【完結】本栖高校吹奏楽サークル   作:小林司

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第1話の前書きで記載した通り、本作はアニメ一期に合わせ、2017年のお話となっています。


※アニメ一期第6話にて、図書室のカレンダーが『11月27日(月)』になっているため。

因みに、それに相当する原作9話では『11月24日(月)』とあり、2008年 2014年 2025年が該当しますが、いづれの年でも『11月24日(月祝)』となるはずなので、個人的には違和感があります……。




 「肉、食うかい?」

 

リンちゃんと各務原(かがみはら)さんがうちでキャンプすることが決まった、翌日の放課後。

 

今日は用事があるらしく可児(かに)は部活を休んでいる。音楽室にいるのは俺一人だけ。

 

一人で演奏中。

 

そんな時、珍しい来客が現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪~。

 

扉が開く。

 

演奏を止め、振り向く。

 

「あ、トラ先輩。ちょっと良いっすか?」

 

大垣(おおがき)さんじゃん。どうしたの?」

 

野外活動サークル 改め 野クル(のくる)部 の部長、大垣 千明(ちあき)。行動力はあるものの、何処(どこ)か抜けている部分があり、時々やらかす人……。

 

大町(おおまち)先生からはそう聞いている。

 

「先輩、その説明酷くないっすか?」

 

「間違ってないと思うけどなぁ。……ってか、俺今声に出してないんだけど? 何で分かったの?」

 

「そんな話に来たんじゃないですよ。ところで、今の曲って何かの映画の曲ですよね?」

 

今演奏していたのは『ハトと少年*1』だ。

 

「確か、結構前の人気映画の挿入歌だな。俺も作品名までは覚えてないけど……*2

 

「格好良いっすね!」

 

「大垣さんも吹いてみる?」

 

「いやいや、遠慮しておきますよ。私、そういう楽器系、てんでダメなもので……。リコーダーとかも」

 

全力で手を左右に振っている。

 

そうなのか。

 

まあ、あまり成績が良さそうには見えないなぁ……。

 

「先輩、私に対するイメージ酷いっすね」

 

「いや、だから。俺口にしてないんだけど! ところで、何の用だっけ?」

 

話が脱線して、目的が分からない。

 

「すいません。実は、相談があるんっすよ」

 

 

 

 

 

 

 

「……なるほど。キャンプ場の下見に行きたいから、バイクで送迎して欲しいと」

 

「はい」

 

どうやら、次の野クル部キャンプ地の下見に行きたいらしい。で、その場所が笛吹(ふえふき)市の南の方にあり、駅から遠いので、送迎を頼みたいとのことだ。

 

「それで、何時(いつ)行くの?」

 

「次の土曜日っす。バイトが休みなので」

 

バイト……?

 

「大垣さん、アルバイトしてるんだ?」

 

「はい。先週から、身延(みのぶ)にある酒屋で。因みに、イヌ子はその隣のセルバってスーパーでバイトしてるっす!」

 

セルバ身延店隣の酒屋……。

 

「川本か。へぇ……あそこね。店長優しい人でしょ?」

 

「先輩、知ってるんですか?」

 

驚いている。まあ、当然か。

 

高校生……つまり、未成年者はお酒が飲めない。酒屋では、お酒以外のものも取り扱っているが、それはスーパーやコンビニで事足りるものが多い。だから、親の付き添い等じゃないと、高校生が酒屋に行くことはない。行かなければ当然、店長がどんな人かなんて知り得ない。

 

「時々お世話になってるからね……。どうしたの?」

 

大垣さんがジト目で俺を見ていた。なんか誤解してる?

 

「あのね。別に酒買いに行ってる訳じゃないよ? だいたい、俺未成年だから売ってくれないし」

 

互いに『売れない』『買えない』から、俺の役割は、木明荘まで持ってきてもらった物の受け取りだ。

 

「そうっすよね。なら、良いです」

 

「って、また話が脱線したな。えっと、下見に行くのは次の土曜日だっけ?」

 

土曜日。リンちゃんたちがキャンプに来る日だ。

 

とはいえ、俺は参加しないから大丈夫。予定はない。

 

あ。バイクが代車だな……。まあ、大丈夫だろう。原付二種の代車に普通の原付を貸すことはないはずだから。

 

「良いよ」

 

「おお! ありがとうございます」

 

バイクのことは、帰ったら確認しておこう。

 

「じゃあ、何時に何処で待ち合わせにしようか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大垣さんと約束をした土曜日がやって来た。

 

朝、出掛ける準備をしていると、電話が鳴りだした。

 

生憎(あいにく)、近くに誰もいないので、受話器を取る。

 

「お電話ありがとうございます。四尾連湖(しびれこ)木明荘キャンプ場です」

 

『あ、予約している鳥羽(とば)と申します』

 

男性らしき高めの声。

 

『今、第二駐車場まで来ました』

 

いや、この声は女性かもしれない。

 

「分かりました。では、今出ていく車はおりませんので、そのままお進みください」

 

『了解です。ありがとうございます』

 

「お待ちしております。では、失礼します」

 

県道409号線の終点にある第二駐車場から、木明荘の前にある第一駐車場までの道は、車のすれ違いが不可能なほど狭い。なので、鉢合わせを防ぐため、来場されるお客様は、第二駐車場に着いた時点で電話をいただくようにしている。

 

そこまで来たのなら、すぐにいらっしゃるはず。待っていよう。

 

 

 

「おはようございます」

 

受付に座っていると、入口から声がした。

 

さっき、電話をしてくれた人だろう。

 

電話口では一瞬、男の人かと思ったが、よくよく考えてみたら、今日の予約は女性二人組が二組だけだ。

 

「予約しています、鳥羽です」

 

鳥羽様……。

 

「はい。では、こちらの用紙に名前と連絡先の記入をお願いします」

 

声だけでなく、見た目も男性っぽい人と、丸メガネに長い黒髪の人。姉妹だと思うけど、女性だって知らなければカップルか夫婦だな。

 

「はい。利用料と駐車料金、確かに頂戴しました」

 

記入してもらった紙とお金を仕舞い、受付から出る。

 

「キャンプサイトへは車が入れません」

 

入口から外を指差す。

 

「あの辺りがサイトです。湖沿いにぐるっと回って行ってください。荷物はそこの荷車をご利用ください」

 

「ありがとうございます」

 

「何かありましたら遠慮なく言ってください。それでは、ごゆっくり……」

 

二人を見送る。

 

しかしまあ、良い天気だ。絶好のキャンプ日和。……少し寒いけどね。

 

「お待たせ。助かったよ」

 

空を見上げ背伸びをしたところで、山県(やまがた)さんが帰ってきたらしく、声が掛かった。

 

「あ、お帰りなさい。予約のお客さま、一組来ましたよ」

 

「ありがとうございます。そういえば、店主はどちらに?」

 

あれ、聞いてないのか?

 

「整備工場です。俺のビーノ、オイル交換の時期なので」

 

今、軽トラに載せて整備工場へ行っている。代車を載せて戻ってくると言っていた。

 

「ああ。そういえば今日でしたね」

 

忘れていただけなのか……。

 

「お待たせ~」

 

「お、噂をすれば」

 

外から、父の声が聞こえてきた。

 

 

 

支度した荷物をリアのボックスへ入れ、そこから説明書を引っ張り出し、一通り確認。普段乗らないバイクだから、運転も慎重にしないと……。

 

なるほど……。ある程度は分かった。後は乗ってみれば分かるだろう。

 

シートに跨がり、エンジンをかける。

 

ヘルメットを被り、グローブを嵌める。

 

さて、出発しますか。

 

 

 

県道409号線を北上する。

 

土曜日だが、普段から交通量の多くない道なので、渋滞知らずでスイスイ走れる。

 

あっという間に市川大門駅に到着。

 

「あ! トラ先輩~!」

 

駅舎の前に大垣さんが立っていた。俺が来たのに気付き、手を振っている。

 

「お待たせ。待った?」

 

「いやいや全然。今日はよろしくお願いします!」

 

テンション高い。リンちゃん曰くいつもこんな感じらしい。

 

だから彼女はこの子が苦手だと言っていた。

 

「あれ、先輩バイクがいつものじゃない……」

 

「ビーノは整備に出してるから、代車だよ」

 

「整備? 何処か調子悪いんすか?」

 

「いや、オイル交換だよ。まあ、乗り慣れないバイクだけど、大垣さんと約束したからね」

 

「マジっすか! わざわざありがとうございます!」

 

そう言って頭を下げる。礼儀正しいみたいだ。

 

「はいヘルメット。それ被ったら、後ろ乗って」

 

「はい!」

 

 

 

笛吹川沿いの国道140号線を東へ走る。

 

「先輩、このバイクは何て名前ですか?」

 

走行中は話し掛けない方が良いと思っているらしく、信号で止まると、大垣さんから声が掛かる。

 

「ヤマハ・トリシティ155だよ」

 

鶏の街(トリシティー)?」

 

「言うと思った」

 

直訳かよ。ってか、半分そのままじゃないか。

 

「格好いいっすね」

 

「ちょっと調べてみたら、今年発売されたばかりのモデル*3だから、恐らく新車だよ」

 

「マジっすか! あたし運が良いって事ですね!」

 

はしゃぐのは構わんけど、大人しく乗っていて欲しい……。

 

「運が良いかは分からんけど……。これ155CCだから、高速も走れるんだよね」

 

「じゃあ、帰りは高速使うんですか?」

 

「そうなると、大垣さん乗せれないね。帰りは電車かなぁ?」

 

「マジっすか! 何で?」

 

『一般道での二人乗りは、免許取得後一年以上』だが、『高速道路の場合、先述の条件に加え、二十歳以上』というオマケが付く。*4

 

「法律。二十歳にならなきゃダメなんだよ」

 

「マジですか。法律ってややこしいんですね」

 

うん。複雑でややこしい。

 

だからって守らないと、更にややこしいことになる。

 

違反・罰金・反則点・免停・免許取消・逮捕……。

 

運転免許をとる、ということは、同時に責任も生じる。

 

今日は大垣さんを乗せているから、いつも以上に安全運転をしなければ……。

 

 

 

えっと。ここを右折だな。

 

ゴルフ場の中を縫うように走る。ここを抜ければもうすぐのはずだ。

 

「お、見えてきたよ」

 

目的のキャンプ場が見えた。

 

「おお!」

 

「はい。到着」

 

バイクを止め、サイドブレーキをかける。

 

「ありがとうございます」

 

バイクを降りた途端、お礼を言われ、少し驚く。

 

「いやいや、帰りも乗ってくんでしょ? まだ早いよ」

 

「おっと、そうですね」

 

 

 

 

駐車場にバイクを止め、キャンプ場内を歩いて行く。

 

大垣さんは、キャンプ場に着いた旨を犬山(いぬやま)さんにラインしていたが、仕事中らしく返事はない。

 

「良い感じのところですね!」

 

「ああ。まあ、オートキャンプ場だけあって車が多いな」

 

「車かあ。将来免許とったら車でキャンプに行ってみたいです」

 

車でか。冬は寒さ、夏は暑さ知らずで快適だろうな……。

 

「おおーっ!」

 

しばらく歩いていたら、木々の間から甲府盆地が一望できる場所に出た。

 

「良い眺めだな。ほったらかし温泉の時とは逆から見てる感じだよ」

 

「夜景も綺麗なんだろうな……」

 

大垣さんが感慨深そうに呟く。

 

「次の野クル部キャンプの有力な候補地だなぁ」

 

「だけど大垣さん、バイト始めたんだろ? キャンプするのも良いけど、他のみんなと予定合わせるのも大変じゃないか?」

 

「それなんですよ。あたしもイヌ子もバイト始めたから、今までみたいにぽんぽん予定組めないんっすよね」

 

「身延のセルバだと、結構混雑するからな。休み取るのも中々難しいだろうね」

 

あそこは52号沿いにある。

 

現状、52号は甲府と富士・清水方面とを結ぶ数少ない街道だから通過交通も多く、利用する人も多い。

 

「ですね。それにあたしら高校生は、学校が終わった放課後か、学校が休みの土日祝しか働けないから、貴重な働ける時間を削ってキャンプするんですよね」

 

確かに。

 

学生である以上、勉強が本分だ。

 

あ。勉強、といえば……。

 

「そろそろ期末試験だけど。大垣さん、勉強は大丈夫なのか?」

 

 ドテッ

 

急に話を振ったからか、大垣さんが何もないところでコケた。

 

「そ、そういう先輩こそ、勉強は大丈夫なんですか?」

 

「俺は大丈夫だよ。知ってるか? 俺、試験のクラス順位は常に一桁なんだよ」

 

「なん、だと……!」

 

『トランペットの人』だから、トランペット吹いてばっかで成績は散々だ、と思っていたらしい。酷いなぁ。

 

「自分に対しての戒めで、『成績が下がったら、トランペット没収!』って。だから、勉強は毎日欠かさずやってるよ」

 

特に、下宿生活の頃は、休みの日は勉強漬けだった。あんな壁が薄いところでトランペット吹こうものなら、問答無用で追い出されていただろうから……。そもそも、他にやることなかったし。

 

「マジか。今度勉強教えてもらっても良いっすか?」

 

「構わないけど……お」

 

ふと、一人のキャンパーが目に入る。

 

「かっけぇ……」

 

大垣さんもその人を見ている。

 

「年季の入ったワンポールテントに焚き火台と木製ローチェア……」

 

その人の持ち物は、今大垣さんが呟いた通り。

 

それに加え、スキレットで焼かれている厚切り肉……。

 

テントの脇にはバイクが一台。

 

「肉、旨そう……。スキレット料理って良いなぁ」

 

おいおい。唾を飲み込む音が俺にも聞こえてきたんだが。

 

「あれ……? あの人何処かで……」

 

ローチェアに腰掛けている、帽子のつばで顔が隠れているが、見えている髪や髭からして、初老の男性だろう。

 

俺はその人が、何となく見覚えがある。

 

「うん、何か用かな?」

 

その男性が、俺たちに気づき、顔を上げる。

 

「あ、どうも。お久し振りです……」

 

この顔この声。違いない。

 

「ああ、滝野(たきの)くんじゃないか。久し振りだな」

 

リンちゃんのおじいさん、新城(しんしろ)さんだ。

 

 

 

「なるほど、キャンプの下見か」

 

「はい。この子がここに来たいと言うので、一緒にバイクで来ました」

 

「う、うす!」

 

隣の大垣さんは、いつになく縮こまっているようだ。

 

まあ、学校の先輩が急に、こんな渋いおじいさんと仲良さそうに話していたら、こうなるのは仕方無いだろう。俺とて同じ立場だったらこうなっている。

 

「そうか。因みに、今日トランペットは持っているのかな?」

 

「えっ? ああ。実は今日ビーノを整備に出してまして、代車で来てるんです。トランペットを積めるボックスが付いていないので、今日は持ってきていません」

 

「そうなのか」

 

何処か、寂しそうな顔をした。トランペットが聴きたかったのかな……?

 

「整備というと、調子でも悪いのか?」

 

「あ、いえ。オイル交換です」

 

「そういうことか。ああ、お二人さん」

 

「「はい?」」

 

「肉、食うかい?」

 

竹串に刺した肉が二つ、俺たちの前に差し出される……。

 

 

 

御馳走になってしまった……。

 

何かお礼がしたい。……そうだ。

 

「お肉ありがとうございました。これ、良ければ使ってください」

 

そう言い、先週もらった割引券を差し出す。

 

数日前、リンちゃんと各務原さんの前に出したが、結局うちに来ることになって出番のなかった奴だ。

 

「『むかわキャンプ場』か。良いのかい?」

 

「俺が持っていても使うことはないですから……」

 

「なら貰おうか。ありがとう」

 

「それでは、俺たちは失礼しますね。キャンプ、楽しんでくださいね」

 

「ありがとう。君たちも気を付けて……」

 

「あ、ありがとうございました」

 

新城さんのもとを後にする。

 

大垣さんは、ずっと借りてきた猫だった。

 

 

 

「トラ先輩、あの人は誰なんですか?」

 

キャンプ場内を歩きながら、大垣さんと話す。

 

「新城 (はじめ)さん。リンちゃんのおじいさんだよ」

 

「しまりんのじいさん! マジっすか!」

 

驚いている。全然似てない とか、色々言っている。

 

「前に本栖湖(もとすこ)に行ったときに会ったんだよ。色んなところでキャンプしてるらしいよ」

 

「良いなぁ。あたしもあんな風な余生を過ごしたいぜ……」

 

「余生より期末試験だろ」

 

というか、こんな会話、前にもした記憶あるんだけど。

 

「期末試験もあるし、次のキャンプ、どうすっかな……。いっそ、クリスマスとか、どうでしょうね?」

 

クリスマスか。そういえばもう12月だ。

 

「良いんじゃないか? 野クル部みんなでクリスマスキャンプ」

 

「よし。次はクリスマスにするか! もちろん、先輩も参加しますよね!」

 

俺も? まあ、野クル部の一員だし、当然参加だろう。しかし……。

 

「テント。どうにかしないとなぁ……」

 

「そうっすね。もう一つ買いましょうか……」

 

「お金あるの?」

 

「それ、聞かなくても分かりますよね?」

 

「そういうことか……」

 

 

 

 

 

 

 

最後の方はちょっと重い話になったものの、無事にキャンプ場の下見を終え、市川大門駅に戻ってきた。

 

「トラ先輩。今日はありがとうございました!」

 

そう言って頭を下げる。

 

「こちらこそ。楽しかったしね。お役に立てたのなら良かった」

 

「うす! それじゃあ、また学校で会いましょう!」

 

大垣さんを見送り、俺も帰路につく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 へやキャン△

 

 

 

 

 千明:キャンプ場 到着!

 

 

あおい:どんな感じなん?

 

 千明:けっこう広いぞ!

    キャンプサイトもたくさんある!

 

あおい:下見たのむでー

 

 千明:バッチリだぜ!

 

 千明:というか、終わって市川大門駅まで戻ってきた

 

 千明:キャンプ場でしまりんのじいさんにも会ったぞ

 

あおい:そういえば、志摩さんとなでしこちゃん、買い物に来たで

 

 千明:二人で?

 

あおい:うん

 

あおい:四尾連湖行くんやって

 

 千明:あいつら良く知ってたな。四尾連湖なんて

 

あおい:志摩さんが買った焚き火グリルで、焼肉キャンプやるって

 

 千明:焼肉かぁ

 

 千明:さっき、しまりんのじいさんに、肉御馳走になったぜ!

 

あおい:肉かぁー

 

 千明:肉、にく、niku~!

 

あおい:肉肉うるさいわ

 

 千明:すまん

 

 千明:明日はあたしもバイトだから、また明日な!

 

あおい:ほな明日

 

 

 

 

 

*1
1986年公開の映画 天空の城ラピュタ の挿入歌

*2
作中の2017年より計算して32年前に公開された映画である。因みに、作中だと直近で9月8日にテレビ放送されている。滝野が作品名を知らないのは、単に観ていないだけ。理由はご想像にお任せします……

*3
この155CCモデルは欧州で2016年9月に発売、日本では2017年1月より販売されている。なお、後にリンちゃんが乗る125CCモデルは、日本では2014年9月に発売。

*4
正確には『免許取得後三年以上 かつ 二十歳以上』。滝野の場合、二十歳になった時点で取得後三年を越えるため、説明を省いている。





あおい と千明のやり取りが、下見を終えてからになっているのは、バイクで行き来したため、あおい の バイト終わりよりも先に下見が済んでしまったからです。

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