仮面ライダーシノビ(ビルド) × 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ~夢が始まり、虹が咲く場所~ 作:ラビラビfom
すいません遅れました。
Are you ready?
「変身!」
俺はもう一度変身し、戦闘を始めた。
─────────────────
一方、同好会メンバーは、璃奈の家に行ったのだが当然不在だった。
いつも明るい愛には笑顔が欠如し、不安だと人目で分かるぐらいに心配している。
「りなりー……何処にいるの?」
「璃奈ちゃん……」
皆、璃奈の事を心配していた。早く見つかってくれと懇願するように。
その時近くの方から騒がしい音が聞こえる。まるで何かと何かがぶつかりあっているような音。
しずくが呟く
「なんだか向こうの方 騒がしいですね」
それを聞いた愛は、もしかしたらそこに行けば何かが変わるんじゃないかと思い。
「行ってみよう! 」
だが、反対する者が一人。
「いや危ないのでは? もしかしたらまた怪物が現れたのかもしれないですし」
せつ菜は知っていた。近くで怪物スマッシュが現れていること。そして、直大がそのスマッシュと交戦していることを。
それでも愛はここで立ち止まっても何も変わらないと思う。
「尚更心配だよ!りなりー巻き込まれてるかもしれないし」
不安で心配で、どうか巻き込まれていないことを願う。でも早く見つかって欲しいとも願う。そんな2つの願いを抱えながら、愛は走りだす。それに続いてせつ菜たちも走りだした。
───────────────────
「ふっ!ハッ !」
シノビはポイズンとニャーゴスマッシュの2人を相手に戦っている
(早く天王寺を助けないと……ん?)
俺は戦っている中、ある足音が聞こえる。その聞こえる方へ顔を向けてみると、そこには同好会の皆が走りながらこちらへ向かって来た。
※※※※
「 ハァハァハァ 愛先輩早すぎですぅ!」
「ねぇあれ見て」
ほかのメンバーよりも早く到着した愛にかすみはバテながら呟くとエマがその場所にいる何かに気づき指をさす。
「え?仮面ライダーに怪物が2人ぃぃ!?」
「せつ菜の予想通り、怪物がいたわね。ここは危ないから早く逃げましょ 」
かすみがオーバーに驚く中、冷静に物事を考える果林。
その果林の一言に皆、この場から逃げようとするのだが、その時ある声が、彼女たちの歩みを止める。
「待って!」
それは何かに気づいたのか、真剣な声音で呼び止める愛の声だった。
侑が問いかける。
「どうしたの? 愛ちゃん?」
「あれ見て」
そう言いながら、愛は怪物を指さした。
その指さす方へ皆振り向く。
だが、愛の言葉の真意がよく分からなかったのか、かすみが聞く。
「怪物がどうかしたんですか?」
「あれ、りなりーがデザインしたキャラクターに似てる」
もう一度改めて皆、怪物を見ると、
その姿に皆見覚えがあった。
忘れるはずも無い、明日のライブを告知した動画の中に出てきた、キャラクター。
「確かに 」
「似てるかも」
歩夢と侑がそのことに気づき呟く。
「いやいや、でも!どうしてりな子のキャラクターが怪物になってるんですか!」
分からなかった。デザインしたキャラクターが実体となって暴れていることがあまりにも非現実的過ぎたのだ。
「それは分からないけど」
あの怪物が璃奈のデザインしたキャラクターだと見抜いた愛ですらも、よく分からない。今、一体何が起こっているのかすら、理解が出来ない。
ここでせつ菜が前に直大が怪物について説明していたことを思い出す。
『あれはスマッシュって言ってな。主に人体実験から作られる怪物のことだ』
(人体実験……ということは人がスマッシュに変わる……もしかしたら…あれは…璃奈さんなのかもしれない…)
せつ菜は思考し、頭の中でもしかしたらそうかもしれない結論を導かせた。
「もしかしてりなりーが…」
同じタイミングで愛も、スマッシュを見た直感からか、そう思考する。
だがそれをかすみは否定する。
「いやいや!それはないですよ!今まで見て人が変わってる所なんて見た事ないですし」
かすみの発言にふと思い当たる節があったようなエマ。
「 待って!私見た事ある」
「どういうことですか?」
「ほらあそこに居るサソリ?見たいな怪人に人が変わる所を見たことがあるの」
しずくが問いかけると、エマが前にあった出来事を思い出しながら説明した。
「えぇ!?そうなの~?」
「 そうね。私も見たわ」
彼方が驚く中、果林も同調する。
そして、せつ菜は先程思考したことを皆に納得出来るように言葉にして伝える。
「ここから璃奈さんの家から近く、璃奈さんは家にいなかった。そしてキャラクターも似ている。可能性はあるかもしれないですね…」
「そんな……」
「りなりー.......」
確定にそうとは言えないが、確率が高い事実に皆、下を向くと、その場の空気は重苦しくなった。
そんな同好会メンバーたちが思考している中、シノビはと言うと。
※※※※※※※※
スマッシュが攻撃すると続くようにポイズンが攻撃し、シノビは苦戦を強いられていた。
「流石に2対1はきついかな?」
今の2人には隙がない。俺はそんな2人の攻撃を対処するのに精一杯。
どうすれば───
あまりにも抜群の連携に為す術がなく。一体どうすれば突破口を開けるのか、思考するため、脳をフル回転させながら戦う。
すると、スカイが嘲笑うように
「何故君がここまで追い詰められているか分かるかな? それは君が弱いからさ。彼女の方が君よりよっぽど強いかもね。」
弱い…か……
確かに俺は弱い。救う。守りたいなんて言っといてこのざまだ。
自分の不甲斐なさにほんと嫌になる。
それでも……
自分の力なんてちっぽけさ。でもここで諦めるわけにはいかない。今自分に出来ることを、ただがむしゃらに突っ走るしかないんだ。
そう思い、俺は右足を力強く、踏み込み走り出す。
「闇雲に飛び出しても意味なんてないのにねぇ」
余裕そうに言うと、スカイは対処しようとする。
だが
「ハァッ!!」
スカイの間合いに入る直前、俺は咄嗟にあいつの視界から消えた。
「何!? 消えた?」
突然目の前から消えたことにスカイは困惑し、キョロキョロと周りを見渡す。
「上だぁぁ!!」
俺はキョロキョロとしてるスカイを尻目に奴の真上へと姿を現した。
『火遁の術!』
そして、俺はソードガンのトリガーを弾き、忍術を発動させると、奴の真上から火を纏った斬撃をくりだした。
それに急いでスカイはスチームブレードで対処したが徐々に押されていく。
「 さっきよりも力が上がっている。何故だ。」
明らかに先程よりもパワーが上がっていた。
「 怒りだ!自分に対してのなぁ!」
その問いかけに俺は激情になりながら答える。
そうシノビは自分に対しての怒りでハザードレベルを上げたのだ
「怒り…」
「だが君は忘れているようだね。もう1人いることを やれ」
スカイに命令されたニャーゴスマッシュは自身の鋭利な爪でシノビに攻撃を仕掛けようとする。
その時、突然声が聞こえる。
「 やめてりなりー!!」
それは、愛の声だった
(!?宮下……)
すると何が起こったのか、スマッシュはピタッと攻撃を仕掛けようとする腕が止まった。
「何!」
「今のうちに!ハァッァァァ!! 」
スカイが驚いている隙に俺は渾身の一撃を放つ。
『火炎斬り!』
火を纏った一撃にスカイは吹き飛ばされる。
「グハッ! ハァハァハァ ……何故…もう意識はないはずなのに」
「あんたが自分で言ってたろ彼女は強いってな」
天王寺はどこまでも強い。思いの強さがスマッシュの動きを止めたんだ。
「なるほどね。」
「まぁいいさ。いい実験結果とれたことだし、今日はここでお開きにしよう」
「待て!」
「またね。仮面ライダー」
スチームガンの煙を使い、スカイはこの場から消えた。
「逃がしたか…」
そして、宮下はスマッシュの元へ駆け寄ると、優しく語り掛けた
「りなりーなんでしょ?」
「……………」
「あたし分かるよ。たとえ姿が変わっても言葉を喋れなくてもりなりーがそこにいるってことを」
宮下は確信した、どんなに姿が変わっていたとしても、天王寺なんだと見抜く。
「………………」
「だってあたしたち友だちだもん」
その宮下の声に天王寺は、掠れた声で宮下の名を呼ぼうとするが、
「……愛…さん……ウッ」
「 りなりー!? どうしたの!?」
天王寺は突然苦しみだした。
「りなりー 苦しんでるどうしたら…」
苦しみ出した天王寺に宮下はどうしたらいいか分からず、不安な表情をしている。そんな宮下に俺は近づき。
「後は俺に任せてくれ」
「 仮面ライダー……お願いりなりーを救って」
「ああ」
必ず救ってみせる。
『 風遁の術!』
忍術を発動させ、体全体に風を纏わせながら、ボルテックレバーを回す。
その音声とともにその場で高くジャンプし、体全体に纏った風を左足に集中させ必殺キックを放つ
そのキックが炸裂する。そしてすかさず成分を回収する。
そして、成分を回収したことにより天王寺は元に戻った。
「ふぅ~」
よかった。救えた………
「 「 「 「りなりー!(璃奈ちゃん) (璃奈さん)」 」 」 」
同好会メンバーは天王寺の元へ駆け出した。
「りなりー!りなりー!」
皆、呼びかけているが返事はない
「りな子は大丈夫なんですよねぇ!?」
不安になったかすみは俺に質問した。
皆、気になっていたのか答えを聞くため俺に注目した。
「大丈夫。今は気を失っているだけだから時期に目覚めるよ」
そう言うとそれぞれ安心したような顔をしていた。
「だから目覚めた時は一緒に居てあげて欲しい。きっと不安だろうから」
「うん!勿論!ありがとう!りなりーを救ってくれて」
俺は微笑みこの場から去った。
『隠れ身の術!』ドロン!
──────────────
そして、あれから少し経ち、星奈直大も皆と合流し、天王寺の目覚めを皆で待っていた。
すると、
「…ゥ…」
天王寺は目をゆっくりと開けた。
『『『りなりー(璃奈さん) (璃奈ちゃん) !!』』』
「…愛さん…みんな…」
天王寺は皆を呼ぶと、自分で上体を起こす。
「りなりー、大丈夫?」
「うん…」
「私は…何を…」
「もしかして覚えてない?」
やっぱり記憶が…
「うん。よく覚えてない。」
「そっか」
すると、天王寺は「でも」と付けたす。
「愛さんの声が聞こえた気がした。それにシノビさんに助けて貰ったような気がするような…」
その間の記憶があやふやなのか、おぼろげに呟く
「…ごめんなさい。あまりよく覚えてないみたい。多分皆に心配かけたと思う。それに勝手に休んで ごめんなさい。」
「ほんとだよ。すっごい心配したんだぞ……」
「…………」
天王寺は覚悟を決めて何かを話そうとする。
「その…話…聞いてくれる?」
遠慮しがちにそう言う天王寺に宮下は優しく頷く。
そして、ゆっくりと天王寺は語り始めた。
「私ね。変われたって思ってた。でも変わってなかった。」
過去を思い出すように語る
「昔から、楽しいのに怒ってるって思われちゃったり••••••仲良くしたいのに、誰とも仲良くなれなかった••••••今もクラスに友達は居ないよ••••••全部私のせいなんだ。」
心で思っていても表情に出ず苦悩していた日々。
「勿論、それじゃダメだと思って、高校で変わろうとしたけど••••••最初はやっぱりダメで••••••でもそんな時、愛さんと直さんに出会った!スクールアイドルの凄さを知る事が出来た!もう1度、変わる努力をしてみようって思えた!歌でたくさんの人と繋がれるスクールアイドルなら、私は変われるかもって!」
「でも!皆はこんな事でって思うかもしれないけど••••••どうしても気になっちゃうんだ••••••自分の表情が••••••ずっとそれで失敗し続けて来たから……」
「あぁ••••••ダメだ••••••誤解されるかもって思ったら••••••胸が痛くて••••••ギューって••••••こんなんじゃ••••••このままじゃ!!うっ••••••っ••••••!私は••••••皆と繋がる事なんて出来ないよ••••••!ごめんなさい••••••!」
天王寺の声は悲しみで震えていた。それを隠すために下を俯く。
そんな天王寺に侑が目線の高さまでしゃがみこむと、優しく。
「ありがとう。」
「••••••え?」
「璃奈ちゃんの気持ち、教えてくれて。」
「うん。愛さんもそう思うよ。」
侑の言葉に宮下は同調する。
「私、璃奈ちゃんのライブ見たいな。
今はまだ、出来ない事があっても良いんじゃない?」
「••••••え?」
侑の言葉に桜坂、歩夢、朝香先輩、せつ菜の順で続く。
「そうですよね!璃奈さんには出来る所、たくさんあるのに!」
「そんなの──「頑張り屋さんな所とか」
「諦めない所もね。」
「機械に強いし。」
「動物にも優しいですよね。」
「皆ーーー!!どんどん言っちゃってズルいよーーー!!よーし!愛さんも!!
そう言うと、宮下は天王寺を抱きしめた。
「ちょ、ちょっと!?」
「ん?」
「は••••••恥ずかしい••••••」
「フフッ。」
そんな天王寺にかすみが伝える。
「りな子。ダメな所も武器に変えるのが、一人前のアイドルだよ?」
「っ!!」
何か衝撃を受けたかのように驚く天王寺。
「そうそう!出来ない事は、出来る事でカバーすれば良いってね!」
「でも……」
それでも天王寺は俯いてしまう。
きっとまだ怖いんだ。
だから、そんな天王寺に俺はある事を言う。
「天王寺。色んな笑顔のカタチがあるのを知ってるか?」
「え?」
「この世界には色んな表現方法がある。どんな方法でも想いや感情、表情を伝えることができる。だからそんな方法をさ、俺達と一緒に考えようぜ。」
スマッシュになって言葉を交えることが出来なかった天王寺と話すことが出来たように、ネビュラガスを2度も打ち込まれたのにも関わらず宮下の声で暴走が止まったみたいに想いは繋がる。
たとえ仮面で隠れていても伝わる。繋がれるって俺は仮面ライダーになってそう思った。
「うん。まだ時間はあるし」
……………
「…! みんな…ありがとう」
出来ないことは…出来ることでカバー……
そして、色んな表現方法がある………
私の笑顔のカタチは───
「…! もしかして!」
この方法なら皆とツナガルことが出来るかもしれない。
そして、私は立ち上がった!
※※※※※※※※※※※※※※
あれから数時間後
俺と侑は、夜遅くまで天王寺の手伝いをしていた。
「もう少しで完成だな。」
「うん。でもこんな夜遅くまで大丈夫?お家の人とか」
天王寺が俺たちに聞いてくる。
その問いに侑が答えた。
「うん。大丈夫! 今日はお母さんたち帰ってこないみたいだし」
「あぁ…そういえばそうだったな」
「え、直大もしかして忘れてたの!?昨日お母さん言ってたじゃん」
「え、いや 忘れてない…忘れてないです… 」
「ほんとかな~」
侑は疑うような目で言ってきた。
いやほんとに忘れてないですよ……はい…
すると天王寺が質問する。
「2人ってお母さん一緒なの?」
「うん?確かに一緒だけど一緒じゃないって言うか…まぁとにかく直大と私は一緒に住んでるよ!」
「え、もしかして2人は兄妹?苗字、違うけど」
「ううん。直大とはただの幼なじみだけど今は家族?見たいな感じだよ」
「そうなんだ。」
「あれ?言ってなかったけ?」
「初耳」
家族か……
いや俺はただの居候の身。
侑はああ言ってるが俺が家族なんてきっと侑の両親は思ってないだろう。
だから俺は否定するように2人に言った。
「いや少し違うから。正確には俺は高咲家に住まわして貰ってるだけの居候だから」
「またそんなこと言ってるし。はぁ…」
侑が呆れたような目で見てくる。
「色々複雑…」
「まぁ…色々とな…」
空気が少し淀んだ気がした。
そして、俺はこの話を変えるため発破をかけるように言った。
「ほらあと少しだから作業再開するぞ」
「うん。」
「ふーん~まぁいいや。私、買い出し行って来るね!」
「はいよ。気をつけてな」
「うん!」
※※※※※※※※※
そして、侑が買い出しに言ってから数分経ち、俺は天王寺に今作っているボードの質問をした。
「そういえばこれどうやって(ボード)思いついたんだ?」
「うん。それはね皆と会話してて思いついたんだ。」
「でも、もう1つだけ理由がある。」
「それは?」
「 その今日の事、あまり覚えてないって言ったと思う。」
「あぁ」
「でも薄らとだけど思い出して、多分私が怪物?になって暴れていた事を」
「暴走してた時、愛さんの声が聞こえて私は止まれて、その時たとえ顔は見えなくても愛さんは、私だって言ってくれたから。だから私は、そんな事があって顔は見えなくても伝わるんだって思ってそれで。」
「そっか……」
見つけられたんだな天王寺の笑顔のカタチが
「さてと最後の仕上げやりますか!」
「うん。了解!」
※※※※※※※※※※
そして、翌日のライブ当日
ライブ特有の熱気に包まれている中、俺はステージ裏で休憩していた。
「よし!装着完了!」
そんな侑の声が聞こえる。
ふとそちらへ目を向けると、ステージ裏で昨日完成させたボードを侑が天王寺に装着していた。
「おぉ~これが昨日出来たボードなんだ~」
「なんか凄い ハイテク だね♪」
近江先輩、エマ先輩がボード見て驚くように呟く。
「なんて言うんですか?」
「うん。名付けて りなちゃんボード!」 テッテレテッテッテェー
某青いネコ型ロボットのような感じで天王寺はボードの名前を言ったような気がした。
正にリナえもんだな。
などと考えていると天王寺が俺の元に来て言った。
「直さん、ありがとう」
「え、どうした急に?」
「昨日、お礼言ってなかったから」
「お礼?なんで俺に? そんな大したこと─── 「ううん。私が怪物になった時、直さんの声も聞こえた気がした。だからそのお礼。」
「…そっか…ならどういたしまして。」
「うん。じゃあ行ってくるね。」
「ああ」
そう言って天王寺は、俺に背を向け、ステージへと歩き始めた。
そんな天王寺の歩く姿は、誰よりも大きく強く見えた。
『『『『『『 がんばれ!』』』』』』
同好会一同心の中で天王寺にエールを送る。
※※※
私は歩いたステージへと────
昨日のこと全て覚えてるわけじゃない。
でも、あの時、愛さんやみんな そして、シノビさんが私を救ってくれたことは薄らと覚えてる。皆には感謝しかない。
もしかしたらシノビさんの正体は─いや今は考えないでおこう。
私は、スクリーンの後ろに立つと私の作ったキャラが動きだした。
『ニャニャーン!初めまして!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の、天王寺璃奈です!今日は、今の私に出来る精一杯のライブを観て貰いたいです!楽しんでくれると嬉しいな!』
お客さんのざわめきが聞こえると、白いスモークの中 ゆっくりと左右にスクリーンが割れ、私がお客さんから見えるようになった。
私は、軽く左右を見回した。
するとそこには、クラスメイトの3人の姿も。
思ったより人がいて緊張した。
でも、今私は心から楽しいと思ってる。
そして、りなちゃんボードはそれに呼応して、笑顔に変わった。
(今の私ならきっと────)
♬ ツナガルコネクト
※※※
「スゲー……」
天王寺のライブは、弾むようなテンションで今見ている観客の皆と想いや感情、表情全部がツナガッていくようなそんなライブだった。
そんな余韻に、俺は自然と笑顔になっていた。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
パチパチパチ
サイッコー!
やがてライブが終わると、拍手歓声の嵐だった。
(みんなと…繋がった!)
「璃奈ちゃんボード [ にっこりん(≧∇≦) ] 」
※※※※※※※※
ライブがあった土曜日から1日明け、月曜日の朝
璃奈は、いつも通り登校すると、その時クラスメイトの浅希に話かけられる。
「おはよう!天王寺さん!」
それに続くように、今日子が感想を言うと、色葉が
「ライブ最高だった!」
「いっぱい感想言いたいんだけど••••••お昼とか一緒にどうかな!?」
少し驚いて戸惑っていた璃奈だったが
「っ••••••!」
璃奈は、バックからスケッチブックを取りだし、描いた。
それを自分の顔を隠すようにすると、言った。
「うん!一緒に食べたい!」
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♬ NEO SKY , NEO MAP!
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その日の放課後
「あれ? もう練習始まるけど桜坂と近江先輩まだ来てないな…」
「多分しず子が彼方先輩を起こしに行ってるんじゃないですかぁ?」
「え、そうなの?」
一方
「起きてください!彼方さん!急がないと同好会始まりますよ!!」 ユサユサ
「すぅー••••••すぅー••••••」
「もう彼方さーん!」
桜坂の声が学園中に響いたらしい。
続く……………
いかがでしたか?
これにて本編第6話の内容は、終わりです。
次回から第7話の内容に入ります。
よろしくお願いします。