仮面ライダーシノビ(ビルド) × 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ~夢が始まり、虹が咲く場所~   作:ラビラビfom

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直大 「前回の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 with 仮面ライダーシノビは!」


彼方 「zzz~」


「って何寝てんすか!起きて下さいよ!近江先輩!もうあらすじ紹介始まってますよ!」


「…………………」


「起きる気配がない…しゃあない俺1人で」


「仮面ライダーシノビであり 天才 作詞作曲家 星奈直大が所属しているスクールアイドル同好会になんとあの近江先輩の妹 近江遥が現れる」


「近江先輩によると、とても天使で可愛いらしい。えぇとなんだこれ ラブリーハルカ? ラブリーハルカ? とまぁ ザ シスコンだと分かるぐらい応援をするほどに溺愛している───


「違うよ 全然気持ちがこもってないよ~ 直大くん」


「うわ! ビックリした……いつの間に起きたんすか!?」


「こうだよ! ラブリーハルカ! ラブリーハルカァ!」クソデカボイス

「聞いちゃいないし…それにどっからそんな声出てるんだ…」

「さぁ直大くんも!」

「いや遠慮しときます。」

「えぇ~」


「それよりもう起きたんですからあらすじ紹介手伝って下さいよ!」

「すやぁ zzz~」


「いや寝るのはや! どうなってんのぉ?……ん? あああ!もう時間がない…だと……」


「とまぁそういうことでラブリーでキュートなキュアッキュアッな遥ちゃんが登場する第8話をどうぞ~」


「あ、また起きた……後今回妹さん出ないですよ。」

「え?」



8─1話 ~ 約束と仮面を被った私~

 

 

 

「ある街の、ある劇場に、1人の少女がいました」

 

 

「彼女の夢は、この街1番の歌手になること。そして、たくさんの人に歌を届けること」

 

「あなたの、理想のヒロインになりたいんです!」

 

 

 

『無理だよ。私の歌なんて、誰にも届かない』

 

『本当はわかっているのでしょう?』

 

 

『あなたは、私だもの『 』

 

 

「っ…!」

 

 

 

────────────────────

 

 

 

スクールアイドル同好会 部室

 

 

朝から今日の部室には俺たちメンバー以外に新聞部の人達がやって来て、同好会の取材を行っていた。

 

 

なんでも 同好会の活躍が学園内で注目されている為、新聞部の方から直々に取材をさせて欲しいと申し出があったというわけ。

 

 

 

 

最初に歩夢、朝香先輩、宮下、かすみといった順番で、写真撮影をしていた。

 

新聞部の人が撮影していると侑がすごい興奮しながら合いの手を入れていた。

 

少しやかましい。

 

そして、次は桜坂の取材が開始した。

 

 

「では次に、桜坂さんがどんなスクールアイドルを目指しているのか、教えて下さい。」

 

「私は、愛されるスクールアイドルを演じたいと思います。」

 

「と、言いますと?」

 

「皆さんにとって理想のアイドルを想像して、その子になりきるんです!」

 

「では、この瞬間も、桜坂さんは理想のスクールアイドルを演じている、と言う事ですか?」

 

「はい。」

 

 

「なるほど!演劇部に所属している、桜坂さんらしいアイドル像ですね!」

 

「うふふっ。」

 

「そう言えば今度、藤黄学園との合同演劇祭が開かれるそうですが••••••」

「ええ。藤黄学園と虹ヶ咲が、それぞれ別の演目で公演を行うんです。」

 

「虹ヶ咲の主役に抜擢されたのは、桜坂さんだそうですね!是非とも、校内新聞を読む生徒達に、一言お願いします!」

 

「精一杯演じますので、是非見に来て下さいね!」

 

 

桜坂のインタビューはこれにて終わった。

 

 

─────────────────────

 

 

 

 

♬ 虹色Passions

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

 

 

 

翌日の演劇部朝練にて

 

赤いリボンを付けた少女─桜坂しずくはある演技をしていた。

「今日がお前たちの命日だ」

 

ただしずく1人ではなく、他の演劇部員も一緒に敵役である、演劇部員A が驚くように息を飲む。

「っ!」

 

すると、しずくがある何か持ったように振る舞うと─

 

 

同じく演劇部員である BとCがあるセリフを言う。

 

「コブラ! ライダーシステム! レボリューション!」

 

「Are you ready?」

 

 

その問いかけにしずくは答える。

「変身」

 

  僅か間が空いた瞬間、Bがノリノリでセリフ?を言う。

 

 

「ブラックホール!ブラックホール!ブラックホール!レボリューション!フハハハハハハ!」

 

すると、しずくの演じてる役に敵対している、Aが言う。

「お前が何を壊そうと この手でビルドする!」

 

それを聞いた、しずくは鼻で笑い。

「フッ!おもしろい。地球滅亡はすぐそこだ!」

 

 

「はいカーーーット!!」という、演劇部、顧問である蛇坂(へびざか)瑛二(えいじ)が言うと、先程まで演技をしていた表情とは打って変わり、年相応の少女へと演劇部員たちは戻った。

 

 

「お疲れ。休憩していいぞ。」

 

 

「「「 はーい。」」」

 

顧問がそう告げると、演劇部員たちは、次々と休息を始める。

 

 

 

勿論しずくも 「分かりました。」と言い、外の空気にあたりに足を運んだ。

 

そんな中、先程しずくと一緒に演技をしていた、演劇部員A、B、Cは話す。

 

 

「結局今の劇なんだったんだろうね~?」ヒソヒソ

「さぁ~? 蛇坂先生の突然の思いつきだったからよく分かんない。」ヒソヒソ

 

「先生ってちょっと変わってるよね~」ヒソヒソ

 

「「 それね~ 」」

 

 

 

※※※※

 

 

 

 

 

やがて、演劇部の朝練が終わり、部長としずくだけが部室に残り話していた。

 

「こ、降板ですか••••••!?」

 

突如言われたことにしずくは動揺する。

 

「うん。蛇坂先生とも話し合ったんだけど 今回の役は、しずくとちょっと違ったみたいだから。」

 

「ダメな所があれば言って下さい!!私、頑張りますから!!」

「この役は、自分を曝け出す感じで演じてほしかったの。」

 

「曝け出す?」

 

「役柄も歌手って設定だし、スクールアイドルのしずくなら適任かなって思ったんだけど••••••」

 

 

「••••••もう1度!チャンスを下さい!」

 

※※※

 

 

その日の昼休み

 

 

ベージュの髪の少女─中須かすみは1人、廊下を歩いていた。すると教室の方から見知った声が聞こえ、こっそり中を覗くと、

 

 

「たくさんの人に歌声を届けたい!私が歌にこめるのは、喜びと感動と少しの熱狂!」

 

それは、同じ学年であり、同じ部活に所属している、しずくであった。

 

「…………ハァ…」

何やらしずくは、ため息をついた。

 

 

(しず子?)

 

 

※※※

 

 

スクールアイドル同好会 部室

 

 

「じゃーん!みんなの初めてのインタビューが、校内新聞に載りましたー!」

 

 

侑はそう言って、タブレット端末の画面を皆に見えるようにすると、そこには昨日撮った写真やインタビューが載っていた。

 

 

それを見た歩夢が「わぁ〜!」と歓喜の声を上げた。

 

「昨日で今日かよ。すげーな!」

 

 

「仕事早い。」

「皆めっちゃ良い感じじゃ〜ん!」

「結構評判良いみたいよ?」

 

「またインタビューして貰えると良いね!」

 

璃奈を筆頭に愛、果林、エマの順で

会話をしている時、かすみはさっきのしずくの様子が気になりちらちらと見ていた。

 

 

 

 

「今度は練習風景をメインに取材してもらう…というのはどうでしょう?」

 

「それすごくいいアイディアです!せつ菜さん」

 

 

 

しずくが笑顔で同調する様子を見てかすみは

 

(なぁんだ。いつも通りのしず子じゃん)

 

自分の心配は杞憂だったのだと思うかすみ。

 

「ねえ!演劇部の講演のことも載ってるよ?」

 

そういうと侑は画面をスライドし、演劇部公演の記事を表示させる

 

 

「っ!!」

 

 

ほんの一瞬、しずくの表情が曇ったようなそんな感じがした。

 

 

「…」

 

ほんの一瞬出会ったために気づいたのは、直大とかすみだけだった。

「「 ? 」」

 

 

「それにしてもすごいよ!大きい舞台の主役だなんて!」

「彼方ちゃん、絶対観に行くよ〜!」

 

 

「はい。ありがとうございます。」

 

そう笑顔でしずくは答えていたがでも、どこか張り付いたような笑顔に直大は見えた。

 

 

(気のせいか?……)

 

 

 

※※※※

 

 

 

翌日の昼休み、かすみは早速、同じ一年生である璃奈へと相談をかける。

 

 

「しずくちゃんの様子がおかしい?」

「うん。」

 

「何かね、いつものしず子よりも、ショーンって感じで••••••」

 

「ん〜、そうだったような••••••そうじゃなかったような••••••」

 

どこか、曖昧な璃奈。

すると、その話を聞いた璃奈の友人である、色葉が思い出したかのように呟く。

 

 

「そう言えば、主役、降ろされちゃったって聞いたけど••••••」

「えっ!?何それっ!?」

 

 

かすみが驚く中、同じく璃奈の友人の浅希が答える。

 

「演劇部の子が言ってたの。それで、もう1回オーディションがあるって。」

 

 

「えぇぇ!!」

 

 

かすみの驚いた声が響いていたその時、

 

 

 

コンコンとノックを立てた後、少年は教室へと足を運んだ。

 

「失礼します。…えぇと教卓におけばいいんだっけ?」

その少年は─直大だった。

 

 

突然 直大が紙みたいな物を持って璃奈のいる教室に入ってきた。

それに気づいたかすみは声をかける。

 

「先輩!」

 

 

「ん? かすみ?」

 

 

「直さん。」

 

「天王寺も? なんでここに?」

 

 

「ここ私の教室。」

 

「え?そうなの。」

 

「先輩は何しに来たんですか?」

 

「いや~ 紙をこの教室まで届けるように頼まれてな。えぇと教卓…教卓っと」

 

 

直大は紙を教卓へと置いた後、かすみに質問した。

 

「そういえば誰かの驚いた声が聞こえたけどなんかあったのか?」

 

「それが…先輩聞いて下さいよ!しず子。主演降ろされちゃったみたいなんですよ!」

 

「え? 桜坂が主演を降ろされた!? …ほんとなのか?」

 

 

「うん…」と璃奈が頷くと本当の事なのだと、理解した。

「まじか…」

 

(確かに昨日の桜坂の様子を振り返ってみると、少し様子がおかしい時があった。まさか主演を降ろされてたなんて思いもよらなかったな。)

 

 

「ムムム!こうなったら先輩!」

 

 

「ん?」

 

 

「協力してもらいますよぉ!ニヒヒ!」不敵な笑み

 

「お、おう」

 

 

(別にそれはいいんだけどその不敵な笑みは何だよ……

はぁ…一体かすみは何を考えているのやら…………)

 

 

 

※※※※

 

 

 

桜坂しずく……

 

桜坂とはどこか初めて会った気がしないんだよな。

あの時から…もしかしたらどこかで……う〜ん…思い出せない。

 

 

それもそのはず俺の記憶は今、2つの世界の記憶が入り交じっている。

 

俺は半年前に旧世界の記憶を取り戻した。そのせいなのか自分の記憶のキャパが超えたのか分からないが自分の記憶が所々抜け落ちている。

中学生ぐらいまでの記憶は、はっきりと覚えているんだけどな

 

因みに旧世界での仮面ライダーとしての記憶は覚えてる。

 

 

まあ、16年間生きた記憶×2があるのだから思い出せない記憶があってもおかしくはない。

それが旧世界の出来事か新世界の出来事なのかどうかいまいち確信を持てない記憶もあるから困る。

 

だからたまに歩夢が幼少期のこと語っている時があるけど所々覚えていないこともあるからなんとか誤魔化している。

 

 

 

それでも…何故か分からないけど…忘れちゃいけない…記憶だったんじゃないかって思う。

 

 

 

結局幾ら考えてもその日は思い出すことはなかった。

 

 

 

 

※※※※

 

 

 

翌日の放課後

 

 

 

「………」トボトボ

 

 

私、桜坂しずくは今、ある場所に呼び出されそこに向かっている。

 

その呼び出した人は、と言うと星奈直大さん。

私より1個上の先輩で私が所属しているスクールアイドル同好会で皆の中心にいる人だ。

 

なんでも話したいことがあるらしく、指定の場所まで来て欲しいとの事。

 

一体何のようなのだろう。

 

ハッ! まさか! こ、告白?

 

 

いやいやそんなことあるわけない。

 

 

どちらかというと私は星奈さんに距離置いているくらいなのに

 

どうして距離置いているのかというと

 

それは…似ているから。私がまだ幼稚園の年少ぐらいのときに出会った1人の男の子に…

 

 

 

私は周りの子の中で流行っているものより本や演劇が好きでそれで遊んで、孤立していた時、その男の子は私が1人でいると話しかけられてそれから仲良くなっていった。

 

私の考えたおままごとで一緒に遊んだりして、その子の前では自分をさらけだすように好きな本の話などをしていた。

 

 

そして、私がいつか女優になりたい。好きな演劇やミュージカルで歌ったり踊りたいとそんな夢を男の子に言った。それを聞いた男の子は

 

 

 

 

『それなら俺がしずくの歌う曲を作るよ!約束!』

 

『うん!』

 

 

 

そんな約束をして、少し経った後、その男の子は急に居なくなってしまった。

 

私は、嫌われたんだと思い、私は人に自分をさらけだすのが怖くなり、それからの私は周りから好かれるような自分を演じ、仮面を被るようになった。

 

 

だからきっと私の思い過ごしなんだと思う。

 

星奈さんがあの時の男の子だなんて、そして再会するなんてそんな物語みたいなことがあるはずがない。

 

 

それに私は嫌われたのだから────

 

 

 

次第に私は指定された場所の近くまで行くと星奈さんの姿が見えた。

 

 

 

「お、来た。」

 

「すいません。お待たせしてしまって。」

 

「あ、いいのいいの。俺が急に呼び出したんだから。」

 

 

「それでその…どのような御用で?」

 

 

「あ、えぇとその…」

 

 

どこか歯切れの悪そうにしどろもどろな感じの星奈さん。

 

 

まさか本当に告白?

 

いやいや────

 

 

「ごめん!」

 

 

「え? どういうk────

 

 

どういうことか聞こうとした時、

 

 

「はい!しず子ぉ!確保ぉ!」

 

 

突然、手を掴まれる感触と共に聞き慣れた声が耳に入ってきた。

 

「え!? な、何?」

 

「りな子!」

「ラジャー。璃奈ちゃんボード[ 拘束!] 」

 

「ちょ、ちょっと!これじゃ前が!」

 

視界が暗く、前が見えなくて困惑する 。

 

 

「それじゃあ、しゅっぱーつ!!」

「おー!」

 

 

 

 

 

「……強引だね~」

 

 

「先輩も早く!」

「へいへい。」

 

 

俺たちはある場所に桜坂を連れて向かったのだった。

 

 

因みに目的地に着くまでの間前が見えず桜坂の困惑した声が響いたのは言うまでもない。

 

 

続く………

 

 





8─1話でした。


今回出てきたキャラの設定です。

蛇坂瑛次

演劇部の顧問 4月からこの学園の教師になった。
普通科の授業などで歴史を担当している。


雰囲気はnasitaのマスターに似ているが完全なる別人。
コーヒーを注ぐのが苦手。



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