仮面ライダーシノビ(ビルド) × 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ~夢が始まり、虹が咲く場所~ 作:ラビラビfom
あれから、自宅へと帰宅した。
すると、侑がまだ未完成ではあるが曲を作って見たので聴いてほしいらしく、歩夢も呼び、俺たち3人でその音色を聴いていた。
♬ ~~~~~
「曲作りにチャレンジしてみたんだけど、今の私にはここまでが精一杯。」
「そんな事ないよ、侑ちゃん。」
「そうかな~?」
「初めて作るにしてはいい音色だ」
「ほんと?」
「ああ。もっと自信を持て」
もうここまで成長したか…
流石は侑だ。
「もう俺が教えることなんてないのかもな。」
それぐらい良かった。
「何言ってんの。私なんてまだまだだからね。」
「え?」
「だから、まだまだ頼りにしてるよ。直大」
そう言って、笑顔で言う。
「そうか。ならもっとビシバシ厳しく教えていくとするか。」
「えぇ~厳しいのは辞めてぇ~」
「ふふっ」
「そういえば、直くんは音楽科には行かないの?」
「…う~ん………まあ俺はいいかな。」
「そっか。」
「それに侑に続いて、俺まで転科したら、歩夢が寂しい寂しい言うと思って。」
「もお~別にそんなこと言わないよ~」
「どうだかねぇ~」
歩夢はこの一件で成長した。
みんなの為に歌うとそう言ってた
正直、驚いたよな。あの歩夢がって
でもそれと同じくらい、少しの寂しさも感じた。
もう俺の知ってる歩夢は段々と変わり始めてるんだなと思うと。
変わるのがダメとかじゃなくて、ただ寂しいなって。
でも、そんな歩夢も俺は全力で応援する。
歩夢のやりたいことを全力でしている姿が1番いいのだから。
旧世界では、東都 西都 北都3つの国による戦争があって、やりたいことも夢も何も出来ないそんな世の中だったから。
でも今はこうして伸び伸びと夢に向かって羽ばたけるそんな世界になった。
まぁ 平和とはまだ言えないかもしれない。でも少なくともあの頃よりは平和だ。
そんな平和な明日を守るためにも。
「ん?」
すると、突然、俺のスマホからあるメッセージが届いた。
それを見た俺は
「ちょっと、コンビニ行ってくるわ」
「え、今から?」
「ああ。ちょっと夜食を買いにな。」
「気をつけてね。直くん」
「あいよ。それじゃ歩夢おやすみ。」
「うん。おやすみ」
俺はコンビニに向かったと言いたいがある別の場所へと足を運ばせる。
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「こんな時間になんの用だ。スカイ」
「ふっ…きたか。」
そう、俺のスマホにメッセージを送信した人物それはスカイだった。
「今回は何もして来ないなって思ってたけど。」
「君たちのいざこざに巻き込まれるのは嫌だったからね。特に上原歩夢、あれには関わらない方がいいと僕の勘がそう言っていた。」
「なんだそれ…それにしてもよく言うわ。そのいざこざとやらを引き起こしたこともあるくせにな。」
「今回は感謝して欲しいなぁ…。あの夜君があの場から逃げれたのは誰のおかげかな?」
「あれを見てたのかよ。もしかして、俺のファン?いやストーカー?」
「酷い言われようだねぇ…まああながち間違ってはいないかもね。君の不幸になった顔、絶望した顔がみたいそんなファンであり、ストーカー。そして、そんな君の前に立ちはだかる者さ。」
そういうと奴の発する雰囲気が変わった気がした。
すると、奴の背後からスマッシュが現れ、俺の方へ向かって攻撃してくる。
「危なっ。」
急に現れたスマッシュに牽制しながら何とか避けて、スマッシュを足で蹴りあげると距離をとった。
よく見ると、数日前の戦闘で逃がしたストロングスマッシュであった。
「はぁ…連チャンで戦闘か。今日はもう疲れてんだけどな。まあいいや」
俺はビルドドライバーを取り出し、腰に巻いた。
ボトルを振り、スロットへセット
待機音が鳴り、ボルテックレバーを回す。
「変身 !」
「さぁ…ショウ・タイムに行きますか!」
俺はソードガンを手に持ち、戦闘を始める。
「はっ!」
スマッシュの近くまで駆けると、斬撃攻撃を入れる。
のだが奴の分厚い装甲に弾かれる。
「硬い装甲だなぁ…だったら一気に決めるか」
そう思い、ボルテックレバーを回そうと、すると突然、別の方向から銃撃が放たれる。
「僕にも構ってほしいなぁ。ホシナクン」
「その背筋が凍るような呼び方辞めたら構ってやるよ。」
「酷いなぁ…まあいい。さて僕も行こうかな。」
そう言うと奴は、俺に見せつけるようにある水色のドライバーを取り出す。
「!お前それ…」
そして腰に巻く。
スクラッシュドライバー
「ふっ…」
あるボトルを取り出す。
スコーピオンクラックボトルのキャップを正面に合わせる。
ポリューション....
そしてドライバーのスロットにセット
不気味な待機音が流れると同時にスカイを包み込むようにビーカーが出現。赤紫色のサソリのモデルも出現する。
そして赤紫色のコロイド溶液が満たされると、
「……変身…」
ドライバーのレンチを押し下げると、赤紫色のサソリの尻尾がビーカーに突き刺さる。突き刺さったことにより、ビーカーが滅びる。そして同時に中の溶液が溢れ出し、スーツが形成された。
その音声が終わると同時にスカイは仮面ライダーポイズンヒールへと変身完了した。
暗い夜空にサソリを模した両目が深緑色に煌めいていた。
その姿は、赤紫色のボディを全体に、所々深緑色が染み込んでいる。あの頃よりもさらに不気味さが際立っていた。
「ヒール………?」
「仮面ライダーポイズンヒール.....
さぁ…終わりの始まりさ。」
そう宣言したスカイは、ゆっくりと俺の元へ歩き出す。
その不気味さに少し、後退りかけたが直ぐ気を取り直して俺もスカイを迎え撃つように戦闘態勢に入る。
俺とスカイが向かい合うと、俺はソードガンでスカイを斬りつける。対するスカイはそれを簡単に左腕で弾くと右の拳で重い一撃を加える。
その一撃で一瞬狼狽えたが負けじとソードガンを逆手に変え立ち向かう。
だが、そのソードガンを手に持っている右腕を狙うように蹴りを入れられた。
それにより、ソードガンは、俺の手から離れると刃先から地面に突き刺さる。
「…!」
「あーあ。武器、どっかいっちゃったねぇ…」
例え 武器が無くても関係ないと思いながら、俺は左足で蹴りあげる。
「効かないなぁ……君の力はそんなもんかい?」
「だったら!」
俺は左の拳でスカイの頬を右ストレートで殴り掛かるのだが、スカイはいとも簡単に左手で受け止めると俺の右の拳掴むと捻るように俺の右腕を後ろへ持っていくと俺の身動きが取れなくなる。
すると、スカイは俺の耳元で囁くように
「弱いなぁ…そんなんで皆を守れるのかなぁ……君のその力で」
「うるさい!俺が弱いことぐらい分かってる!だから必死にくらいついてんだよ!」
俺は奴の横腹を左肘で攻撃すると、スカイは俺の右腕を離す。
俺は再びスカイと見つめ合うように対峙する。
すると、突然後ろからやってきたスマッシュに殴り掛かれた衝撃で吹き飛ばされた。
「急に攻撃しやがって…てかスマッシュのこと忘れてた。」
「はぁ…水を差す真似をしないでほしいなぁ…」
戦闘に水を差したスマッシュに不機嫌そうに言うスカイ。
「もう君は用済みだから。さっさと倒すよ。」
そういうと、スカイは右足で蹴り飛ばすように重い一撃をスマッシュに与えると、そのスマッシュは爆散。
「スマッシュを一撃で…」
「さて邪魔者はいなくなった。第二ラウンドと行こうか。」
スカイから放たれる威圧にたじろぐ。
だが それでも俺は立ち上がる。
「望むところだ!」
俺は偶然吹き飛ばされたことで近くに突き刺さっていたソードガンを手に取る。
奴は強い。なら一気にたたき込んでやる。
俺はソードガンのトリガーを引き、忍術を発動。
『分身の術!』
数人分身した俺は、スカイの周りを囲むと、ソードガンをガンモードにし、タイヨウボトルをセット
銃口に太陽の力を纏う。
その音声と共に一斉にトリガーを弾くと太陽の力を纏った必殺シュートを打ち込む。
その必殺はスカイに無事直撃し、爆風が生まれる。
爆風の影響で煙が巻き、そのためスカイが今どうなっているのか分からない。
「やったか?」
ポツリと呟く。
やがて煙が薄れていくと、スカイのシルエットが現れる。
「いや~今のはシビレたよ。でもこれじゃ僕は倒せない。」
「…!なら」
俺はボルテックレバーを回し、内部にあるボルテックチャージャーが作動し、エネルギーが右足に集中。
そして高くジャンプすると、エネルギーが集中した右足を前に突き出し、ライターキックの構えを取る。
必殺キックをスカイに向かって繰り出す。
だがそれでも
「それでも無理だね。」
「何で…攻撃が効いてないのか…」
「折角だ。何故君の攻撃が効いてないのか教えてあげるよ。僕の今の姿は常に毒を纏っている状態。」
「毒を纏う? そんなことしたら、」
「ああ。体は持たないだろうね。でもそれを逆手にとったのさ。」
「逆手にとった?」
「ヒールという名に意味がある。ヒールとは悪役を指す。まさに僕にふさわしいよ。そしてもうひとつの意味は癒す。」
「癒す…まさか!」
「気づいたようだね。そう、どんなに攻撃を受けようと直ぐに癒す。毒のおかげでね。」
毒を体に纏うことでどんな攻撃を受けても、それを
「だから君は僕に勝てない。」
「……………。」
「君は上原歩夢の心を晴らすことが出来て良かった。ハッピーエンドだとか思ってるんだろう。でもハッピーエンドとはいかないんだよ。どんなことにもね。」
「何が言いたい。」
「ふっ…君はハッピーエンドについてどう思う。僕はあの言葉が嫌いだ。 それを好む人間もね。」
「言わば、ご都合主義 そんな展開 現実では起こらない。現実は無慈悲さ。誰かの犠牲で成り立ち、物事は進む。そんなもんなんだよ。君の経験した戦争だってそうだろ?」
こいつの言う通り、俺の経験した戦争では、どんなに必死に戦っても、全ては守りきれず、誰かが命を落としてしまうこともあった。
誰かの犠牲で成り立っていたことも一度や二度ではない。
歩夢もかずみんも、俺の力が及ばないばかりに、俺を庇って消滅した。
そんな旧世界のことを新世界になって、全て解決したと思ってた。でも旧世界で受けた傷が新世界になっても、癒えない人もいることを戦兎から聞いた。
一体何をどうしたら、誰もが幸せになれるのか、正直よく分からない。
「…………」
「ほんと、人間は醜い生き物だよ。そんな綺麗事を好むんだから。」
「ああ。綺麗事だよ。でもそっちの方がいいだろ。誰だって幸せな未来か暗い未来かどっちがいいかなんて聞かれたら大半はハッピーな未来を好むだろ。綺麗事でも構わない、俺はハッピーエンドを好む。そんな未来を信じて戦う。今までもそうやって戦ってきた。だから!」
「だから戦うと。ふっ…くだらないな。ならそんな未来が来ることはないと僕が証明してあげるよ。」
そう言うと、スカイは自身の体に巻きついていたテールを使い、俺を捕縛しようとする。
あまりにも早いスピードで俺は対応出来ず、捕縛され、身動きが取れない。
「さて、終わりだ。」
スカイはグッとドライバーのレンチを下げる。
すると、俺を捕縛しているスティングテールとは別にもう1つ出現した。
そのテールを右足に巻き付かせ、さらにサソリのオーラを纏わす。
集めた力を至近距離で俺に向かって右足を上げて高蹴りを繰り出した。
その足の先端には鋭利な針があり、俺の体を貫通、その後爆風が起こる。
爆風の影響で吹き飛ばされ、強制変身解除された。
「っ…………。」
俺は必死に体を起こそうとするが体へのダメージが半端なく、思うように動かない。
「ツ………」
「これが現実だ。どんなに君が理想を掲げても、上手くはいかない。まさにバットエンドってやつかな。ふふっ…あははっ」
奴の高笑いが俺の耳に響く。
「…まだ…だ…まだ…終わって…ない…」
「往生際が悪いねぇ。でも君も気づいているだろう。今君の体には毒が巡っている。しかもあの時よりも強い毒をね。」
「……………ッ…」
「さぁこれに君は耐えられるかな? 」
奴は再び高笑う。
「さてと、今日はここで退散するよ。また会おうホシナクン。」
そう言って奴はスチームガンから煙を出しこの場から消えた。
「………っあ”!」
予想以上に毒が身体中を巡り、声にならない悲鳴を上げる。
このままだとまずい。
そう思い、何と右腕を動かし、ライトグリーンカラーのボトルを取り出すとソードガンへセット
『メディカル!』
ボトルの固有能力を使い、俺は決死の想いで毒を打ち消した。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「やっぱエマ先輩の力はすげーな…はぁ…はぁ…」
このまま倒れこんだままで居ようかと思ったが、そろそろ、俺の帰りが遅いと侑は心配するだろう。探しに行こうと家を飛び出すかもしれない。
あいつに心配をかけるわけにはいかない。
だから、何とか振り絞って体を動かし、家へと向かう。
暗い夜の真夏に俺はスカイに大敗北した。
続く………
第12─3,5話でした。
設定
仮面ライダーポイズンヒール
下半身は、ほかのスクラッシュ組と同じで色は赤紫色。
上半身のボディも赤紫色で両肩にサソリの爪のようなものが付いている。その爪で攻撃することも可能。 両腕には、サソリのしっぽ スティングテールが巻きついている。 スティングテールはゴールドスコーピオンの時と同様のことが可能。頭部はサソリを模した複眼が左右対称。
瞳の色は深緑。体全体に深緑のラインが染み込んでいる。
変身状態では、体全体に常時毒を纏っており、どんなに攻撃してもその度に自身の体を
だが自分自身以外の誰かを
あくまで自分のみ恩恵を受けられる。
前回も予告した通り、次回から数話オリジナル回を挟みます。
それが終わったら、原作第13話の内容に入ります。