彼女が麦わらの一味に加わるまでの話 作:スカイロブスター
あとがきの誤字修正(4/24)
オルガン諸島にあるオレンジの町。桟橋の一角に巨大なサイボーグ化トビウオが停泊する。珍奇極まる代物を漁師達や、港湾職員達が遠巻きに見物していた。
その野次馬達の背後には自警団らしき連中がちらほら。
オレンジの町は約半世紀前、海賊によって故郷を破壊された者達が寄り集まって興した開拓都市だ。そうした歴史故だろう。不意の外来者に警戒心が強いようで、野次馬達の眼差しは好奇や興味より不安や憂慮が濃い。
もっとも、人懐っこい気質の者達でも、今は距離を取るに違いない。
なんせ巨大トビウオの背から桟橋に上がった潜水服の2人は、猛烈に剣呑な雰囲気を放っている。特に細身の潜水服を着た方――体の曲線から察するに、長身の女性はおどろおどろしい気配を漂わせていた。
女性は球形型ヘルメットを外し、素顔を晒す。
三つ編み団子に結われた夜色の長髪も小麦肌の物憂げな美貌も、疲労と寝不足がありありと浮かんでいて。暗紫色の瞳は酷くくたびれていた。しばらく風呂はおろか水浴びすらしていないのだろう。麗貌に相応しくない体臭や汚れの臭いがする。
続いてヘルメットを外した方は日焼けした禿頭の初老男性で、眉の無い双眸は寝不足で真っ赤に充血している。今にも精魂尽き果てそうだ。
「どいてくれ」
野次馬を掻き分け、もさっとした白髪の老人が桟橋に歩み出てきた。白髪頭の老人は丸眼鏡の奥から油断なく2人を窺い、問いかける。
「わしはこのオレンジの町で長を務めとるプードルじゃ。お前さんらに一つ聞きたい」
小麦肌の美女は暗紫色の瞳をプードルに向けた。ゾッとするほど冷たい瞳を。
若い頃、故郷を海賊に破壊された経験を持つプードルは、直感的に察する。この小娘は堅気ではない、と。たった二人で珍妙なトビウオに乗って現れた辺り、海賊ではないのだろう。だが、海賊の斥候かもしれないし、そうでなくとも何かしらの厄種であろう。
プードルは肚に力を入れ、夜色の髪の美女を見据え、質す。
「お前さんらはこの街に害をなす者かっ? そうであるならば、早々に立ち去って貰うっ!」
勇敢な町長の詰問に合わせ、自警団がそれとなく野次馬達を下げていく。
美女の双眸が細められた。おどろおどろしい気配が強められ、自警団や野次馬も町長と同じく眼前の美女が危険な存在であることに気付く。
「……この御時世だ。私達のなりは怪しいだろうから、警戒する気持ちはよく分かる」
青筋が浮かんだこめかみを撫でつつ、美女は続ける。
「こっちはグランドラインから三日間徹夜してカームベルトを越えて、そっから二日間、嵐に遭うわ、立ち寄る島もないわで、ろくに寝てないし、飲み食いしてない。髪はガビガビで肌もベタベタ、髪も身体も汗や汚れで臭いし、首と腰が痛いし、潜水服の中も膝まで水が溜まってて倦怠感が酷い。おまけに面倒な“荷物”の扱いで神経が疲れてる」
眉目を吊り上げた美女は隣の初老男性を睨みつける。も、禿頭の初老男性はそっぽを向く。
銃声のような舌打ちを放ち、
「だから、美味い飯が食いたいし、温かい風呂に入りたいし、清潔なベッドでぐっすり寝たい」
美女はプードルと自警団員を冷淡に見回してから、
「今から金を取りだす。おい、そこの奴。引き金に指を掛けるんじゃねーよ。ぶち殺されても文句いえねーぞテメー」
巨大トビウオの背に装着された荷物へ向かう。防水バッグを開け、袋を一つ取り出してプードルに放った。
プードルは受け取った袋を覗く。高額紙幣の札束が三つ。
美女は告げた。
「宿泊代には充分だろ。それでも入島を拒否するっつぅーなら……そっちの“期待”に応える。どうするんだ、町長さんよ」
暗紫色の瞳が獣の様にぎらつく。
美女の発言が脅しでもはったりでもないことを見抜き、プードルは頷いた。袋を美女へ放って返し、自警団へ言う。
「マイク。2人をヘクソンの宿へ案内してやってくれ。それと、港の者達にこのトビウオを傷つけないよう厳命しておいてくれ」
自警団員達と野次馬はプードルの決定に不安と懸念を現しつつも、信頼する町長の決断によって争いが起きなかったことに安堵を漏らす。美女の隣に立つ初老男性もくたびれた吐息をこぼしていた。
町長を含めたオレンジの町の人々は知らない。自分達が今、絹糸の上を歩いたことに。
プードルは気難しい顔つきのまま美女と老人へ言った。
「オレンジの町にようこそ」
○
「ゾロ兄ちゃん。なんで港に行くだけなのに迷うの? 目と鼻の先だよ? どうやったら迷子になるの?」
馴染みになった安酒場で下働きしている少女が呆れ顔を浮かべ、隣を歩く緑髪の少年剣士に問いを重ねる。
自分より7つ年下の少女に呆れられ、ロロノア・ゾロはバツが悪そうに応じた。
「迷ってねえ。ちょっと行き先を間違えただけだ」
「それ、迷子って言わない?」
目を泳がせるゾロに、少女はくすくすと笑う。
「迷子にならないよう手を繋いであげようか?」
「そいつぁ格好がつかねえ。勘弁してくれ」
少女の申し出を謝絶しつつ、ゾロは案内されて港に辿り着く。
木賃宿から徒歩10分。この距離をなぜ迷子になれたのか、と問えば。ロロノア・ゾロは極度の方向音痴であるから、としか言えない。後に仲間となる船医トニートニー・チョッパーはゾロの方向音痴の酷さに先天性疾患の可能性を疑っていたほどだ。
「オイコット行き、間もなく出港だ。乗るつもりならさっさと乗ってくんな」
小振りな貨客船の昇降橋に立つ船乗りが手招きする。
「世話になったな。女将にもよろしく伝えておいてくれ」
「うん。ゾロ兄ちゃんも元気でね」
手を振る少女に首肯を返し、ゾロは昇降橋を通って貨客船の甲板に乗り込む。
「オイコット王国行き、出港だっ!」
船長らしき男性が手を大きく振り、船員達が離岸作業を開始する。船員達の動きに無駄がない。どうやら“当たり”の船らしい。
さりげなく周囲の船客を窺ってみれば、得物を担いだり佩いたりしている者が少なくない。荒事師達が互いをぎらついた目で窺う様子は、雄鶏達が鶏冠の立ち具合を競っているみたいだった。
なるほど。女将の話はマジみたいだな。
ゾロは闘犬が牙を剥くように薄く笑った。世界最強の頂を目指す剣士として命懸けの真剣勝負は望むところ。相手が強者なら、尚更良い。
景気づけに一杯やるか。ゾロは貨客船の食堂へ向かって歩き出す。
……船員に案内されるまで、ゾロは食堂に辿りつけず貨客船内を歩き回っていた。
○
温かくて美味い食事。熱くて爽快なシャワー。清潔で気持ち良いベッド。
命の洗濯を済ませた翌日。目覚めたベアトリーゼはゆっくりと体を伸ばし、物憂げ顔で吐息をこぼす。
「文明って素晴らしいわ……」
海王類から逃げ回りながらカームベルトを越えるのに3日。
東の海に入って嵐と遭遇するわ、休息できる島や岩礁がないわ、で2日間、トビウオの背で休むしかなく。
計5日のタフな超長距離移動は、
飯と風呂とベッドのためなら、オレンジの町を滅ぼして原作ストーリーを激変させても構わない。本気で真剣にそう考えていた。
まさしく野蛮人である。
簡単にストレッチで体をほぐした後、ベアトリーゼはカットソーとデニムパンツを身に着け、部屋を出た。宿の地階にある食堂へ足を運び、朝食を摂る。
分厚いベーコンと肉がみっちり詰まったソーセージ。半熟の目玉焼き。具沢山の野菜スープ。ホカホカの大きなトースト。
上機嫌で三人分の朝食を平らげ、食後の珈琲を嗜みながら新聞に目を通していたところで、ドクトル・リベットが食堂に現れた。
よれよれのスウェットとスラックスの姿は、貧乏暮らしの老人にしか見えない。
「つっつ疲れが抜けんよ……」
ドクトルは朝食を摂らず、砂糖と牛乳をたっぷり加えた珈琲だけで済ませるらしい。
「もも目的地まで残りはど、どのくらいかね?」
「
ベアトリーゼはカップを口に運び、珈琲で湿った唇の間からふぅと息をこぼしてから、
「問題は日程よりこっちだ」
世界経済新聞ではなく、東の海のみで流通するローカル紙をドクトルへ渡した。
「オイコット王国の近海でドンパチが起きそうよ」
「な……なんだと?」
ドクトルは眉の無い双眸を顰め、紙面に目を通していく。
東の海にあるオイコット王国は約15年前に大きな戦災を被って以来、苦境が続いている。
政治の不安定化。経済の不況。官の汚職と不正。天上金の負担。世界政府の援助不足。市井の窮乏……復興と再建の道のりに終わりが見えない。
そんな折、オイコット王国領海の端にある島嶼から、巨大な
リン鉱石は肥料に化ける資源。オイコットにとってまさしくオタカラだった。
問題はリン鉱床が発見されてから件の島や近海に賊徒が出没し始め、現地の開発や採掘が進まないことだった。
当初、オイコット王国は海軍に事態の解決を要請していたが、解決どころか進展すらせず。業を煮やしたオイコット王国は自ら周辺海域の鎮定作戦を行うことにしたらしい。国軍の動員に加え、“義勇兵”と軍需物資を搔き集めている。
もっとも、この戦支度によって金とモノの流れが活発になったことで、方々から新たな賊徒を引き寄せてしまっているようだが。
「なっななんということだ。だだ大丈夫なのかね?」
「現地の状況次第だな。ドンパチが始まっちまったら、強行突破か迂回して遠回りの二択だ」
頬杖を突いて気だるげに答えるベアトリーゼへ、不安顔のドクトルが別案を呈す。
「じょ、情勢がおお落ち着くまでこの島にと逗留するというのは?」
「どうかな。“抗う者達”の追手が掛かってるかもしれない。それと、この街で分かったが、トビウオライダーは東の海では目立ちすぎる。ここに長っ尻してると、トビウオライダーの目撃談から刺客が来るかもしれないぞ」
ベアトリーゼは癖の強い髪を弄りながら続けた。
「どこかでアシを変えておかないと不味いかもな。その意味ではオイコット近海は丁度良い。戦支度で船が行き交ってるみたいだから便乗できそうだし、なんならドンパチに紛れてアシを奪っても良い」
「ささ、さらっと物騒な手段を挙げるのはやめてくれ」と顔をしかめるドクトル。
「“抗う者達”の追手とやり合うよりは穏当だよ」
鼻息をつき、ベアトリーゼは珈琲を飲み干した。
○
東の海のオイコット王国を目指す貨客船の一室で、ビビはデニムのホットパンツとキャミソールを着こみ、ニーハイソックスとブーツを履く。
水色の長髪をポニーテールに結ってから、手鏡でテキパキと化粧を施していき、14歳の王女を10代後半の賞金稼ぎへ化けさせた。
それから両腰に得物を収めたパウチを差し、雑嚢を後腰に巻く。
最後に無限大記号に似た小さなメビウスの輪のペンダントを首から下げた。ペンダント・トップは鉄製でありながら超高純度のため錆びることがなく、銀に似た輝きを放っている。
10歳の時に出会った『悪い魔女』ベアトリーゼが、“魔法”で作ってくれた御守りだ。
あの出会いから4年が経った今、ビビは『悪い魔女』が何者なのかを知っている。
“血浴”のベアトリーゼ。
西の海出身。悪魔の実の能力者で覇気使い。かつては『悪魔の子』ニコ・ロビンと組んで活動していた。罪状は多数の暴行傷害、窃盗、武装強盗、詐欺、不法侵入、器物損壊、公共物損壊、公務執行妨害、それに殺人を重ねてきた広域指名手配犯。
およそビビが出会ってきた人間の中で、最も危険な悪人だった。
しかし、そうした一般的な評価と、ビビの持つベアトリーゼの人物像は一致しない。
あの限られた時間の交流において、ベアトリーゼは終始ビビへ敬意と謝意を欠かさず、慈しみと優しさを持って接していた。あの様子が嘘や偽りだったとは思えない。
なんにせよ、悪い魔女から貰ったメビウスの輪はビビの大事な宝物だった。
身支度を終え、ビビは部屋を出て貨客船の食堂へ足を運ぶ。
朝食時のため、配食式の乗客用食堂はそれなりに賑わっている。ビビはさりげなく周囲を窺いつつカウンターで朝食――丸パンとクラムチャウダーとドライフルーツを受け取り、食堂の一角へ向かった。
「おはよう」
ビビはどこか生意気そうに挨拶し、卓に着く。
卓の面々の返事はまばらだ。半数以上は会釈や目線を返すだけで飯に集中しているが、イガラムを除けば、どいつもこいつも食事の所作に育ちの悪さが滲み出ていた。
彼らは今回の“遠征”に参加を命じられたバロックワークス
ビビは固焼きパンを千切り、クラムチャウダーに浸して口へ運ぶ。
安作りの固焼きパンは味や食感より日持ちと量産性を追求しており、皮も生地もとにかく固い。汁物の水気を吸わせて柔らかくしないととても噛み切れない。クラムチャウダーも海上レストランの副料理長辺りが口にしたら、『食材に謝れ!』と料理人を蹴り飛ばすだろう出来栄えだ。
王宮の上等な食事に慣れたビビにとって、この手の食事は辛い。……が、それを表に出すことは許されない。
ビビが忍耐の朝食を摂っていると、
「俺ぁグランドライン生まれで、初めて四海へ出たんだけどよォ」
ミリオンズの少年が周囲の面々へ、主にビビへ目線を向けてくる。少し年上らしいこの少年は今回の任務で初顔合わせして以来、ビビに粉を掛けており、イガラムを密かに苛立たせていた。
「なーんかすっげー平和なフンイキじゃね? 本当にドンパチ仕事なんてあんのか?」
「東の海はこんなもんだ。シケた小悪党しかいねェから緊張感がねェ」
二十代半ばくらいの男が食後の一服を吹かしながら言った。東の海の出身らしい。
「それって治安が良いってことじゃないの?」とビビが指摘する。
「退屈なだけさ」と男は渋面で紫煙を吐いた。
「目的地のオイコット王国について何か知っているか?」
最年長者であるイガラムの問いかけに、男は小さく肩を竦める。
「全然。15年くらい前に戦争でメタメタになったって聞いたくらいだな」
何気なく吐かれた言葉に、ビビは微かに顔を曇らせた。今まさに祖国が“メタメタ”になりかけている王女にとっては、身につまされる。
そこへ、
「朝飯は済んだか、ボンクラ共」
デコのど真ん中に『7』と
エグい瘢痕だらけの浅黒い肌。極彩色のシャツに革パンツ、爪先がそっくり返ったブーツ。首や腕に金のアクセサリー、とまあ絵に描いたようなガラの悪い男で、腰には装飾塗れのサーベルを佩いている。
秘密犯罪結社バロックワークスの
「朝ごはんは~しっかり食べないと駄目よ~」
隣に立つ身長4メートル強の大きな女がこてこてのアニメ声で笑う。背丈だけでなく業務用冷蔵庫みたいに横にもデカい。業務用冷蔵庫みたいな体躯をぴっちりしたTシャツとオーバーオールで包んでいる。
ミスター・7のパートナーで下級幹部のミス・ファーザーズデーだ。
「到着は明日だ。旅行気分を切り上げて気ィ入れて支度しとけ。分かったな、ボンクラ共」
デコの瘢痕を掻きながら、ミスター・7はミリオンズの面々を見回して言い、ミス・ファーザーズデーがボーリング玉みたいな拳を作り、ウフフと笑う。
「皆~頑張りましょうね~」
なんとも気の抜ける〆の言葉で朝食と連絡が終わり、ビビは一人で前甲板に向かう。グランドラインと、何処か雰囲気の異なる空と海を眺めた。
ミリオンズの少年ではないが、ビビも此度、初めてグランドラインの外へ出た。東の海なんかへ行っている場合じゃないのに、という焦りを覚える一方、生来の好奇心や冒険心のせいかこの旅にワクワクしている。
自分が秘密犯罪結社に潜入しているということの意味を、14歳の彼女はまだ理解していない。
○
オレンジの町に二泊三日して休息と諸々の補給と整備を済ませ、ベアトリーゼとドクトル・リベットは出立することにした。
潮風が涼やかな朝の港。ベアトリーゼとドクトルが潜水服姿でスーパートビウオライダーに旅の荷物を積み込んでいると、
「もう出立するのか?」
町長のプードルがやってきた。入島時に見せた険しさはない。かといって厄介者が出ていくことを喜ぶ向きもない。
「元々旅の最中だ。長居するつもりはないよ。それに、さっさと出ていった方がそっちにも都合が良いだろ?」
ベアトリーゼがちくりと嫌みを吐くも、
「問題を起こさず、しっかり金を落としてくれる分には出ていけと言わんよ。むろん、出立を止める気もないがね」
町の長を務める人間らしい老獪さを、プードルは披露した。
ドクトル・リベットは仏頂面をこさえたベアトリーゼを横目に思う。一本取られたな。
「“やんちゃ”な爺様だ」
舌打ちして球形型ヘルメットを被り、ベアトリーゼはトビウオの前席へ。続いてドクトルも後席に乗り込む。トビウオライダーを覚醒起動させた。
準備が整い、ベアトリーゼがハンドルを握ってプードルへ顔を向ける。
「じゃあな、町長」
「せせ世話になった。こっここは良い町だ」とドクトル・リベットもなけなしの社交性を示す。
「旅の無事を祈る」
気難し屋のプードルが愛想の欠片もない顔で告げつつ、大きく手を振った。
巨大なサイボーグ化トビウオが泳ぎ始め、港を出ると共に飛翔。みるみるうちにプードルの可視距離を越え、海原に去っていく。
「何事もなく出て行ってくれましたね」と自警団長が近づいてきて「案外、警戒するほどではなかったのかも」
「どうかな」
プードルはそう言い、ポケットから一枚の紙を出して自警団長へ渡す。
自警団長は受け取った紙を見て、ぎょっと目を剥き、さあっと顔を蒼くした。
『血浴のベアトリーゼ。賞金3億5千万』
「ちょ、町長は知ってたんですか?」
蒼褪めた自警団長が震えながらプードルに問う。
「知ったのは昨日だ。君らにも教えんかったし、海軍にも通報しなかった」
「な、なぜです?」
「この街を守るためだ」プードルは即答し「この街を三億越えの怪物と海軍が戦う舞台にしないためだ」
町長は顔を蒼くしたままの自警団長へ強かに笑う。
「正しい判断だっただろう?」
Tips
オレンジの町。
町の背景事情は原作通り。余所者を警戒してそうというのは独自解釈。
ペットショップに名物犬が居るけれど、上手い扱いが思いつかず出番カット。
プードル。
原作キャラ。
オレンジの町の町長。気合が入った爺様。
ミスター・7
原作における先代ミスター・7。オリキャラ。
スカリフィケーションがどんな物か検索すると、グロ画像が表示されるので自己責任でどうぞ。
ミス・ファーザーズデー。
原作における先代ミス・ファーザーズデー。オリキャラ。
モデルはボーダーランズのエリー。体重130キロ”超”の美女である。
ゾロ。
今日も今日とて迷子。
ベアトリーゼ。
場合によっては本気でオレンジの町をぶっ潰す気だった野蛮人。