陰キャのソムリエ三日月ちゃん   作:不知火勇翔

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感想ありがとうございます。感想をくれた人のために書きました。


第4話

 

「・・・・ヒューマンデブリって何?」

「・・・・『ヒューマンデブリ』。安値で人身売買される孤児たちの総称ね。登録書がある限り個人や企業・団体の所有物としてあつかわれる、人権の無い子供のことよ。(wiki参照)

・・・・あの子のことが気になるのね?」

「・・・・他人の気がしないんだ。・・・・何故だかは分からないけど」

 

 

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 スレッタさんがデート。

 乗るしかない!このビックウェーブに!!!

 時刻は正午。今日もチュチュとかいうピンク頭と一緒にスペーシアンをボコして『2人は最強!』をやっていた僕こと三日月・オーガス16歳は、(寝泊まりしていた寮から追い出されたため)最近入り浸るようになった地球寮で衝撃の事実を伝えられた。

 あの、あの隠キャ(ブーメラン)が異性とデートをするらしいのだ。

 最近は『第2の決闘(リアルファイト)委員会』の会長と呼ばれ始めた僕がスペーシアン相手と喧嘩していた隙に、だ。これは由々しき事態である。何が悲しくて野郎との喧嘩ごっこに青春を費やさなければいけないのか。

 僕はスレッタさんの力量を見誤っていたらしい。

 確かに、あのオドオドした様子は可愛い。餌付けしたくなるのも分かる。口数が少なく、いつグーが飛んでくるか分からない僕とは大違いだろう。

 くっ・・・。流石隠キャライバルと言ったところか。

 いや、まだ焦る時間じゃない。落ち着け。全裸さんも『次に活かそう』みたいなことを言っていたハズだ。そうだ。バナージだって『それでも』を連呼し続けていた。

「・・・・アンタ。まさか妬いてんの?」

 ピンク頭が何か言ってきたが、とりあえず無視。というか対面では上手く喋れないのでユルシテクダサイ。オネガイシマスゥ。

「・・・・ん?」

 地球寮の回りをウロウロしていると、グエルくんが前傾姿勢でバイクを吹かしながら疾走していた。あの先にいるのは、確かスレッタさん・・・・。ふ~ん?へ~ぇ?

 ハジケリスト(とても重い名前)見習いである僕の出番な気がしたため、僕は疾走するグエルくんに飛びかかると、バイクの後ろに乗り込んだ。

「はぁ!?ちょ、お前!!!」

「グエルくん!」

「あぁ!?」

 隠キャである前に芸人であれ。

 誰かの言葉(すっとぼけ)だ。

「・・・・ふっ(アーニャ顔)」

 笑ってやると、グエルくんはバイクを操縦しながら器用に俺を押してきた。

「はぁ!?何の笑いだよ!てかテメェ何乗り込んでんだよ!さっさと降りろ!」

「・・・・!!!」

 大声とかは出せないので、リアクションで攻める僕。僕の外見は転生特典で結構な美形なので、端から見たらグエルくんが悪者だ。やはり美形は正義ぃ!それを察したグエルくんは、しかし停車することはできないのか僕をまるでいないかのように振る舞いだした。

 

 

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「・・・・君。ウザイよ」

 現場にデバガメどころかダイナミックにエントリーしたグエルくん。するとスレッタさんとエランナニガシの空気は微妙なものとなっていて、悲しそうな顔をするスレッタさんを見たグエル・ジェターク(名前はカッコイい)はエラン、エランさん?くん?・・・、とりあえずエラン。エランがグエルくんと口論を始めたので、僕は落ち込むスレッタさんの肩に手を置いた。

 前世でも今世でも恋愛をしたことがない僕だがスレッタさんの今の気持ちは分かる。例えるならツンデレヒロインと初見で衝突した後のようなものなのだろう。ふっ。まだこれからだよスレッタさん(なお、主人公は童貞である)。

 グエルくんの方を見ると、どうやら決闘するらしい。

 決闘ねぇ・・・・。なら、一枚噛ませてもらおうかな?

 口論の後の捨て台詞を吐こうとするグエルくんの前に割り込み、僕はあらかじめタブレットに打ち込んでいた文字をエランに見せた。

「・・・・ならばこのデュエル。スレッタさんの前にこの僕を倒してからにすると良い?・・・・さっきそこのグエル・ジェタークとそういう話をしたばっかりなんだけど?」

 復唱あざます。そういうことだ。

 このタイミングで決闘に水をさす。最高じゃないか!

「おい!勝手に割り込んできて何言ってんだよ!」

 グエルくんの目が怖い。まぁ、初手パンチ。次に会った時はさっきの無銭乗車だから無理もないか。とりあえず親指を立てておく。

「そのドヤ顔は何だよ!?お前、いい加減ちゃんと喋れよ!」

 ムチャ言うな。こちとら鉄華団でも隠キャが治らなかったコミュ症ぞ?アトラのレッスンすら灰燼に帰した実力者ぞ?なんならクーデリア相手でも上手く喋れないからね?

「・・・・分かった。どうせ同じことだ」

「おい!」

 了承するエラン。どうやら場を白けさせる愚は犯さないタイプらしい。

 

 

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「双方、魂の代償をリーブラに」

「1億円、「ぶふっ」ください・・・・」

 吹き出す金髪。は?一億円だよ?

 

 

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 『第11戦術試験区域』。略してイチイチ(今考えた)。

 月面を模したようなフィールドに、3機のモビルスーツが直立していた。

 ルールは単純。グエルくんVSエラン。それが終わったら待機していた僕VSエランだ(グエルくんとの熱い?協議の末にこうなった)。

「「フィックスリリース!」」

 長ったらしい口上(未だに覚えられていない)の末に、決闘が始まった。

 グエルくんが勇猛果敢に攻めるが、エランはヒラヒラと避けながら距離を離し、持っていた巨大なライフルを放つ。それをグエルくんがなかなかの操縦でかわす。ジレたエランはファンネルを展開。ん?どこかで見たぞ?と思った時にはグエルくんの機体はファンネルによって動けなくされた。

「やめろぉ~!!!」

 グエルくん絶叫。あの人、スレッタさんが来てから人生メチャクチャだね・・・・。

 グエルくんの叫びも虚しく、エランはグエルくんの機体の角を手で折り、決闘を終わらせた。

 エランはそのまま後方腕組み師匠面でグエルくんを頑張れ頑張れしていた僕を見ると、「じゃあ、やろうか」と言った。

 宣誓の合図は無く、エランはすぐに銃を構え、打ってきた。それを避けると連射が続き、ファンネルも飛ばしてきた。ぴょんぴょん飛んでくるファンネルが執拗に追い回してきて、面倒になったので奇策を飛ばしてみた。

 今、僕はトンファーでファンネルに対処している。これでは小さいファンネルを壊すには不利だ。ならばラケットの方を大きくすれば良い。

 エランの視界から外れる位置に隠れた僕は、腕を月面ステージに突き刺し、地面を畳返しのようにして割り砕いた。辺り一帯の地面ごと抱え上げた僕は、その大岩でエランを殴りつけた。

 

 

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 右腕が動かなくなった(笑)

 

 

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 厄災戦のガンダムも問題視された(笑)

 

 

 

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