然と爆弾を凝視するアインと孔雀。暢気な調子で爆弾を見つめるベアトリーゼ。
時限爆弾の残り時間は1分ちょい。
「解除、いや、ここから持ち出して海へ投げ棄てれば」
「解除も持ち運びも無理だ。見てみ」
アインの意見にベアトリーゼは肩を竦め、鋼鉄製ラック内にある時限爆弾を指差した。
「圧力感知スイッチだ。爆弾をラックから取り外したら起爆する。で、この時限装置だが、時計のカバーを外して針を止めれば良いように見えるだろ? ところがどっこい。カバーを外したり壊したりすれば起爆する仕組みだ」
続けて爆弾の下部へ指先をずらす。
「頑張って解除したと安心したところで、爆弾下部にある小型爆弾が爆発し、本体の爆薬を誘爆させる。いわゆる双子爆弾だな。作った奴は腕が良いよ」
唇の端を和らげて微笑むベアトリーゼに、孔雀は眉目を吊り上げて怒鳴る。
「悠長に語ってる場合かいっ!? あと1分もないんだよっ!?」
「うん。正確にはあと48秒だね」
ベアトリーゼは焦燥に駆られているアインと孔雀を順に窺い、のんびりと問う。
「君らの能力でどうにかできないの? モドモドの実の力で爆弾を原料まで遡らせたりは? ムチムチの実の力で爆弾を起爆させないように調教したりは?」
「「――――」」
異能を操る才媛達は口惜しそうに美貌を歪め、黙り込んだ。
「一つ貸しだな」
ベアトリーゼはラックに収められた爆弾に左手を置き、つい先ほどに“きっかけ”を獲得した“使い方”へ挑む。
集中のあまり、満月色の瞳が瞬きを止める。こめかみに浮かぶ血管が蠢く。毛穴からふつふつと汗が滲む。移植された人造種族の心肺が猛烈に稼働し、体内に灼熱の血を巡らせる。意志の力が人造種族の骨髄を通じて全身の神経網へ伝達された。
強力な適応能力と耐久性を持つ左腕が超高性能調波発振器と化し、粒子化した武装色の覇気が微細振動となって放たれる。
漆黒の粒子による振動は双子爆弾を中心に空間ごと真球状に揺らし――
ぷるん。
目に見えて空間が震えた瞬間、双子爆弾が消失した。周囲の鋼鉄製ラックといくつかのダイナ岩ケースを真球状に抉り取ったような痕跡を残して。
「「え」」
アインと孔雀は目を疑った直後。
天井に空いた大穴から、深夜の闇を払拭するような大閃光が注がれ、表現し難い音と衝撃の暴圧が深手を負っているグローセアデ号を激烈に揺さぶった。
きゃあ、とオンナノコな悲鳴を上げながら床に倒れこむ孔雀とアイン。
「い、いったい何が……」アインが唖然としながら天井の穴を見上げる。
「あんた、何をしたんだいっ!」孔雀がベアトリーゼを問い詰めれば。
ベアトリーゼは答えることなく、がくっと膝をついた。
「「!?」」
倒れた蛮姫へ慌てて駆け寄り、美女2人は再び驚愕する。
「腹……減ったぁ……」
ゾンビのように呻く蛮姫は、しおしおに萎れていた。
○
未明。
数個のダイナ岩が爆発して分厚い雲を吹き飛ばしたせいか、グランピー・グラニーズ・ウォーターの海はかつてないほどの穏やかさを見せていた。
ズタボロのゴミ山みたいな姿になったグローセアデ号へ戦闘輸送艦オータムが接舷している。
接舷したオータムやグローセアデの周囲を取り囲むフリゲートが放つ探照灯の下、海兵達が負傷した特殊部隊員達の手当てや捕縛した海賊達の確認を進め、資料や情報の捜索押収、ダイナ岩を始めとする物資の回収などがいそいそと行われていた。
合同任務部隊司令ゼファーもグローセアデへ乗船し、戦闘後の船内を視察していた。護衛の兵士達とCPの陰気で地味な女性分析官が一緒に船内を回っている。
「30年に渡って日陰暮らしをしていた連中が、これほどの大型船を持っているとはな」
「捕虜の取り調べと資料分析で判明するでしょう」女性分析官が生真面目に答え「この船の規模と損傷状況を考えますと、グランピー・グラニーズ・ウォーターの悪天候内を曳航することは困難でしょう。捕虜と資料、鹵獲物資の移送が完了次第、撃沈処分を提案します」
「そうするしかあるまい」
ゼファーが分析官の進言に頷いたところへ、応急手当を受けたばかりのプリンス・グルス准将がやってきて報告を始めた。
「分遣隊の損害は死者無し、負傷38名。突撃班の全員が重傷ですが、皆、復帰可能です。現在、捜査局のチームとCP工作班が捕虜から強奪されたダイナ岩の数を聴取し、確保した分と比較参照して不足分を確認しています」
ごほ、と咳き込んで黒い痰を吐いてから、プリンスは報告を再開する。
「失礼しました……バーンディ・ワールドは重体。幹部の副船長ビョージャック、機関長ガイラム、戦闘員頭セバスチャン、船医ナイチン。全員身柄を確保しています。”血浴”は別途、隔離してあります」
「御苦労だった」
報告をひと通り聞き終え、ゼファーはプリンスに頷く。
「血浴の乱入というイレギュラーはあったが、戦死者を出さずに難しい作戦を見事に完遂した。よくやったな、プリンス准将」
ゼファーの労いと称賛の言葉に、プリンスは苦しげな顔を作る。
「自分達はバーンディの討伐に成功していません。“血浴”がいなかったら今頃は――」
「君達の苦戦は聞いた」ゼファーは若い部下の言葉を遮り「それでも、俺は『自分が同行していれば』とは思わないぞ。君達ならやり遂げられると信頼し、送り出したからだ。その信頼は今も変わらん。血浴が来ずとも、君達はやり遂げられたと確信している」
老将はプリンスの肩を励ますように叩く。
「まずは部下達を労ってやれ。自分の反省はそれからだ」
「はい、司令」
プリンスは答礼し、その場を辞した。足取りは重い。
入れ替わりで捜査チームの
「特殊作戦中に名将を育てるおつもりで?」
冗談に小さく笑ってから、ゼファーは班長へ問う。
「何か分かったか?」
「強奪されたダイナ岩の総数と押収したダイナ岩の数に開きがあります。強奪後にバーンディが爆破させた分と血浴が爆発させた分を引いても、1基足りません。逃亡したという者が持ち逃げした可能性が高いです」
捜査チームの
「捕虜達の供述によれば、この逃亡者はバーンディの脱獄後に一味入りした者で、名前はヨハン。中肉中背の中年男性。能力者ではない。他はほとんど分かりません」
「そのヨハンとやらがビョージャックに入れ知恵した人間か?」
「いえ。違います」班長はゼファーの推理に首を横へ振り「付き合いのあった密輸屋が情報を提供したそうで……ここからが問題なのですが、この密輸屋はバーンディ一味のファウス島襲撃に協力、支援し、代価としてダイナ岩を受け取ったと」
ゼファーは眉間に深々と皺を刻み、班長へ問う。
「――何基だ?」
「5基」班長は端的に告げた。
「6基が今も行方不明で、1基は素性不明の者が持ち去り、“抗う者達”と思しき密輸業者がダイナ岩を5基も手にしていると。最悪だな」
ゼファーは大きな嘆息をこぼす。バーンディ一味を壊滅させても、厄介事は片付いていなかった。いや、より悪化したというべきか。
班長はちらりとCPの女性分析官を横目にし、不快感を堪えた顔で、言った。
「サイファー・ポールが捕虜達を“尋問”し、ヨハンと密輸屋の素性を絞り出したいと申し出ています」
「……やむを得まい。手掛かりがないことには捜索も追跡もままならん」
班長を宥めるゼファーの表情も苦い。
誇りある海兵は卑しい振舞いを好まない。たとえこの残忍な行いが必要だとしても。
「それと“血浴”ですが」班長はいくらか表情を緩め「孔雀中佐が尋問に当たっています」
班長の様子から察しがつき、ゼファーの険しくなっていた顔が若干和らぐ。
ふぅと肩の力を抜くように息を吐き、ゼファーは女性分析官に水を向けた。
「どう思う?」
漠然とした問いだったが、地味で陰気な女性分析官は瓶底眼鏡の位置を正してから、口を開く。
「本部は持ち出されたダイナ岩の捜索追跡より、確保したダイナ岩の移送を優先させると思います。その命令自体は妥当でしょう。ただし移送によって生じる時間で、逃亡者ヨハンと密輸業者は潜伏してしまいます。この問題を回避するためには、本隊からフリゲートをいくつか分派して追跡させるか」
「追跡を“外注”するか、だな」
ゼファーは難しい面持ちを浮かべ、思案するように顎を擦った。
○
荒れ果てたグローセアデの食堂で、ベアトリーゼは海楼石の錠と鎖で拘束されながら、飢えた犬みたくがつがつと食い物を食い散らかしている。
とはいえ、状況が状況だから料理なんて上等なもんはない。保存食の乾き物や漬物、石みたく固焼きされたパンとかそんなもんだ。
「さっき、いったい何をしたんだい?」
食いカスの散らかる卓の向かいから、美人中佐が祖母譲りの口調で問い質す。
ベアトリーゼはリスみたく頬を膨らませながら咀嚼し、ワインの酒瓶を傾けて胃袋へ流し込む。ごっくんと喉をうねらせ、フゥッと息をこぼしてから、言葉を編む。
「あんたら海軍に手の内をあれこれ教えてやる義理はないけれど、まあ、今回は特別だな。私自身も確認したいし」
向かいに座る孔雀へ、ベアトリーゼは話を始めた。
「私のプルプルの実は触れたものを振動させる。白ひげのグラグラの実も同様だと思っていた。だが……白ひげは大気を掴んでマリンフォードを傾けた。あんなの振動の現象や概念の範疇にとても収まらない。あれは振動という現象ではなく『グラグラと揺らす』という表現上の認知と想像力を事象として発生させたとしか考えられない」
話を聞き、孔雀は頂上戦争を振り返る。
“白ひげ”エドワード・ニューゲートの地震を操る能力は凄まじかった。見上げるような巨大津波を起こし、氷塊や要塞を砂糖菓子のように砕き、マリンフォード島そのものを軽々と傾けた。まさに『世界を壊せる能力』だ。
孔雀は“そういうものだ”と認識していたが、向かい側に座る蛮姫は違う意見を持つらしい。
「これはあくまで私見だけれど、悪魔の実はかなりファジーでフレーバーな存在だ。乱暴に言えば、能力者の認知や認識次第でかなり無理が利く。たとえばだ」
学士然とした面持ちを作り、食いカスのパンくずを並べながら説明する。
「1+1は2。酸素と水素が結合すれば必ず水が生まれる。覆しようがない原理や法則だ。ところが、能力者の場合は異なる。能力者の認知と認識次第では、1+1が3になりえるし、あるいは1が二つ並んでいるから11になる、なんてことがまかり通る。同じ液体だからという理由で酸素と水素の結合でオレンジジュースを生み出しかねない」
卓上に並べられたパンくずをじっと見つめ、しばし考えてから、孔雀は探るようにベアトリーゼを見た。
「つまり……あんたが時限爆弾にやったことは、能力に対する認識や認知を変えたっていうのかい?」
孔雀の利発さを認めるように、ベアトリーゼは柔らかく微笑む。
「悪魔の実がファジーでフレーバーな存在なら、私の認知と認識次第で科学的証明がされていない理論や仮説も可能になるはずだ。その前提に則ってプルプルの実の能力の再定義を試みた。そうしてあのマヌケ相手に実験してみたわけよ。そこそこに強くそれなりに頑丈で丁度良かったからな。つまりはまぁ」
ベアトリーゼはおどけるように言った。
「思い付きとノリだね」
「――」
孔雀は呆れて開いた口が塞がらない。たっぷり三十秒眼前の小麦肌女を見つめた後、断じる。
「あんた、バカだろ。いや、バカだね」
がつんと言われた当人はくすくすと楽しげに喉を鳴らす。
「さて、あの時限爆弾へ具体的に何をしたか、という話に入ろうか」
再び学士然とした顔つきで説明を始め、
「振動とは広義な現象であり、学理上の基本概念の一つだ。振動に関わる理論や学説、仮説は多岐に渡る。特に物理学ではね。万物理論については?」
「私がそんなもん習ったと思うのかい?」
バカにしてんのかと言いたげな孔雀を宥めるように言葉を紡ぐ。
「大雑把に言うと、万物理論とは宇宙の成り立ちから未来まで全て説明しようという理論だ。そして万物理論の仮説において、世界は極限最小単位の弦ないし膜によって多次元に構成されており、この弦もしくは膜の振動によって――」
孔雀がバッと手を突きつけて話を遮る。死闘を経たばかりで脳ミソが痒くなりそうな話は聞きたくない。
「そこから先は絵本にされたら読む。分かり易く要点だけ言って。あんたは時限爆弾に何をしたんだ」
「私が行ったことは物理学を根底から揺るがしかねない大事件なんだけどなぁ……まぁ、興味のない人間にしてみれば、そんなもんか」
ベアトリーゼは不満げにぼやきつつ、パンくずを右手で一つ摘まんで握りこみ、
「この世界を構成する次元時空そのものを振動させ、あの時限爆弾の量子存在確率を大きく揺らし、隣接する次元へ滑り込ませた」
パッと手を開き、パンくずを卓に落とす。
「精度が甘くて爆弾だけでなく、爆弾を中心にした周囲まで巻き込んじゃったけども」
「? ? ?」
宇宙猫みたいな顔で目を瞬かせた後、孔雀は考え込み、言った。
「……よく分かんないけど、何かをして爆弾をこの船の上空へ転移させたってこと?」
「少し違う。爆弾を上空へ飛ばしたわけじゃない。本当は空間次元の狭間で消滅させるつもりだったんだけど、揺り戻しで勝手に転移しちゃったんだよ。完全に想定外。一歩間違えば、私らは今頃、木っ端微塵だった」
「あんな自信満々だったくせに、実は博奕だったっていうのかいっ!!??」
孔雀は思わず腰を上げ、あっけらかんとしている蛮姫をまじまじと凝視した。
「……あんた、イカレてるよ」
ベアトリーゼは茶目っ気たっぷりに「狂気の沙汰ほど面白いっていうだろ?」
「戯言はおよし!」
鋭い叱声をぴしゃりと浴びせ、孔雀はくたびれたように腰を下ろした。
つれない反応に小さく肩を竦め、ベアトリーゼは背もたれに体を預ける。
「野心的な試みだったと思うけれど、体力の消耗が激しすぎる。もっと洗練させないと実戦じゃ使えないわ。もっとこう……思考の芯から確信を抱かないとダメなんだろうな」
孔雀はぬけぬけと所感を語るベアトリーゼの様子に、美貌を台無しにするような渋面を作った。
「それで……あんた、どこに向かってたのさ」
ベアトリーゼは背もたれから身を起こし、ぐっと卓へ身を乗り出して、孔雀へ囁きかける。
「内緒」
再び背もたれに体を預け、ベアトリーゼは眉目を吊り上げた美人中佐に、アンニュイな微笑を返した。
「こっから先は決定権を持つ人間とする内容だ。聞かせられないな」
孔雀は美貌をひん曲げた。
○
「なんだこりゃ。苦い泥水か?」
ベアトリーゼはカップを口に運び、珈琲を味わう。酷い味に眉根が寄った。
孔雀と楽しく談笑した後に数時間ほど放置され、夜の時間が終わりかけた頃。居眠りをしていたベアトリーゼはアインに文字通り叩き起こされ、『決定権』を持つ人間の前に座っていた。
「官給品だ。味を期待するな」ゼファーは涼しい顔で同じ珈琲を嗜む。
「嗜好品は活力の源だろ。ケチんなよ」
ぶつくさと文句を言いながら、ベアトリーゼは一連の経緯を大雑把に語る。
「――で、私のトビウオライダーじゃ“酒の海”を航行できなかったんだ。迂回したらこの荒海だ。堪んないよ」
「常に異常気象が襲うモベジュムール海域ほどではないが、ここグランピー・グラニーズ・ウォーターも悪天候で知られる荒海だ。トビウオライダーで臨む海ではないな」
「知ってたら踏み込まなかったよ」
ゼファーの説明へ小さく肩を竦め、ベアトリーゼは不味い珈琲を飲んで渋面を作る。
「ともかく、荒海にくたびれて小休止先を探してみたら、あのバカデカい船を見つけてね。少しばかり休憩させてもらおうと近づいたら、あんたらがドンパチしててさ。知らない仲じゃないし、首を突っ込ませてもらったわけよ」
ガープと話してるような錯覚を抱き、ゼファーは呆れ顔で溜息をこぼす。
「……この海を越えた後はどこに向かうつもりだ?」
「まあ、そうだなぁ」
ベアトリーゼは卓上にある海図を見つめて、手錠された右手で示す。
「このデルタ島ってのには立ち寄るかな」
「デルタ島方面か」
ゼファーは太い左腕と厳めしい右の義腕を組んで考え込む。
このまま拘束してインペルダウンにぶち込むという選択は、ない。大量のダイナ岩を確保し、海軍基地へ移送することになる状況で、この魔女を抱えることは“リスク”が高すぎる。最悪、脱走した後にダイナ岩を爆破させかねない。
しかし、このトラブルメーカーにダイナ岩をくすねて逃げた男ヨハンの追跡を“外注”してよいものか。
数十秒の思案と検討。沈思黙考の末、ゼファーは厳しい目つきでベアトリーゼを真っ直ぐ見据えた。
「……ダイナ岩を持ち逃げしたクズを追跡し、奪還してくれ。情報提供でも構わない」
「そうね。良いよ」
ベアトリーゼがあっさりと受け入れたことに、ゼファーは怪訝顔を隠さない。
老雄の不景気面を見て、蛮姫はころころと喉を鳴らしてからフッと息を吐く。
「海軍の狗になる気はないし、政府に与するなんて鳥肌が立つ。でもまあ……あんたらに関しては手を貸しても良い」
「ほう?」ゼファーは露骨に探るような目を向け「何故だ」
「お前らが私を利用するように、私もお前らを利用できるからに決まってるだろ。私らは利用価値があるうちだけの限定的なお付き合いだ。もっと好都合な相手が見つかるまでのセフレみたいなもんさ」
下品な表現に顔を歪めたゼファーへ薄笑いを向け、ベアトリーゼは不味い珈琲を口に運ぶ。小麦肌の美貌を不快そうに歪んだ。
「しかし、本当に不味いな」
Tips
万物理論
作者の貧弱な脳ミソでは解説を読んでも理解できず、上手く説明できない。すまない。
作中でベアトリーゼが行ったこと。
元ネタは銃夢:LOの宇宙空手家、呑破の必殺技『是空掌』。
呑破は万物理論に基づく特殊なサイボーグボディの持ち主で、次元干渉能力を持つ。
孔雀
原作キャラ。
キャラ再現はほとんど諦め気味。こんなの孔雀じゃない、と思うかもしれないが、大らかな気持ちで受け止めて欲しい(哀願)
プリンス・グルス
原作キャラ。
こちらも単にラッパー風な見た目の生真面目な青年将校になりつつある。
モベジュムール海域
劇場版設定。”不機嫌海域”と呼ばれる異常気象の海。
今話を書くまですっかり忘れていて、グランピー・グラニーズ・ウォーターというオリ設定を出してしまう大失態。
デルタ島
熱心なワンピースファンなら、どういう意味か分かるね?
ベアトリーゼ
ゼファー相手に蓮っ葉な言葉遣いをしてると、悪ぶってる孫みたいで草。