とある黒猫になった男の後悔日誌   作:rikka

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『補足』:五章終了時の黒猫海賊団詳細

『西海海戦以降の外部から見た黒猫』

 

 クロが聖地を出発したと同時に黒猫勢力圏制圧後のためのカバーストーリーが出まわり、『政府や王族すら手玉に取る凶悪かつ狡猾な海賊団』というイメージが蔓延りかけたが、その数日後にスーペリア事変を始めとする天竜人の暴走が始まり、カバーストーリーの拡散どころではなくなる。

 結果、黒猫に関しては曖昧な情報が漂う中、なんとか天竜人の強制調達の情報を堰き止めようとして失敗。

 各地の海では世界政府への警戒が広がり、西の海での『黒猫』の価値が跳ね上がる。

 

 懸賞金を大幅に上げてクロの危険度を知らしめようとするが、天竜人の蛮行の数々の広まりの方が早く、その矢先にクロの『黒猫宣言』が行われる。

 

 この宣言が広がる事を恐れた政府は、CP勢力を用いて情報の遮断を決定。

 だが、その動きを予測していたドフラミンゴがモルガンズを動かし、『海兵奴隷事件』から『黒猫宣言』までの全ての黒猫の情報を公表、各地にばら撒く。

 これが各地の海軍の決起、離反を加速させる。

 

 現在では魚人島攻防戦において参戦させられていた海兵達のリークにより、クロの動きと共に天竜人の奴隷狩りや海兵の処刑などの情報を小出しに拡散させて、政府・天竜人への恐怖と嫌悪を煽っている。

 

 そのため、西を除く各地の海で民衆は黒猫海賊団を、『強大な恐ろしい一団ではあるが、話が通じないわけではない』存在と認識しているが、一部離反した国家についた元海軍将校は黒猫の到着を待っている。

 

 西の海では、かつて『海賊国家』と呼ばれていたモグワを制圧圏においている事もあり、どこかへの皮肉を込めて『海賊政府』と呼ばれている。

 

 勢力圏内では身をもって知っていた黒猫の実体が更に補強されたので志願兵も増えているが、今は生産力の方が大事なのでそちらに回ってもらっている。

 現在、開発・開拓を専門とした部隊を陸軍内に新設してそちらに回すべきじゃないかという話が出ているが、まだ草案止まりである。

 

 

 

【現時点での黒猫統治領について】

 

『名も無き無人島』

 

 この一月で驚くほど賑やかになった島。

 退避してきた魚人達の一部退避所となっているが、いわば隠れ里に近いものだったので大勢を受け入れることが出来ず、主に負傷した人魚族の療養所になっている。

 当初テゾーロが先住民ともいえる開拓団メンバーと避難民の間にトラブルが発生する可能性を恐れていたが、同胞意識の強い魚人・人魚族の繋がりによって今は上手く機能している。

 

 まだ決定はしていないが、テゾーロを始めとする内務担当官はここを本格的な魚人特区にする必要があるのではないかと危惧しており、出来る事ならば開発を急がせたい場所となっている。

 

 …………。

 

 なっているのだが……。

 

 急増した人口を支えるためには他の所を優先せざるを得ず、内務を担当する文官勢は皆『天竜人のアホを抑えられん政府に何の価値があるんじゃクソボケがぁーーっ!』くらいの勢いで世界政府を嫌悪している。

 

 基本的に内務担当官にとって勢力内のどの地域も課題が山積みでイッパイイッパイ。

 真面目に憤死者が出そうな気配すらある。

 

 濃い隈が出来た、目の死んだ彼らがフラつきながらサロンを訪れると、とりあえずバーテンダーやウェイターが何かしらの覚悟を決める。

 

 

『モプチ』

 

 突如として現れた大量の魚人難民の対応で死ぬほど忙しかった島。 

 首都に正しく首都機能を移動させるための計画を本格的に進めようとした矢先に、またもや政府の行動のせいで難民対策という壁が生えてきて政府への恨みが燃え盛ってエネルギーとなっている。

 現在黒猫は今後を見越して農耕地の拡大を急がせているため、こちら側への手入れがまたもや先送りとなってしまっている。

 

 

 ――『シャムロック』

 

 本誌派にとってとんでもねぇ罠になってしまって筆者が一番ビビっている。マジかよ。

 これ意味的にはクローバーで、だからオハラの博士達の追悼的な意味合いもあった街なのに……。

 コミックス派は三か月後? くらいに出るだろう112巻を待ってほしい。

 大したことないといえば大したことない影響なんだけど、それはそれとして頭抱えてる。

 

 大量の魚人難民たちを受け入れられる場所が上述した無人島以外には実質ここしかなかったために、急速に魚人街が広がりつつある。

 

 ――というより、拡大拡張が必須で急務となってしまった。

 今の黒猫海賊団にとってまごうこと無き最大の戦場。

 

 親衛隊も兵士、果ては街や出稼ぎ組のモプチ国民達も物資と人足の調達や管理、労働に走り回っており、世界政府への怨嗟や呪詛を零しながら今日も頑張って働いている。

 合言葉は『死ね、天竜人』

 

 通信でも念のためにオトヒメ様の事は口にしていなかったために、王族がいるとは黒猫側は誰も分かっていないが魚人・人魚の相手をしているのはトーヤである。パーフェクトだ。問題ない。

 

 本格的に水路を開き、水の都となりつつあるために街の外見はかなり良い。

 恐ろしい外見のモノもいる魚人はともかく、見目美しい人魚を一目見ようとする島内の者が徐々に増えている。

 

 テゾーロ、そこに金の匂いをかぎ取るが実行して良い物かどうか悩み、ステラと共に人魚とコミュニケーションを取りながらとりあえずの観光地化を考えているけどそもそもの開発資金や資材をどこから引っ張って来るか、どうしてこうなったのかと朝の定例会の度に天竜人を呪っている。

 

 

『キャネット』

 

 かつてはミホークが刀と鍬を振り回し、ロビンが必死にブレーキ役をこなしていた島。

 現在は黒猫海賊団所属陸軍の訓練所も兼ねた本拠地となっており、島の開発補助も同戦力が担っている。おまえら兵隊をやれ。

 

 陸軍の常駐により消費が増え、同時に売買の規模の拡大が予測される事に商機を見たベッジが傘下の商人を呼び寄せて商店街の設営に入っている。

 黒猫の領内では比較的落ち着いている場所ではあるが、若い労働力の誘致が課題となっている。

 

 

『四諸島』

 

『ピュリナ』『カナガン』『ミオ』『キャラット』の四つの島。

 モプチの近海に存在し、前章にてダズ達が制圧した諸島。

 当初は『黒猫』の制圧下になった事を恐れていたが、暮らしがさほど変わらない所に黒猫の輸送網の恩恵を大きく受けているため、民衆はかなり従順である。

 

 

『モグワ』

 

 西海海戦の後に『黒猫』が完全に制圧した元軍事大国。

 そう決まっているわけではないが、実質第一艦隊の寄港地となっている。

 

 魚人難民とは関りはないが、主に人魚勢が海底探索で発見した沈没船などの解体場となっており、同時に鉄資材の回収、加工の最大拠点にもなっている。

 現在の黒猫海賊団最大の生産拠点。

 

 作業効率を考えると、ここでも魚人との融和を見越した魚人居住区とその緩衝地帯が必要なのではないかと議題に上がっている。

 

 

『スーペリア・リガロ』

 

 天竜人に物も人も奪われた大国。その隣国にして最大の仮想敵国だった国。

 スーペリア事変の際に『黒猫』が急行し双方を制圧。

 リガロはそのまま占領下に、スーペリアは復興作業に入っている。

 

 かなり大きな島で、形としてはやや歪で太い『C』の字のようになっている。

 中央部に海へと流れる大きな川があり、それが実質スーペリアとリガロの国境であった。

 

 国境であるが故に橋は細い物しかなく、かつ万が一を考えてほぼ手つかずだった所を現在黒猫が誇る『ツナギの人』が大暴れしている。

 超張り切っている。

 ロビンは胃が死ぬ。

 

 最初に制圧したスーペリアの港町『パウザーニア』がこの地における黒猫海賊団の拠点港となっている。

 ただし、このエリアの本部機能はここではなく海軍第46番支部において、哨戒任務にあたる本海域の主力船はこちらを拠点に動いている。

 先に天竜人の略奪に遭っているため、戦力による重圧を多少でも軽減するためである。

 

 なお、上述したようにツナギの人が超張り切っている。

 ニコ・ロビンは二度死ぬ。

 

 

 

【現在の黒猫海賊団組織図】

 

 

『本隊』

 

・総督:《神敵》キャプテン・クロ(懸賞金29億9626万2000ベリー)

 ※長期出張中

 

・副総督:《鋼刃》ダズ・ボーネス(懸賞金3億ベリー)

 

・観測手兼オペレーター:《ゴーストプリンセス》ペローナ(懸賞金1億3000万ベリー)

            ※出張中

 

           :《悪魔の子》ニコ・ロビン(懸賞金1億2000万ベリー)

 

・親衛隊隊長:《王佐の剣》アミス(懸賞金2億4000万ベリー)

        ※出張中

 

  ※親衛隊隊員は後述

 

・内務統括:ギルド・テゾーロ

 

 

 

※『本隊戦力内訳』 海賊船(改造商船):13隻

          砲戦型装甲護衛船:5隻

          輸送船:26隻

 

          哨戒用改造漁船:7隻(急ピッチで整備した船が多いため、交替で稼働)

 

 

          総兵力:1092名

 

 

『黒猫海賊団第一艦隊』

 

・第一艦隊提督:《海賊姫》ボア・ハンコック(懸賞金4億2000万ベリー)

         ※出張中

 

・第一艦隊旗艦艦長:ボア・サンダーソニア(懸賞金2000万ベリー)

 

・第一艦隊旗艦副艦長:ボア・マリーゴールド(懸賞金2500万ベリー)

           ※出張中

 

 

 

・第一艦隊参謀長:『闇金』ギャルディーノ(懸賞金5000万ベリー)

        ※出張中

 

 

※『戦力内訳』 海賊船(改造商船):7隻

        砲戦型軽護衛船:3隻

        改造大型海軍艦:1隻

 

        装甲輸送船:7隻

 

 

        総兵力:913名

 

 

『陸軍』

暫定陸軍元帥:ビグル

 

『編成中戦力』 改造大型海軍艦1隻 (兵員輸送艦)

        改造中型海軍艦6隻 (物資輸送船)

 兵士2500名

 

 

『暫定特別艦隊』※主に訓練兵並びに編成待ちの予備兵

 

・暫定特別艦隊提督:《灰の将》タキ(懸賞金1億7000万ベリー)

 

※『戦力内訳』:大型海軍艦:2隻

        中型海軍艦:5隻

        大型装甲輸送船(同上):2隻

 

        兵力:2591名

 

現在の艦隊総戦力:7096名

 

 

『客将、同盟勢力』

 

・ベッジファミリー首領:カポネ・《ギャング》・ベッジ(懸賞金8000万)

 

・客将、兼黒猫海賊団特別教導官、兼内政官:《死の教師》ジュラキュール・ミホーク(懸賞金4億)

 

・黒猫海賊団教導官:《魚人空手師範》ハック(懸賞金3000万ベリー)

 

・食客:《冥王》シルバーズ・レイリー(懸賞金????)

 

・《砂漠の王》クロコダイル(懸賞金2億)

 

・《黒姫》ヒナ(懸賞金7000万ベリー)

 

・《白杖》イッショウ(懸賞金7000万ベリー)

 

 

『登場した親衛隊隊員』

 

・《潮風》トーヤ(懸賞金1億)

 

・《死を呼ぶ舞踏》ミアキス(懸賞金2億1000万)

 

・《魔弾の射手》キャザリー(懸賞金2億)

 

・《銀の乙女》クリス(懸賞金2億4500万)

 

・《海鷹》キカ(懸賞金1億2000万)

 

・《海龍》トロイ(懸賞金1億3500万)

 

・《剣の魔女》アメリア(懸賞金1億3900万)

 

・《ジャグラー》アイリ(懸賞金1億6000万)

 

・《飛燕》バレリア(懸賞金1億4000万)

 

・《金色の矢》フレア(懸賞金1億6300万)

 

・《海鳥》ミズキ(懸賞金1億5500万)

 

 

※現在親衛隊はアミス以下25名で編成されている。

 

 

 

 

【簡単なキャラまとめ】

※滅茶苦茶書く事多いので、今回は主に魚人島攻防戦の重要人物のみ。

 

 

・《神敵》キャプテン・クロ

 五老星の中でも『全戦力を以て今すぐ殺せ』派と『下手に関わると絶対に被害の方が大きくなるから死ぬのを待った方がいい』派に分かれて議論の中心になっているこの海一番のモテボーイ。

 死ぞ。

 

 黄猿との戦いと黒猫宣言を終えて、自分達の活動や政府の動きからして西の海の重要度が跳ね上がる事が避けられないと判断。

 ならば偉大なる航路(グランドライン)と西の海を繋ぐには決して無視できない魚人島の様子を見てからイッショウの力借りて帰るべと思っていたらまさかの海軍による占領。

(胃が)死ぞ。

 

 どうにか一度穏便に終わらせれば、海軍の再展開が難しい魚人島の特性と外の情勢(兵士の服装の汚れ具合などから察していた)もあって、痛み分けにはなるが一応は解決できると考え策をめぐらす。

 

 だが最悪の想定の十倍話が伝わらない天竜人、最悪の想定の十倍の規模を超える魚人の暴走という痛打の二連撃を食らい血反吐を吐きそうになる。

(精神が)死ぞ。

 

 ならば今度こそと片方の天竜人を説得して停戦を求める形を作り上げ、客観的に見て明らかに正当性を有している事を武器に優位を保ちながら敵に撤退を促そうと画策。

 結果、まさかの天竜人による兵士の処刑、督戦隊を用いた特攻命令という自爆に等しいちゃぶ台返しを目の当たりにし憤死する。

 

 万死。

 

 最終的に魚人のほとんどの救出にこそ成功するが、それを受け入れるには土壌が足りないと判断して策を練っていた所にドールのヘルプ要請。

 

 その結果なんやかんやあってドラムマンと並んで太鼓を鳴らした結果、ある城に引き込もっているお方が発狂。

 無節操に暴れ散らかすくらいに発狂。

 

 本当ならば懸賞金40億に加えて生存を許さず(Only Dead)になるハズだったが五老星が必死に止めた。

 なお、それをやった時は偉大なる航路(グランドライン)前半を中心に海軍の蜂起で悲惨な事になっていた模様。

 各地の兵士は分断されて先鋭化し、誰が何のために戦っているのか分からない地獄の海になるハズだった。

 

 その場合ゼファーとジェネッタ達の双肩に世界の命運が託された上にクロの胃と精神がズタボロになりながらもっと酷い状況で対世界政府の旗頭に引きずり出されていた。

 

 黄猿との戦闘で切っ掛けを得てから覇気が格段に進化し、覇王色も攻撃以外で使いこなせるようになった。

 

 散々やらかしてくれた政府に確実にダメージを与えるという決意で広範囲かつ長時間の未来予知を試みようとした結果、正しく覇王色を認識した結果これまでの使い方と誤差が生じ、知らず知らずに演算がズレたまま認識力を無理やり上げた結果『???』とわずかにチャンネルが合ってしまう。

 

 そのため、以前接触があったために認識できたオルビア、おそらくはレイリーに引っ張られた謎のオッサンと繋がる。

 

 ぶっちゃけ繋がっただけでさほど意味はないのだが、その結果得られた助言により認識した蓄積された覇気とクロ独特の見聞色の使い方により見聞色が本来不可能な超広範囲に拡散、クロの脳に膨大な観測データを叩き込む事になった。

 

 その結果、十五日前後までの未来とその分岐点を把握し、海軍戦力の動きを限りなく誤差を出さずに観測。

 

 後の会談まで持っていくまでの過程で最大数の海兵を帰還させるための道筋を掴み、実行に移した。

 

 なおレイリーからすれば覇王色と見聞色で知っている気配がエクシーズ召喚されたように見えている為ウッキウキであり、西の海に帰るとなんやかやでクロは死ぬ。

 

 猫は魂がたくさんあるらしいので多分大丈夫。

 大丈夫だといいなぁ。

 

 

 一種のNT化は当初から予定していたものの、いざそのシーンを書くときにシン・ガンダムが出て来るとは思わんじゃろがい。

 

 神避も撃てる様にはなったけど、今回みたいな余裕がある時は両手で撃てるが一対一の戦闘時では片手で牽制してもう片方でブッパするのが主な使い方になりそう。

 

 これまでの裏切りに加えて王様(・・)の厄介度数が想定を遥かに超えていたために世界政府との協調も可能な仮想敵国から絶対に叩き潰さなければならない敵にグレードアップした模様。

 

 そのため、状況に拠っては明確に世界政府に喧嘩を売ったシキはともかく、隠れたままのドフラミンゴとならば契約次第では手を組んでもいいと考えているが、それを言い出すとドフラミンゴがなぜかキレ出して襲い掛かって来る模様。

 

 

 

・《黒姫》ヒナ

 

 四章から五章におけるヒロイン枠。

 頭のキレは悪くないので海賊連合事件で再会して以降クロが色々便利に使っていた結果、秘書官として急成長し、防衛戦からの戦いの連続で小隊指揮官としての経験を確実に積み始めた。

 

 聖地防衛戦においてクロと海軍防衛部隊のパイプ役となって統率を取り戻す一助となったが、そのため五老星からはクロに近しい人間だと目を付けられていた。

 一歩間違えたらクロ相手の人質として確保、幽閉されていたかもしれない。

 

 かつてクロ相手に何もできず、その後シキにも何もできずに船を沈められた経験から、原作よりも強さに貪欲になっている。

 クロとの初戦以降ガープ相手に訓練を頼み、軍艦バッグにも挑戦している。

 ただ、これをする海兵は大抵拳を主に鍛えるが、ヒナはそれと並行して脚を鍛えている。

 

 聖地にいる間にクロにコツを教わり武装色を覚えた所で聖地出航に同行する事になり、そのまま海兵のまま海軍との戦いに雪崩れ込む。

 

 海兵として同行しているが心情的にはもうほぼ『黒猫』派である。

 それでも海兵としての身分を強調しているのは、今後クロが各海で海軍と接触した際に間を取り持つためであり、あわよくば海軍勢力を『黒猫』に引き込むための説得役を試みるためである。

 

 最終目標はクロを旗頭にした新しい海軍、あるいは政府を立てさせることなので、本格的に世界を狙い出した事自体は歓迎しているが、無理に海軍を抱き込もうとしない事にやや不満がある。

 

 現在、同じくもはや黒猫の一員であるスパニエル一等兵と共に、同行したワイアード大佐を始めとする他の海兵をいつ説得するか機を窺っているが残念、ソイツラはもう黒猫だ。

 

 

・スパニエル一等兵(本作オリジナルキャラ)

 

 聖地へ向かうクロの船での調理師を担当していた一等兵。

 何気に新世界に入ってからのキーマン。

 戦力としては特に秀でた物がなく、魚人島攻防戦では砲兵として戦っていたが料理の腕前は相当高い。

 調理面でのクロの右腕。戻ったら恐らくトーヤと一緒に働きながら周囲にマイナスイオンをまき散らしてくれる。

 

 ヒナと何度か密談を交わして、事実上クロの部下になる事を決意している。

 

 白ひげとの情報交換の際に、生まれ故郷に天竜人が来ていたという情報を手にしている。

 それ以外の情報は何一つ入っていない。

 何一つ。

 

 

・ドール

 

 元々好みの外見だったキャラで使いたいなぁとは思っていたのですが、まさかのサウロの部下だったとは。

 その情報が出ては使わざるを得ないと登場させた原作『エッグヘッド編』に登場する本部中将。

 現在はまだ曹長クラス。

 

  上司であったサウロの離反に絡んでいるかもしれないロビンとの対話を望んでいる。

 詳しくは言えないけど多分苦労人枠になる。

 

 ……そもそも黒猫海賊団、苦労人気質の奴の方が多いな。

 

 天竜人の命令で生まれ故郷の島に火をつけてしまっている。

 火をつける際に、『自分の生まれ育った街はここの隣だから』という言い訳が脳裏をよぎり蛮行の背中を押してしまったことを自覚しており、人目が無くなった途端に強烈な吐き気と眩暈に襲われ嘔吐している。

 

 多分クザンばりに精神に負荷掛かってる。

 

 

・クザン

 

 西の海を発ってしばらくは本部に詰めていたが、ある日突然聖地への出向を命じられる。

 あるいは聖地にいるクロと再会できるかもしれないと少しワクワクしていたが、聖地に着いた時にはクロは黄猿と交戦しており、同時に西海海戦が勃発。

 

 この状況で『黒猫』を切り捨てるような真似をした政府とそれに追従するしかない海軍に不信と不満を覚えていた矢先に天竜人の護衛を命じられ、結果地獄の扉を開いてしまう。

 

 その後の魚人島攻防戦では結果的に戦術目標だけは達成し、皮肉にも『黒猫』に一矢を報いた唯一の本部大将になってしまう。

 現在は魚人島の整備を命じられているが、もっともクロに近い大将であるクザンが下手に動かないように天然の要塞である魚人島に彼を押さえたままプロパガンダに利用したいというのが政府の本音である。

 

 事実、新世界への入り口を封じるという点では正に適任ではあるが、クザンは西の海でのクロとのやり取りや海賊連合事件の経験から、恐らく『楽園』側が酷い事になるだろうと予測はしているが、今はもはや動く気力がない。

 

 海の底でただただ、海賊連合事件の時のクロとの思い出である安酒に溺れてあの日々を思い浮かべている。

 

 

 

・Tボーン本部少佐、スモーカー本部兵長

 

 本章における不憫枠その2。

 ドール同様天竜人の蛮行に巻き込まれ、とにかく天竜人を一度戻さなければ被害ばかりが増えると視野狭窄に陥っていた。

 

 これは現場にいた全ての海兵に言えることだが、ほぼ全員がなんらかの蛮行に肩を並べて手を汚してしまった事で、悪い意味での連帯感が生まれ彼らの行動を縛っている。

 本章での魚人島攻防戦に於いては、海底の特殊な島という逃げ場がない島と、まさに迫害している別種族しかいないという条件が彼らを破滅しかない行進へと追い込んでしまっていた。

 

 かたや同僚を見捨てられず、かたや改革が必要だと感じて海軍へ帰還。

 ただこの二人だけでなく、他の捕虜達もヒナやドール達を羨ましく思う所はあった模様。

 

 

・スキッパー特別中将(本作オリジナルキャラ)

 

 政府から海軍の情報を流し、場合によっては暗殺などの準備をするための実行犯――の、いわば予備役だった存在。

 

 後述するモイラと同様、キャラコンセプトはこの世界における『普通』の人間。

 

 全体的に人手が足りなくなり、思わぬ形で天竜人の護衛に駆り出された矢先に魚人島への奴隷狩りに同行。ある意味で第一次魚人島攻防戦の切っ掛けとなってしまう。

 

 傷の手当てをしてもらった上で、元帥センゴクに口利きをして保護する様に頼んでくれたクロにはそれなりに恩義を感じているが、暗躍を得意とする政府を恐れてこれからはただ海軍に身を潜めようとしている。

 

 

 

・モイラ(本作オリジナルキャラ)

 

 スキッパーの補佐として付いてきた結果、とんでもない事になってしまった美女。

 世界政府の役人というエリートにこそ成りあがったが、スキッパーと同じくこの世界における『普通』の人。

 今はまだ。

 

『普通』に憶病で弱く、ゆえに態度は大きく

『普通』に差別意識を持ち

『普通』に特別な人になりたくて

『普通』に幸せを求めて普通に報われず

『普通』に頑張って働いて

『普通』に過ちと善行を繰り返し

『普通』に人を傷つけて人に傷つけられる

 

 ちょっとだけ優しい『普通』の女性。

 

 

 

 書いている最中はそこまで強いイメージはなかった。

 今はなんとなく『鉄血のオルフェンズ月鋼』の『ナナオ・ナロリナ』に小物臭を混ぜたイメージ。

 なんで自分もよく知らないキャラのイメージになったのかは分からん。Gジェネが悪い。

 

 

・メルセス伍長(本作オリジナルキャラ)

 

 実質クロの弟子とも言える突然変異。

 センゴクとつるが急務と考えていた『黒猫』の戦術・戦略研究のための部署についていた才女。

 研究のためにクロが東の海に残した書物や走り書き、商人としての企画書などまで読み漁っていた。

 

 そのため戦術眼においては限りなくクロに近いとおつるさんは見ていたが、それでも実務経験の薄さがネックであるため、近々ゼファーの管理下で実地訓練に出る予定だった所でスーペリア事変が発生。その後の混乱に巻き込まれる。

 

 最初は出る予定はなかったのだが、つる中将の秘蔵っ子というネームバリューからあるいは天竜人への抑止に使えるかと考えた人間によって担ぎ出される。

 だが彼女の意見を伝える以前に天竜人の暴走はただひたすらに激化。

 万が一を考えた現場の将校達からその見た目と『大参謀』のお気に入りという希少さに目を付けられ、いざという時の生贄にと利用されかかっていた。

 

 戦術眼では限りなくクロに近づいているため、もしTボーンクラスがあと数名いたら魚人島攻防戦はもう少し不利な状況になっていたかもしれない。

 ただし、『勝つ』能力はクロに近くとも『目標を達成する』能力では及んでいない為、それでも勝ち切る事は出来なかった。

 

 

 

 感想で気付いている方もいましたが、元ネタは幻想水滸伝Ⅴより『ルクレティア・メルセス』

 

 

・イッショウ

 

 原作の本部大将『藤虎』。

 色々あって行き場所を求めて彷徨っていた所で、クロとヒナに出会い『黒猫宣言』の場に居合わせてしまって色々と焼けた。

 

 クロ本人と、その影響を強く受けていると見られるヒナと接しておおよその人柄や実力は道中や魚人島攻防戦、その後の海軍を相手にした謀略戦でほぼほぼ理解しているが、自分の白杖を預けるに足る『統治者』であるかどうかを(念のために)確かめようと西の海へ同行することが決定。

 確定演出が入りました。

 

 

・《海賊姫》ボア・ハンコック

 

 第一艦隊、魚人開拓団の精鋭と親衛隊を引き連れてクロを迎えに来た第一艦隊提督。

 もしハンコックが部隊を出していなかったら、民衆のほとんどを見捨てて逃げるしかなかったために第一次魚人島攻防戦最大の功労者。

 

 クロが不在の間、実働部隊の実質トップとして妹やギャルディーノと苦労を分担しながら乗り越えてきたため、艦隊提督としてかなり経験を積んでいる。

 

 作中でも言及していた補給線については、復興作業中のモプチモグワで物資手配やその輸送、そして広大な平地を要するスーペリア・リガロ制圧戦での経験から学んだ事である。

 

 ちなみに制圧戦で苦労した最大の理由は後先考えずに平地をぶっ飛ばしたり、輜重隊の進軍速度を考えずにガンガン進軍するミホークである。

 彼失くして今の成長はなかっただろうと思っているが、それはそれとして西の海に戻ったら一回蹴り飛ばすと決めている。

 

 ある意味でクロの知啓を受け継ぎつつある存在と言う事で、政府・海軍からの注目度がニコ・ロビン以上に跳ね上がっている模様。

 

 西海海戦以降、各地の物資の輸送などを経験していたためにスーペリア事変を受けて『世界政府』への殺意がフジヤマヴォルケイノ。

 

 

 

・《ゴーストプリンセス》ペローナ

 

 クロを早く迎え入れないと内務官の仕事がパンクすると察していたために、ハンコックの提案にいち早く乗った広範囲MAP兵器。

 

 本人はあくまで楽しく生きられればそれでよかったのだが、西海海戦以降の情勢悪化に色々と思う所ができた模様。

 最近はミホークに頼んで薬草などに関する本や昔投げ捨てた難しい医学書を少しずつ読み進めていた。

 

 魚人島攻防戦では、これまで必殺技だったネガティブホロウが本当の必殺技になりそうになったため死ぬほど焦った模様。

 今後海兵を相手に戦う時はミニホロによる物理で様子を見る事を決意。

 

 描写する機会がなかったが、レッドポート封圧(ふうあつ)作戦の間は捕虜となったTボーンと共に活動。

 それなりに仲良くなっていたために、自分の直接の護衛役としてTボーンを勧誘していた。

 

 Tボーンも相当悩んだが、今も苦しんでいる海兵達の一助になる事を選んでこれを拒否。

 ペローナもTボーンが真面目な事を理解しているため無理には引き留めず、ただ再会を約束している。

 

 割と真面目に最後までTボーン入りは迷う所だったので、どうしようか悩んでいる間に捕虜交換まで書き切ってしまった。

 

 

・《王佐の剣》アミス、並びに親衛隊。

 

 思わぬところで未来の大剣豪の情緒をこれでもかと破壊する恐ろしい女になった親衛隊隊長。(二年前のたしぎ似)

 

 刀をくわえさせることは最初から決定していたのですが、四章リザルトでも記述した通り片腕斬り落とされて(実行犯はミホークか四皇のどこかの勢力)あくまで二刀流になるハズでした。

 

 今回思わず三刀流を披露しましたが、そういう訓練をしていたわけではないのでゾロのような戦い方は無理。

 なので作中でも、手にした刀を鞘に戻してから口にした刀を握り、二刀流のまま戦っております。

 ただ、咄嗟に出した三刀流にひらめく物があったので西の海に戻ったら練習を始める模様。

 多分それを見たクロは口にした物を噴き出す。

 

 

――『親衛隊』

 

 私掠隊の連中を主に喉笛掻っ切りまくったミアキス、額に風穴開けまくったキャザリー、とにかくなます切りにしたクリスあたりが死ぬほど恐れられた模様。さもありなん。

 

 海軍からみれば、クロの救出に参戦した戦力と言う事で親衛隊の中でも精鋭を揃えたと見ている。

 攻防戦参加組の方が懸賞金が跳ね上がっているのはそれが理由。

 白ひげ海賊団の男に言い寄られる事もあったが大体は躱しているし、なにより白ひげ傘下の『氷の魔女』が追い散らしてくれた。

 

 

 

・《砂漠の王》クロコダイル

 

 前章においてロビンを狙った結果突然POPした剣豪とその下位互換の強MOBにやられて一乙したワニ。ちなみに好物もワニ肉らしい。共食いか?

 

 元々『黒猫』という偉大なる航路(グランドライン)でもそうそう見ない大勢力を築いた上で『黒猫宣言』のような綺麗事を口にするクロに興味は持っていたが、彼の直臣であるハンコックに高度な戦略分析力を持たせた事に加えて、天竜人すら掌で動かしたレッドポートを巡る謀略を見て価値観のブレーカーが落ちた。

 

 最初は親衛隊という戦力とそれを鍛え上げたミホークへの興味が勝っていたが、ミホークの執筆した本の編集作業の中で『組織の根幹足る意識・思想とその共有』の重要さを薄々理解し、それを徹底しているクロへの興味が更に上がる。

 

 その過程でクロという人材の有用さを理解するが、それを切り捨ててでも消そうとする政府の不可解な動きに世界政府の弱点の匂いをかぎ取り、『西海海戦』において助勢。

 ベッジとギャルディーノ率いる別動隊に同行し、基地の残存兵力の排除や工作、トドメの軍艦の破壊に協力した。

 

 軍事力をあくまで見せ札と割り切った上で、艦隊を動かすだけで一戦もせずに世界政府に痛恨の打撃を与えて見せたクロの軍略に相当な衝撃を受けている。現在進行中。

 

 同行している間かつての苦々しい記憶の原因でもある『白ひげ』の事もほとんど忘れて、ひたすら『黒猫』の船員や幹部からかつての戦いや、果ては内政戦略に関して可能な限り聞き出して調べている。

 

 虜囚の時からミホークの本を読み込んでいるために、内政に関する知識は現在の黒猫勢の中でも相当上位に入るハズ。

 黒猫としての実務をこなしていけば、すぐさまハンコックには追いつくだろう。

 テゾーロが熱い視線を送っている。

 

 

・アーロン

 

 魚人街で勢力を纏めながら、魚人島に近づく人間の船を襲っていたサメの魚人。

 原作における『東の海』編の大ボスだったが、本作では大幅に心情が変化。

 

 魚人を『魚』と言い切る天竜人とそれに従う海兵を見てヘイトを高め、見せしめにプルミング聖を殺害しようとした所にクロが参戦することで踏みとどまった。

 

 政府側の不甲斐ない混乱と、ほぼ単独で事態をどうにかしようとするクロを見比べている間に事態が悪化し続けるのを目の当たりにして、第一次魚人島攻防戦の間ずっと揺れていた。

 

 終盤においてクロの部下であるハンコック達の部隊を見て、第二の魚人島を探しに出発していたハック達魚人開拓団の面々と共闘する姿を見て、これまで否定的だった魚人と人間の融和に少しだけ興味を持つが、同時にまだ(・・)到底無理だとも理解している。

 

 ただ、少なくともクロ個人は間違いなく魚人や人魚と普通に接し、守るために戦う男だとは理解したために妹を実質預けている。

 

 

・ジンベエ

 

 リュウグウ王国兵士。

 今回の天竜人の暴走とそれに振り回される海兵の醜態を目の当たりにし、人間という種族への嫌悪が決定的になったために、攻防戦において魚人勢力の暴走の切っ掛けの一つを作ってしまうが、ぶっちゃけそれがなくても魚人は暴走していた。

 

 そもそもクロがフィッシャータイガーを救った男かどうかを疑っていたというのが大きな原因であり、援軍として到着したハンコックに同行していた魚人開拓団の精鋭や親友のハックからクロのこれまでの活動を聞き、現在シオシオになっている。

 

 

・ネプチューン王

 

 多分今いる魚人の中でもっともシオシオになっている王様。

 

 本来率先して事態の解決に動かなければならなかったため、何も出来なかった事を強く悔いているがぶっちゃけ天竜人の権限がデカすぎるのが悪い。

 

 白ひげ勢力に留まる魚人のために、現在は白ひげとやりとりをする代官などの選定や臨時特区の内政方針などを指示しているが、代官たちの要請もあって西の海行きが決定。

 一勢力ではなく亡命政府として存在するのであれば、白ひげと同じくらい黒猫とのパイプは無視できないと判断している。

 

 それはそれとして一刻も早く奥さんと子供達に会いたがっている。

 

 

・《不死鳥》マルコ

 

 ファーストコンタクトの時点で『冥王』がいたために『黒猫』のヤバさを一番肌で感じている白ひげ一番隊隊長。

 

 魚人島攻防戦までは新世界でも十分やっていける海賊団という認識だったが、その後のレッドポート封圧(ふうあつ)作戦で戦力以上にクロのヤバさを理解した一人。

 絶対に敵に回したくないと思っているのと同時に、手を結んでいるだけで旨みのある相手だと思っている。

 

 魚人島までの道中で親衛隊とはそれなりに仲良くなっており、応急手当のより効率的なやり方やいらなくなった医学書などを渡している。

 

 

・《白ひげ》エドワード・ニューゲート

 

 海軍を蹴散らしネプチューン王を始めとする魚人を救おうとした矢先に、なぜか待ち構えていたビッグマム海賊団と戦闘に突入してしまったために攻防戦に間に合わなかった男。

 

 状況によっては多少無理をしてでも魚人島に突撃しなければならないと考えていたが、クロの活躍でほぼ全員を救助したと聞いて安堵しているが、それはそれとして政府・海軍への殺意がMAXになっている。

 

 クロとは今後の情勢を話し合う中で、魚人を統率するには自分以上に適任な存在だと気付いたためにどうにか身内に出来ないかとマルコに相談したが、難しいのも理解しているために深追いはしていない。

 単独だったらなんやかやで進退を賭けた一騎打ちに発展して黒ひげポイントが溜まっていたかもしれない。

 

 あの看護師団の容姿から見るに、多分親衛隊は全員ドストライク。

 あの子達原作では今どうなっているんだろうか。

 

 

・マーシャル・D・ティーチ

 

 じっと黒猫とその一団を見つめている。

 

 

・五老星&隠れた王

 

 なんとか秩序を戻そうとはしているが、それはそれとしてクロの今後の対応を巡り意見が対立している。

 隠れた王様もクロの懸賞金に口を出して以降お籠りである。

 現在進行で発狂中。

 

 

・ルセリナ宮

 

 クロに保護された天竜人の中の最年少。

 多分、二十年後に出て来る。

 あるいは四、五年早まるかもしれない。

 聖地に動きが出る時には確実に出て来るでしょうが、今の所特記事項はなし。

 

 ただ、魚人島攻防戦での出来事はクロの事と同じく強く記憶に焼き付いているでしょう。

 

 




※感想にて、30億というのがあの世界の懸賞金の何かの節目ではないかという意見があったのですが個人的に「3」=「サン」=『太陽』なので何かしらの象徴というか記号として使われてるのではないかと考えています。
 何かと本作で「3」が出てくるのは、その考えに引っ張られているからですね
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