シンフォギアXDが終了し、なかなかに暗い出来事が多い最中、ルリドラゴンが連載再開して、とても嬉しいです!
本誌ではなく、ジャンプ+の方に移るのも少し寂しさもありますが、それでも連載が続いていくのは楽しみで仕方ないです。
という事で、その波に乗るように、今回の話を投稿します。
「・・・」「えぇ」
先日のイルルの1件もあり、俺の周囲の忙しさはさらに大きくなりそうだった。
だが、その最中で、ルリの方でも何やら面倒な事が起きている。
なぜ、それが分かるのかと言うと、ルリの顔である。
何やら、凄いショックが起きた時、ルリは唇を思いっきり噛む事が多い。
「・・・一応聞くが、何かあったか?」
「・・・別に」
そう、ルリは答えなかった。
だが、明らかに何かあったのは分かりきっている。
「・・・日直」
「っ」
いきなり当たりか。
こういうショックを受けている時のルリは、その嫌な事が起きた時の単語を聞くと脊髄的に反応するのか、身体が大きく動く。
それを見れば、その出来事がなんなのか、だいたい察する。
「珈琲飲むか?」
「・・・うん」
そのまま帰っても面倒なので、俺はとりあえず近くのコンビニに寄り、そのまま缶コーヒーを買った。
「こういう時、普通は喫茶店とかじゃないの?」
「そんな無駄使い出来るかよ」
「悩み相談なのに」
「これぐらいが丁度良いんだろ」
「うわぁ」
俺の言葉に対して、ルリは少しだけ嫌そうな顔をしながらも、そのまま買ってきた缶コーヒーを飲み始める。
「今日、日直の仕事で金尾君が休みだったの」
「まぁ、そうだな、俺はタイムセールもあって、先に帰ったからね」
「すぐに振り返ったのにいなかったのはびっくりしたよ、実は忍者じゃないのかと疑ったわ」
「まぁ、そんな事はどうでも良いから」
「どうでも良くないけど、今は、うん」
それと共に、話を続ける。
「それで日直だった子と一緒にやっていたんだけどさ」
「あぁ、前田さんね」
それと共に続ける。
「なんか避けられている感じがして、嫌われているのかなって、迷惑をかけているのかなって、心配したから、その聞いてみたら」
「聞いてみたら」
「・・・話しかけないでくれるって言われた」
「あぁ」
それに対して、俺は思わず納得したように缶コーヒーを飲む。
さて、これは面倒な事になったな。
「それって、なんか心当たりあるのっ!」
「いや、知らねぇよ」
「えぇ」
俺の返答に対して、ルリは思わず声を出す。
「人間っていうのは面倒なもんなんだよ。
それが正解だと思って言っても、間違っている事もあれば、間違っている事が実は正解な時がある。
ルリも、そうじゃないのか?」
「それは、まぁ」
ルリは、少し前に吉岡という子と仲良くなった。
その時は、俺もユカも手を出さないようにした。
その成果なのか、吉岡と仲良くなれた。
それを考えれば、一歩前進だ。
けど、人間というのは、一度成功すれば、もう一度やれば大丈夫だという思い込みがある。
今回の1件は、それかもしれない。
「けど、まぁ、実際にはルリが全面的に悪い訳じゃないからな」
「そうなの?」
「まぁな、けど、面倒なのは変わりない」
ルリの身に起きたドラゴンという変化は良くも悪くも周囲には影響は大きい。
ルリの当初は心配していた周囲にドラゴンという特徴で疎遠されるという事はなくなった。
だけど、ここに来て、ドラゴンという特徴故に恐れられている人間が出てきた。
「まぁ、人間なんて、全員と仲良くなれるなんてのは到底不可能だからな」
「悩みを聞いて、そういう答えが出る」
「事実だろ、けどまぁ」
ルリの目を見ながら、俺は問いかける。
「ルリは、このままじゃ嫌なんだろ」
「・・・うん」
それだけ聞いて、納得するように頷く。
「とりあえず、帰るか、あっ、あと相談料として、荷物片方持て」
「いや、それを今言うか!」
そう、ため息を吐きながらも、ルリはそのまま片方の荷物を持って、俺達はそのまま家にゆっくりと帰って行く。
イルルは2人目のヒロイン?
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あり
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なし