女神「暇なのでヒト雄をTS異世界転生させますわ!」   作:怪文書製造機withノベリスト

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この文章はノベリストが大部分(0文字)を書きましたわ。
よってこのメンヘラじみたポエムはノベリストの作品ですわ。



リヨナ「楽しみですわ〜!」

わたくし「うぅ〜ん楽しみですわ〜!」

 

わたくしは苦痛と恐怖と絶望を司る女神、名をリヨナと申します。

快楽堕ちと尊厳破壊をこよなく愛する善良で平凡な一般女神ですわ。

勿論リョナも大好きですわ。リストと同じくらい好きですわね。

 

わたくし「それにしても…ふふっ!最高でしたわぁ♡」

 

わたくし今っとっっても嬉しいのですわ!!

なんたってあのリストが!魔術狂いのあのリストが!わたくしの魔術を褒めてくれたんですもの!!

さいっこうですわ!!脳が弾け飛んで天にも昇ってしまいそう!!

そしてあの笑顔!!わたくしに向けた、わたくしの為に感じてくれた、彼女ではなく、わたくしを、そうこのリヨナを!!リヨナを想ってくれた感情!!、わたくしだけが独占できるあの表情!!!

たまりませんでしたわ!!思い出すだけで心臓がスキで弾け飛んでしまいそう!!

あんなえっちな顔見た事がありませんわ!!すけべ陳列罪で逮捕ですわ!!有罪ですわ!!アヘ顔オホ声無様イキ狂い腹ボコ触手姦の刑に処しますわ!!裁判官はわたくし、執行者は勿論わたくしですわ!!!

 

わたくし「まったく、すけべすぎて困ったものですわね………本当に。」

 

でもこの好きを受け取ってくれなかったのは悲しかったですわ。とても、とても。

まあ分かっていた事ではありましたが。

昔からずっと、きっとこれからもそうなのでしょうね。

わたくしは、リヨナは、あなたの中では永遠の二番手。

きっとこの恋が成就する日など訪れないのでしょうから。

 

気付かないと思っていたのかしら

知らないと思っていたのかしら

理解できないと思っていたのかしら

そんな訳あるはずが無いじゃありませんの。

あなた程鈍感じゃあないの、わたくしは。

 

サリア。

 

ノベルティア・サリア。

 

初めてわたくしと会った時に呼んだ名。

死の神、リストの家族、親友、そして想い人。

全て工房の図書館の本に記されていた。何もかも、赤裸々に。

出会い、共に歩んだ軌跡、そして別れ。その中に刻まれた重く、深い恋慕の情。

ふとした時にわたくしを見ながら、されどもわたくしでは無く、彼女へ向けるその情。

決してわたくしには向けてくれない情愛の感情。

その全てを、どう思い、どう考え、どう感じ、どう慕っているのかを。

 

全て、そう全て分かっている、知ってしまっている。

リヨナではサリアの代わりにはなれないこと

あなたの中の1番は永遠にノベルティア・サリアのものなのだと。

 

わたくし「ま、別に構いませんわ、それでも。」

 

別に1番じゃなくても構わない。

あなたが思ってくれるだけで、隣にいてくれるだけで幸せなのだから。

リヨナという存在が、その記憶の片隅に残ってくれるだけでも構わない。

それだけでリヨナという存在は満たされるのだから。

 

生まれて初めて得た感情、あなたへの愛。

ノベルティア・サリアが持っていた感情の残滓。

初めはそうだった。

だが今は違う、これは自分のものだ。

一万年掛けて積み上げてきた、塗り潰してきた。

権能によって生じた本能からではない、自らの手で築いてきた。

この想いがあるからこそ、わたくしはリヨナとして存在できるのだ。

死の神の残滓、神もどきとしてでは無く、一人の女神、リヨナとして。

 

この想いは変わらない、たとえその先に死があろうとも構わない。

彼女との歩み、その歴史、その軌跡を、自らが生きてきた証を、

彼女、ノベルティア・リストの中に一つでも多く、深く刻みつけることこそが

わたくし、リヨナの幸せであり、望みであり、存在意義なのだから。

 

わたくし「だからこそ、今回の催しは、きっと素晴らしいものになりますわ。」

 

異世界転生、今回の催しはきっと素晴らしいものになるでしょう。

なんたってわたくしの、リヨナとしての、この存在としての、最期の作品なのですもの。

わたくしの好き、そうこの愛、本能、情欲全てを注ぎ込んだ、今までの生涯の集大成。

愚かな神もどきと、あなたを愛した哀れな女の共同作品。

さぞ悍ましく、凄惨なものとなることでしょう。

さぞ滑稽で、無様な演目となることでしょう。

この喜劇は、あなたの脳裏に深く、深く、何処までも深く

決して忘れる事が出来ない記憶として刻み込まれるでしょう。

たとえ幕が閉じ、ノベルティア・サリアと再会しても、その存在によって、塗り潰されずに。

わたくしという、愚かで哀れな道化の存在は、未来永劫あなたの中で生き続ける。

わたくしという存在にとって、これに勝る幸福は存在しえませんわ。

 

わたくし「えぇ、きっと、喜んでくれますわ。」

 

嗚呼、待ち遠しいですわ…

あなたを想うとこんなにも幸せな気持ちになる。

 

わたくしの身体が情愛の猛火で焼き焦がされる。

わたくしの脳が歓喜の雷鳴で打ち痺れる。

わたくしの心が愛情の海嘯で渦巻き満たされる。

わたくしの魂が悦びの慟哭で打ち震える。

 

わたくしの想いをこんなにも募らせてくれたのですから

責任を持って、わたくしの生涯、この全てを、余す所なく、最期の一欠片まで、

受け取って貰わなくてはいけませんわね。

 

それがわたくし、リヨナの悲願、たった一つの願いなのですから。

 

 

 

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[約10000年前] 高域、僻地にて 名無し

 

何処までも続く空

何処までも広がる荒野

何も無い、空虚な空間。

 

ここで私は生きている。

 

いつ生まれたのか

何の為に存在しているのかもわからない。

 

やることといえば、

飢えを満たし、

外界へ赴き、破壊し、殺す。

 

何かが満たされるような感覚はあるが、それは一瞬だけ。

虚しくなり、またこの空間に戻ってくる。

 

そんな日々の繰り返し。

恐らくは、これからもこの日常は続いていくのだろう。

 

何かが近づいてくる感覚、ふと空を見上げる。

私と同種の存在、初めて見る存在だ。

敵意は感じない。興味を持ち、観察してみる。

 

リスト「……『   』…やっと、会えましたね…」

 

その存在が私の身体を覆う。咄嗟のことで対応が出来ない。

その瞬間、心臓が跳ね上がる。

心拍数が上がっていき、身体が火照る。

わからない、初めてのことだ。

 

リスト「無事でよかった……本当に」

 

その存在の声が耳を打つ。

脳を何かが駆け巡る、熱い何かが満ちてくる

思考が上手く回らなくなる。わからない。

 

リスト「…なんで、なんで私のことを置いていったんですか、本当に、寂しかったんですよ?」

 

その存在の言葉を聞く、

何か強迫的な衝動が身を苛む

その衝動に身を委ね、私は生まれて初めて喋るという行為をする。

 

  「……わ、からな……い」

 

リスト「えっ……?」

 

その存在の顔が歪む

何故か胸が締め上げられるような感覚に陥る

苦しい、辛い、だが、言わなければならない。

 

  「わか…らない」

 

リスト「………あなたの名前、分かりますか?」

 

   「わから、ない」

 

回された腕に力がこもる。

言いたくない、だが言わなければ。

 

リスト「……私のこと、覚えていますか?」

 

   「…わからない」

 

強く抱きしめられる、とても力強く。

息苦しくはあったが、そこに不快感はなかった。

 

何かが満たされるような、そんな感覚があった。

 

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