仮面ライダーシノビ(ビルド) × 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ~夢が始まり、虹が咲く場所~ 作:ラビラビfom
ある日の放課後、2月も終わる時期
虹ヶ咲学園 体育館にて男子高校生たちは、寒さに耐えながら、あることをしていた。それは───
「うぅ…さっむ」
ブルブルと震えながら、俺─星奈直大はある仕事をしている。
「まったくなんでこんな寒い中働かないといけないんだ」
愚痴を零さないと、やってらんないってやつですぜ。
はぁ……
どうしてこんなことになってるのかというと────
「あっ 星奈いたいた 頼みがあるんだがいいか?」
トイレから、教室へ戻ろうとした時、俺は担任の教師に捕まった。
「なんですか?」
「そう、嫌そうな顔をするな」
やな予感がした俺は、最大限の表情筋を動かし、嫌ですとでも言いたげな顔で振り向く。流石に分かりやすぎたのか、先生は苦笑する。
「それで一体?」
「ああ。卒業式のイスを並べる手伝いと、それが終わったらこれを生徒会室まで届けて欲しい」
そう言って、手に持っていた資料を俺へ手渡すために、前へ出す。
まあとりあえず、受け取ってみる。うむ。中々に分厚い。というかこういうのって、あんまし一般の生徒に頼んではダメなのでは??
それに
「なんか多くないですか?」
「いやぁ…こっちも手が離せなくてな」
まあ教師の仕事って大変って聞くしな。
いつもお勤めご苦労さんです…
「そもそもなんで自分に?」
「クラスの男子たちからの推薦だ」
なん...だと
推薦したクラスの男子ども
” ゆ”る”さ”ん”
正直にいうとめんどくさいが
まあどうせ家に帰っても暇だしな俺。
「ハァ …まぁわかりました」
「引き受けてくれるか ありがとう!」
とまぁ こんなことがあってな
それにしても 生徒数が多いから卒業生もかなりいるんだよなぁ………
あぁ大変、大変…
~~~~~~~~~~
「はぁ…やっと終わったぁ…」
しばらく経ち、やってこさ、体育館での労働が終わった。時給は出ないんか…タダ働き……
あとはこの資料を生徒会に持ってくだけだな
やっと帰れる…
早速、生徒会室に向かった。
ほんと、この学園は広いから、生徒会室までの道中も意外に長かったりする。入学したては、どこに何があるのか、分からず学園で迷子になったけ。まあ入学してから、1年も経とうとしているんだ流石に今はもう脳に染み付いている。そんなこんなで生徒会室前へと着く。
コンコンと音をたて、ノックをしたのだが、返事がなかったため俺は扉を開けた。
「失礼します」
と言っても、ノック同様挨拶の返事もない。
生徒会室へと足を踏み入れ、辺りを見回しても、ものけのからだった。
誰もいない。人っ子一人と。
ここに置いていけばいいのか?
とりあえず、生徒会室中で一際偉そうな机に資料を置いた。多分ここに置いておけば、絶対に気づくだろうと思ったからだ。
「うん? これは!?」
漫画が生徒会長の机?と思わしき上に置いてあった。
「ヒロ○カ の漫画じゃん アニメしか見た事ないから新鮮だ」
ホェー!と関心したように、目線を漫画の方へと見下ろす。
その時だ。ガチャっとドアが開いた。
「……!?」
扉の方へと顔を向けた。
「ん?」
すると、そこには、黒髪三つ編みの髪型でメガネを掛けた女子生徒が立っていた。
すると、三つ編み女子は「 オホンッ」と咳払いをやり、口を開く。
「普通科1年 星奈直大さん なにか御用でも?
それになぜ生徒会室に無断で入っているのですか?」
ありゃこりゃ不味い。説教案件かもしれん。
「え、 いや~資料届けるように言われて持ってきたんですけど。誰もいなくてドア空いてたから 資料置いとこうと思って、なんか不味かったですかね…」
というか、良く考えれば、勝手に入るのは良くなかったな。
「あぁいえ。そうだったんですね 失礼しました」
逆に謝られた。、え、なんで?この人いい人なの?
「資料はこちらに、無事受け取りました」
とりあえず、資料改めて、メガネ女子へと渡す。
凄い礼儀正しく、有能感を醸し出している。
「あの質問なんですけど なんで名前を? 会ったことありましたっけ?」
何となく、思っていたことを口に出す。
「生徒会長たるもの全生徒の名前を覚えるものです」
メガネキラン!
えっなにそれ怖い…
というか、この人、生徒会長だったのか。
それにしても、生徒会長って全校生徒の名前と顔を覚えなきゃいけないなんて…俺には一生無理だな (絶対的確信)
「そうなんすね。じゃあ、俺はこれで」
「あの──」
要は済んだ後は帰るだけ、そう思い、この場を後にしようすると、生徒会長が呼び止めた。
「なんですか?」
「…ヒロアカ好きなんですか? その…先ほどヒロアカがどうとか仰ってらしたので」
「え? 好きですよ。アニメしか見たことないですけど」
そう言うと、生徒会長は目を見開くように俺の目の前までやってきた。
なんか近くない?
「ヒロアカ いいですよねぇ!!アニメ の方も 6期まで決まってて熱いですよね!! あっ よかったら漫画貸しましょうか?全巻そろってます!!」
すると突然、生徒会長のマシンガントークが始まった
「あの」
「 ハッ! すいません 今のは忘れてください。急に気持ち悪かったですよねごめんなさい。」
そう言って、ぺこりと謝る生徒会長。ちょっ、、顔を上げてくれい。というか。
「いや別に気持ち悪くないですよ。それだけ自分の好きな事があるって素晴らしいことだと思うんで」
「え……」
え、なんか不味いこと言いました? 固まってますけど。
そんな虚をつかれたような顔されても。
「そうですか……そんなこと言われたのは初めてです」
「それに生徒会長もアニメとか見るんだな、って勝手に親近感わくんで。もしよかったら 漫画見せてもらいません? アニメの続き気になるんで。」
「 はい ! 是非!」
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これは許されるのか?
「実は誰にもバレてないんですけど 生徒会の引き出しに漫画しまってるんでいつでもみれますよ」
「えっ 私物とか置いていいんすか?」
「まぁ生徒会長なので」
職権乱用とはまさしくこのことであろう。権力ってやっぱしゅごい。俺もほちい。
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「ではアニメの続きの巻から見ます?」
「いや最初の巻からみます」
いやこういうのって、中途半端なスタートしたくないよねぇ。見るなら内容知っていても、最初から読みたいというのが俺のさがである。
それから、生徒会長から漫画を受け取り、イスに座って読み始めた。
ふむふむ中々にいやかなり面白い。
漫画というのに俺は疎い。アニメはちょいちょい見るけど、漫画を買って読むなんてことは、あまりしない。
そのため、漫画を読むということはかなり新鮮だった。
前の世界じゃそのボトルを使っていたのにな。自分でも驚きだ。
やはり、面白いものを読んでいると、時間が進むのもあっという間だ。
「もうそろそろ下校時刻ですね」
彼女は壁にかかっている時計を見てそう呟く。
空もいつのまにか青からオレンジへと変わっている。
「もうそんな時間か」
「あっ、よかったら持って帰って見ていいですよ。私は持ち帰らないので」
何いい人?凄いいい人なの?、一応初対面よワテクシたち。
でも凄いな。さすがマンモス校の生徒会長なだけはある。
「じゃあお言葉に甘えて」
最初は規律に厳しい、生徒会長なのかな?って思ってたけど、実際に接していくとそんなことは無いというか、臨機応変に規律を守っている感じだ。
最低限守るべき規律は守り、その中でちょっとした息抜きをするという。かなり接しやすい生徒会長だ。
この学園の生徒のことを日々考えているんだってことがひしひしと伝わるんだよな。
それに、さっき生徒会長にも言ったけど、
″好き″と言える何かがあるだけで俺は素晴らしいと思うんだ。
「今日はありがとうございます」
「いやいや 俺も生徒会長の新しい一面がみれたんで」
「あっ 自己紹介まだでしたね中川菜々です。よろしくお願いします。もしよかったら名前で呼んで欲しいです」
「ああ。分かった、これからよろしくな中川!」
「はい!」
そう返事した表情には満面の喜びに満ちていた。
こんな顔もするんだな。生徒会長いや中川は。
またひとつ、彼女のことを知った。
こうして、俺は生徒会長中川菜々と出会った。
まさか、この時の俺は、彼女ともっと親密な関係に進展するとは思っていなかったんだろうな。
続く………
あと 残り2話 で 前日談 は終わりです。
変身はテレビアニメ本編からの予定しています。
もう少しお付き合いください。