仮面ライダーシノビ(ビルド) × 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ~夢が始まり、虹が咲く場所~   作:ラビラビfom

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前回14話中編だったのですが、後編へと変えさせていただきます。
まあ話数が変わったんだなと思ってもらえば大丈夫です。
混乱させてしまうかも知れませんがよろしくお願いします。

それではどうぞ。







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侑 「ハァ…ハァ…ハァ…どうして走りながらあらすじ紹介しないといけないの!?」

「気を取り直してぇ…トキメキ大好き高咲侑は今、私達の前から姿を消してしまった星奈直大を探していた。
彼が仮面ライダーシノビなのかもしれないという疑念を抱きながら。
彼が姿を消したことを知ったのは今から数十分前に遡る。
さぁどうなる第15話!」




15話前編 ~だれが彼の心を救うのか?~

 

 

 

「………ん…」

 

私は雨が地面に打たれる音で目が覚めた。

スマホで時間を確認したらまだ3時過ぎぐらい。

いつもならこの時間はまだ寝てる頃。きっと歩夢たちも寝てる。

 

でも今日は何故か早くに目が冴えた。昨日と一昨日で色々ありすぎたことが早く目覚めた原因の一つかもしれない。

だけど、それ以上に何か胸騒ぎがする。やな予感というか。

 

「ま、気の所為だよね。」

 

今からもう一度寝ようと思っても中々寝付けない。

だから、とりあえず水でも飲もうと自室を出て、リビングへと足を運んだ。

 

「…ふぅ~………ん?」

水を飲んでいると、いつも食事をするテーブルにある紙が見えた。

昨日テーブルに紙なんて置いた記憶は無い。何故紙があるのか分からないがとりあえずガラスのコップ片手にその紙を手に取る。その紙に何か書いてあった。それを私は読む。

 

「………え、…」

あまりの驚きにそう声を漏らし、左手で持っていたコップを落としてしまう。

 

地面に落下したガラスのコップが割れる音が部屋に響くが、それに気にも止めず、紙に書かれている内容を何度も何度も読む。

 

「……え、どういうこと………」

その紙には、直大の字で書かれていた。その内容は、この家を出ることと私の両親宛に今までの感謝と謝罪。私や歩夢、皆への謝罪。

 

そしてスクールアイドルフェスティバルが成功することを、

 

『信じてる、願ってる』

 

と、最後に俺を探すなんてことはしないでくれ。俺の事は忘れていいという言葉で手紙は綴られていた。

 

 

「うそでしょ…」

 

もしかしたら、これは直大じゃない誰かが書いたんだと最初は思った。だが何度も見ている内にこれは、何年も見てきた直大の字で間違いなかった。それじゃあ何かのドッキリだと私は思う。この後、ドッキリ大成功の文字が書かれたプレートを持って、直大が後ろから現れるんだ。きっとそうだと、でも何分待っても。現れない。

 

私は急いで直大の部屋へ向かった。もしかしたら、居るんじゃないかと思って。でもやはり、部屋には誰も居ない。だったら電話でと思い、掛けてみる。すると、ベッド辺りからスマホの着信音が聞こえる。

 

聞こえる方へ足を運ばせると、直大の使っているスマホがベッドに置き去りになっている。

 

わけが分からなかった。一体何故、直大が此処を出たのか。まったくと言っていいほどに理解ができない。

 

でも一つだけ、心当たりはあった。それは昨日の出来事。 シノビに対しての怒りを顕にしていた直大。でもそれはまるで自分を責めているようにも感じた。

 

 

直大には、隠し事があるのは知っている。それが何なのかは知らない。

でも、昨日の一件で、今まで疑問に思っていた点と点が繋がって、一つの線になった。

 

もしかしたら…直大が仮面ライダーシノビ何じゃないかと…

 

もし仮にそうだとしたら、此処を出たのも頷けるが、納得は出来なかった。

一体、いつどこで直大は仮面ライダーになったのか、という点だ。

シノビはかなり戦い慣れているのを素人の私から見ても分かるぐらい。

 

 

対して、直大は私の知る限り、格闘技とかやっていない所か、スポーツすら学校の体育ぐらいでしか、やってはいない。足がちょっと早いぐらいだ。なのに何であんなに戦えるのか。そこが引っかかる。

 

 

 

やはり、勘違いかもしれない。

だがそうすると、何故家を出て行ってしまったのか、分からなくなる。

 

とりあえず、私はこの事を考えるのは辞めることにする。

今は、それが重要なことではないし。

 

「直大…探さなきゃ…」

 

私は、この事を歩夢に伝えようと、電話を掛ける。もしかしたら、出ない可能性が高いと思っていたが、ワンコール目で歩夢は電話に出た。

 

 

《もしもし…どうしたの?侑ちゃんこんな時間に?》

歩夢の声を聞いて、少し安心感を覚えた。そして、慌てるように私は告げる。

 

「歩夢っ……直大が……直大が……」

 

 

《直くんがどうしたの…?》

 

「直大が……居ない…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑30分前 2:50

 

《いや~君からの連絡なんて、驚いたよ。》

 

「まず、この時間に起きて、電話に出ることが驚きだよ…」

 

《君から掛けて来ておいて、よく言うよ…それで?》

 

 

「…………決着をつけよう……」

 

《ふっ………いいよ…どっちが上か…確定するにはいい頃合いだしね。》

 

「決まりだな…場所は────《おっと…場所を決めるのは僕でいいかな?》

 

 

「勝手にしろ」

 

《日が出る少し前に、君と僕が初めてぶつかり合った場所で決着をつけるのはどうだい?》

 

「……ああ。分かった。」

 

 

俺はそう言って、電話を切った。

あいつと初めてぶつかり合った場所 それは、ニジガクの屋上。あそこから、再び同好会は始まった。そして、そこが俺の終わる所でもある。

 

俺は、スマホをベッドの上へ置いた。これは、過去との決別を意味する。 もう二度と此処へ戻らないその表れとして。

 

 

 

それから、十分後 家を出ると雨が降っていた。

まるで今の俺の感情を表すようで。

 

奴との決着までまだ1時間ぐらいある。だから、俺は何を思ったのか、お台場の街を歩いた。

 

 

ここには、色んな思い出がある。侑や歩夢、皆と楽しかったこと、ちょっぴり辛かったこと、悲しかったこと。何かをやり遂げた達成感。

色んな思いが詰まってる。

 

少しでも、思い出す度に涙が込み上げそうになる。

 

でも俺は決めたんだ皆と離れるって。

後悔はないと言ったら、嘘になる。

出来ることなら、皆ともっと、もっと同好会の活動をしたい。したかった…

 

でもそれが無理だということを知ってる…

だから、俺は涙をグッとこらえた。

 

 

これが正しいかどうかなんて分からない。

でもやるしかない。俺が終わらせなきゃいけないんだ。ケジメとして。

たとえ自分の命を落としたとしても。

 

 

 

 

 

 

 

 

↑約1時間後 4:0 8

 

「来たか…ホシナクン…」

「………どうやらここであってたようだな。」

 

「君と僕が初めてここでぶつかり合った。懐かしいよ。確か君はあの時、夢を持つだけで凄いとか言ってたけど。今はどうだい?」

 

 

「今でもそう思ってる。まあ俺自身、夢が無い空っぽな人間だけどな」

だから、すげーんだ。みんなは…

 

「君と僕は似ているよ。」

「あんたの事よく知らない……でもそうかもな…」

 

何故かそんな感じがした。

 

「さて、お望み通り決着と行こうか」

 

「ああ。」

 

俺は差していた傘を投げ捨てた。

雨が俺の体を濡らす、夏なのに冷たい。風邪を引くかもしれない。

でもどんなに濡れてもお構い無しだった。これから起こることに比べたらこんな雨大したことじゃない。

 

俺はビルドドライバーを取り出し、腰に巻いた。それと同時にスカイはスクラッシュドライバーを巻く。

 

 

スカイはスコーピオンクラックボトルを取り出し、キャップを正面へ

 

ポリューション....

そして、スロットへセット

 

スコーピオン!!

「結局君は何も守れなかった」

 

「ああ。そうだな…だから…終わらせる…何もかも…」

 

 

そう言いながら、俺はボトルを軽く振り、スロットへセット

 

ニンジャ! コミック!

ベストマッチ!

そして、ボルテックレバー回し、それと同時にスカイはドライバーのレンチを押し下げる。

 

 

Are you ready?.......

 

 

問いかけが俺の心を揺らす。覚悟はいいか?と。

 

もう決めたことだ

 

俺が終わらせるしかないんだ

 

絶対に……

 

「……………変身」

 

「フッ…変身」

 

そこからいつものように音声が鳴るはずがそのタイミングで雨が激しくなり、何も聞こえなかった。

 

 

 

雨が地面に打たれる、激しい音が鳴り響く中、俺もスカイも変身を完了した。

 

雨に打たれながら、俯いていた顔を上げると、びちゃびちゃと音を立てながら、走り出す。

対するスカイも同じく走り出す。

 

今、最後の決戦の火蓋が切られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑数分前

 

「一体どこに居るの…直大……」

 

歩夢に連絡をした直後、私は飛び出すように家を出た。

 

歩夢があれから同好会のグループLINEに直大が居なくなったことを伝えると、偶然なのかどうかほとんどのメンバーが起きていたようですぐに反応が来た。

 

皆口を揃えて言うのは、何か胸騒ぎがしたとの事。

 

しずくちゃんに至っては、すぐにでもお台場へ行けるように前日 かすみちゃんの家へ泊まっていたらしい。

 

それから、同好会メンバー全員お台場中を手分けして、直大の捜索に向かった。

 

 

 

そして、今現在に至り、私はお台場にある水の広場公園に居た。

 

かれこれもう30分以上探しているけど一向に見つかる気配はない。

「侑ちゃん!」

 

「歩夢!直大は…」

 

「ううん…見つからない…」

 

「そっか…」

 

それから立て続けに皆この場に集まる。でも皆、首を振るばかり

 

(一体どこに…

お願いだから出てきてよ直大…)

 

 

すると、せつ菜ちゃんが暗い雰囲気で私たちに謝罪をする。

 

「ごめんなさい…私のせいです…直大さんの気持ちも考えないで…あんな酷いこと言ってしまって…………私…」

 

「せつ菜ちゃん…」

 

「でもさ、あの時の気持ちに嘘はない…そうでしょ?」

 

「……………はい…」

 

「なら謝らないで。誰のせいとかきっとそういうのじゃないと思うから。」

「侑さん……でも…もっと…もっと考えて言えば…直大さんは…」

 

「ほらせつ菜。自分を責めるのは辞めなさい。そんなの誰も望んでいないわ。きっと直大も…」

 

「そうですよ!それに今は直大先輩を探さないと!」

 

「果林さん…かすみさん………そう…ですね!」

 

 

「でもほとんど見て回ったけど~直大くんどこにも居なかったよ…」

「ほんと…ホッシーどこに居るんだろ…」

 

「 「 「 う~~~ん 」 」 」

 

 

一体どこにいるのか唸っていると、歩夢のスマホから着信音が鳴り響く。

 

「うわ!?」

 

急に鳴り出したスマホに驚きながら、その画面を見ると、登録されていない番号からの電話だった。

一瞬、出るのに躊躇したが、そんなこと言ってる場合ではない。

 

 

 

 

 

「もしもし…?」

 

《上原歩夢ちゃんの電話で合ってるかな?》

 

「え、あ…はい。そうですけど…あなたは?」

 

《天っ才過ぎる名無しの兎だ。》

 

「え、兎?天才? あのイタズラな切りまs《イタズラじゃない。直大の…星奈直大が今居る場所知りたいはずだ。》

 

「どうしてそれを…」

 

《天才だからな……あいつは今虹ヶ咲にいる。》

 

「虹ヶ咲…」

 

《この言葉を信じるかどうか、それは君たちが判断していい。》

 

「…………」

 

《でも一つだけ……あいつを救えるのは君達だけだ……だから……あいつを、救ってやって欲しい》

 

それを最後に名無しの兎は電話を切る

 

 

「…………」

「歩夢?」

電話が終わったと思い私は話しかけた。

 

「…………」

だが歩夢は返事をしない。再びその名を呼ぶが

 

 

(直くんを救えるのは私たちだけ………)

 

静かに瞑目した歩夢は皆の方を見回すと

「侑ちゃん!みんな!行くよ!学校に!」

 

 

 

 

 

 

 

↑数分後

 

私たちは、今 学園へ向かうため、がむしゃらに走っていた。

正直言うと、私の体はもう悲鳴を上げてる。皆と違って、私は体力が無い。今にでもバテて、その場に座り込みたい。でも、それ以上に直大の元へ行かないと、行きたいという思いが今の私を動かしている。

 

 

(はぁ……こうなるなら…直大の言う通り、もっと運動しとけばよかったよ…)

 

前に直大に言われたことを思い出しながら走っていると、いつの間にか学園まで到着していた。

 

すると、かすみちゃんがバテながら

「……はぁ…はぁ……ほんとに先輩が居るんですかぁ??」

「うん。天才で名無しの兎さん?がそう言ってたよ。」

 

「天才で名無しの兎ぃ??なんですか、ナルシストですか!キモッ…」

「まあまあかすみさん。今は信じるしかないよ。」

 

そんなやり取りをしてる中、璃奈ちゃんが何か気づいたようで声を漏らす。

「あっ!」

 

そこにエマさんが

「どうしたの?璃奈ちゃん?」

 

「あれ」

そう言って、璃奈ちゃんはある場所を指さす。

 

その場所へ私たちは、見ると。

 

 

「「「「「「!!!??」」」」」」

 

そこには、直大とこの前のサソリの人?が向かい合うように屋上で何かを話している。

 

やがて話終わったと思ったら、直大は驚くべきものを手に持ち、腰へ巻いた。

 

「……うそ」

 

そうポツリと漏らすほどに驚いた。

遠目から見ても分かるほどにそれが何なのか分かった。

 

何となく、分かっていた。でもいざ、この目で見るとなると、やはり驚く。

 

 

 

『結局君は何も守れない。』

 

『ああ。そうだな…だから…終わらせる…何もかも…』

 

 

そう言うと、直大は変わった。

このタイミングで雨が強くなる。それでも一瞬たりとも、目を離さなかった。いや離せなかった。

 

やがて、直大とサソリの人は戦い始める。

 

私たちは雨で濡れてもお構い無しにただ呆然とそれを見ているだけ…

 

 

 

直大が仮面ライダーシノビだった……

 

 

「…………」

 

皆、この事実を知って何を思っているんだろう。

分からない…

 

誰、一言も発さない。

 

でも不思議と驚きはすぐに引っ込んだ。

ああ。やっぱりそうだった…と

 

改めて、周りを見てみると、驚きを隠せずにいる者、薄々察していたのか、あまり驚いた様子のない者、もしくはその事実自体を前からを知っていたのかもしれない者。それぞれだった。

 

すると、せつ菜ちゃんが屋上に向かって走り出そうとするがそれを歩夢が止める。

 

「待って!」

 

「……」

「せつ菜ちゃんは…」

 

「はい…知っていました…皆さんよりも前に…」

 

俯きがちにそう答えるせつ菜ちゃんにエマさんが質問する。

 

「いつから知ってたの?」

 

「あの時からです。私が…皆さんに救われた日…そして、再び同好会が始まった日…」

 

まさか、せつ菜ちゃんがこの事実をもっと前から知っていたなんて思わなかった。でも今思い返してみれば、怪しい所はいっぱいあった。

 

どうして気づかなかったんだろう。

 

「そうだったんだ…」

 

 

 

 

 

「えぇぇぇぇ直大先輩が仮面ライダーシノビぃぃぃ!!!!」

 

かすみちゃんがワンテンポいやかなり間が開いて叫び出す。

その隣で愛ちゃんも呟く。

 

「ホッシーがシノビ…だから昨日、あんなに…」

 

「やっぱりそうだったのね…」

 

「やっぱりって…カリンは気づいてたの?」

「えぇ、薄々ね。(あの時一度は疑うのを辞めた。でも、もしかしたらってね)」

 

 

「彼方ちゃん衝撃的すぎて、お目目バッチリだよ~~これはもしかして夢?」

「夢じゃないよ。膝枕する?」

「する~~」

 

「いやなんで、このタイミングでやるんですか!」

エマさんと彼方さんのやり取りに思わずツッコムかすみちゃん

 

 

 

「…………」

「璃奈さん?」

 

「今…思い出した。」

 

「もしかして、あの時のこと?」

「うん。しずくちゃんはあまり驚いてないみたいだけど……」

 

「……うん…昨日色々あって…」

 

璃奈ちゃんとしずくちゃんが話している中、私は、歩夢の近くに寄って話しかけた。

 

「…………」

「ねぇ…歩夢…」

 

「侑ちゃん……」

 

「歩夢はどう思う。直大のこと」

 

「……すっごく……驚いた……」

「うん…そうだよね…」

 

そりゃそうだ。今まで小さい頃から一緒に居た幼なじみが、仮面ライダーだったなんて。驚くしかない。

 

「でも…どうしてかは分からないんだけどね…もっともっと前から知っていた気がするんだ。」

 

「歩夢もやっぱり思ってたんだ…」

 

「やっぱりってことは侑ちゃんも?」

 

「うん…」

 

さっき直大がシノビだって知って、驚いた時すぐにその驚きが引っ込んだのには、何となく昨日の件でもしかしたらって思っていただけじゃなくて。その理由がもうひとつある。

 

 

歩夢の言う通り、どうしてかは分からない。

 

それでも、もっと前から知っていた気がするんだ。

直大が戦って苦しんだり、傷ついたり、それでも諦めず立ち向かったこと。ここと凄い似ているけど少し違う。

 

存在しないはずの記憶が私と歩夢にはあった。

 

「ねぇ…みんな」

歩夢は全員に聞こえるように呟く。

 

 

「直くんが仮面ライダーシノビだって知って、みんなは何を思ったのか、分からないけど……でも私はね。直くんが仮面ライダーだからとか関係ない。直くんは直くんだってこと。だから救いたい!直くんを。きっと私たちにしか出来ないことだと思うから!」

 

 

「歩夢……」

 

本当に歩夢は強くなったと思う。

もし、もっと前に歩夢がこの事実を知ったら、受け入れることが出来なかったんじゃないかなって思う。分からないけど。

 

 

「そうですよ!直大先輩が何であろうと、かすみんの先輩だと言うことは変わらないですし!」

 

「かすみさんのじゃなくて、私の先輩だよ!」

「それを言ったら、私も」

 

「ああ。もうしず子もりな子も今そこじゃないからぁ」

 

 

 

「ふふっでもそうだね。直大くんには色んなもの貰ったもん。」

「うんうん。彼方ちゃんも~」

「その事実は無くならないものね。」

 

「ホッシーを救いたい!愛さんが悩んだ時みたいにホッシーを」

 

「みんな…」

 

「勿論、私もだよ歩夢。」

 

「侑ちゃん…」

 

この中で一言も言わないのはあと一人。

 

「せつ菜ちゃんはどうする?」

 

 

「………私は…私も直大さんを救いたい。だって彼は”私のヒーロー”ですから!」

 

 

「うん!」

皆、気持ちは一つ。

 

 

「よーし。そうと決まれば屋上へ行きますよ~!」

 

かすみちゃんの一声で私たちは、屋上に向かう

 

 

 

必ず直大を救ってみせる。

 

 

 

続く……





15話前編でした。
続きは明日投稿予定です。

よろしくお願いします。
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