仮面ライダーシノビ(ビルド) × 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ~夢が始まり、虹が咲く場所~ 作:ラビラビfom
直大 「前回の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 with 仮面ライダーシノビは!」
「仮面ライダーシノビで天才 作詞作曲家の星奈直大が所属しているスクールアイドル同好会に綾小路姫乃と近江遥が現れ、ダイバーフェスのステージに出ないかと 誘いが来る。」
「…………あれ?」
「そういえば、朝香先輩居ないじゃん!どうなってんの!」
「ん?カンペ? 何何えぇと…朝香先輩は道に迷ってあらすじ紹介に参加出来ない!? うそでしょ!」
一海 「ってことで助っ人として、この猿渡一海 29歳独身があらすじ紹介に参加させてもらうぜ。」
「うわ、ビックリした!急に現れたら心臓に悪いって、あと 29歳独身の情報いらないでしょ!」
「いやそれが要るんだなぁ…これから始まる俺が主役のドルオタ推しと付き合うってよ シーズン2に必要な情報なんでな。」
「いつの間にシーズン1終わってんの!?それに時系列的にまだ始まらないからね。」
「時系列的に? 何言ってんだ?」
「おっと、これはまだ先のお話でしたね。」
「頭打ったか…」
「打ってないから!…全くこうなったのは誰のせいだと思ってんのよ…」
「さぁな…」
「まあいいや。時間押してるから簡単に紹介するぞ。」
「あれからなんやかんやあり、俺がピンチになったその時、」
「世界一カッコイイドルオタ猿渡一海こと、仮面ライダーグリスが現れ、直大のピンチを救った!そして、超絶ツェーイひっ──「はい必殺技どーん。」
「雑ィ!」
「仕方ないじゃん。時間押してんだから。」
「それから朝香先輩のライブを見た高咲侑はやってみたいことを見つける。」
「そのやってみたいことが今回明かされるんだな。」
「多分?」
「なんだよそれ。あ、そういえばあのサソリ野郎、ボトル奪って何するつもりなんだろうな…」
「ああ…そのことなら今回明かされるぞ」
「何でそれは確信を持って言えんだよ…」
「さて早速第29話に─「29は俺の年齢。お前は龍我かよ。」
「クッ…釣られた…………」
「ってことで世界一カッコイイドルオタが主役の第10話どうぞ!」
「いや俺が主役だからね!」
あのダイバーフェスから数週間経ち、7月の2週目の金曜。
そんな7月だと、暑さにも拍車がかかり、蕩けそうになるぐらい暑い。
スゲェ暑い。正直外に出たく無いほどに。
もちろん部室にはエアコンが設置してある。
そのおかげで部室内はかなり快適だ。
「…~zzz~~」
近江先輩はさすがにこの暑さなのか、最近はよくこのクーラーの効いた部室で寝ているらしい。
それぐらい居心地が良いんだろうな。
このエアコンも同好会の部室だけ設置してあるわけではなく、全 部室に同じエアコンが設置してある。
他校の部室がどうなのかは分からないけど恐らくここまで設置してないと思う。
改めてスゲー規模の学校なんだな……
もうこれを学校と呼んでいいのか分からんけど…
そんなこんなで俺たち同好会メンバーは今 部室にいる。
すると、かすみがある紙を手に持ち唸っていた。
「うううぅぅぅ••••••••」
ある紙とは期末テストの答案用紙のこと。
そう。数日前に期末テストがあったんだ。
学生というのはテストと切っても切っても離せない関係にある。
例えそれがスクールアイドルだとしてもテストから逃れられるわけじゃない。
そして、今日はそんな期末テストの答案の返却日でもあったというわけ。
「こんな点数なんてぇ••••••」
テストの点数がヤバかったのか絶望感半端ない様子。
「22点のニャンニャン!可愛いじゃん!」
「全然可愛くないよぉ!!」
何それ可愛い。あ、でも少しあざといかも。
てか22点って、赤点じゃねぇか!?
そんなこと思ってると、いつの間にか、かすみが俺の前に立っていた。
「せんぱ~い。」
すげぇあざとい。
「ん?高い壺なら間に合ってるから大丈夫だぞ。」
「美人局なんかじゃないですよ!」
「おお。よく美人局なんて、言葉知ってたな…」パチバチ
「かすみんのことなんだと思ってるんですか!?あとその拍手、煽ってますよね!!」
「いや本気で感心してるんだよ。うん。」
「はぁそうですか…先輩がかすみんのことをどう思ってるのが分かりましたよ……」
「まあそんなことは置いといて、でなんだ?」
それを聞くと、さっきのかすみと打って代わり、モジモジとあざとーく無駄にぶりっ子っぽい声で言う。
「このテストのせいでかすみんの心はぽっかりと穴が空いてしまいましたぁ♡ そして、その穴を埋めるには甘い物が必要です♡」
テストのせいっていうか。
かすみの勉強不足のせいだろ。
「はぁ…それで?」
「ってことで何か甘い物奢ってくださぁい!」
「なんじゃそりゃ。」
「かすみんを慰めると思ってぇ~」キラキラ
なんだそのキラキラした目…
「まあ…別にそれぐらいはいいけど…」
「ほんとですかぁ!!流石、先輩ですぅ!」
「ただし、補習が終わってからな。」
「補習…ぬわわわわわぁぁぁ!! 忘れようとしてたのに思い出させないでくださいよぉぉ!!!」
「忘れちゃダメでしょ…」
どこか呆れるように桜坂がボソッと呟く。
ここで侑がフォローに入った。
「まあまあ~テストのことは一旦置いとこ。」
「そういえば侑ちゃん、赤点ギリギリだったよね?」
「うっ…まあそのことは、ね?」
「ちゃんと復習しないとダメだよ。」
「そうだぞ~」(便乗)
「うぅ…分かってるよ…でも、直大もだよ!」
「え?」
何故か流れ弾が俺に飛んできた。
「直大も数学の結果ヤバかったよね?」
「え、そうなの?」
「え、あ…いや…だってねぇ…」
数学とか戦兎が何か作ってる時に書く数式並に意味分かんないでしょ。
なんだよ。因数分解って…
勝手に分解するなよ。
それに誰だあんな計算の仕方作ったの。
はあ…全く数学とか滅べばいいと思う。
「なぁんだ。先輩も、コッチ側じゃないですかぁ」(歓喜)
「おい、こら。一緒にするんじゃないよ。俺はな 数学以外は、そこそこいい点取ってんだからね。」
「それに数学だってギリギリ赤点は取ってないし。」
「なんか必死ですね…」
うるさいよ!
ほっといてくれ……
「まあ誰にでも得意不得意はある。だからそう気にすることじゃないわ。」
「朝香先輩……」
なんだろう朝香先輩がいつもより頼もしく見える。
「でも果林ちゃんもテストの結果良くなかったよね♪」
「ちょっとエマァ!」
さっきの発言撤回します。
「かすみんは同士が多くて安心です!」
「だから一緒にするなって!」
そんな俺を宥めるようにせつ菜が話を変える。
「まあまあ、勉強のことはまた今度考えるとして。今日で一学期も終わりです!」
「明日からはいよいよ夏休み!!」
そう明日からざっと1ヵ月と数週間、休み
休みということは何をするのも自由。
1日ボーッと過ごすのもよし、課題を進めるのもよし、はたまたどこかに出かけるのもよい。
要するにフリーダムってわけだ!!
ってことで俺も今日からぬくぬくまったり過ごそうと考えていた。
そう考えていたのだ。(過去形)
どうやら今日からスクールアイドル同好会の夏合宿をするようで、
皆、張り切っていた。
さよなら俺のまったりタイム。
「さて今からスクールアイドル同好会、夏合宿、スタートです!」
高らかにせつ菜が宣言した。
「「「「おーーーー!!」」」」
そうして俺たちは制服から私服に着替え、荷物を持ち、合宿先に向かった。
合宿所
合宿所に着いた俺たちだったが、せつ菜以外の皆(勿論俺も含めて)拍子抜けた顔を浮かべていた。
「合宿所って…」
「「「「「学校じゃぁぁぁん!! (じゃねぇかぁぁ!!)」」」」」
俺たちの声が空へ響きわたる。
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♬ 虹色Passions
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「一体どういうことですか先輩!!話と違いますよぉ!海辺の別荘はどうしたんですかぁ!」
「ゆゆゆゆっ揺らすなって!!!!
そんな話、した覚えはないから、あと俺が決めたわけじゃない。」
「えぇ~じゃあ、誰ですか~こんなショボい場所選んだのぉ~」
「ショボいって……」
「私です。」メガネ キラン
「ヒィィィ!!」
なんだ今の低い声!!
せつ菜…せつ菜なのか?
「部費の無駄使いは出来ないですからね。」
生徒会長モードに入ってるって!
「それに合宿ならここで十分です! 研修施設ですから、一通りの宿泊設備は揃ってますし。」
あ、せつ菜に戻った。
「ま、そういうわけだ。かすみ。」
「はい…今回はここで我慢しときます。でも!次、合宿するときは海辺の別荘ですよぉ!」
「その時に部費があったらな。」
「はい!」
「では、練習は明日からにして、今から晩御飯にしましょう!」
せつ菜の発言に皆、早速晩御飯の準備に取り掛かった。
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一方 スカイはハザードレベルを上げる特訓をしていた。
「さて、特訓といこうか。」
そう言って、スカイはタブレット端末からデータ上のスマッシュを2体呼び出し、自分自身に攻撃を仕掛ける指示をスマッシュに出した。
そして、スカイはボトルを振って成分を活性化させると、自身の身体能力を向上させる。
スマッシュはスカイに向かって攻撃を仕掛ける。
だが、スカイは素早い身のこなしで攻撃を避ける。
「ハッ!!」
そして、スマッシュに向かってスカイはボトルを握った手で殴り飛ばす。
その攻撃でスマッシュは消滅。
もう一体のスマッシュもスカイに向かってくるが、
ボトルを再度振り、スマッシュに向かってアッパーするように拳を振るい、スマッシュを消滅させた。
「ふぅ~今の僕のハザードレベルは3.5か…」
「条件は満たした。まあでももう少し特訓しておこう。」
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場所は戻り 虹ヶ咲学園 調理室
俺たち同好会は現在、晩御飯を作るために各々作業していた。
ある者が 包丁で食材を切る音、ある者がコンロの火をつける音、ある者がレンジを使う音がそこらかしこから聞こえてくる。
そして俺は今、近江先輩の作る料理に必要な食材を切っている。
「いや~凄い手際がいいねぇ~」
「そうですか?」
「うん。」
「近江先輩の足引っ張ってないといいんですけど」
「ううん。そんなことないよ~直大君に手伝って貰って凄い助かってるし~」
「ならよかったです。」
俺は、そんな会話を挟みながらも、食材を切っていく。
すると、近江先輩は俺に質問する。
「もしかして、直大君って家でも料理とかする感じ?」
「まあそうですね。侑の両親が朝早く仕事に出るんで自分たちの朝食作ったり、あとたまに夕食作ったりしますかね。」
「やっぱり~そうか~手さばきがよく料理する人のそれだったから。」
「まあ近江先輩とかに比べたらまだまだですけどね。」
「そうかな~」
「そうです。」
そんな世間話をしながら作業を続けていると不意に自分の着てるエプロンが引っ張られた感覚がした。
俺は不思議に思い、一旦作業を止め、後ろを振り返るとそこには天王寺がいた。
そんな天王寺に俺は声をかける。
「どうした?」
「ちょっと来て欲しい。リナちゃんボード [緊急]! 」
「分かった。すぐ行く。」
俺は近江先輩に一言断りを入れ、天王寺に着いて行った。
「それで何が緊急なんだ?」
「それが……」
そう言うと、天王寺はある物を指さした。
「出来ました!」
そう天王寺が指さした先には、良い笑顔で料理をしていたせつ菜の姿と鍋。
そしてその料理は鍋の中にあるみたいだ。
だがその鍋から独創的な香りが漂っている。
そんな中、俺と天王寺は鍋の中を恐る恐る見ると、
鍋の中身は何故か毒々しく、禍々しい程に紫で、ボコボコマグマみたいに泡立っていた。
シチューかな? カレーかな?
どんな味なんだろう~
あー気になるなぁ~(棒)
とまぁ軽く現実逃避をしていた。
だって仕方ないじゃん。
明らかに食べ物とは思えない色してんだもん!
一体、何を入れたらあんな色になるんだよ!
ジャイ〇ンシチューかよ!
と心の中で、ツコッミを入れるほどに現実に目を背ける。
だがいつまでも現実逃避をしている場合ではない。
俺は顔を引き攣りながらも質問した。
「せつ菜……これは…何?」
その質問にせつ菜は満面の笑みで
「スープです!」
oh………………。
スープ………スープかぁ……そうきたか……スープ……うん…作った本人が言うなら…スープなんだろうな……
「お味見いかがですか?」
「「う、うん••••••」」
そんな笑顔のせつ菜に俺たちは断れず、引き攣りながら頷いた。
そして、せつ菜が作ったスープ?を入れたお椀持った俺たちは、
「…………」ジー
「………」ジー
2人して、スープが入ったお椀を見つめた。
そんな様子を見たせつ菜は何を感じ取ったのか
「あれ?もしかして、もっと入れて欲しいんですか?」
「え、」
「そうならそうと言ってくださいよ~」
そう言いながら、せつ菜は再度お椀にスープを入れ、俺たちに渡した。
「…………」ゴクリ......
「………」ゴクリ.......
俺と天王寺は固唾を飲み、1度顔を見合わせた。
(飲むのか?)
(飲むしかない…)
(う…………死なないよな?)
(大丈夫。死ぬ時は一緒。リナちゃんボード [Good Luck! ] )
と、顔見合わせながら目で訴えるように心で会話をした。
さて飲むか………
ジーッとしててもどうにもならいないしな!
決めるぜ覚悟!
そして、俺と天王寺は頷き合い、意を決してスープを飲んだ。
「どうですか!?」
「「うっ••••••!?」」
なんだこの、この世の物とは思えない味は!?
前に受けた毒と同じぐらいやばい!
とにかくヤバい。
そして、この味に天王寺は目が『?!』になってるボードを顔に当てて絶句した。
それをどう解釈したのか、せつ菜は
「えっ!?驚く程美味しいんですか!?」
それに天王寺は目線があらゆる方向を向いたボードを顔に当てながら
「あわわわわわ••••••!!」
「直大さんはどうでしたか?」
「え、あ、うん…」
「もしかして美味しくなかったですか?」
「え、あ、いや」
ここはせつ菜のために真実を言った方がいいのではと思い口にしようとしたがその時、天王寺に手を引っ張られ、耳打ちで。
「真実が全て正しいとは限らない…真実が人を狂わせることもある……多分…」
いや、まあ確かにそうかもしれない?
ちょっと大袈裟な気もするが…
「あの~直大さん?」
「あ、はい! えぇ…と…とっても美味しかったです!とっても…」
「ほんとですか!良かったです!!」
せつ菜は嬉しそうに笑顔で喜ぶ。
そうだ。これでよかったんだ。これで……
それから数十分、無事同好会メンバー達は料理を完成させた。
その完成させた料理たちを校内の庭に持っていき、テーブルに並べた。
ピザやディップ、鳥の手羽先など、様々な料理がテーブルに並んでいる。
勿論その中には、せつ菜特製のスープもある…ある…(震え)
そして、俺たちはそのテーブルを囲うように座ると、
侑が様々な料理に目を輝かせながら言う。
「どれも美味しそ~~う!!」
明らかにやばいのあるけどな……
ま、料理は見た目だけじゃないって言うし…(遠い目)
そして、手と手を合わせて
「「「「いっただっきまーす!」」」」
そう言うと、俺たちは料理に手をつけ始めた。
「ピッツァボーノ!」
「でしょでしょ?直大君と一緒に作った彼方ちゃん特製ピザ!生地から作ったんだよ〜!」
「こっちのディップも最高です!」
「あ!それクラッカーに付けても合うよ?」
「うわ!ほんとだぁ!」
桜坂やエマ先輩、歩夢たちが食事を楽しむ中、
侑がせつ菜特製のスープを飲もうとする。
「あ、それは………」
「あ、ちょっ!」
侑だめだ!それは禁断のスープ!
英語で言うと、タブー。
禁忌、禁忌なのだ。
ヤバいぞ。とにかく!ヤバい!
慌てて止めるものの、時すでにお寿司。
スープは侑の口の中に入ってしまった。
あー入ってしまったか…
侑……お前のことは忘れない…絶対…
そう心の中で思ったが侑の反応は思いもよらなかった。
「うん!?こっちも見た目よりワイルドで美味しい!」
どうやら、何ともない様子で絶賛していた。
「それは良かったです!」
うそーん。そんなバナナと思い、俺も1口スープを飲んでみると、
「う、美味いだと……」
何で?と俺と天王寺は目をぱちくりさせながら困惑していた。
すると、近江先輩がコソッと呟く。
「ちょっと味を調整したんだ〜。」
なるほど…流石は近江先輩だ。
いやだとしても、あのブラックホールの紫ver.みたいなスープをどうやって調整したんだ?
まあさてそれは置いといて、メインディッシュが終わると次はデザート。
かすみと天王寺が 虹色のゼリーを、持ってきた。
そんなゼリーに俺以外皆、ウットリした眼差しを向けていた。
「こんなに楽しいと、合宿だって忘れちゃいそ〜う♪」
「明日の朝ごはんもパーティーみたいにしちゃおっか!?」
「あ!皆で卵かけご飯とかどう?」
「卵かけご飯••••••好き!」
「だったらオムレツと目玉焼きと卵サンドを作って、卵パーティーにしませんか?」
「それ良いかも!」
そんな朝食を皆、妄想したのか口を揃えて呟く。
「「「「美味しそ~!」」」」
楽しそうでなによりだ。
すると、せつ菜が現実に引き戻すようにつぶやく。
「何言ってるんですか?そんな時間ありませんよ?」
「この合宿では、日頃足りていない練習と、私達のライブの内容を纏めるんですから!」
その発言に侑は、つい最近のライブを思い出す。
「ライブかぁ~ダイバーフェス。ほんと凄かったなぁ…」
「ああ〜〜!!かすみんも早くステージに立ちたいです!」
そう意気込みを語ると、急にクルクルと回りながら、口を開くかすみ。
「その時はかすみんのメチャカワパワーで、お客さんをメロメロにしちゃいますぅ!!」クルクル
なんだその回転。必殺技でも打つのか?
ファイヤートr─いや何でもない。
そんな、かすみに続くように桜坂たちが口を開く。
「私は自信を持って自分を表現したいです!」
「彼方ちゃんはベッドの上でリラックスしたいな〜」
「愛さんは、ライブでダジャレぶちかましたい!」
「来てくれた人みんなと手を繋いで踊ったりしたいな〜」
「オンライン中継で、離れた人とも繋がりたい」
「ダイバーフェス以上に本気の私を見せるつもりよ」
「私も、私の大好きを叫びたいです!」
「ステージに立つだけで、胸がいっぱいになっちゃいそうだよ〜」
各々自分のやってみたいと思ったことを挙げた。
「フフッ、みんなほんとにバラバラだね」
「だな。」
もはや、バラバラな方が安心するわ。
「「「「あははは!!」」」」
「でも、すごいライブができそう。個性がぶつかり合って、お互いを刺激し合えるような」
「ですね。バラバラの私達だからこそできるソロステージの集合…そんな虹ヶ咲のライブをしましょう!」
「早く見たいなぁ、みんなのライブ」
「ねえ!ゆうゆはどんなライブを見てみたい?」
「う〜ん。私はみんなのステージが見られるだけで、ときめいちゃう!」
「そっか。ゆうゆらしいや。ホッシーは?」
「え、そうだなぁ…まあ俺も侑と一緒で皆のステージを見れるだけでいいのかも。自分らしく、笑顔でステージに立ってくれるだけでさ。」
「自分らしくか…。これもホッシーっぽいね。」
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虹ヶ咲学園 調理室
食事が終わるとなると、当然その食べた食器を洗わなくてならない。
ということで俺と歩夢、侑の3人は使った食器を洗っていた。
食事を始めた時は夕方ぐらいだったのに洗う頃合いにもなると、あたりはすっかり夜だ。
「あぁ〜、食べ過ぎちゃったなぁ。」
「そう言えば、小学校の時の林間学校でも、お皿洗ったよね〜。」
「そんなこともあったねぇ…」
「へぇ~そんなことあったのか。」
「そういえば、直大は居なかったね。」
「まあ…な。あん時は転校して、居なかったから。」
確か、親の都合で小5の夏ぐらいに1度歩夢たちと離れたんだ。
でもその後、中学2年の冬、家族が交通事故にあった。
そんなことが、あって俺は侑の両親の元へお世話になることになり、また歩夢たちの元へ戻ってきたってわけ。
「でも中学の時の修学旅行では直くんも居て、今日みたいにお皿洗いしてたよね」
「えぇと何作った時だっけ?」
「もう忘れたのぉ? カレー作ったじゃん。」
「あぁ~班でやった奴!」
「ああ!…あれか!……俺たちってほんといつも一緒だな。」
「そうだね。直大の居なかった3年間ぐらいだもんね。一緒に居なかったのって。」
「えへっ♪だね!これからも、ずーっと一緒に居たりして。」
「そうだねぇ〜。宜しく頼みますよ?歩夢お婆さん♪直大お爺さん♪」
「もぉ〜!侑ちゃんったら〜!」
一緒に居る…か…そうなるといいなって思う。
そのために これまで以上に頑張らないと。
みんなが笑顔で平和に暮らしていけるように。
※※※※
直大たち3人が調理室で皿洗いをしてた一方、和室ではエマ、彼方、果林の3年生組がファッション誌を読んでいる。
「わぁ、いろんなメイクがあるんだね」
「気分が変わって楽しいわよ?彼方なんかこのメイクが似合うんじゃないかしら?」
「へ〜、面白そ〜」
その傍らではしずくか璃奈のアドバイスを受けスマホゲームに興じていた。
「あっ、わわわ!」
「今だよ、今」
「ええっ!?」
そんな2人に小声で声をかけるかすみ。
「ちょっと1年生〜」
「「?」」
2人して?マークを浮かべながら、目を見合わせる。
「こっちこっち〜。集合」ニヤニヤ
なんの用なのかは分からないがしずくと璃奈は、かすみの元へ足を運ばせる。
さて、何を企んでいるのやら
続く……
大変お待たせしました。
10─1話でした。
続きは今週中に投稿予定です。