ONE PIECE ウタのいる世界   作:後門の熊

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※タイトル変えました。
第四話 一人目→第四話 二人目
ウタいるんだから二人目に決まってんじゃん何考えてんだろ・・・


第四話 二人目

 

「やったァ!!仲間になってくれんのかよ!!」

 

「分かったらさっさとこの縄を解け!!」

 

「ルフィ、その縄と後の私、任せていい?」

 

「おう!任せろ!!」

 

ゾロの麦わらの一味への加入、それはいずれこの一味を支える両翼の一人の加入であり、後々とんでもない大物に成長するが、今はまだ知る由もない。

 

「あいつ・・・銃弾を弾き返しやがった・・・!!」

 

「ありゃただのガキじゃねェぞ・・・!噂に聞く『悪魔の実シリーズ』の何かを食いやがったに違いねェ」

 

「正解!ルフィはね、ゴムゴムの実を食べたゴム人間なんだよ。だから銃弾や打撃は効かない。因みに私も食べたよ、悪魔の実」

 

「テメェもか・・・だが幾ら強かろうと俺の権力に率いられたこの数の前には何も出来まい!!かかれ!!」

 

「「「「「う・・・うおおおおおお!!!」」」」」

 

モーガンの命令に海兵たちがルフィ達目掛けて立ち向かう。対して向かい合うのはウタ一人だ。

 

「おい!あの女一人で大丈夫か!?」

 

「大丈夫だ!ウタは負けねェよ!にしてもこの縄硬いなー」

 

ゾロがその数にウタの身を案じるもルフィのウタへの信頼は厚い。伊達に何百回も勝負を繰り返してはいないのだ。

 

そしてウタは歌い出す。

 

「半端ならK.O.

ふわふわしたいならどうぞ

開演準備しちゃおうか

泣いても笑って愛してね

ほらsay no 低音響かせろ!!」

 

その瞬間、モーガンを除く海兵たちがウタワールドに取り込まれる。彼らがそれを自覚することは無いがしかし、彼らの目に映るウタの姿に変化が生じる。髪型はツインテール。肩にはジャケットを腕に通さずに羽織り、オレンジ色のサングラスを装着。そして手にはボクシングのグローブが嵌められている。

その姿は正にボクサー。そしてウタが拳で空を切れば、その延長線上の海兵が纏めて吹き飛ぶ。これこそがウタの変身の持ち歌の一つ、「踊」モードだ。曲のイメージに沿った姿になれば、体力の消耗を抑えられる。

だが流石は訓練された海兵。すぐ様ウタを囲うように並ぶ。ウタの攻撃の射程がいくら長くても横に長く並べば被害を減らせると踏んだのだ。

だがその考えは甘かった。斬りかかった海兵たちはサッサッと躱され、がら空きの体にパンチを叩き込まれる。幾ら周囲を囲んで一斉にかかろうと、ウタに攻撃は当たらない。

そもそもこの世界はウタが作り出したものなのだ。大人数が広い範囲に分散でもしない限りウタはそれを認識できる。

 

左右からの挟み撃ちを屈んで回避、そのまま起き上がりながら両手でアッパー!

続いて前から二人、三人。全てスレスレで回避し一発でK.O.させていく。

海兵たちは無謀な戦いに身を投じている事に気付き始めていた。

 

 

一方ウタワールドに入れられなかったのはルフィ、ゾロ、気絶したままのコビー、そしてモーガン。彼らが目にしたのは歌い出した途端に倒れ伏す海兵達。だがそれだけには収まらない。倒れた海兵たちは皆、ウタの思うがままだ。

クルリと振り返り、モーガンに襲い掛かる。どんな人でもいきなり仲間に攻撃されたら戸惑う。その隙を付いてウタは取り抑えようとしていたが・・・・・・

 

「死ね!!!」

 

一切の躊躇なく、モーガンがその右手の斧を振り抜く。咄嗟にウタが五人がかりの剣で防いでいなければ間違いなく死者が出ていただろう。

 

「あんた本気!?あんたの部下でしょ!!?」

 

「フン!操っている本人が何を言う。それにコイツらは俺よりも階級が低いゴミだ!!幾らでも換えは効く」

 

「くっ・・・!」

 

「俺は躊躇などしないぞ、ガキ。それにコイツらを使うってことは貴様自身の戦闘力は低そうだな!!」

 

そう言うとモーガンはマントを脱ぎ捨て、一直線にウタに走る。右手を振りかぶりウタに振り下ろそうとするも、

 

ガキィン!!!

 

飛び上がり上から一人と下から一人、海兵が斬りかかる。モーガンは斧で防ぐも、その進みは止まる。

 

「チッ!」

 

「ルフィが縄を解くまでの時間くらいは稼がせてもらうよ!!」

 

すぐ様背後から二人の海兵が剣を振り下ろす。峰打ちにしてはいるが、職業軍人二人の本気の振り下ろしはモーガンでも喰らえばダメージになりうる。

 

「フン!!!」

 

前の二人をはじき飛ばし、後ろの二人をタックルで対処する。その後斧を振り下ろすも、既にその二人をウタは下がらせている。

 

「ちょこまかと!!」

 

「まだまだ!!」

 

今度は前後左右からの挟み撃ち!一斉に剣を振り下ろす海兵を斧を構えて一回転で纏めて吹き飛ばす。

ウタワールドと違い、こちらは優勢とは言いがたかった。その時!

 

「よっしゃ解けた!!」

 

ルフィがゾロの縄を解き切った。

 

「よし!!」

 

「チッ!!」

 

「ごめんねおじさん。選手交代だよ!!」

 

振り下ろした斧を海兵四人で抑えるとすかさず残りの海兵でタックルを仕掛ける。流石のモーガンもこれには対処出来ず、ウタとの距離が開かれ・・・・・・

 

「あとは任せたよ・・・ルフィ・・・!!」

 

ゆっくりと倒れ込むウタをルフィが抱き留める。

 

「ああ!助かった!!あとは任せろ!!」

 

ウタの気絶と同時にウタワールドも解除される。だがこちらではウタの圧勝。海兵達の意識は元には戻らない。

 

「やってくれたなガキども。俺を敵に回して生きていられると思うなよ」

 

「俺は元々海軍の敵だぞ」

 

そう言うとルフィはモーガンに向かって駆けだし、パンチを繰り出す!

 

「死刑にしてみろ!!!」

 

モーガンはそれを斧で防ぎ、弾く。

 

「身分も低い、称号もねェ奴らは・・・!この俺に逆らう権利すらないことを覚えておけ」

 

そして双方、名乗りを上げ、戦いが始まる。

 

「俺は海軍大佐、斧手のモーガンだ!!!」

 

「おれはルフィ!よろしくっ」

 

「死ね!!」

 

モーガンが斧を横に一閃!!ルフィはジャンプして躱すも驚くべきはその切れ味。横のフェンスやコンクリート塀が切れるほどの切れ味だ。

しかしルフィは怯まない。ジャンプしたそのまま足を揃えてモーガンの顔を蹴りつける!!

モーガンは堪らず背中から地面に倒れ込んだ。

 

「小僧・・・!!」

 

すぐ様追撃を仕掛けるルフィを迎え撃つように斧を振り上げ、

 

「死刑だ!!」

 

勢いよく振り下ろす!!しかしクルリと身を翻してスレスレで回避するとまたもやモーガンの顔面に蹴りを入れる。

倒れ込んだモーガンに馬乗りになり拳を振り上げたその時!!

 

「待てェ!!」

 

ガン!!!!

 

とりあえず殴る。

 

「待てっつったろアホかこのォ!!!」

 

そこにはいつの間にか目覚めていたコビーに銃を突きつけるヘルメッポの姿が。

 

「こいつの命が惜しけりゃ動くんじゃねェ!!!ちょっとでも動いたら撃つぞ!!」

 

その姿にルフィは立ち上がり、モーガンから離れる。だがコビーは既に覚悟を決めていた。

 

「ルフィさん!!僕は!!ルフィさんの邪魔をしたくありません!!死んでも!!」

 

その言葉にルフィは笑う。

 

「ああ・・・知ってるよ」

 

そしてその場で拳を構え

 

「諦めろバカ息子。コビーの覚悟は本物だぞ!!」

 

「おいテメェ!動くなっつったろ!!撃つぞ!!よし撃つ!!」

 

その時、コビーか叫ぶ。

 

「ルフィさん後ろ!!」

 

ルフィの後ろには斧を振りかぶるモーガンが!

だがそれに気付いていながらルフィは拳を引き絞る。

 

「ゴムゴムの・・・」

 

その時、ゾロが三本の刀を抜き、内一本を口に咥え・・・

 

(ピストル)!!」

 

ルフィの腕が伸び、ヘルメッポを捉える。だが背後のモーガンはそのままだ。

しかし、モーガンの斧が振り下ろされることは無かった。

 

「ナイス」

 

白目をむいたモーガンが背中から倒れ込む。その後ろには既に斬り抜いたゾロの姿。

 

「ゾロ」

 

「お安い御用だ。船長(キャプテン)

 

今ここに、街を恐怖で支配していたモーガン親子が倒れた。

 





はい、という訳で恐らく本作だけであろう、「Adoさんの楽曲使ってウタの戦闘バリエーション増やしてみよう」という試みでした。
ちょっと文章力足りてなかったかもしれないんで誰が絵心ある方、踊バージョンのウタとか描いてくれませんかね?

高評価、お気に入り登録、何卒お願いします!!感想も!!
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