ではお楽しみ下さい。
余は大魔王バーン。
かつて魔界の神と恐れられた魔の支配者それが余だ。
愚かにも神々は、人間が脆弱だからの理由で太陽の恩恵を与え、あろうことが神々は脆弱な人間に地上を与えてその前に存在していた我等魔族と竜を『野蛮な』として
────神々が憎い!!!
我等を冷遇し地上の人間共にのみ平穏を与えた奴らの愚挙が許せぬっ!!!
ならば余が大地と言う蓋を破壊し、新たなる神となるのみ!!!
それこそが愚かな神が冒した愚行を償う唯一無二の方法なり!!!
そう思い数千年の長き時に渡り入念たる準備をし、大地を吹き飛ばさんとした。
吹き飛ばした後に天界に攻め込み、神々を殺し世界をこの手に収める・・・それが余の望みであった。
だが、余は数千年に及ぶ大願を成就する事なく勇者ダイとその仲間に敗れ去り、命を落とした。
大願成就といかなかった事に思う事はあるが、力を持ってダイに敗れた事には何も言う事は無いし、そもそも余にその資格はない。
力ほど純粋で単純で美しい法律は無く、弱肉強食、力こそが全てを司る真理と考えている以上それを超える力を持って打ち破れた以上納得する他ない。
───それで終いであったらどれ程楽であったか。────────────────────────
───聖地マリージョアが何者かによって襲撃された。
その大ニュースは世界政府が隠蔽する間もなく世に放たれ、あっという間に拡散された。
その何者かは
世間はこのビックニュースに大いに沸き立った。
忌々しい天竜人が住むマリージョアが攻撃され、これまた忌々しい天竜人とその犬が殺されてのだ。喜んで当然だ。
・・・それが表向きに用意された偽の情報だと知らずに。
ところ変わって聖地にある天竜人が頂点達が住まう城。
──パンゲア城内「権力の間」にて。
五老星達が顔を歪めせとある議題に頭を悩ませていた。
「任務に失敗し、機密情報を漏らしてしまったが故に処刑する筈だった
五老星の一人が頭を抱えながらそう言葉をこぼす。
「・・・CP0エージェントを下し、聖地マリージョアから逃げ出したのが
そう言いながらもう一人が一つの写真に視線を向ける。
「
「元からずば抜けて天才的であった彼が奴等や敗れた上に懐柔された元CP0の女から技術や知識を手にすれば・・・」
そこまで言った五老星の一人は口を閉じ、全員が天を仰いだ。
「今世間を騒がせている大海賊等程では無いだろうが、無視できん大いなる脅威となろう」
一人が写真を手に取り、そこに映る一人の男を眺める。
「元から天竜人のあり方を嫌い、憎んですらいた彼にとって天竜人の中でも欲深かった両親が不倶戴天の敵であり、何より自分自身が天竜人の血筋であった事が耐えられなかったのだろうな」
「今はまだ様子を見るしかあるまい。彼──バーンが行動を起こした後にその首に懸賞金を懸けるかどうかはその時に改めて決めようではないか」
その言葉を最後に五老星達はこの話題に付いての議論を終え、世界の均衡を保たんと責務と職務を全うするのだった。
尚次話からは原作開始35年前から始まります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
────────────────────────
以下蛇足。
・バーン
ONE PIECE世界に転生してしまった大魔王バーン本人。
20歳になった時に聖地マリージョアでお掃除(物理)した後自分のを慕う者達を連れて無人島に数年間籠り、ありとあらゆる知識と武術を高め擬似的な
・奴隷達
LEVEL6クラスのヤバい方々&産まれ出自が特殊な方々。
大罪人、生まれが特殊と言う事でモルモットや遊具としてただ死を待つだけだったのをバーン様に拾わた。
マリージョアに居る時はある程度しかバーン様が求めなかった為全て教えなかったが、脱出後は全員自らが知る限りの知識や技術を授け、バーン様を鍛え上げた。
尚全員バーン様が船出する前には元海賊は全員死亡済みで、それ以外は無人島で安らかに暮らしている。
・時系列。
本作開始時は原作の70年前を想定している。
バーン様は20年前でも80〜90歳の高齢者となってしまうが、原作開始35年程前にモドモドの実の覚醒者した能力者に側近の元CP0の女性共々ロジャーや白ひげ、ガープ等実力者達の前で時を巻き戻され15歳となってしまう。