とある黒猫になった男の後悔日誌   作:rikka

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039:黒猫のとある一夜

「それで、今度は戦争か」

「……すまんな、ダズ。当初の予定ならもうグランドラインで数を揃えだしているハズだったんだが……」

「数は揃っているだろう。7隻――輸送船や改造漁船も含めると15隻もの大船団になった」

「予定外にも程がある……」

 

 まぁ、ロビンを拾った時点で予定なんざ全て吹き飛んだんだが。

 

 ミホークと斬り合って偵察の人員を選別、送り出してからミホークと斬り合って復興作業絡みの仕事を一通り見て回り、ミホークと斬り合ってベッジの王女殿下への謁見を無事に終わらせてミホークと斬り合った夜。

 

 ここから忙しくなるのが確定ということで、せめて身体だけは休めようと男子部屋でゴロゴロしていた。

 

「モグワ王国か……。高名な剣士の噂は聞かないが、どうにかして呼び寄せるだろう『補充戦力』の方に興味があるな」

「ミホーク殿はやはり強者を好むか。まぁ、私も武人の端くれ。その気持ちは分からんでもない」

 

 ミホークやハックも同じく、刀の手入れをしていたり、筋トレをしたりして思い思いの時間を過ごしている。

 

「まぁ、傭兵の類を雇うとしてもそれなりに腕の立つ奴を呼び寄せるだろうなぁ。なにせ、わざわざ新造艦で編成した部隊を送り込んでいる」

「……だから負けたのではないか?」

 

 ダズは新しい船や武器よりも、使い慣れて信頼性の高い物を好むからそう思うのだろう。

 実際、間違いではない。ないのだが……。

 

「お前から話を聞くに、長距離での砲戦に特化させるためにわざわざ作ったんだろうな」

 

 例の長距離砲を一度本船に乗せてみたのだがやはり大きく、操船において邪魔になる面もあったと報告があった。

 

「お前達は個々の戦力もそうだが、それと同じくらい砲戦を主軸とした戦術が明確な脅威だからな」

 

 その気になれば剣一本で砲撃全部切り抜けて船をたたっ斬れる男の評価だ。嬉しくねぇ。

 

「はっはっは、その気になれば夜でもクロ殿の指揮する船は当てられるからな。敵からすれば肝を冷やすであろう」

「……あんな芸当できるのは、ペローナのおかげなんだけどなぁ」

 

 幸い火薬の類は、同種類の物が豊富に手に入ったので試射を何度も出来たのがでかい。

 なるだけ性能の近い大砲を横一列に並べ、角度を一定ずつずらして一斉に射撃。

 

 それをゴーストで高所から観測しているペローナに着弾報告してもらう。

 

 例えば、一番と二番の大砲の着弾位置が相手の船を挟んだとする。届かなかったが最も近かった砲弾と、近いが通り過ぎた砲弾だ。

 この時、一番と二番の着弾地点の間を十分割して、敵船の位置がそのどこにいるかをペローナが報告する。

 例えば、二番の方がやや敵船に近ければ「一番から二番、七-三」と。

 

 それを元に照準調整して、より精密な砲撃で圧を加え続けるのがウチの基本戦術だ。

 

 ホロホロの実の特性なのか、ゴーストを通した視界は夜目が利くというのもこちらにとって大きかった。

 

(夜戦だったら完封できる自信もあるけど、それも相手の戦力次第か)

 

「少なくとも、数だけの連中ではないと思え。数だけの連中ならば、こっちの戦力を抜くのに必要な数を揃えるには余計に金がかかる」

「となると、精鋭か」

「精鋭、かつ人数もそこそこって所だろうな」

 

 ミホーク、お前いい笑みを浮かべやがって。

 斬り合いがしたい斬り合いがしたい。と、その笑顔がとてもうるさいですわよコノヤロウ。

 今日お前と合計でだいたい8時間強も斬り合ったじゃん。

 

「では相手の動き次第では海戦か?」

「……数次第だな。海戦は海上でも活かせる能力者がいない限り、結局船の数が大局を決める」

 

 全員を船に乗せて海上決戦を挑んで、船を一隻二隻逃した場合相手次第では大惨事だ。

 地区本部の時のように、切り抜けるだけで良しとするわけにはいかないのだ。

 

「魚人組にちょっと仕事はしてもらうが、基本的には本土での決戦になるだろう」

 

 なにせこっちには全自動人斬りマシーンがもうスイッチ入れてウズウズしているのだ。

 その性能を全力で活かすには、海じゃなくて陸だ。

 

 後は偵察隊こと買い出し隊やベッジ達がどれだけ情報を持ち帰ってくれるかだな……。

 

 念のためにモグワを避けて、周辺諸国で遠まわしな情報収集を命じている。

 モグワ本国を俺一人で調べてもいいんだが、それだとグランドラインでの勢力拡大している間に領地や情報の管理を回せる人員が育たない。

 

 モグワ国内の調査はベッジの影響下にある組織を使うらしいが……そっちは大丈夫なんだろうな?

 

「そうだ、クロ」

「? なんだ、ミホーク」

「いや、思えばお前達の計画を知らなかったなと。今でこそ非加盟国による連合などという大事業に手を掛けているが、元々一海賊としての計画があったのだろう?」

 

 ぴくり、とダズが反応する。

 あぁ、そういえば元々のグランドラインでの計画知ってるのってダズとペローナだけだったな。

 ロビンはそのうち説明しようと思っていた矢先に、ロビンを加えた最初の仕事で海兵奴隷事件にぶち当たったから……。

 

「ここにいる面子は信頼してるし、もはや意味がない計画なので言うが……ある島の制圧が目標だった。グランドライン入りするまで……そして入ってからは、島を制圧できるだけの戦力の増強に努めてな」

 

 当初の予定だと、最短でも5年がかりの計画だったんだよなぁ。

 せめて見た目だけでも子供と思われないくらいに成長してからが本番って感じで。

 

「島、か」

 

 なんだよ、ミホーク。

 そういう意味を込めて軽く睨むと、実質うちの親衛隊の剣術顧問はワインを呷り、

 

「いや、不思議なものだが……お前が島を制圧、支配すると言うと、そこはさぞ栄えるのだろうなと笑ってしまった」

 

 ミホークがそういうと、ダズとハックが同時に噴き出した。

 お前ら……。

 

「前々から思っていたんだが、武力のみを背景に恐怖で支配するのはこう……効率が悪いと思うんだよ……」

 

 そりゃ四皇並み――せめてクリーク並みに数揃ってるならアレだけど、バギーとか船一隻の戦力でよく堂々と町支配していたな……。

 いくらバギー玉みたいな強力な砲弾があっても、海軍が集まったらどうしようもなかっただろうに……。

 

 茶ひげとか白ひげが死んだ途端にイキったせいであんな面白生物に……。

 

「つくづくお前は海賊らしくないな」

「そうか?」

 

 海軍相手にやらかしてるんだが……。

 しかも今回の敵は加盟国だ。

 向こうから喧嘩売ってきたわけだけど。

 

「普通は暴力に酔うものだ。まぁ、そういう者はグランドラインに入る前か、入ってすぐに死んでいくが」

「それは海賊じゃなくて雑魚っていうんじゃないか?」

 

 仮にそれが主流でも、俺には無理だなぁ。

 これから先街で酒飲む時に、怯えながら注がれたら不味くなる。

 

「クックック。いやすまん、確かにお前の言う通りだな」

「して、クロ殿。貴殿はグランドラインのどこの島が欲しかったのだ?」

「ん? あぁ――」

 

 

 

 

 

「ジャヤ」

 

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

―― 悪いね、いつもお手伝いしてもらって。ところで、今日はご飯の前にあんたにお客さんが……。

 

 

 

―― いい娘だが……一緒にいるとおれ達まで危ない……。それに……この賞金額を見ろ……。

 

 

 

―― くそ、部屋にいない! 探せ! アイツを海軍に引き渡すんだ!

 

 

 

「……っ!!」

 

 ニコ・ロビンは、ここしばらく見ていなかった夢――実際に起こった悪夢を思い出して跳ね起きた。

 反射的にバランスを取ろうとするが、ここが船のハンモックの上ではなく王宮の大きな部屋の中、雑に敷かれたマットレスの上だった事を思い出して一息つく。

 

 部屋の中にはロビン同様、ハンコックやその妹を始めとする黒猫海賊団の女性陣が所々欠けていたりするマットレスの上で、シーツや毛布に包まって睡眠を取っている。

 

 ここにいない人員は、今や黒猫海賊団の本拠ともいえるこの王宮の警備に出ている。

 

 ロビンは辺りをキョロキョロと見回し、起きている人間がいないか探すが誰も彼もが熟睡している。

 

 迷ったロビンは、隣で寝ている緑の髪の少女――サンダーソニアに触れて起こそうか少し悩み、結局一人で起き上がった。

 

 喉が渇いていて水を飲みたかったし、なにかジットリと嫌な予感がしたからだ。

 そっと歩いていき、脆くちょっとしたことで音を立てるドアを出来るだけ静かに開けたロビンは、廊下へと出て水樽が置かれているバルコニーへと出る。

 

「? なんだ、ロビン。起きてしまったか?」

 

 そこには、あの日からずっと自分の側にいる、大きな黒猫が風に当たっていた。

 

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

「キャプテンさんも、起きちゃったの?」

「あぁ、ミホークに釣られてワインを飲んでたらあの野郎、飲み比べを煽りやがって……それで、少し早い時間からぐっすり寝てしまってな。とりあえず水を飲みに来た」

 

 アイツまじでザルだから困る。

 ワインも今では貴重な嗜好品だから大事に飲んでくれ……。

 ……ウチの船員、ほとんど麦酒の方を好むからワインが余っていたのは確かなんだけどさ。

 

「私も……。なんだかふっと目が覚めちゃって」

「すまんな、水飲み場を屋内に用意できればいいんだが、そこまで手を回す余裕がなくてな」

 

 かなり気を付けて開けたようだが、それでも音がするからなぁ。

 ひょっとしたら、ロビンに続いて目を覚ます人員が出るかもしれん。グラスや器を用意しておくか。

 

 もうちょっと物資を治安の維持と畑や山周り以外に使えるようになったら、水道とかの整備にも着手出来るんだが……。

 

「ほれ、これでいいか」

 

 今ではこうして、一々汲んだ水があるところまで行かないと悪い。

 樽の蓋を外して柄杓(ひしゃく)で、適当な木彫りの器に水を注いで渡すと、ロビンはありがとうと言って受け取る。

 

「……しかし珍しいな」

「?」

「ロビン、ここ最近はちゃんと眠れるようになっていただろう?」

 

 出会ったばかりの頃は眠っていても小さな音で目を覚ましていたし、俺がダズやペローナと部屋で話していると、いつも物影部分に目やら耳やらを生やして警戒していた頃がなんだか懐かしく思える。

 

 アミス達を保護したあたりから警戒が薄れて、島を開拓し始めた頃には熟睡できるようになっていたのに。

 

 ペローナが眠るロビンの目の上で手をヒラヒラさせて熟睡を確認した後、謎のガッツポーズを取った日を俺は忘れない。

 

「…………うん」

「あれか、ハンモックに慣れてしまってマットレスじゃ落ち着かなかったか?」

 

 出来れば船員は全員ちゃんとしたベッドで寝かしてやりたかったが現状その余裕がなく、寝袋やマットレスを集めて来るのが精一杯だ。

 

 船の中でも、ちゃんとしたガレオン船とかならまだしも本船(仮)な状態だからな。基本全員ハンモックだ。軽いし。

 

(……やっぱりお金も稼がなくちゃアレだな。ナミじゃないが、貧乏海賊団なんてあんまりだ)

 

 俺に付き合って追いかけ回されるのならば、せめて多少はいい暮らしをさせてやらないとあんまりだ。

 

 ロビンだって、こんな極貧生活に慣れすぎるのはアレだろう。

 せめてちょっとしたゆとりくらいは確保。最優先とはいかないが、次点くらいには優先させていいだろう。

 

「……なんだか、嫌な夢を見ちゃって」

「夢?」

「うん。……キャプテンさんと会う前までの……」

 

 俺と会う前。あの樽の中にロビンが隠れるまでか。

 

(原作キャラの悪夢って洒落にならん嫌なフラグなんだよなぁ)

 

 一瞬、ウチが崩壊してロビン原作ルート入りの可能性が思い浮かぶが……まずそれはない。

 ミホークがノリノリでウチにいる今、多少犠牲が出る事はあってもロビンが逃げ出さなければならない程の崩壊をするとは思えない。

 

 と、なると……思い当たるのは一件。

 

「多分、お前の勘が働いたんだろう。そして、それは多分正しい」

 

 そもそもロビンは勘のいい子だし、悪意には敏感だ。そうでなきゃ一人で二十年逃げ続けられるわけがない。

 

「この国の人間は、故あればすぐに俺達を裏切る。あるいは、もう準備を始めているかもしれない。そのつもりでいてくれ」

 

 ロビンはギョっとした目で見ているが、そこまで大きい驚きではない。

 薄々、小さな悪意を感じていたんじゃないだろうか。

 

 まぁ、仕方ない。

 どれだけ俺達が真っ当な統治をしたところで、この地になんの所縁(ゆかり)もない海賊なんだ。

 

「つい先日まで、生きるためには親類縁者……自分の親や子供を売らなければ生きていけなかったんだ」

 

 実際、明確な略奪者がいたルーチュ島はまだいいほうだ。明らかに自分達が不幸な理由がいた。

 こっちはマフィア達が手を加えていたとはいえ、それは言う程表に出ていない。

 

 統治に失敗した王族に対する不満、略奪を行う反乱に対する不満、立ち上がらない市民に対する不満。

 不満と不満と不満のミックスピザ状態だ。

 無意味な怒りと裏切りで現状をやり過ごす事に慣れすぎてしまっている。

 

「場合によっては俺達を売る事で以前よりも安定した状態で加盟国が支配してくれる(・・・・・・・)かもしれない。そう考えている人間がいたとしてもおかしくない」

 

 具体的に言うと、あまり俺達に顔を見せない王妃様とか。

 

(……自分の娘を俺達海賊に会わせるって事はこっちが勝つ可能性が高いと見て……だけどいざってときは売るつもりだろうしなぁ)

 

 その場合、王妃様は王女殿下を切り捨てて幼い妹の方を攻めてきた加盟国、あるいは政府との交渉に使うつもり……か?

 

(何があっても不思議じゃないのが却って判断に困る……。自前の兵力ほぼゼロだから、毒とかを警戒してれば問題ないと思うんだが……)

 

「キャプテンさんは……」

「ん?」

「怒らないの?」

 

 そう言われてもな……。

 

「そりゃ、そういう事態になったら気分は悪いしそんときゃ怒るだろうが……弱いのが人だからな」

 

 自分だってそういう醜態さらすほどに落ちぶれる日が来ないと断言できない。

 というか十分以上にあり得る。

 何もかも捨てて東の海でシレッと執事顔している可能性は十分にある。

 

 ロビンだってなにかあったら本を全部捨てて人身売買に手を染めてる可能性があるんだし……。

 

 良い事も悪い事も、善も悪も紙一重よなぁ。

 

「賞金首になってから一人が嫌で、背負える物はとにかく背負ってきて、まぁ……そういうものに振り回されてるのも確かだけど」

「……私も?」

 

 嘘をついても仕方ないので頷く。

 

「あの時も、正直ロビンを拾う事は迷った。なにせ、あの時の俺達は子供三人の駆け出し海賊団だ」

 

 なにより、賞金額とか吹っ飛ぶくらいのヤバいネタだからな。

 だから最初は、海兵の動きを見てロビンを避けようとしていた。

 

「でもまぁ、そうやって背負ったものに助けられている。ロビンも、アミスもハックも……アレだ。背負ったわけじゃないが、正直ミホークにもかなり助けられている」

 

 ここ最近は毎日斬り合っては仕事して斬り合っては食事して斬り合っては休んで斬り合ってるから、一度くらいアイツの顔をガチで蹴り飛ばしたいなと思っているんだが。

 

 今日も蹴り入ったと思ったら後ろに飛んで衝撃逃がされた挙句、足斬り落とそうとしやがったあの剣術馬鹿。

 

「そんで行きついたのがこの島だ。俺はこの島の人間を利用することから始めて、政府が俺やお前達に手を出しづらい状況を作ろうとしている」

 

 そして、そうやって状況を足止めさせた所でいつか必ず世界政府――に加えて四皇が襲ってくること確定の状況。

 泣けるぜ。

 

「結局は自分達のためなんだ。そのためなら裏切りの百や二百、飲み込んでみせるさ」

 

 ようは、最終的に何もさせなければいい。

 

 ここから先は競争だ。

 政府がこちらの脅威度を正しく計る前に、それ以上の土台を仕込まなければならない。

 そして制圧した地域の人間が、『黒猫』を軽く見る前に実績を積み上げなければならない。

 

 そのためには、ほどよく悪名高い(・・・・)加盟国との戦いはこちらの宣伝と引き締めにはちょうどいい。

 

 

―― なんだ、ここにいたのかクロ。

 

 

 水を飲んで落ち着いたのか、少し表情が柔らかくなったロビンの頭を撫でていたら、ベッジがバルコニーにやってきた。

 

「ああ、慣れない酒を飲んでちょっとな……」

「お前は船団のトップなんだ。飲むならいい酒にすることだ」

「覚えておく。それで、どうした」

「俺の傘下にモグワの港町を調べさせていてな、そいつらが見慣れない船を確認したんで写真を撮らせてきた」

「見慣れない船?」

 

 ベッジが手にしているのがそれだろう。

 ロビンが立ち上がって、背伸びをしている。

 早く見せろという小さな意思表示だろう。

 

 ……ロビン、ベッジといいミホークといい俺と交戦した相手には微妙に手厳しいな。

 ダズが俺の首を取りに来ていた賞金稼ぎだったと教えたらどうなるんだろう。

 

「見せてくれるか?」

「おう、ほらよ」

 

 ベッジは写真を俺に手渡し、その手でそのまま、写真を覗き込もうとしたロビンの頭をポンポンと撫でる。

 

 ロビンが少しふくれっ面になるが、ベッジはそれすら楽しんでいる。

 ベッジお前……ちょっと意地悪な親戚のオジサンか?

 

「かなりの巨船だ。数は5。まぁ……数以前に気になるだろう?」

 

 

 

 

「なんだろうな、デカい電伝虫(・・・・・・)に船乗せて…………クロ?」

 

 

 

 お――

 

 

 

「どうかしたのか?」

 

 

 

 おっま!!!!

 

 

 

「ベッジ、そっちの幹部全員会議室に集めろ。こちらも幹部を招集する」

 

 またこのパターンか!!

 ここ西の海だって言ってんじゃん!!!!????

 

「ヤバい奴が出てきたぞ」

 

 

 これ間違いなくジェルマの船じゃん!!!!!!!!

 

 

 


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