疲れた…
朝4時から、夜の0時まで…
もう…働きたくない…
何が、会社の為だ…
どれだけ働いても…
4大財閥が、ある限り…
どうにもできっこないのに…
あぁ、このまま死んでしまおうか…
俺には、家族がねぇから…
誰も悲しまんだろう…
あぁ…そういえばいたな…
会社の後輩たちは、悲しんでくれるだろう…
ちょうどいい…
今いるところ…
車の通行量が多いんだよなここ…
きっと、楽に死ねるだろうな…
キキーーーー ガン!
Good Morning?New World
中央歴1565年5月3日 ターラ家、自室
「はぁ…はぁ…はぁ…、またこの夢か。」
何時からだろうか。この夢を見るようになったのは。
毎度、夜なのにキラキラと光る街の中で何かに轢かれる夢。
まるで、体験したかのように鮮明に出てくる。
「お坊ちゃま。大丈夫ですか。」
「うん…だいじょうぶだよ、リリカさん。」
彼女は僕のお世話をしている、メイドのリリカさん。長い耳を持ち、金色に輝く髪、蒼い目を持つエルフ族の人。心配性なお姉ちゃんみたいな感じかな。
「何か御座いましたら、すぐにおっしゃってくださいね。」
「うん!」
「それと、そろそろ朝食の時間になります。お着換えしたらすぐに行きましょうね?」
「はーい!」
食事の間につくと、すでに家族みんなが集まっていた。
「遅くなって申し訳ありません。」
「気にするな、また悪夢に襲われたのだろ?」
「はい、父上。」
エルフォンス、僕の父親。この国に3つしかない騎士団の一つ、「エルカーサ騎士団」の騎士団長をしている。父上は、剣術を志しており。右に出る者なしと言われ程強い武人。
「お兄たま、だいじょうぶ?」
僕の2つ下の妹、リャーナ。兄思いの可愛い妹。
「うん、だいじょうぶだよ。お兄ちゃんは強いからね。よしよしヾ(・ω・`)」
「うん!」
「さぁ、朝飯を食おう。皆席に座れ。」
「はい、父上。」
「はーい、おとうさまぁ」
「ウィンチェスター、今日はなにをする?」
「はい。僕は、今日は世界について学ぼうと思います。」
「そうか。勉学にしっかりと励むんだ。いいか?」
「はい、父上。」
「エーラも今日、なにをする?」
「はい。私は、剣術を引き続き学びに師匠の所へ出向こうと思います。」
エーラ、僕の4つ上の姉。父上と同じ騎士団長になりたいと思っているそうだ。
「そうか。あまり無茶して怪我せぬよう気を付けるのだぞ。」
「はい、分かりました。」
「さて。今日も皆に祝福の神エーリカとツァーリの加護があらんこと。」
「「祝福の神エーリカとツァーリの加護があらんこと」」
さて、朝食を済ませたのでこの世界についての勉強を始めましょうかね。
先ずは今まで学んだことのおさらい
先ずこの世界は、三つの文明圏に分かれている。
一つ目は第一文明圏のカールガバン大皇国、エルラット公国、サルバード大帝国。
カールガバン大皇国は世界第一位の誰もが認める列強国。
優れた魔法学を使用しており、魔法学で発展した三大国家のひとつとされている。
エルラット公国は謎に包まれている国家。一部の国としか交流しない国家でどんな国なのかは、全然わからない。
サルバード大帝国は世界三大魔法国家の一つ。カールガバン大皇国程の技術力は無いものの、魔導艦や空の浮舟を持っている。世界3位の軍事力をもつ国家であるそうだ。
二つ目が第二文明圏のアトランティア連邦、ラバール王国、セントラード連邦共和国、ユーテレロー公国。
アトランティア連邦は世界2位の軍事力を持つ国家。この世界では珍しい機械文明であり、戦艦や航空機、戦車といった物を多く保有している。また、国土が丸々転移したという伝説がある国家でもあるらしい。
ラバール王国は僕の住んでいる国で、準列強国の一つ。アトランティア連邦の影響を強く受けており、アトランティア連邦同様の機械文明である。優れた火砲の製造が出来るため一部の火砲はアトランティア連邦に輸出しているほどであるそうだ。
セントラード連邦共和国は機械と魔導を融合させた技術「魔導機械」を使用する国家。自国防衛のみ行う軍隊「国防騎士団」のみ武装を、許している珍しい国家。災害が多い国であり、毎年数千人が亡くなっている。
ユーテレロー公国は港貿易で栄えた国。新鮮な魚介類が得られ、魚えを生で食べる文化がある珍しい国家。また、第一文明圏と第二文明圏の間に位置するので、頻繁に列強諸国の艦船が入出港しているそうだ。なので色々な国の船が見れるそうで、いま一番行きたいと思ってる国。
最後は第三文明圏のパラードセータル帝国、グラン帝国、ハウザー・レザード二重王国。
パラードセータル帝国は第三文明圏唯一の列強国。非常に高いプライドを持つ帝国拡大主義の国家。自国に45個の国自治区をもつ国家自国に対して舐めた態度をすると、懲罰部隊と称した軍隊で攻撃するという行為を行うそうだ。なんか嫌な国だと僕は思う。
グラン帝国は世界有数の魔鉱石産出国であり、ここでとれる魔鉱石は純度が非常に高いため重宝されているそうだ。なのでだいたいの国は、グラン帝国製の魔鉱石を輸入しているそうだ。
ハウザー・レザード二重王国は二つの国家で形成され、二年に一度、政権を担う王族が交代する特殊な国家。元々はハウザー王国とレザード公国という別々の国だったんだけど、国家運営が厳しいということで合併したそうだ。
他にも国があるらしく、今日学ぶのがその国々だ。
先ず、文明圏に属していない国のことをそのまま、「文明圏外国」と呼ぶらしい。
その国は多く、少なくとも10個以上あるらしい。
第二文明圏外のサバール王国
第三文明圏外のクエーラ王国、クエートラント共和国、クスタフ帝国、セントロード共和国、中馬国、等々。
第三文明圏外はもっとあるらしいけど、そこまで交流することないから知らなくてもいいらしい。
最初は第二文明圏外のサバール王国。
エルラット公国と同じく謎に包まれた国家。人の往来を禁止にしており事実上の鎖国を行っているそうだ。なのでどんな国かは、誰も知らない国。一応、世界先進国議会に参加することがあるらしく、それなりの技術は持っているんじゃないかと、推測されてるらしい。
次に第三文明圏外。
クエーラ王国は神の加護によって農業大国となった国家。自給率が驚異の1000%を誇っており国外に作物を輸出し生計を立てている。また、国民の約60%がエルフ族、約30%がドワーフ族である。とても平和な国らしく、住みやすい国らしい。
クエートラント共和国は燃える黒い水がでる不思議な国家。大地から、燃える黒い水が出るため農作物が育たない。なので、隣国であるクエーラ王国から作物を輸入しているそうだ。国民の約90%がドワーフ族である。
クスタフ帝国はクエートラント共和国とクエーラ王国がある大陸クエーラント大陸最大の軍事国家。クエーラント大陸統一を目指しており、日々軍拡を行っているそうだ。
近いうちに戦争になるかもしれないらしい。
セントロード共和国は第三文明圏外の国々の代表が集まる、大東洋諸国議会を束ねる国らしい。第三文明圏外で二番目に軍事力が高く、大東洋諸国議会を束ねる国だけはあるそうだ。
中馬国はラバール王国領南遼東島を保有していた国で、30年後の返還まで不可侵条約を結んでる国。先祖が勝手に領地にしたらしく、それで返すみたい。
「ふぅ。今日はここまでかな。」
気づいたら、夜の10時そろそろ寝ようかな。
ということで、今回は世界の国々ついてでした。
ちょろっとしか、主人公の名前は出ませんでしたので次回に改めて自己紹介してもらいましょう。