信州へは、いつも秋に行く事にしている。
今回は、信越本線経由の特急「あさま」に乗って善光寺と野尻湖へ行くことにした。
この日、高山は上野駅で札沼と友人と一緒に午前11時のL特急「あさま11号」に乗って長野へ行くことにした。
「久しぶりに会うな、高山。」
「ええ。」
「今公安隊だってな。」
「おう。」
そして、虹ヶ咲の彼方とかすみと璃奈と妹の遥も特急「あさま」に乗っていた。
「信州へ行くには、「あずさ」もいいけど「あさま」もいいわね。」
「本当、かすみんもワクワクして来たわよ。」
プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルーッ
と、発車ベルが鳴った。
ファーン!
と、警笛を鳴らし、特急「あさま11号」は発車した。
L特急「あさま」は信越本線の代表する特急で、ヘッドマークのイラストには群馬県と長野県の境にある浅間山にちなんで「あさま」と名付けている、高山と彼方達が乗ったL特急「あさま11号」は11時00分に上野を発車し、高崎線を経由して信越本線に入る、途中停車駅は大宮、深谷、高崎、横川、軽井沢、小諸、上田、戸倉、長野、黒姫、妙高高原、荒井、高田、終着直江津へは15時02分に到着する。
「久しぶりの再開だな。」
「ええ。」
と、高山達はビールで乾杯した。
そこへ、彼方が高山と札沼に声を掛けた。
「あら、あなた達もこの列車に乗って何処かへ行くんですか。」
「ええ、俺たちは2泊3日で善光寺と野尻湖へ行くんです。」
「そう言うあなたは。」
札沼は彼方に言った。
「実は、私は1泊2日で妙高高原へ行くんです。」
「なるほど、新潟県の方ですね。」
「はい。」
「ええ、今回は果林ちゃんが妙高に入るからそこへ行くんです。」
「なるほど、それで特急「あさま」に乗っているのか。」
特急「あさま」は高崎線を通り抜けて、信越本線へ入った。
一方、東京の有栖川公園で殺人事件が起きていたのだ。
「被害者は、花沢不動産の営業マン、広尾一平さん27歳です。」
「それで、死因は。」
「死因は、通り魔ではないかと。」
「なるほど、犯人は通り魔の可能性があるって事か。」
「はい。」
警視庁では、通り魔の犯行とみて捜査をしている。
公安特捜班
「この刺殺された広尾は、通り魔に刺して逃げたんじゃないでしょうか。」
「おう、犯人は背後から広尾を刺して逃走したって事か。」
「ええ。」
「なるほど、凶器はナイフって事か。」
「ええ。」
「犯人は個人的に恨みを持っていたって事は。」
「それも、考えられるな。」
と、高杉は言った。
そして、犯人が使ったトリックとは?