仮面ライダーシノビ(ビルド) × 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ~夢が始まり、虹が咲く場所~   作:ラビラビfom

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1-4話どうぞ


1-4話 ~そして 上原歩夢は~

 

廃部と言い渡された侑と歩夢。

同時刻、スクールアイドル同好会の部員だった人達は───

 

 

台本なるものを持ち、ジャージ姿で演技をしている少女。

「明日もまた同じ日がくるのであろう!幸福は一生来ないのだ!けれども────」

 

「はいそこまで! じゃあ最後はグラウンド10週!」

 

それを止めたのは、この部活の部長であった。

だが、他の部員たちは、最後に走ることが嫌そうに言う。

 

『『えぇ~』』

 

「文句言わずにさっさと行く!」

 

ブーブー文句を垂れながらも、演劇部員たちは走って行く。

 

すると、部長がリボンを付けた少女に話しかける。

 

「しずく、聞いたよ? 同好会の件、掛け持ちじゃなくなったみたいだしこれからは演劇部に専念できるんでしょ?」

 

「……………」

少女は俯いたまま、何も答えることは出来なかった。

 

 

 

ニジガク内のベンチで気持ちよさそうに寝ている女子生徒が一人。

 

「すやぁ ~」

 

 

はっ!と少女は何かを思い出したかのように目を覚ます。

 

「まずい!もう夕方じゃん!急がなきゃまたせつ菜ちゃんに......もう...怒られないんだっけ......」

 

寂しく悲しそうに枕へ顔を埋める。

 

 

 

 

 

 

「………」

 

赤毛で三つ編みの女子生徒は溜息を零す。

すると、一人の女子生徒が声をかける

 

「元気ないわね。 エマ !」

 

エマと呼ばれた少女は顔上げる。

そこには、エマの親友、果林だった。青髪ウルフカットの髪が小さく揺れ、エマの向かい側の席へ腰をかける。

 

「果林ちゃん...モデルのお仕事は??」

 

「今日は休み。 ……あと今日生徒会に行ってみたのだけど開いてなかったわ....」

 

「そっかぁ....」

エマはまた俯く。

 

果林はエマに事情を聞いて、独自に調べようと生徒会に赴いたのだが、いい結果は得られなかった。

 

「どうするの? スクールアイドル」

 

「うん... 部長のせつ菜ちゃんと話そうとしたけどやっぱり連絡つかなくって……少し活動を休止するって話だったのに廃部だなんて....」

 

 

「そんな顔しないで。また今度、生徒会に行って、手がかりがないか探してみるわ」

 

 

 

 

そして、悔しそうに言う、女子生徒が一人。

 

「ぐぬぬぬぬぬぬっ! ! かすみんはやっぱり諦めませんよぉ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして侑と歩夢は、気分転換にと昨日と同じようにベンチへと腰をかけ、コッペパンを食べていた。

 

 

「歩夢、それ何味?」

「限定のラクレットハチミツ。食べる?」

「食べる!」

「じゃあ 半分こね!」

 

半分に割られたパンを歩夢は侑へ渡す。渡された侑はそのままパンを食べる。

 

「おいしいねぇ~」

「うん」

 

 

ふと歩夢が残念そうにポツリと呟く。

 

「残念だったね…」

「え?」

 

「せつ菜さん…でも学校にはいるはずだし会おうと思えば」

「それはいいよ。やめるほどの理由があったんだろうしさ…」

 

歩夢の提案を拒否した侑は、ふと夕焼けの空を見上げた。

すると、聞き馴染みの声が侑たちの耳へ入る。

 

 

「おーい!!」

 

 

 

◇◇◇

 

 

俺は道案内を終えて、やっと侑たちの元へ来れた。

 

「ん? 直大 遅かったじゃん」

 

「すまん、ちょっと道を尋ねられてな」

 

ん? なんか2人とも顔暗くないか?

 

「それにしても 暗い顔してどうした?」

 

 

「それが───

 

 

歩夢たちから聞いた。優木せつ菜がスクールアイドルを辞めたこと、同好会が廃部になったこと。

 

 

 

「えっ……辞めた!? スクールアイドルを?...優木せつ菜が.....」

 

 

どういうことだよ…なんで?どうして?

あそこまでスクールアイドルに熱があった、せつ菜が……

そこまで追い込まれてたなら。なんで俺に相談してくれなかったんだよ……

 

俺は酷く混乱した。

俺は侑たちには悟られないよう、背中を向けて手すりに自身の体重をかけよっかかった。

 

侑が呟く。

 

「やっぱり難しいのかなぁ ? 夢 追いかけるのって...」

「え?」

 

 

「アイドルやるってそういうことでしょ!? 自分の夢はまだないけどさ。夢を追いかけてる人を応援出来たら 私も何かが始まる!そんな気がしたんだけどなぁ......」

 

「……」

 

( 侑...........)

 

 

夢を追いかけてる人を応援か… 俺はあいつに何かしてあげれてたんだろうか…

ただ、曲を作って、手伝って、それ以外俺は何もできていない。

 

 

何処でも駆けつける…そんなこと言っといて一番大変だった時に一緒にいなかった俺が、なんで辞めたか、なんて聞く資格ないよな。

相談なんてされなくて当然だ.....

 

 

 

「 なんてね、 お台場寄って帰ろっか...!」

 

 

侑は切り替えて、俺と歩夢にそう言った。

俺はそれに了承し、カバンを持ち上げた。ふと歩夢に視線を送ると、下を向いて、ボーッとしていた。

 

「...........」

 

「....歩夢?」

 

 

「う、うん なんでもない」

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから 俺たちはダイバーシティにいる

 

 

 

「どうかな!」

 

「いいと思うよ!」

 

 

「おぉ結構安いねぇ~」

 

 

 

 

歩夢はきっと悩んでいるのだろう さっきの間で確信した

これでも長く 幼なじみをやってるから 分かるんだ

でも俺に背中を押す資格なんてあるのだろうか 前の世界では戦いに巻き込んで 挙句の果てに 歩夢を守ることができなかった そんな俺に

 

いや、 それでも──

 

 

 

 

 

昨日見た ピンク色の服を歩夢は見ていた

 

 

「........」

 

 

「やっぱり着てみたいのか?」

 

 

「えっ! いやその....」

 

 

「悩んでんだろ 自分がどうしたいのか」

 

「それは....うん。」

 

 

「 俺はさ 歩夢に後悔して欲しくないんだ......好きな服、着たい服があるなら我慢しないで欲しい」

 

 

 

「………」

 

 

 

「 確か歩夢はこういう服は卒業だよって言ってたよな でも 好きに早いも遅いもましてや卒業だなんてないんだ。自分の今やりたいって思うことをしてほしい。人生ってのは一度切りだから....後悔してからじゃ遅いからさ...」

 

 

「…………」

 

 

「まぁ…まだ ひとりだと勇気がでないかもしれない。そんな時は俺や侑がいる、たとえ1歩1歩でも一緒に歩むことができるってことを忘れないで欲しいな。」

 

 

「直くん…!」

 

 

 

「さて、お節介終了っと!」

 

 

 

──きっと 歩夢なら答えをだせるそんな気がする

 

 

 






1-4話でした

次で第1話の内容が終わりです

そして次回 変身します。
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