彼女が麦わらの一味に加わるまでの話 作:スカイロブスター
久し振りにたくさんの誤字報告をいただきましたので、久し振りに記しておきますが、本文中の誤字脱字、誤用や誤謬は時に文章上の演出等を兼ねた意図的な場合もありますし、作中表現の作者なりの意図や考えがありますので、いただいた誤字報告を必ずしも適用しません。
ただ誤字報告自体はいつでも歓迎しております。お気軽に御指摘ください。
朝日を浴びた波が銀光を煌めかせ、海鳥が一日の始まりを歌う。
麦わらの一味がリトルガーデン島へ辿り着き、ルフィが冒険の匂いを嗅ぎ取って武者震いしている頃。
白骨海域は相応に広い。
慎重かつ隠密に歩みを進めれば、一夜で踏破することは難しい。
そのため、白骨海域の海底。海藻の林床に化物トビウオが身を潜めていた。
トビウオの傍らに完全密閉式のテントが据えられ、フルサイボーグ化トビウオの人造鰓に接続された循環機材が海中の溶存酸素を取り込み、テント内に高気圧かつ高酸素濃度の環境を作っていた。エッグヘッド印のハイテク機材だ。
ベアトリーゼは保存食の味気ない朝飯を胃袋に詰め込み終え、不安顔のチレンを宥めるように言葉を紡いでいく。
「大丈夫だって。ここの海藻は
「だといいけど……」
チレンは渋面でエナジーバーを齧った。高負荷環境用の“燃料”が美味いはずもなく、オトナな美貌がしょぼくれる。
「……海底に居て、海獣とかに襲われない?」
「前にカームベルトで懲りてね。海楼石をトビウオの要所に配してある。海王類や海獣は気づかないと思う。問題があるとすれば……」
「すれば?」
チレンの合いの手に、ベアトリーゼは小さく肩を竦めた。
「白骨海域を突破するまで、日中はこの閉鎖空間で飲み食いから排泄までしなきゃいけない。当然、風呂には入れないし、髪も顔も歯もろくに洗えない」
「……臭くなるのね」げんなり顔のチレン。
「前に地下の穴倉で長く過ごした時は、死人のケツより臭いって言われたよ」
軽口に対し、心底嫌厭した顔を返したチレンに、ベアトリーゼはくすくすと笑う。
「ま、日が沈むまでのんびり待とう」
ベアトリーゼが暢気に笑っていた頃。
ビッグ・タジンポットの岸辺に年若い男女の骸が打ち上げられ、
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
老いた暴君の慟哭が轟いていた。
頸椎を刺し抉られ、海水を吸って膨らんだ遺体に生前の面影はない。それでも、末息子の亡骸を抱きしめ、ヒューマンガス・ジョーが悲憤の慟哭を響かせ続ける。
ジョーの子供達もまた父の慟哭に応え、非業の死を遂げた弟のために悲憤の怒号を挙げている。ジョーを現人神のように崇める住民達も怒り狂い、若くして命を落とした王の子のために涙する。
奴隷達だけが密かに暗い愉悦を浮かべ、ざまあみろと嗜虐的な含み笑いをこぼしていた。
「誰だ……っ! 誰の仕業だっ!!」
血走った眼でジョーは叫ぶ。
医者……ではなく“生体整備士”が末息子の亡骸を機械でも弄るように調べ、言った。
「死亡時間は昨夜の……10時かそこらかな。海中に捨てられたのは死後。殺しの得物はカランビットだ。鉤爪みたいな形状の奴で、えらく切れ味が良い。それに下手人の腕も抜群だ。頭蓋骨と頸椎の接合点を真っ直ぐ貫いて、脊髄神経を完全に破断させてる。本人は殺されたことどころか、刺されたことにも気づかなかっただろーよ」
「ここにカランビットを使う奴は居ねェ」ジョーは充血した目で息子の亡骸を見下ろし「これほどの暗殺術を使える奴も」
「外から入った奴の仕業ってことか」長男が青筋を浮かべ「見張り共は何をしてやがった」
「俺の縄張りに侵入して、俺の息子を殺しやがった。許さねェ……っ!!」
ジョーは大きな拳を握りしめ、
「そいつらの仲間がまだ居るのかもしれねェっ! 何をしても構わねェから情報を吐かせろっ!」
奴隷達の一角――昨日、捕らえたばかりの海賊達を睨み据えてから、ヒグマのように咆哮した。
「総員出撃だっ!! 海域中をひっくり返してでも下手人を見つけ出せィッ!!」
『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!』
白塗り蛮族共が雄叫びで応え、慌ただしく捜索の準備が始められる。
否。その様は捜索というよりも……
狩りと呼ぶ方が正しかった。
〇
麦わら一味がリトルガーデン島に上陸し、冒険を始めた頃。
“金獅子”シキの自慢の島船――メルヴィユ島嶼群の小島に手を加え、帆や船楼等と獅子頭の船首飾りを施して仕立てられた船――が、風に乗って空を征く。
操舵室では気象学者らが気流や天候をリアルタイムで調査し、精査し、安定した航路を選出している。
なんたってグランドラインの天候は気まぐれ。シキの能力はあくまで浮揚であって、飛行ではない。風向と天候には過敏なほど気を使わねばならない。
ただし、高速気流を捉えた時の島船は、恐るべき快速を誇る。
旧日本軍の風船爆弾は理想的条件でジェット気流に乗った場合、凡そ5~60時間で太平洋約8000キロを横断し、アメリカ大陸西海岸に落着したという。
この日の島船は、そんな風船爆弾に負けぬ速度を記録していた。
3000メートル超の高度(富士山の山頂付近並みだ)と強烈な気流から、体感温度は低体温症に掛かりかねないほどだ。島船の甲板員達はもこもこした耐寒服を着こんで操船作業をしている。
「良い風だ」
しかし、シキはいつも通りの豪奢な着物姿で船首に仁王立ちし、太い葉巻を燻らせていた。
まぁ、激しい対気流のために葉巻の燃焼が進んでいたり、冷たい気流に晒されているため鳥肌が浮いていたり、身体が冷え込んできてトイレに行きたくなってきたりしていたが。
伊達姿はやせ我慢で成り立つ。
「ベイビーちゃん達の位置は?」
「コイツが示すにゃあ……今はジャヤの北西……どうやら白骨海域の辺りでさぁ」
傍らの船員が、抱えているウォードの箱みたいなガラス製運搬機の中を示す。
いくらか精密な海図の上を、真っ赤な紙片が蠢いている。
採血済みだったチレンの血液を含ませた、チレンのビブルカード片。そいつに魔女の婆さん染みた占い師がまじないを施せば、あらびっくり捜索追跡システムへ早変わり。
海は広しと言えど、一部の者だけが知るメソッド。
「白骨海域か。厄介な所へ逃げ込みやがる」
シキは短くなった葉巻を船外へ放り捨て、唇と口髭を大きく歪めた。
白骨海域には若い頃に一度だけ踏み込んだことがあった。不安定な天候と難儀な地形にえらく苦労した覚えがある。
「チレン先生の入れ知恵でしょうな。島船やメルヴィユの長所短所を心得てらっしゃいますから。サイクロンやスーパーセルと出くわしちゃあ、ちと不味いですぜ」
船員の上申を受け、シキは口元をへの字に曲げた。
「手前の能力のことは承知だ。オメェに言われるまでもねェ。それより計算としちゃあ、どれくらいの塩梅で追いつく?」
「今の船足なら、順調に行きゃあ……日暮れ頃じゃねェスかね」
「日暮れか……」
シキはうーむと大きく唸る。
「何か問題がありますかい?」と船員。
「日暮れ時じゃあ、登場の仕方に気を使わねェといけねェだろ」
「なる、ほど?」
船員は大親分の美学をさっぱり理解できなかったが、水を差すようなことも言わなかった。
シキはぶるりと身を震わせ、くしゃみを一発。
「冷えちまったな。格好良い登場の仕方は熱燗をやりながら考えるとするか」
〇
リトルガーデンの密林で猛獣やら恐竜やらに出くわして興奮したり(主に武闘派の面々)怖がったり(主に非戦闘員系の面々)していた麦わら一味は、島の名の由来となった2人の巨人と出会い、100年に及ぶ壮大な決闘の話を聞き、感銘を受けていた。
ウソップに至っては、巨人”赤鬼”ブロギーを師匠と呼ぶほど懐き、いつか巨人の国エルバフへ行くことを誓うほどだった。
一方。白骨海域では……
「
睡眠を取っていたベアトリーゼはぱちりと目を開け、テントの屋根を仰いだ。
水中は陸上より音が強く大きく伝播するため、海上の物々しい騒ぎがよく分かる。
「……また船が迷い込んで騒いでるとか?」釣られて目覚めたチレンも屋根の先――海上を想像しながら言った。
「ふむ」
ベアトリーゼは細心の注意を払って見聞色の覇気を展開。同時に荷物の中から念波通信の傍聴能力を持つ黒電伝虫を取り出し、起動させた。
見聞色の覇気で捉えた海上は……武装した白塗り蛮族達が小型ボートのツーマンセルで海域内を走り回り、フォーマンセルを組んだ蛮族共が骨の森の間を飛び回っていた。しかも、個々がデタラメに動いているのではなく、組織的に展開している。自分の知っているものと違うが……これは“山狩り”だ。
ベアトリーゼは物憂げに眉をひそめた。
侵入がバレた? 死体が見つかっちまったかな? だとしても、たかがガキ2人殺しただけで全軍挙げての大捜索? 反応が過剰すぎない?
疑問の答えは黒電伝虫の盗聴内容が教えてくれた。
蛮族共の通信内容をまとめると、蛮族共の首領ヒューマンガス・ジョーの末息子が恋人と共に殺害されたことで、部族総出の大捜索をしているという。昨日の襲撃した海賊の逃亡者だと思われているようで、捕らえられた海賊達はとばっちりで拷問されたらしい。まあ、そっちはどうでも良いが。
「あの子供達……見張りじゃなかったのでは? 恋人と逢瀬を楽しんでただけとか」
チレンの指摘に、ベアトリーゼは目をパチクリさせて、しれっと宣う。
「紛らわしい場所にいたあいつらが悪い」
「誤解で子供を2人も殺したのよ?」チレンがベアトリーゼを睨む。
「未来のロクデナシが減っただけさ」
ブラックすぎるユーモアで返し、ベアトリーゼはぼさぼさの髪を掻く。
「いっそ連中を全滅させちまっても良いけど……それはそれで、シキ達の耳目に引っ掛かりそうだしなぁ」
天候が不安定な海域だ。積極的に襲ってくるかは向こう次第だが、捕捉されると面倒だ。
やはりこのまま隠密裏に動いた方が良いだろう。強行突破を図って
海域の面積と移動可能距離を凡そに暗算。それでも南西ルートより数日分は早い。
「予定通り、このまま夜を待つ。夜闇に乗じて移動。夜が明けたら潜伏。そうやってこの海域を出る。想定より時間は掛かるけど、それが最も安全かつ確実だね」
「……向こうは子供を殺されたのよ? 絶対に諦めないわ。海域を出ても追いかけてくる」
チレンが険しい顔で非難するように言った。
「やけに噛みついてくるね」
ベアトリーゼは暗紫色の瞳の温度を大きく下げ、チレンを見つめ返す。
「ジャヤでシキの手下共を皆殺しにした時は気にしなかったのに。連中だって誰かの息子で、誰かの親兄弟だったと思うけど?」
「それは」チレンは端正な顔をくしゃりと歪める。
言葉に詰まるチレンから視線を切り、ベアトリーゼは再び横になった。
「いずれにせよ、今更だ。夜になるまでしっかり休んどきな。今夜の移動は昨日より神経を使うよ」
「……」
チレンは胸元を撫で、大きく息を吐く。そこには家族の写真が収められていた。
海上から伝わる喧噪はより激しくなっていく。
今は息を潜めて夜を待つことしかできない。
〇
白骨海域で命懸けのかくれんぼが催されている頃。
昼光が燦々と注ぐリトルガーデン島では、麦わら一味とバロックワークスの
巨人“赤鬼”ブロギーと“青鬼”ドリーの気高い決闘を穢したバロックワークスに、男気を重んじるルフィとウソップがブチギレ。
不意を突かれて捕らえられてしまったナミとゾロ……特にゾロは飄々と事態を窺いながらも、腹の底でブチギレ(最強に至ることを命懸けで志すゾロにとって、姑息な小悪党の不意打ちを許した自分に我慢ならない)。
後に、上級幹部ミス・ゴールデンウィークこと写実画家マリアンヌは語る。
「全部ミスター3がわるい」
全てはマリアンヌのパートナー、自称知的犯罪者であるドルドルの実の能力者ミスター・3ことギャルディーノが、“いつも通り”に慢心したことに起因する。
具体的には、姑息な手法で麦わら一味と巨人を捕らえた後、さっさと始末すれば良いものを『作品作りを始めるガネ!』と言い出した。
これが圧倒的優勢から逆転サヨナラ負けする始まりだった。
捕らえたゾロ達を蝋で固めるという悪趣味な作品作りをしているところへ、撃破したはずのルフィとウソップとカルーが乱入。暴れまくる2人と1匹に散々してやられ、ついには――
「三刀流……焼、鬼、斬りっ!!」
ゾロが爆弾男ミスター・5ことジェムをぶった切り、
「クジャッキー・スラッシャーッ!!」「御返しよっ!!」
ビビの刃鞭とナミの長棍が、キロキロの実の能力者ミス・バレンタインことミキータをぶっ飛ばし、
「ゴムゴムのぉ~スタンプッ!!」
ルフィがキャンドル人間のギャルディーノをぶちのめし、
「クェエエエエエエエエエエッ!!」
怒れる超カルガモのカルーがミス・ゴールデンウィークことマリアンヌをド突き回してノックアウト。
試合終了。
そして、独り事態を与り知らぬサンジは、密林内でミスター・3の隠れ家を見つけ、偶然かかってきた電伝虫の通信を良い塩梅に誤魔化しつつ、怪しげなラッコとトリをぶちのめした。
「ルフィ達は殺しても死なねェだろうが……ナミさんとビビちゃんは何としても俺がお守りせねばっ!! 待っててねェ、ナミすわぁん、ビビちゃあんっ!!」
通信を切り、サンジは不埒な決意を胸に隠れ家から密林内へ飛び出す。出掛けに見つけた永久指針をポケットへ突っ込むことも忘れない。
事態が既に終わったことを、サンジはまだ知らなかった。
戦いが終わったリトルガーデンを、優しい夕日が包む。
〇
日没に合わせてベアトリーゼが行動を起こそうとした矢先のこと。
白骨海域の天候が崩れだした。
ぼちゃんぼちゃんと大粒の雨滴が水面を叩き始めたと思えば、あっという間にバケツをひっくり返したような大雨に化けた。
海域内の波も荒れだし、海中も水面近くは大きく揺さぶられる、が深くなればなるほど、雨や荒波の影響を受けない。
ただし、ビッグ・タジンポット付近は雨で土砂が海へ流れ込み、水中が濁り始めている。
ベアトリーゼは思案する。
この荒天なら捜索の目は大きく鈍る。夜闇と嵐に紛れて一気に海上を駆けるか。でも、海王類の骨やらなんやら障害物だらけの海域だ。時化の具合によっては、思ったより速度を出せないかも。
「穏やかな海底を進んだ方が良いかな。速度は出せないけど、確実に距離を稼げる」
「私の装備で大丈夫なの?」と不安げなチレン。
水中呼吸器を装着したベアトリーゼの近未来的な潜水服と異なり、チレンの潜水装備はジャヤの盗品市場で調達したバッタもんの潜水具だ。ベアトリーゼが臨機応変と創意工夫で化物トビウオの鰓を通じて溶存酸素を供給できるよう改造してあるが、いろいろ問題が多い。
諸々の問題の中で最大の問題は、ベアトリーゼの近未来チックな装備と違い、チレンの装備は呼吸用空気の窒素が体内溶解する問題――いわゆる潜水病のリスクを解決できていないことだ。
長時間の海中行動はチレンの体に危険を及ぼす。であるからこそ、初日のように夜闇に紛れて海上移動を予定していたのだが。
「移動後にテント内の気圧と酸素濃度を高くすれば、症状を緩和できる。大丈夫。無理はしないよ」
「今まさに無理してる真っ最中でしょ」
チレンのシニカルな正論パンチに肩を竦め、ベアトリーゼは支度を整える。
海中で器用にテントと荷物を撤収し、チレンと荷物を小型鯨ほどもあるトビウオライダーに乗せ、自身が先導する形で進発。
海底潜航の始まり。
風雨で荒れる海上に反比例し、海底は静謐で静穏だ。海棲生物達が海藻や礁などの陰で身を休めている。昼行性のものは寝息を立て、夜行性のものは海上の荒天に気を揉んでいるようだ。
ベアトリーゼは見聞色の覇気を駆使し、慎重に真っ暗な海底を進む。ハミを握った厩務員が馬を連れ歩くようにトビウオライダーを誘導していく。
自身と化け物トビウオが繁茂する海藻に絡めとられないよう注意しながら。
海藻に紛れて仕掛けられている鳴子のロープや防潜網に注意しながら。
カオス論的に並ぶ骨の林や礁による難解な流れに注意しながら。
時折やってくる捕食性の海棲生物に注意しながら。
神経をすり減らすような隠密移動。ヘルメットの中もライダースーツ染みたタイトな潜水服の中も、たちまち汗塗れ。熱を持った自分の呼気と発汗の蒸気に不快な暑さを覚えるも、我慢。渇きを訴える身体の声を無視。黙々と海底を進む。
海上は騒々しい。降り注ぐ雨。荒れる波。それに、荒天の中でも捜索を継続する野蛮人共の喧噪。
ちらりと頭上を仰ぎ見て、ベアトリーゼは嘲るように鼻を鳴らす。
昼夜ぶっ通しで悪天候でもお構いなし。遭難の可能性を完全に無視か。こりゃ恨まれたもんだ。そして、暴君の無茶振りに不満もなく応える兵隊共。調教が行き届いているな。
海上の騒音を聞きながら、ベアトリーゼは赤黒ヨシムラカラーのサイボーグトビウオと共に少しずつ、だが、着実に海底を進み続け――
時計の短針が日をまたいだ頃。
どかぁああんっ!!
唐突に轟音――海中を高速伝播した音の高圧力波と称すべき衝撃が襲ってきた。
予期せぬ轟音の一撃に、チレンが悲鳴を上げて頭を抱え込み、ベアトリーゼはいきなり聴覚を痛めつけられて眉目を吊り上げた。
「クソっ! 今のはなんだっ!?」
見聞色の覇気の展開外からだった。ベアトリーゼが警戒心を全開にしつつ展開域を広げ、知覚した光景に息を呑む。
「―――っ!」
嵐の夜空に浮かぶ奇怪な帆船。
その船首飾りは厳めしい獅子頭。海賊旗は舵輪とタテガミの髑髏。
金獅子のシキ、推参。
Tips
リトルガーデン。
原作設定。
2人の巨人が100年に渡って決闘を続けている小島。
時の流れが隔絶したような島で、恐竜やらアンモナイトやら他の地域や海域では絶滅した生態系が今も生きている。
バロックワークスの皆さん。
原作キャラ。
ウイスキーピークに続いてナレーションで退場。
特に触れる理由もないし……
巨人のお二人。
原作キャラ。
特に触れられることもなく……
シキ
劇場版キャラ。
追いついた。
血を含ませたビブルカードによる捜索追跡。
オリ設定。
居所を特定できた理由を忘れていたため、苦肉の設定。
テキトーで申し訳ない。
ベアトリーゼ
オリ主。
追いつかれた。
チレン
敵とはいえ子供の死に思うところがある。