お隣のルリドラゴン   作:ボルメテウスさん

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幼馴染みが炎を吐いて

 昼休み。

 

 ルリが角が生えた事で、クラスメイト達の注目の的になっちえた。

 

 普段は話しかけてこないようなクラスメイトからの質問攻めという事で、ルリは疲れた様子で、弁当を食べていた。

 

「うぅ、疲れたぁ」

 

 そうしながら、俺の作ったそばめしをルリは食べていた。

 

「ルリちゃんって、結構羨ましいよね。

 

 彼氏から弁当を毎日作って貰って」

 

「だから、彼氏じゃないって」

 

 そう言いながらルリは笑っている。

 

 いつもより明るい笑顔だった。

 

 やはり、角が生えても、周りが変わっても、幼馴染みの変わらない態度には安心感があるのだろう。

 

「今日、一日で話した事ないクラスメイト全員と話したかも」

 

「それは、良い事じゃない? 

 

 ルリはもっと人と話した方が良いよ、苦手なのは分かるけど、せっかく高校に入れたし」

 

 そうユカはルリと話していた。

 

「嫌だ」

 

 そうルリは何時ものよう面倒くさそうに言っていく。

 

「そう言えば、小林はどこに電話していたの? 

 

 さっきまで」

 

「姉さんの所」

 

「確か一人暮らしをしているという? 

 

 なんで?」

 

「色々と聞きたい事があってね。

 

 まぁ、正確には姉さんじゃないけど」

 

 そう言いながら、俺は弁当を片づけていく。

 

 ふと見ると、ユカが何か疑問に思ったのか、ルリの角を見る。

 

「そう言えば、角以外は身体に変化はないの?」

 

「んーないな」

 

「ふーん、なんで角だけ生えてきたんだろ」

 

 そう、ルリは角が生えただけで他に変化は無いらしい。

 

 そして、そんな風に雑談してながら、休憩時間は終わる。

 

 それと共に授業が始まった。

 

 だが、ルリは午前中の質問攻めの疲れがあったのか、居眠りをしていた。

 

「青木、眠いかぁ!」

 

「ふあっ! すいません」

 

 そうしながら、ルリはそのまま立ち上がる。

 

「よし、続きを読むか」

 

「えっ、嫌だ! 

 

 うぅ、どこ?」

 

 そう迷っている様子で、ルリは俺の方に見つめる。

 

「28P」

 

 そう、ルリはゆっくりと立ち上がると共に教科書を指差す。

 

 俺は静かに席に着くとともに、続きを読み始めようとする。

 

 それに気付いて、俺は顔を上げる。

 

 すると、何故かくしゃみをししょうになる。

 

「はぁはぁ」

 

 そう、ルリは教科書を持ったまま、くしゃみしそうになる。

 

「はぁはぁブアクション!!」

 

 そうくしゃみをする。

 

 だが、それはくしゃみだけではなかった。

 

 勢い良く吐かれたのは、炎だった。

 

 一瞬、吹き出す炎。

 

 それに、その場にいた全員が驚きを隠せなかった。

 

 そして、前の席にいた吉岡の髪を燃やした。

 

「えっ、ルリ!?」

 

 俺はその事で慌ててすぐに駆け寄った。

 

 ルリはそのまま尻餅をつく。

 

「大丈夫か!」

 

「えっあぁ」

 

 そう見ると、ルリは自分が吐き出した炎で、喉が火傷したのか、血を吐き出していた。

 

「なにこれ」

 

「っ!?」

 

 それを見た俺は、慌ててタオルをそのまま抑えながら、ルリを抱えた。

 

「えっ、ちょ、小林?」

 

「良いから、とりあえず保健室に!? 

 

 そう言えば吉岡は」

 

「あっあぁ、大丈夫だけど」

 

「そっか、それじゃ、悪いけど、ルリを保健室に連れて行く!」

 

 俺はそのままルリを抱えたまま、すぐに保健室に向かって、走った。

イルルは2人目のヒロイン?

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