「それで、今日もビビは?」
「はい。黒猫の方々――今日は珍しくミホーク殿ではなくハンコック殿と共に出歩き、民の暮らしを観察しておりました。漁港、並びに魚肉加工場の作業をその目で見て、実際に作業を実践しておりました」
「ふむ。ミホーク殿は?」
「前から試したかった事があると言って、なぜかこちら側でゴミを集めて向こう側へと持って帰っております」
「…………なぜ? いや、助かるのだが」
「ペルが同行していましたが、西側の砂漠の一か所に集中して多種多様なゴミを捨てているようで「なぜ?」
「さあ? 数年後が楽しみだと言っていたようですが」
先の防衛戦から三年が経ち、アラバスタは信じられない速度で平穏を取り戻した。
世界政府直属の軍組織、海軍の常駐もあるのだろが、何よりもう一つの軍組織の活躍が大きかった。
『黒猫』
世界最大の海賊団と言われ、同時にその支配圏の豊かさとそれを支える法整備と軍事力から国家――列強の一角とまで言われる組織に国土の半分を事実上差し出した結果、それ以上のリターンを彼らはもたらした。
広大な砂漠の中で、的確に水脈を探し当てられる彼らは瞬く間に不毛の西部を開発。
安定した水源を確保し、その周囲に先の戦争でこの国に放たれた異形を狩るための基地を展開すると同時に、その周囲に町を築いて瞬く間に発展させた。
うち一つは酒場と娼館、そしてカジノが並び立つ海賊らしい享楽の町だが、それでも選び抜かれた衛兵によって秩序は守られている。
なにより、その享楽の町を守るのは『砂漠の王』と呼ばれる男。
すでに西部に配された移民だけではなく、アラバスタの民からも信奉を集めつつあるその男の下、西部は急速な発展を進めている。
「……
「ハッ、まことに。最初は海賊――それも億の額が付けられている大物達がビビ様のお傍にいる事にヒヤヒヤしましたが……」
「『ツナギの人』か。もはや海賊扱いされていないのがなんともはや……」
国土を荒らされたアラバスタが飢えずに済んだ原因とも言える海賊――この王宮を守る近衛にすら剣を教えている変わった男の姿を思い出し、コブラ王は苦笑する。
初めて出会った時は黒を基調とした洒落た服であったのが、次に出会った時はツナギ服を着て植林作業に従事していたのだから。
「これで、彼らが世界政府と手を取り合えればいう事はなかったのだが……」
「無理でしょう。彼らは今、もっとも政府船を集中して襲っております」
「……うむ」
この戦乱が酷い物でなければ、今頃このアラバスタが海軍と黒猫の決戦で更に荒れていただろう小競り合いが起こっている。
黒猫による政府船襲撃。
そしてその『略奪』に、加盟国の王であるコブラが意味を見出だしているのは皮肉であった。
「政府はこの時代を乗り越えるためと言って知恵者や学者を召集している。我らは黒猫の存在がある故に現地での応対に必須と答えてどうにか避けられたが……」
黒猫が襲っているのは、そういった人員召集に乗ってしまった国の学者や医師といった者達を運ぶ輸送船である。
ペルが定時偵察の際、出港する前の黒猫の船の上で互いの無事を喜ぶ『誘拐被害』にあった者達の姿を目撃していた。
「陛下、世界政府は本当に……?」
「間違いあるまい。世界政府は我らに――」
「
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
総督の仕事は組織の顔であり、組織の方針の決定である。
「あ、副総督! お疲れ様です!」
「巡回ご苦労。後で報告書は来るだろうが、なにか異変は?」
「いえ、今の所は特に。精々が馬車道で寝ている酔っ払いを保護した位です」
「……この明るい時間にか」
「どこも自分の国では落ち着けない様子。この『享楽の町』の刺激に当てられる方が多いようで……」
「だからこそ金も情報もコロコロ落ちる、か。クロコダイルの読みはさすがだな」
組織が大きくなり、それぞれに役割が振り分けられ専業化しつつある今、副としてのダズ・ボーネスの役割はクロの目が届かない所を確認する事だった。
民衆はもちろん末端の兵士、斥候も兼ねている海軍将兵の応対、捕虜の扱いの確認。
無論それぞれに担当する者がおり、統括する者がいる。
彼らからの報告もあるのだが、その仕事に足を運んで目で確認し気を配っているという意志を示す。
諸外国からの接触が増えて身動きが取りづらくなっているクロに現場の感触を伝えるための査察官もいるのだが、それはそれとして最も長くクロの隣にいる人間として、その感覚は大事な物だった。
「副総督はこれから『ミケ』へ?」
「ピンシャー卿からの要請もあって建てている会談施設がもうじき完成でな。こっちはキャプテンが常に確認しているから大丈夫だとは思うが……一応、俺の方でも見ておこうと思う」
「魚人さん達は全員そっちに投入されてましたね。本来十年はかかりそうな建物を三年で完成させるって」
「響きは良くないが、労働者として魚人は優秀だからな」
クロコダイルの町、『レインベース』の警護兵として二年前に入った新兵の少年は「確かに」と頷く。
このレインベースの建設の際に、人間の腕ではまず持ち上げるだけで相当苦労するだろう建材を、山のように持ち上げてヒョイヒョイと運ぶ魚人の姿は、生まれの島から出たことなかった彼にとって衝撃的だった。
「近々近海の加盟国が、次回のレヴェリーについて話し合うためにアラバスタに来る。自然、橋の向こう側の町『スフィンクス』に来るだろう。そして恐らくはこちら側である『ミケ』にも入り、そのままこのレインベースに来るかもしれん」
「警備計画を?」
「その時はお前の上に指示が出る。訓練も含めて、備えておくようにな」
「はい!」
黒猫の顔であるのはクロであり、そして美しく成長したニコ・ロビンとボア・ハンコック、親衛隊の面々もまた看板役となり大衆の人気を集めている。
彼女達が外に向けての華やかな一面を担当するのであれば、ダズは内の――黒猫の一員として前線に立つ者へ向けての堅実な顔役である。
教育を担当するハックら魚人空手の有段者とも密に繋がり、訓練を受けていても先が不安な新兵らを安定させるのがダズやペローナの役割だ。
嬉しそうに敬礼する兵士に敬礼を返し、享楽の町を見て回る。
この時間でも酒場はどこも盛況だ。
非番の兵士からアラバスタの豪商、果てはどこかの貴族らしき者達が酒を酌み交わす、見目が美しい娘に給仕されて顔を綻ばせている。
その娘らは皆、黒猫の諜報を担当するマキシンが育て上げた――あるいは育成中の諜報員らだ。
酒場という多種多様な情報が飛び交い零れ落ちる場に溶け込むことで、こちらの諜報網を築いている。
(……ここに来るのは一月ぶりだったが、相変わらずよく回っている。テゾーロがいるから心配していなかったが、クロコダイルも相当な器量だ)
ダズは第三艦隊提督を、油断できない男だと見ている。
隙を見せれば組織を喰らうつもりだろうと読んでいる。
だからこそ、あの男の拠点であり最初の『城』と言えるこのレインベースには念入りに気を配っていた。
兵士があの男の私兵にならぬように。
黒猫の兵士が、気付いた時には『砂漠の王』の兵にならぬように。
そして同時に、外交の要になりつつあるこの町に僅かたりとも影を残さぬためにだ。
本来ならば警護を付けるべき身分でありながら、ダズ・ボーネスは単身町はずれに向かう。
砂漠の砂風を防ぐためにと植えられた、人工の林の中に。
人気はない。
「おい」
その中で、ダズ・ボーネスが一人口を開く。
「
瞬間、金属と金属がぶつかり合う。
方や鋼の刃。
「……やっぱり、硬いわね」
「女か」
「ご不満?」
「襲われて気を良くする者などおるまい」
方や
鋼化させたダズ・ボーネスの肩に、鋭い針と化した右足が突き刺さっている。
否、ジャケットだけを貫き、その先は鋼に阻まれていた。
「賞金稼ぎか?」
「さぁ? どうかしらね?」
「……愚かな。この一帯ならばもっと安全な稼ぎがいくらでもあるだろう」
「そういう貴方も、もっと楽な道があったのではなくて?」
癖のある髪が風船のように丸く広がっている女の刺客に対してダズ・ボーネスは自然体で、それでも油断はせずに接している。
(……賞金稼ぎ……あるいは政府……いや、近隣の裏社会の者が雇ったか?)
よく黒猫を狙うものだと、内心少し呆れながらダズ・ボーネスは指のそれぞれを刃に変える。
「黒猫の勢力圏が邪魔だと思う人は多いのよ」
「海賊だからな。当然だろう」
最初は恐らく兵士を狙っていたのだろう。
このレインベースに不穏な空気を作り、土台を揺るがす。
マキシンの防諜網、そしてテゾーロとクロコダイルの治安維持政策が機能しているために禁制の薬物や武器、偽札の類の持ち込みは防げている。
同時に、その分ただでさえキツい稼ぎを減らされている裏社会による勢力拡大・復帰を目指す暗躍は『黒猫』の課題の一つだった。
とにかく黒猫勢力圏の『信頼』を削ろうとあの手この手で策を弄する。
「しかし……身体の幼さもあって俺が狙われる事は以前あったが……十八になって舐められるのは新鮮だ」
新入りの警護兵を守るために巡回経路を確認し、怪しければ親衛隊や諜報員にサインを送って呼び寄せていた。
だが、そのダズもまさか、よりにもよって自分に食らいつくとは思わなかった。
(……俺と同じ金属化の能力。強者を知らないか)
「いいだろう」
「返礼だ。貴様に敗北を馳走しよう」
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「能力者の捕虜? 単独の?」
「ああ。今は海楼石の枷を付けてレインベースの地下牢に入れている」
「……徒党を組む連中が増える中で珍しいな」
「俺に近い能力だった。恐らく殺しに慣れても闘いに慣れていなかったのだろう」
「……運が良かったと言うべきか、悪かったと言うべきか」
ダズがレインベースからミケまで戻って来たかと思えば、まさかの襲撃報告である。
「その襲撃も大した戦闘にならなかったので、扱いに困ってな。一応向こうの兵士が調書を取るが……」
「取るが?」
マジでよく襲ったな。ダズだぞ?
俺と一緒にミホークとレイリーのしごきを切り抜けて来たウチの副。
そこらの能力者が勝てるわけねぇだろ。
ビッグマム海賊団で上位戦力であるクラッカーに勝ち越せる奴だぞ。
「場合によっては、取引をしてウチに取り込めないだろうか」
「…………おろ」
賞金首とは何度かレベル差分かってない連中を蹴散らして来たけど、ダズがそんなことを言うなんて珍しい。
「能力者だからか?」
「それもある。だが……そうだな」
共に海賊を始めた時は本当に子供だったダズも、もう立派に体が出来上がっている。
同じ船に乗る身の贔屓目ではあるが、多分、原作よりも強いだろう。
いや強いわ。もうこの時点で覇気両方使えるんだから。
ちゃんと未来視にまで到達してるんだから。
「まだ若い娘だった」
十八の男の口から出る言葉じゃねぇな。
「それが能力に振り回されて裏の道に進んでいる。それが気に食わん」
「……俺らも海賊、裏の道だぞ」
「この太陽の国を堂々と歩けるのなら十分だろう」
「それもそうか」
サンドラ大橋の西側を受け持つ、我ら黒猫海賊団の町。ミケ。
当然ながら川辺――一応、河の氾濫を警戒して過去の記録から少し離れた所に立てた町は、この島で最も大きな交易の町として軌道に乗っている。
「それに、単独だったのも気になる。あるいは単独で若い女を忍び込ませて、我らに手を汚させようとしたのかもしれん。能力者では確かに、一般兵では手加減できんかもしれん」
「なるほど」
「実際、暗殺に適した能力だった。下手に放置は出来んし、活かせるなら活かすべきだ」
(……ナラティブ工作か。確かにあり得る。念のためにストーリーを作っていち早く拡散しておくか)
河のより上流から引いてきた水路により、ここもシャムロック同様『青い町』と化している。
見ろ、アーロンとトーヤがそれぞれ弟子にしてしまったクンフージュゴンらを引き連れて町の警備に歩いている。
あん時はビビが爆笑してたな。
ハックやジンベエは未だにクンフージュゴンに近寄らないようにしているが、同時に素直な弟子が出来るのが魅力らしくてたまにチラチラ鬱陶しそうなアーロンを見ている。
トーヤは普通にジュゴンと仲良くしている。
なんかアイツ本当に『属性:海』ってくらいに魚人や海洋生物と相性いいな。
アイツが乗っている船はここいらでは神聖視されてる『海猫』が寄って来るから、たまにアラバスタ側から貸してくれって言われるんだよな。
おかげでいくつかこちらに有利な提言を通してもらったりしている。
パンダ外交ならぬトーヤ外交だ。
ネプチューン王とも上手くやっているし、オトヒメ様の手綱役も上手く務めてくれている。
「外交施設の方は?」
「建物自体はほぼ完成。後は内装だ。内を飾って、客人が寝泊まりするデカい部屋を一級品で埋めてやる必要がある」
「資金は足りたのか?」
「どうにかな。こっちの勢力圏の職人には払うもの払った上で、アラバスタの職人に仕事を依頼しておいた」
ピンシャー卿の意向は理解出来るし無視できないけど、やっぱ大金をこういった形に使うと色々後悔出てくるな。
船が何隻新造出来たのか。
どれだけの量の武装を用意出来たか。
どれだけの人数を賄える公共事業を他の島で展開出来たか。
こう、戦略面で補充・投資が必要な面の事が頭を過ぎって胃が痛くなる。
この間はマジでうなされていたらしくドールに揺り起こされたな。
ヒナと同じく、ドールには色々と気を使わせてしまっている。
海兵時代に酷い物を目にしたのか、黒猫での活動に真摯に励んでいる子だから大事にしたいんだが……。
ヒナ以上に海兵らしいから、投降した海兵達への折衝役としてかなり酷使してしまっている。
西の海ならば大ベテランのタキ爺ちゃんがいるんだが……。
(まぁ、食用油の交易が思った以上の稼ぎになって交易が底上げ出来たから良かったんだが……)
ミホークも砂漠地域の有効活用法を研究する一方で砂漠の緑化を試している。
今はとにかくゴミを一か所に埋めた上で、日影が出来るように半月状の穴を掘っている。
これで苔がむしたらわずかながら保水に成功したことになり、その後に期待が出来ると言っていたな。
その直後にデカブツをなます切りにしたり親衛隊をぶっ飛ばしたり俺やダズをぶっ飛ばしたりするわけだが。
「完成したら俺とコブラ王、ネプチューン王、そして海軍からはモモンガ准将でささやかな会談――というか会食を行う。お前も参加させるからスーツか燕尾服用意しとけよ」
「了解。しかし、海軍との繋がりを示すのか?」
「少なくとも、このアラバスタ海域を戦場にすることはないっていうアピールだな」
どうなろうとも今後の魚人の扱いは地雷原そのものだ。
ウチみたいな海賊が大金投下して建てた豪華な建物が自分達の贅沢に使う物じゃなくあくまで外交のための施設だというアピールと合わせて、ネプチューン王に多方面へのパイプを作っておきたい。
「それを終えてから正式にイッショウの提督就任式、カスタードへの部隊任命式を堂々と行ってから東の海に出る」
「……キャプテンにとっては、里帰りだな」
「ああ」
黒猫として三本爪を掲げて凱旋する以上顔を出さないわけにはいかないけど……商会の皆、許してくれるかなぁ。
アイツらの墓にも参っておきたいし。
「決戦が近い」
俺の言葉に、最古参の仲間が頷く。
「ここを撃ち破れば政府は自壊する。武力制圧に偏重しすぎた世界政府は、すでに世界を管理する能力がない。それが分かっているから愚民化政策に舵を切り、恐怖のみに頼る支配を強行しようとしている」
「愚かな」
「だが、それを通そうと君臨していた。この八百年の間、ずっとだ」
どうにも杜撰だ。
杜撰で、そして乱暴だ。
各国を結び付けていればまだ違った。
天竜人が支配者としての教育と研究をしていればまた違った。
それがこうして一斉に崩れたのは、その支配が杜撰だったからだ。
(どうしてこうも杜撰か。そこに連中の戦略が見え隠れしている)
恐らく――
どうでもよかったから、軽視したのだ。
その理由は、恐らく――
「勝つために万全を期す。そのための地盤固めだ」
「ミホークの話では、白ひげも海兵を吸収し始めているようだ」
「助かるな。そうなれば新世界は白ひげに任せられる。勝てば。勝てばだ」
例の調査結果を発表するのはそのタイミングだ。
考古学者、ニコ・ロビンと迫害され続けた魚人が手を組んで徐々に調べ上げていた、『橋の国』の調査。
そして、
「能力者の娘はお前に一任する。手懐けられそうならやってみせろ」
「ああ」
「無理ならばそのまま刑務を科す。司法部に回せ」
「了解した」
女子で能力者。
仮に裁判に回せば……ダズを襲ったとはいえ被害ゼロ。
実刑とはなるだろうが刑務五年……くらいか?
「ちなみに、能力は?」
「針だ。正確には棘らしいが、身体を固く鋭い棘に出来る。棍棒のようにも出来ていたから、俺と同じように硬質化も出来るのだろう」
「ふ~~~~ん」
…………。
それ原作でのお前の相棒やないか!!!?
「説得に成功したら?」
「……その時は、九蛇に任せようと思う。比較的新入りで、且つ女性集団だ」
……妥当ではある。
あるが……ん~~~。これどうすんべ。
「お前もちゃんと面倒みてやれ」
「? 俺がか?」
「ああ。襲われた責任はとってやれ」
「襲われた責任とは」
ええからええから。
一応一枚噛んでおけ。
原作では最終的に違う道を行く事になったようだけど、こうして出会った以上縁は縁だしな。
仮に逃げられても脅威レベルは低いし、育ってお前の側近になればそれでよし。
「それとダズ、イッショウやハンコックらと航行演習を計画しておけ。まだ間があるとはいえ、諸々の社交を終えればすぐに東の海行きだ。また
海楼石船は確保した。
海軍船の鹵獲――という名目で内部の兵士から横流しでかなりの量の海楼石が送られた。
加えて海楼石の買取を奨励したら、一種のトレジャーハンター業が活発になってそれなりの量を運んで来る奴もいる。
(さて、ルフィ達が生まれる……生まれているハズの海は果たしてどうなっていることやら)
頼むからまずちゃんと誕生していてくれ。
海賊王を目指すかどうかはさておきちゃんと生まれていてくれ。
これで君達が行方不明では寝覚めが悪すぎる。