仮面ライダーシノビ(ビルド) × 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ~夢が始まり、虹が咲く場所~ 作:ラビラビfom
土曜の朝
俺と侑は朝食を食べ終わり、ランニングに行く準備をしていた。
自室
「よーし ジャージに着替え完了っと」
着替え完了とほぼ同時に ブーブーブー とビルドフォンからスマッシュ出現通知音が鳴る。
「ん?…」
(スマッシュ…行くしかないな)
俺は自室の扉を開け 侑に伝える
「悪い先に行くわ 」
「えっ! ちょっと!」
「歩夢にも言っといてくれ」
そう言って俺は慌ただしく、靴を履き家を飛び出した。
※※※※※※
07 : 02
愛は今 軽い準備運動をし、家からレインボー公園まで走り始めていたた。
あれからずっと考えた。
でも分からなくて、ホッシーはこの悩んでる瞬間が大切って言ってた
この瞬間か…
もしかしたらホッシーはその答えを知ってるのかも、そんな気がした
だからあえて言わなかったんだと思う。
あたしが自分で見つけられるようにって、ホッシーは優しいからさ
しばらくして レインボーブリッジ
08 : 04
「まだ1時間前か…もう少し走ろう」
あたしは走ることが好きだ。
走っているときは悩んでいることも考えていることも忘れられるから
※※※※※※※※
お台場海浜公園で今、鋭利な針の装甲の怪物、ニードルスマッシュが暴れていた。
「きゃああああ」
朝、ランニングしていたであろう、人々は怪物の登場により、悲鳴を上げながら、逃げ惑う。
「ニーダァ!!」
その時、逃げ惑う人々とは逆方向に走る、
ジャージ姿の男子高校生が一人。
「いた! この前の奴だな!まったくこんな朝っぱらから出やがって、
これから予定があるんでなサクッと倒させてもらうぜ」
懐からドライバーを取り出し、腰に巻いた。
2色のボトルをカシャカシャと振り、スロットへセット
ボルテックレバーを回すと装置─スナップライドビルダーが展開され、2つのハーフボディが生成される。
やがてレバーを回し終わると同時に、忍者の韻のポーズを右手で取りながら、左腕をクロスさせる。
そして、
〘 Are you ready?〙
「変身!」
「さぁて ショウ・タイムといきますか」
右手で韻のポーズを取りながら、宣言すると、左足を強く踏み込む。
戦闘…………開始!
「はあああ!!」
シノビは一気にスマッシュの間合いに入り
殴る蹴るを繰り返したが
「いってぇ!!」
鋭利な針の装甲部分を殴り、蹴った為か拳や足に痛みが来る。
「そういえばこいつ針みたいのがあるんだったな」
「ニーダァ!!!!」
人間から発しないような鳴き声?を叫ぶと、体全体にまとっていたニードル針をシノビ目掛けて放つ。
「うわ!? 」
当然放たれた、ニードル針をなんとか距離を取ってのらりくらりと避ける。
「危ねぇな…… 」
「……………」
「ん?」
ニードル針を放った後、スマッシュの装甲、一時的に無いようだった。
その時、スマッシュを見て何かに気づく。
「…なるほどね、ならあの方法でいくか」
再度ニードルスマッシュは体から針の装甲を再び出現させると、先程と同じようにニードル針を放つ。
「よし今だ!」
シノビは左腕にある黄色いペンのような何か─リアライズペインターを使い、スマッシュと同じ ニードル針を急いで描く。
描き終わったニードル針を発射させると、スマッシュが放ったニードル針とぶつかり合う。
そして、全てのニードル針を防ぐことに成功した。
それにより、スマッシュの装甲は今、何も無い状態だった。
「やっぱりな 発射した直前は装甲ががら空きってわけだ」
あとはスマッシュがまた、針の装甲を出現する前に最速で倒すだけ。
「これで終わりだ」
そう言って、スナップライドビルダーを展開し、武器を生成。
『ニンコマソードガン!』
ソードガンのスロットにパステルイエローカラーのボトルをセット。
『王冠!』
「そして!」
『火遁の術!』
忍術を発動させるトリガーを引く。
すると、刀身に真っ赤な火を纏わす。
纏わしたとほぼ同時、頭上に王冠が出現し、そのまま頭上へ落下。
あとはこれをどうするか、もうお分かりだろう。
「必殺!王冠ホームラン!」
カッキーン!とまるでバットのようにソードガンを振り、王冠をボールのように打つ。
火を纏わせた刀身と王冠が接触することで、王冠にも火が移る。
まさに火の玉ストレートいや、火の王冠ストレートだな。
『ボルテックスラッシュ!』
シノビの渾身の火の王冠ストレートがスマッシュに命中すると、爆散する。
その後、倒れ込むスマッシュの成分を回収した事で完全消滅。
「ふう~ リベンジ成功!」
勝利を喜ぶように声を上げた、その後 ある謎の男の声が聞こえる。
「あーあ また倒されちゃったねぇ」
「…お前は!あん時の謎の男!」
「謎の男呼ばわりはやだねぇ……折角だし僕の名前を教えてあげよう」
「名前?」
「僕の名は スカイ 以後、お見知りおきを」
そういってスカイと名乗る男はこの場から消えた。
「スカイ……」
奴は何者なのか、一体何がしたいのかよく分からない。
こりゃまた、長い戦いになりそうだと心に思う俺だった。
その後、俺は変身を解除し、レインボー公園に向かった。
※※※※※※※※※
一方 愛は レインボーブリッジの歩道を走っていた。
「ん?」
そこには タオルで汗を拭きながら休んでいるエマがいた。
そのエマに手を振りながらエマの元へ赴く愛。
「おーい!エマっちー!」
「あれ、愛ちゃん?」
「どうしたの?ずいぶん早いじゃん」
「ちょっと早起きしすぎちゃったから、朝練まで軽くランニングしてたの。愛ちゃんは?」
「一緒♪」
ニコッとした表情で答える愛。
~~~~~~
「昨日はソロアイドルって聞いて驚いた?」
レインボーブリッジから見える風景を見ながら、エマは言う。
「…確かに驚いたけど1番驚いたのは、自分に対してなんだよね」
「ん?」
「同好会の皆が悩んでるのって、自分を出せるかってことでしょ?今まで色んな部活で助っ人やってたけど、考えてみたら、みんなと一緒にやる競技ばかりでさ。いや~ めっちゃハードル高いよね」
「…」
「…ソロアイドルか…」
また何か悩むように愛は声を漏らすと静寂の時間が訪れた。
静寂のなかエマは切り出した。
「愛ちゃん…そろそろ走ろう?」
「えっ」
「9時だし、もう行く時間だよ?」
「…」
愛はエマの顔をジッと見つめると、それきり何も喋らない。
「? どうしたの??」
そんな愛の様子に首を傾げ、尋ねる。
すると、
「プッw あはははははw ウケるw」
愛は腹をかかえるように笑い出す。
抱腹絶倒とはまさにこの事なのかもしれない。
勿論その愛の様子に困惑するエマ。それに理由を喋る。
「ソロでそろそろw 9時だしいくじかんってw ダジャレだよねw あはははw」
「ダジャレ?あー!」
愛の言うダジャレに、今一度自分が言ったことを振り返ると、ようやく意味がわかった。
「しかもうまいしw あはははw 」
「全然気づかなかったよ」
愛の笑う姿をニコニコとした表情で一緒に笑い合うエマ。
アハハハハw
「…ふう…笑い過ぎた…」
やがてひとしきり笑い終わると、エマは手すりに両手を置きながら言う。
「 愛ちゃんが同好会に入ってくれてよかったよ」
「えっ?なんで?」
「すっごく前向きでいてくれるから」
「そう?今はめっちゃ悩んでるけど…」
「でも、みんなといる時いつも楽しそうにしてるよね?」
「………!」
これはきっと自分自身ではあまり気づきずらい部分。
「私達、色々あって••••••ようやくスタートラインに立ったばかりなんだ。きっと、皆が不安で、でも本当は、それと同じ位、これからに期待してると思うんだ。そうじゃなきゃ、悩まないもの。まだ、一歩を踏み出す勇気が出ないだけ。愛ちゃんが来てから、同好会の皆の笑顔、すっごく増えてるんだよ?」
「そうなの?自覚ないけど…」
「ないからすごいんだよ」
「そうかな?」
「そうだよ♪」
「えへへへ♪」
愛は照れくさそうに頭を掻く。
「そっか…」
愛自身の中で曇っていた空が晴れた感覚を覚える。
すると、愛は太陽に向かって手を伸ばし、掴む。
(そうだ アタシのやりたいこと なりたいスクールアイドル! 見つかった!!)
「ありがとうエマっち!走ってくるね!」
そう言って、愛は体中にみなぎる元気のまま足を踏み込み、走り出す。
「あ、愛ちゃん!?」
(そんなことでいいんだ。誰かに楽しんでもらうことが好き、自分が楽しむことが好き、)
「ハァ!ハァ!ハァ!」
やがて、愛はレインボー公園へと足を踏み入れていた。
「お!来たみたいだな」
息を切らしていると、声が聞こえる。
聞こえる方へ顏を向けると、そこには…
「ホッシー!ん?それは?」
ホッシーはオレンジ色のノートを持ってた。
すると、ホッシーはあたしに近づく。
「ほいこれ作詞ノートと曲だ」
そう言って、ホッシーはノートと曲の入ったスマホを渡してきた。
「 宮下の曲だ」
「あたしの曲…聞いてみていい?」
「もちろん」
あたしはイヤホンを付けて、曲を再生した。
───旋律が走った────
「……サイコー…」
「ホッシー !サイッコーだよ!」
その場で飛び跳ねるぐらいにサイコーで、もう最っ高しか、考えられないぐらいに。
「それはよかった」
「あ、でもホッシー、ギターしか弾けないんじゃ」
明らかにギターでは出せない音が聞こえてきて
疑問に思った
「作曲するなら一芸だけじゃ務まらないからな」
そう言ってホッシーは微笑んでいた。
一芸だけじゃ務まらない……ということは、ピアノをまで弾けるようになったってこと?
ほんと……すごいなぁ…ホッシーは。
眩しいぐらいに凄くて、キラキラしてる。
前にホッシーはあたしのこと太陽みたいだって言ってた。
でもそれなら、ホッシーはあたしにとって、空に輝くお星さまだよ。
「あっ!そうだ!見つかったんだ!アタシのやりたいこと、なりたいスクールアイドル!」
「それはね楽しいを皆と分かち合えるそんなスクールアイドルに!」
もしそれが出来たら、あたしは未知なる道に駆け出していける! そんな気がする!
ミチだけにっ!
「だから見ててホッシー!あたしのライブを!」
そう言ってあたしは太陽のような笑顔で歌い始めた──
「朝が来て、ヒカリ溢れたら~
走り出そう!Go together ! ~~」
♬ サイコーハート
~~~~~~~~
宮下の楽しそうな笑顔や歌声、パフォーマンスに誘われて、周りにいた子供や大人たち、それに同好会メンバーが観客として集まった
俺には宮下がライブで踊るような明るいステージが見えた。
そうか…それが宮下のなりたい、やりたい、楽しいなんだな…
ほんとに すげーよ
『『『『 うおー!!!』』』』パチパチパチ
「すごーい!」キラキラ
周りにいた子供たちや大人たちをも巻き込んで
まさに朝日が昇り、太陽を照らしていくような笑顔が降り注いだ。
(みんなと一緒…ステージは1人じゃない)
「 サイッコーー!!!」
もしかしたらあいつは”楽しいの天才”かもしれない……
「ホッシー!」
そう言いながら宮下は飛び込むように俺に抱きついてきた。
「 お、おい急に抱きつくなっての!」
そう言っても、宮下には聞こえてないようで変わらず、抱きついたまま。やがて、抱きつくのを辞める。そして、俺たちは向かい合うと─
「えへへ どうだった?私のライブ!」
「まったく………サイコーだったよ!」
ほんと最高だった。
すると、別方向から聞き馴染みの声が聞こえる。
「おーい!愛ちゃーん!」
ブンブンと手を振りながら、呼んだのは侑だった。
その侑の近くには、同好会の皆も集まっていた。
「さてあいつらの所に行きますか」
「うん!」
俺と宮下は改めて目を合わせて、そう言うと、ギャラリーを抜け、侑たちの所へ向かった。
「すごいよ!あれが愛ちゃんのステージなんだね。」
開口一番、侑が唐突に言う。
「「「「「「んん?」」」」」」
どうやら侑にも俺と似たような、もしくは同じものが見えてたみたいだり
「私、みんなのステージも見てみたい。1人だけど、1人1人だからこそ、色んなことできるかも。そんなみんながライブをやったら、なんかすっごいことになりそうな気がしてきちゃった!」
そんな侑の言葉に近江先輩が柔らかい表情で言う。
「なんだか侑ちゃんも凄いね~」
「え?」
そして、桜坂や天王寺、エマ先輩は宮下のライブを見たことで何か刺激を受けたのか、闘志を燃やすように言った。
「負けられませんね!」
「燃えてきた。」
「うん!」
その近くでせつ菜とかすみが互いを見て笑い合う。
皆の顔にはもう悩みなんてないように見えた
そして、未知なる道の夢が始まる!────
────────────────
♬ NEO SKY, NEO MAP!
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後日、部室にて
今この部室には、寒〜いギャグが繰り広げられていた。
「歩夢、最高に可愛いね!高2だけにっ!」
「あひゃひゃひゃひゃwww」ゲラゲラ
「走るのってランランするよね!ランだけにっ!」
「次は同好会でどうこう行こうかい!」
「もう許して!笑い死んじゃう!!www」ゲラゲラ
宮下のダジャレに侑の笑い声だけが部室中に響いていた。
相変わらず、笑いの沸点が低い奴だ。
「すごく…ウケてますね」
「侑ちゃん、幼稚園の頃からずっと笑いのレベルが赤ちゃんだから」
そうなんです赤ちゃんなんです。
「太陽に向かって走りたいよう!」
「もうだめwww お腹がねじれて死んじゃうwww 」
宮下の奴、ほっといたらずっとこのままダジャレ言ってるぞこれ。
それに侑の体がねじれかねないかもしれ───いや多分それはないな。
まあ取り敢えず
「…おーいその辺にしとけって」
「えー…そんなことを言うのはいったい誰じゃ? ダジャレだけにっ!www」
「アッハハハハハッwwwww」
「はぁ……」
あーもうだめだ……
すると、かすみが質問する。
「あのぉ、何でいきなりダジャレを?」
「もちろん、一人前のスクールアイドルになるための特訓だよ」
関係あるのか…それ?
「フフッ♪」
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あるどこかの場所にて、謎の男─スカイは…
「ほう これがトランスチームシステムか……」
続く…………
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