ではお楽しみ下さい。
───海軍本部「海軍元帥執務室」
「どう言う事だコングさん!火の国にバスターコールをかけるかも知れないだとッ!!」
そう激高するのは後の海軍の英雄───モンキー・D・ガープ、異名はゲンコツのガープ。
「落ち着けガープ。まだ決まった訳では無い・・・それに今火の国にバスターコールを仕掛けたら、我ら海軍が存続不可能な大打撃を受けかねない」
そうガープを押さえるは彼の同期で後の海軍元帥仏のセンゴク。
センゴクはガープが持っている煎餅袋から煎餅を一枚貰い、何かを思い出しながら話し出す。
「もし仮に我々がバスターコールを実行した場合相手にするのは大魔王バーンやかの伝説『白死神』ミスト、最悪ロジャーやニューゲートが火の国側に付きかねない────更に」
センゴクはそう言うと徐ろに懐から三枚の写真を取り出す。
「・・・・
その写真を一目見て、コングがため息を吐きながら呟き、ガープから煎餅を貰ってそれを口に運ぶ。
「コイツ等はバーンやミストと同じくらいに強い。直接殺り合った事は無いが、見れば分かる。・・・もしバスターコールを実行する場合物量と俺達で一気に攻めなければ、我々が敗北するだろうが、勝てる可能性も十分ある」
センゴクが煎餅を食べながら机に置いた写真を見てそう独り言ちる。
そう彼等は第一線で活躍する、数多の海賊が恐れる歴戦の勇士達だ。
幾ら相手が化け物揃いだとしても彼等達も同じくらいの強者なのだ。
────が、
「気が乗らんし、反対だが・・・
そうガープが火の国を対象としたバスターコールに反対しているのはバスターコールを実行する理由が無いのと───
「
そうセンゴクは頭を押さえる。
思い出すは彼に、
更に船長だった男はかのロックス海賊団に在席し、ゴッドバレー事件を生き抜いた筋が入りの強者だ。
ロックス亡き後彼の意志を継がんと世界政府加盟国を部下を引き連れ襲撃し、そこに居た本部海兵と民間人数人を人質として無人島に連れ去った。
その上で海兵が持っていた電伝虫を使い報告を受けて自分の元に向かっている海軍本部の軍艦と海軍本部へ嫌がらせの連絡をする。
彼の目的は大監獄インペルダウンLEVEL6に幽閉されている元ロックス海賊団所属の海賊達の開放────ロックスの再来だった。
当時はセンゴクやガープ、つると言った強者達はゴッドバレー事件での傷が癒えておらず、動ける強者は本部中将黒腕のゼファーのみと言った現状だった。
その海賊の残忍さを知っている海軍所属の海兵達や世界政府の役人達は海賊の申し出に答えなければならないと誰もが苦虫を噛み潰したよう顔をして押し黙った。
本来ならインペルダウンから囚人を出すなど言語道断だ。ましてや元ロックス海賊団なら尚更。
しかし、その男は先程も言った様にスナスナの実の能力者だ。
その無人島でやった様に加盟国でありとあらゆる水分を向き取らればどれだけの血が流れるか用意に想像出来る。
その男は何ら躊躇すらせず実行するだろう事が容易に想像出来た。
実際そうやって犠牲になった被害者は数知れない。
最終的に世界政府はかの海賊の申し出に従う事になっていただろう。
──その無人島に
偶々その無人島に降り立った
それを受けた
海賊船長は
その様子を電伝虫越しに把握していたゼファーと無理矢理付いて来たガープとセンゴクは部下に更に急ぐ様に命じ、戦闘準備を整えている最中に、
『────
と静かに男の声がこだました。
まだ無人島より遠い軍艦上に居たガープ達から見ても分かりやすく変化が起きた。
木々がいきなり無人島を覆い、あたり一面に緑が生い茂る。
海賊の男が負けじと能力を持って水分を手当たり次第に奪おうとするも一瞬で距離を詰められ『流桜』と覇王色を纏った拳を顔面にくらいかけ、急いで流動回避する・・・それがフェイントだと気付かずに。
『ッ!ゴフ!』
本命の右ストレートを土手っ腹に打ち込まれ血を吐きながら後方へ飛び、部下をけしかけるも全て素手で制圧され海賊は追い詰められる。
『降伏すれば命までは取らぬ・・・それでも降伏せぬなら───地獄を見てもらうぞ』
その問いに対し海賊達は答え代わりに弾丸の雨を
それでも
『
と呟いた。
その後全長50mはあるであろう、腕を千本持った仏像がその場に具現した。
その仏像をよく見れば一つ一つが覇王色、武装色、『流桜』を纏っているのが確認出来て、海賊船長はなまじ実力があるせいでその全てを把握してしまった。
船長は今まで命を奪って来た者達と同じ様に命乞いをしようとしたが、その前に仏像が数多の腕を振りかぶった。
──その後文字通りの地獄が海賊達を襲った。
それを見ていた軍艦上の全ての海兵は驚愕と恐怖を抱く。
その時その仏像はガープ達が居る軍艦に向き、腕を構えた。
巨大な仏像が軍艦に向き、腕を構えた時、その上に居た新兵や歴戦の海兵、ガープ達ですら死を覚悟し、それでも抗わんと戦意を維持していた。
──その時、
『待って下さい!彼等は自分の味方であります!』
人質だった海兵の声が電伝虫から聞えるとそれと同時に仏像の姿は消え、暫くすると木で造られたであろう船がガープ達が乗る軍艦に近づいて来た。
『ハーハッハハ!てっきり敵船だと思ったのでうっかり沈めるところであったわ!いやはや面目ない』
これがガープ達と
一応
当時は一大事になるかと思われたが知らせを聞いた弟の
尚ガープ達海軍が海賊と
「正直あれがこれらを向いた時・・・・生きた心地がしなかった」
そう言ってガープは頭を手で払い、冷や汗を拭う。
「彼が善人だったのが我々にとって唯一の救いか」
そう言葉を区切り、頭を抱えるコング元帥。
「しかし、天竜人が癇癪を起こし、今回の問題へと発展した訳だが・・・本当アイツ等は問題しか起こさんなぁ」
そうバスターコールを起こすかどうか、この話題は木の葉の里に勝手に密航した天竜人が木ノ葉隠れの里の若い女性*1を奴隷にしようとしたが、
「自分勝手な奴等だ・・・
そうセンゴクはごちり、煎餅を食べながら智将として考える。
「・・・頭脳戦を仕掛ければ勝機はあるかも知れんが、奴の弟である
世界政府は
大半の海賊は彼の覇王色の覇気の前に為す術無く崩れ去り、覇王色に耐え抜き残った者達も能力を使ってない
尚その海賊達のアジトを確認して分かった事だが、嘗てその海賊達はゼファーに海賊団を壊滅させられ者達が集まり彼の家族の命を狙っていたらしい。
・・・本命の一団はもうゼファーの妻子が居る島へ向かったと聞いた時はその場に居た全海兵が絶望したが、
それが終わった時を見計らって聞いてみれば、
『・・・ん?あぁ何、今回の件を俺の弟である
そう言って
『この内容が分からなかったので、
そう
それによれば
その場面を思い出しガープは休暇を取って家族と火の国に旅行に行ったゼファーを思い出し、後で絶対怒るだろうなぁと一人ごちる*2。
そんなこんなありながら五老星から直々にバスターコールが取り消されるまで、海軍本部が休まる時は無かった。
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「この分だとバスターコールは起こらんか。ある程度海軍の兵力を削り、潜入してやろうと思った物を」
「・・・だから貴方は卑劣って言われるんですよ、
と彼に言う。
そう言われ肩を落とす
彼は朝っぱらから酒を飲み酔い潰れた兄である
───
そう神の名を関する古代兵器はプルトン、ポセイドン、ウラヌス等3つ以外にも伝承として確認されている。
───約700年前に存在した古代国家が残せし天空の城。
───太古に存在したとされる神を象り、その雷神の名を持った雷霆を司りし超兵器。
───一撃で大陸をも吹き飛す事が出来るとされる超巨大戦艦。
・・・これ等3つがプルトン、ポセイドン、ウラヌス等に並ぶ古代兵器級の過去の遺物。
辛うじて天空の城はおとぎ話として残っては要るものの何故かそれ以外は世界政府を含め、
「・・・貴様がその取っ掛かりを掴んでしまったせいで面倒な事になったぞ『白死神』」
それを見てミストは頭を振って呆れた様にため息をこぼす。
・・・さも有りなん。
そう愚痴をこぼすのならば
「・・・まぁ、その件は良いとして、敢えてバスターコールを起こさせる様に仕向ける必要は無かったでしょうね」
そう今回のバスターコール騒ぎはミストから世界政府の真の狙いを聞いた
それが成功した後はバスターコールを発令させた責任を世界政府に取らせ、聖地マリージョアに潜入する大義名分を手に入れ様としていた。
・・・こうして失敗している*3が、それは飽くまでも案の一つ。
そう思いながら彼は酒を飲みに酒蔵へ足を運び、それにミストも続く。
まぁ、何がともあれ火の国は主が民達の安寧の為に策を練り、新たなる時代に思いを馳せるのだった。
捨て駒の
その後バスターコール騒ぎを始め、五老星に火の国に攻め込む様に訴えに向かった・・・尚本人はこの後行方不明となり、その一家も消えた。
バスターコールが実行されるかもしれ無いと上から指示があったのはその直後であり、ゼファーにはまだ今回の件は伝えられていない。
案の定職務に戻った後に今回の件を聞いたゼファーはガープの懸念通り本当にブチギレた。
勿論
・・・だが実際はバスターコール騒ぎを起こした天竜人一家はイムによって処刑され騒ぎ自体が揉み消された為、もし揉み消されなかったらば
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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以下蛇足。
・原作に登場した古代兵器以外の超兵器の元ネタ
天空の城はそのままラピュタの事。
太古に存在していた雷神の名を持つ超兵器はFate/シリーズのゼウス。
3つ目の超巨大戦艦はまんま鋼鉄の咆哮に登場するヴォルケンクラッツァー。
・ゼウスが元ネタの超兵器の名前は?
ユピテルと言うローマ神話におけるゼウスの名を想定している。
Q.
元ネタは何処で知った?
A.
ユピテルはFGO第二部五章で知って、それ以外は前にネットサーフィンしている時に偶々見つけた奴を持って来ただけ。