とある黒猫になった男の後悔日誌   作:rikka

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036:ご記憶下さいます様に

 この島に住む者にとって、夏とは腐臭があちこちから漂う季節だった。

 食べる物こそ増えるが同時に略奪も増え、あげく略奪者同士の戦いも増える。

 

 争いは多数の骸をあちこちに放り投げ、そして出来た骸分の補充のためにまた略奪が行われる。

 

 言いがかりを付けて食料を持っていくならマシ。

 酷い時は若い男を兵隊として連れて行ったり、税と称して若い女子供を連れて行く。

 

 たまに他所の集落から逃げてくる者もいたが、聞く話はどこも同じだった。

 食べ物は持っていかれ、働き手も娘も連れていかれ、残るのは怪我人や病人、老人といった、畑を耕すことすらままならない者ばかりだ。

 

 いずれ、朽ち逝くこの集落と共に死ぬのだろう。

 

 

―― 土地に手が入っていないか。そんな余裕もないという事だろうが……。

 

 

 そういつものように悲嘆に暮れていた時に、奇妙な一団がやってきた。

 微妙に個々で着こなし方が違うが、背中と胸に、三本の爪痕と横を向いた猫のマークを付けた黒いスーツを身に纏った一団だ。

 

 

―― キャプテン、井戸も枯れているようだ。ここを生産拠点にするなら掘り直さなければならんな……。

 

 

―― うむ、それに畑すら荒れ果てている。種こそ撒かれているようだが、雑草だらけだ。これでは作物が痩せ細るどころか、病にかかりかねん。

 

 

―― ミホーク、おぬし真っ先に出る感想がそれなのか。いっそ剣士から農家に転職するとよいのではないか?

 

 

―― …………ふっ。

 

 

―― おい、その笑いはどういう意味じゃ。おい。

 

 

 その一団は誰も彼もが若く、体の丈夫そうな者から美しい者、さらには見たことない異形の者までいる。

 いかにも略奪者から狙われそうな者ばかりだ。

 

「お前さん達、どこの方かは知らないが外から来たのだろう? すぐに出て行った方がいい」

「ほう、なぜじゃ」

 

 まだ幼い年頃だというのに、すでに女としての美を身に付けつつあるどこか尊大な少女が尋ねる。

 

「この島は盗賊団が奪い合う地獄みたいな所さ。アンタみたいな綺麗な子が奴らに捕まったら、死ぬより酷い目に遭わされちまう。悪い事は言わないからすぐに出て行った方がいい」

 

 そう答えると、少女は特に表情を変えることなく、年上の者達ではなく近い年頃の男の子に、

 

「主殿、これは思った以上に旨みがないぞ。兵になる者どころか、労働力もほとんどないと見える」

 

 そう意見を言っていた。

 主殿、と呼ばれた眼鏡の少年。長く伸ばした髪を後ろで無造作に束ねている、どこか育ちの良さそうな男の子は、少女の言葉に首を振り、

 

「おそらく、賊が農夫として持って行ったんだろう。奪い合いでも、生産する者を使い捨てていれば奪う物すらなくなる。……食料もそうだが、働き手の奪い合いの側面もあるか……」

「ホロホロホロ、それじゃあ計画通りか」

 

 まだ幼い、親の側で甘えていていいくらいの歳の娘は妙に堂々とした貫禄で、閉じた小さな傘で山の方を――連中のアジトがある方を指す。

 

「クロ、どうやらもう連中に見つかってるようだ。あっちの山から、武器を持ってこっちに向かってる連中がいる」

「周りに非戦闘員らしき人間は?」

「いねぇな。さっきちらっと山の中で畑仕事っぽいことしている奴らが見えたから、そいつらじゃねぇか?」

「……巻き込む恐れはないか。なら、まずはこっちを狙っている連中から片づける。ダズ、ここを仮拠点にしよう。俺達が倒す間に設営に入って――」

 

 こっちに、またあの悪魔みたいな連中が来る。

 そう聞いた瞬間、背筋が凍る。

 一方で、目の前の若者たちはそれほど緊張を見せずに荷物を下ろし始め、その内の一人―― 一団の中では年齢の高い方の男が、腰から剣を抜き、

 

 

 次の瞬間、オゥッ! という風を切る信じられない轟音と共に、少女が傘で指示していた方向に巨大な斬撃が飛んだ(・・・・・・)

 

 

「「「「「ミホーーーーーーーーーーーーーーーークッ!!!!!!!!!!」」」」」

 

 

 一団の全員が、剣を振るった男に叫びながら詰め寄る。

 

「おっま! なんでいきなり斬った!!?」

「一応行動を共にしているのならキャプテンか幹部の誰かにまず許可を取ってくれ……っ!」

「このクソ野郎、滅茶苦茶ビビったじゃねぇか!!」

「なんでミホークはいっつもそうなの!?」

「というか、斬るなら斬ると言わぬかたわけ!!」

 

 一団の中で、子供のハズなのに妙に敬意を払われている者達が、剣を振るった男に一通り怒鳴る。

 ミホークと呼ばれた男は、キョトンとしてから「あぁ」と小さく呟き、

 

「斬ったぞ」

 

「「「「「やる前に言え!!!」」」」」

 

 眼鏡をかけた少年は、頭をガシガシ搔いてから周囲に指示を飛ばし始める。

 

「ペローナ、敵の様子は!?」

「ぶった斬られてるよ! 生き残ってる奴らもなにがなんだか分かってねぇ様子だそりゃそうだ!!」

「生き残ってる数は?」

「ひぃふぅ……四人だ。うち一人は範囲の外側にいたのか無傷」

「よし、そのままゴーストでそいつら無力化しろ。二番艦所属兵はソイツら捕まえて敵の情報引き出せ。親衛隊は拠点設営を進めながら住民から事情や情報を聞き出してくれ。敵のアジトもそうだが、他の集落の事などもだ」

 

 生き残りがいた事が不満だったのか剣を握り直している剣士の(すね)を、さきほどの美少女がゲシゲシと蹴っている。

 

「あ、あんたらは一体……」

 

 度肝を抜かれていた隣の家の老婆が、恐る恐る声をかける。

 

「一体、何者なんだい?」

 

 その問いかけに、眼鏡の少年は小さく微笑んで、彼の側に控えていた女性剣士に目線を送ると、今度はその女性が他の者達に目線を送り、長い物干し竿のようなものを持ってくる。

 

「ん、んん! ……失礼いたしました。紹介が遅れてしまいましたが……海賊です」

 

 やけに長い物干し竿と思ったそれは、ポールだった。

 そういう部隊なのか、ほとんど女性で構成されている剣士の集団がその先に大きな旗を結び付けている。

 

 海賊旗と言われれば確かにそう見える、だが恐怖を感じさせない旗だ。

 剣を振るった男以外が身に付けている服の胸と背中に輝く、三本の爪痕に猫のマーク。

 

 

「我らは今日より、貴方達を統治する海賊」

 

 

「名を黒猫と申します」

 

 

「ご記憶下さいます様に」

 

 

 これは、ある海賊団が国を手に入れたという情報が入る一週間前。

 

 黒猫にとって前哨戦にすらならない、戦いの始まりの一幕であった。

 

 そして、海賊という名に怯えていた集落の住人たちが、息子たちの帰還と共に『黒猫』の名を深く心に刻むその少し前の話である。

 

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

 一番の大仕事になるはずだった王国――モプチという名の国の制圧作戦は、驚くほどすんなりと終わった。

 

 ……終わっちゃったおかげで、俺はミホークと二日に一回、最低三時間はガチの斬り合いしたうえで仕事こなさなきゃいけないんだけどどうなのそれは……。

 

 しかもアイツ次の日にはアミス達と丸一日斬り合いしてるか畑仕事してるし。

 元気良すぎるにも程があるだろう……そのうち毎日五時間斬り合いしようぜとか言ってこない?

 

 確かにおかげで武装色はハッキリと使えるようにはなれたんだけどさ。

 

 マフィアらしき連中の報復攻撃もあるしそれへの対策に哨戒計画に情報の喧伝と隠ぺいの仕分け、市民の慰撫と同時に労働力の割り振りに……。

 

 自分で立てた計画だけどたすけて……たすけてくれめんす……。

 

「ロビン、食料生産の方はどうなってる?」

「今使える畑全部で、夏撒きの作物の種まきを終えたってさっきミホークが言ってたよ。ダズさんも畑の復興を手伝っていたよね?」

「あぁ。それに先日制圧した島と同じく、内乱で潰されていた井戸の復興も進みつつある。持ち込んだ食料も含めて、すぐに飢え死ぬ人間はそこまで多くないハズだ」

「……それでもゼロには出来ないか」

「多少は割り切るしかあるまい。埋葬を丁寧に行うように取り計らえば、多少は印象も良くなるだろう」

 

(……ダズもそういう考え方をするようになったか……いい事なのか悪い事なのか……はてさて)

 

 半分外壁が崩れた王宮――元王宮の中の一室に俺はダズ、ロビンを呼んで状況を聞いていた。

 玉座は残っていたし、ハンコックが座らないのかと聞いてきたが、あれに座るのはさすがに恥ずかしすぎる。

 

「まぁいいだろう。それにしても、マフィア勢力が脆いのが予想外だったな……能力者の一人二人は想定していたんだが」

 

 銃火器の類こそ揃っていたが数だけ集めた連中だった。

 親衛隊どころか二番艦以降の通常戦力だけでも十分に対応できる程度の寄せ集めと言えばいいのか……。

 

 結局金品持って脱出しようとしてたから先回りしての一斉砲撃で全員潰したけど。

 

「多分、他のファミリーに移ったか買収されたのだと思う。能力者は重宝される」

「そうなの?」

「島に籠っている連中は能力者を気味悪がるが、マフィアはそういうものだと知っているからな」

「……ダズ、ひょっとして勧誘受けたことあった?」

「あぁ、一度な」

 

 王族と呼ばれる人間は、女子供を残して全員死んでいた。

 実質この国は、反政府軍というよりは反マフィア軍とマフィアの手が入った元王国軍、それに生きるために略奪に走った盗賊集団の三つに分かれて争う形になっていたわけだ。

 

 王族の子達はマフィアによってこの王宮の地下牢に囚われていた。

 いざなにかあった時にやり玉に挙げるつもりだったのか、あるいは折を見て非加盟国とはいえ王族という触れ込みで売り飛ばす予定だったのか。

 

「それでキャプテン、これからは?」

「詳しい事は今晩の幹部会で、王族の方々も招いて話し合う予定だが……とりあえずは情報収集に力を入れる事になる。王族の名前が今この地でどう思われているのか、とかな」

 

 後はしばらくの間食料と燃料の確保と貯蓄になるなぁ。

 

 冬前までに可能な限り安定させたうえで俺達で海賊のような外敵を排除して、春からの生産活動を軌道に乗せて一度成功させたらようやく一息、といった所か。

 

 まずはここの生産力を十分な物にしないと身動きが取れん。

 

「ダズ、接収したのも含めて、今哨戒に使ってる船に全部、網を引くように命令しておけ」

「……哨戒船兼漁船にするつもりか? 斬新だな」

「あんまり成果は出ないだろうけど足しにはなるだろ」

 

 

「出来るだけ民衆から飢えを遠ざけないとな……」

 

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

「はあぁぁぁぁっ!!」

 

 王宮内部、並びに旧首都の見回りを終えてから、親衛隊の隊長となったアミスは元王宮兵の練兵場にて、刀を振るっていた。

 

 相手をしているのは黒猫海賊団が戦った中でもっとも強力な剣士、『海兵狩り』のミホーク。

 

 先日起こったマフィアによる報復戦において、副総督ダズ・ボーネスと共にたった二人で船7隻分の戦力を斬り伏せた男である。

 

「良い。他の親衛隊の者達も驚嘆に値する速度で上達しているが、お前はその中でも特に速い」

 

 アミスが上段から振り下ろした剣を受け止めたミホークは、その剣をからめとり、弾き飛ばそうとするがその前にアミスは剣を引き抜き、突きの態勢に入る。

 

「……よし、今日はここまでにしよう」

「? もう、ですか? まだ体力は残っていますが」

「だからだ。拠点のあの島でならば最後まで付き合うが、ここは制圧したばかりでまだ敵地と言ってよい。特にダズ・ボーネス同様に部下に指揮を飛ばす必要があるお前をヘバらせるわけにもいくまい」

 

 ミホークがそういうと、アミスは少し頬を膨らませて、

 

「だったら、キャプテンの事も少しは労わって頂けませんか? あの方は、これから政務にも携わる事になるのですから」

「だからこそだ」

 

 ミホークは剣を鞘に納め、手拭いで額の汗をぬぐい始める。

 

「クロは、我流で訓練をしていたためかその覇気を歪な方向に成長させている。基礎を固めずに応用に入ってしまった……と言ったところか」

「……貴方の刀に(ひび)を入れたという、あれですか」

「そうだ」

 

 今ミホークが使っているのは、彼が黒猫海賊団と行動を共にし始めて最初の略奪の際に、目標のマフィアの取引品の一つだった大業物、『宮尾・弐式』と呼ばれる名刀である。

 

 彼が元々使っていた刀はただの数打ちだったため、クロがミホークに「壊した刀の代わりに使え」とこれを渡した時には大変喜んでいた。

 

「覇気は上位層との戦闘において基本であり、奥義になる。覇気を拳や武装に纏わせればその威力は大きく跳ね上がり、自然系(ロギア)のような敵にも有効打を与えられる」

「だから武器に覇気を纏わせるのは、海軍本部将校や四皇勢力を相手に戦うのならば絶対条件。刀が折られるのはもちろん、刃毀れすら剣士の恥……ですね」

「まぁ……俺はあの男にしてやられたわけだが」

 

 ミホークは、(ひび)の入ったあの刀を自室に大事に取ってある。

 

 彼にとってあの刀は、剣豪と呼ばれるようになって初めての敗北の証であり、より強くなるという誓いの証であり、『黒猫』と出会った思い出の証でもある。

 

「クロは強くなる。覇気をいつでも使えるようになれば、俺の刀に(ひび)を入れたあの洗練された覇気も鍛えられる」

「ええ、そうなると我々も信じております」

「だが、奴は生き急ぐように敵を作る。……この作戦も、奴が勢力を築いたと知れば海軍はかなりの部隊を送り込んでくるだろう」

「……はい」

 

 アミスは、あの偽装船から解放されて以来ずっと使っている刀を握りしめる。

 

「キャプテンは、一刻も早く一大勢力を築かなければならないと考えているようです」

「聞いた。といっても詳細までは奴も言わなかったが……」

 

 ミホークが、王宮の方へと顔を向ける。

 豪華な部屋は好みではないと、簡素な部屋を暫定的な占領(・・)本部としてクロが使っている部屋だ。

 おそらく、彼女もそこにいるのだろう。

 

「ニコ・ロビン。オハラのバスターコールは風の噂で聞いていたが、政府がそこまで歴史(・・)を恐れているとは……」

「貴方が来る前の地区本部での海戦においても、彼女を重視しているような印象を受けました」

「まったく、そのような大戦(おおいくさ)があると知っていればな」

 

 参加したかったのかと、アミスはジトっとミホークを見るが、本人はどこ吹く風と流している。

 

「ともあれ、少なくとも海軍と一度大きな戦いをせねばならないのはほぼ決定事項だろう。これから先、クロは非加盟国民のまとめ上げや対策に追われる。ならば、まだ時間のある今のうちに覇気の基本を完全に体になじませておけば、そう簡単に止められんレベルに奴は仕上がる」

 

 アミスは、目の前の男と自分達のキャプテンの一騎打ちを思い出した。

 ミホークですら完璧には捉えきれないほどの神速の連撃。

 

 あれに今以上の攻撃力が乗れば――果たして、それに対抗できる者など偉大なる航路(グランドライン)でもどれほどいるというのか。

 

「気を抜くな、親衛隊隊長」

 

 そんなアミスの思考を読み取ったのか、ミホークはその鷹のように鋭い眼でまっすぐ彼女の目を見る。

 

「上には上がいる。今の俺でもまだまだ届かぬ強者なぞ、海にはゴロゴロいる」

「……正直、ピンと来ません。今の私からすれば、貴方こそ雲の上の人間ですから」

「いずれ出会う。純粋に強い敵はもちろん、想像から外れた思いもしない敵にも」

 

 

 

「油断してくれるな、アミス。海は大きく、世界は広く、そして(いただき)はいつだって遠いもの。それを忘れた者から……死んでゆくのだ」

 

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

「まったく、面倒な所から依頼が来たものだ」

 

 ある特殊な船の中で、仮面のような兜をかぶった大柄な男が酒を飲みながら地図を見ている。

 

「東ならば壁を一つ越えるだけなのだが、西ともなると手回しがあれこれいる。……依頼金がこれほど高額でなければ突っぱねていた話だな」

 

 依頼主は西の海のとある加盟国――それも複数の国家による連名のものであった。

 ある非加盟国を舞台に代理戦争を起こしていた者、あるいはその代理戦争の元で儲けていた国家群である。

 

 依頼内容は、とある海賊の排除とその海賊の支配下にある島の制圧。

 

 相手が非加盟国とはいえやっていた内容が内容なので、表沙汰にならぬようマフィアと手を結んで裏から搾取していた所を追い出され、奪還のために偽装した軍隊を送った所一方的に壊滅させられたため、『戦争屋』として有名な男の元に依頼が届いたのだ。

 

「子供で億越え。それに伴う実力もあるとは大したものだと褒めてやりたいが……」

 

 男が見ている地図は、西の海のとある海域。とある非加盟国とその周辺を正確に描いた海図である。

 

「まぁいい。一次ロットの兵隊の実用テストと思えば、金銭以外にも得るものはあるか」

 

 その海図の横には、四枚の手配書が並べられている。

 ターゲットの海賊団を率いる少年海賊と、その部下達だ。

 

 

 

「『抜き足』のクロ。若い可能性を奪うのは残念だが」

 

 

 

「我ら、ジェルマが悲願の糧となるがよい」

 

 

 




【悲報】クレメンス氏、失踪【いつもの】

次回投稿がいつになるのか本当にわかりませんのでここで明記。
年内に最低一本以上は投稿したいとは思っていますが……

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