汚いウマ娘を見つけたので虐待することにした 作:ラボアジエさん
昨日汚いウマ娘を拾ったので引き続き虐待することにした。
まずは寝ている所を目覚まし時計で虐待。疲れが溜まっていることも考え9時に設定。
ここで自ら起こすようであればまだまだ三流だ。
うちの目覚まし時計はデジタル時計なので、あの脳を直接揺さぶるような刺激を浴びせてくる。ノンレム睡眠真っ只中のシンボリルドルフは呆気なく目覚めるだろう。
「ん…うるさい…」
ガシャン!
なんと目覚めるどころか時計を壊してしまった。これはまた別に虐待せねば。
「ご、ごめんなさい、時計を壊してしまうなんて…!」
少し震えている。やはり虐待の捗るウマ娘だ。
──それくらい大丈夫だ。千円程度の物を壊されたくらいで怒ったりはしないさ。
「許して、くれるの……?」
──当たり前だよ。
「あ、ありがとうございます!」
この後虐待されるとも知らずに。
今はまだダメージは少ないようだが、これからどうなるだろうな。
次は朝食で虐待。
まずは日本人の魂とも言える米を他の具材と一緒に炊き込む。
折角の白飯が鶏肉やごぼうで汚されてしまうのを見たシンボリルドルフは必死にショックを抑えているようだが、俺には分かる。ブンブンと揺れている尻尾が隠せていない。
次にお味噌汁。ただでさえ熱いのに、今回は沸騰させてから間を開けずに食べさせる。
あまりの熱さにシンボリルドルフはまた少し泣いている。火傷はしていないようで良かった。
次に、シンボリルドルフには合法的にトレーニングやレースなどの虐待のできるトレセン学園に入学してもらいたいため、年齢を聞くことにする。
──そういえば、君は何歳なのかな?
「えっと、今年で11才です」
ふむ、十一歳か。本来なら、再来年にはトレセン学園で生徒会長でもやっていたのだろう。
いや、いくら超一流の虐待を日常的に行っているトレセン学園でも中学一年生を生徒会長にするような無茶はしないか。流石に思い込みが激しかった。
──トレセンには行きたい?
「えっ……行けるんですか……?」
──ああ、ちょっとしたツテがあってね。没落したとはいえ、シンボリ家の令嬢なんだから、十分に合格できる実力は持っているだろうし。どうだ、行きたいかな?
「……はい、行きたいです!」
──それは良かった。私は中央のトレーナーの資格も持っているから、入学後もサポートできるよ。安心してほしい。
「トレーナーさんなんですか!?
あ、ありがとうございます、そんなところにまで気を使ってくれて」
なるほど、つまり私からトレセンに逃げられると思っていたのに、トレセンでも永遠に虐待されることが分かって、せめてもの抵抗に高度な皮肉を挟んできたということだな。
……この娘は将来立派な虐待者になるかもしれない。
今から街に出て、必需品を揃えることにする。一流の虐待は環境を整えておく物だ。
靴箱の奥からシンボリルドルフに合う靴を取り出し、履かせて出発。
生存報告のため、ここで投稿。ちなみに次話はない(?)
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